学年・専門部
人と自然科 全国産業教育フェア 全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場しました
10月26日(土)栃木県ライトキューブ宇都宮で、第34回全国産業教育フェア栃木大会 第23回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに、本校人と自然科の生徒2名が兵庫県の代表として出場しました。会場には校長先生も応援に駆けつけてくれました。
毎年開催されている全国高校生フラワーアレンジメントコンテストは、フラワーデザインに関する知識と技術を活用し、自らの考えを表現する力や創造性・芸術性を互いに高め合い、新たな未来を切り拓く職業人としての資質を育むことを目的としています。指定された花材・資材・花器を使用し、テーマに基づいて作品を制作し完成させるというもので、とても難易度の高い技術が必要とされます。
今年度は農業クラブフラワーアレンジメント班に所属し日々技術を習得している2年生の生徒2名が兵庫県の代表選手に選ばれました。今回出場した選手は春に開催されたもう一つの全国大会、第19回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストでも入賞した生徒です。
第19回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて銀賞・銅賞・奨励賞受賞しました・・に関する記事はこちら
選手に選ばれた後、生徒は大会での入賞を目指し、顧問の先生や「ひょうごの達人」事業を活用してきていただいている講師の先生の指導を受け、練習を重ねてきました。
事前に発表された今年のテーマは「 Imagination」
使用する花材は八重ユリ、バラ 、キンギョソウ、カーネーション 、スプレーマム、グロリオサ、ヒペリカム、ウンリュウヤナギ、レザーファン、ユーカリ、ニューサイランで、多くが栃木県産の花材でした。そして今回の特徴は乾燥させた穂付のムギとシクラメンの葉を作品に取り入れるという、難易度高めの内容でした。
制作時間60分で作品を創り上げます。最後の掃除までが協議に含まれます。日頃の成果を発揮し、納得のいく作品ができたとのことです。
完成された作品はこちらです。
まずはI.Kさんの作品です
作品コンセプト:今地球は温暖化や砂漠化、戦争などにより荒れ果ててしまった土地があります。そんな中でも地球上の素晴らしいものを船に積み込み、大きな穂を風に揺らしながら新しい場所にゆっくり進み、地球が形や場所を変えながら残り続ける未来を想像しました。
次にS.Aさんの作品です
作品コンセプト:多くの経験を積み、多様な人とのかかわりを通して『私』が形成される過程を想像してみました。。私が歩む道をニューサイランで、人生の困難をギザギザに組み立てた麦わらストローで表現しました。そんな中でも自分自身の軸を持ち、生きていく様子を凛と立つ麦や花の茎で表現し、美しく咲く花をその先にある『希望』や『感情』に見立てました。
そしていよいよ、結果発表。
最後まで名前が呼ばれず、今回は入賞を逃してしまいました。残念。でも校長先生から話を聞くと、『どの作品よりも独創的で素晴らしい作品で、絶対入賞していると思える作品だった。自信をもってね』とのことでした。ありがとうございます。
1.2年生の皆さん来年こそは入賞、そして全国制覇を目指して頑張りましょう。そしてこれから入学してくる中学生の皆さん。私たちと一緒にフラワーアレンジメントを学んでみませんか?待っています。
秋季オープンハイスクール
10月26日(土)、雨が心配されましたが、降られずに秋のオープンハイスクールが無事に実施できました。
本校、人と自然科のキャラクター「ヒトッシー」がお迎えする中、400名を超える中学生と保護者の方々がお越しくださりました。ありがとうございました。
今回は、体育館での全体説明会から始まりました。
教頭先生からのご挨拶の後、オーストラリア短期研修の体験をお伝えしました。
総合学科の内容説明では、生徒自身が学んでいることを中学生の皆さんに話させていただきました。
実際に学んでいる生の声を聞いてイメージはできたでしょうか。
その後、中学生の皆さんには体験授業を受けていただきました。興味や関心が深まったり、湧いていれば嬉しいです。
今日のオープンハイスクールの印象はいかがでしたでしょうか。
皆さんの進路の選択肢の参考になっていることを願います。
有高のボランティアの生徒の皆さんも、中学生の対応に積極的に動いてくれていました。
また有高でお会いできるのを楽しみにしております。
人と自然科 第75回日本学校農業クラブ全国大会岩手大会に出場 農業鑑定競技会で優秀賞を受賞しました
10月22日(火)~24日(木)『農業高校の甲子園』『農業高校のインターハイ』と称される、日本学校農業クラブ全国大会令和6年度岩手大会が開催され、本校人と自然科からも意見発表会で県大会、近畿大会ともに最優秀賞を受賞した生徒が近畿ブロックの代表として、農業鑑定競技会で県大会を1位、2位通過した2名の生徒が兵庫県連盟の代表選手として出場し、農業鑑定競技会分野果樹に出場した生徒が見事!優秀賞を受賞しました。県大会・近畿大会の様子については以下のリンクをご覧ください。
第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 前編 (大会1日目)
続 第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 後編 (大会2日目)
第72回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定しました
まずは意見発表会。会場は盛岡駅前にある、いわて県民情報交流センター(アイーナ)です。
22日(火)は開会式とリハーサルです。全国9つのブロック大会を勝ち抜いた代表が集い、生徒実行委員長からあいさつがあり、明日の本番に向けにマイクの音量や高さなどを確認しました。さすがは全国のブロックを勝ち抜いた選手で、リハーサルでレベルの高さがうかがえました。
そしていよいよ23日(水)発表当日を向かえました。この日は早朝6時30分からホテル近くの城跡公園に向かい朝練です。盛岡市内を見下ろしながら最後の練習。ばっちりのタイムで準備万端。会場に乗り込み本番です。
本校生徒は9人中発表順番2番。タイムは6分49秒。(7分を超えると減点となります)想いがこもった悔いのない発表を行うことができました。
ちなみに今回の全国大会で発表、そして県大会で優秀賞を受賞した意見発表は11月3日(土)に郷の音ホール駐車場で開催されます、第50回さんだ農業まつりのステージにて聞くことができます。ぜひお越し下さい。
次に農業鑑定競技会です。会場は岩手県立花巻農業高校体育館です。
大会では校内大会、県大会を勝ち抜いた全国のクラブ員が1000人以上集まります。競技は10の分野に分かれ競技を行います。有馬高校からは分野果樹と分野草花に一人ずつ出場しました。選手以外は立入禁止ということで中の様子が全く見られないので、以下3年前に有馬高校で開催、運営した県大会の様子を参考にご覧下さい。
2年前に有馬高校で開催した、農業クラブ県大会農業鑑定競技会の様子はこちら
競技後2人に手ごたえを聞くと、自己採点は40点満点中20点台後半だったようです。今年から分野が大きく変更したこともあり、初めて学ぶ内容も多く、難易度も高かったようです。
そして日は変わり・・・最終日は、全ての競技に出場した選手、引率職員約4000名が大会式典会場である盛岡市総合アリーナに集結します。
農業高校生の熱気に会場は包まれていますね。岩手県のマスコットキャラクターとも写真を撮りました。校長先生とも合流し、結果報告です。
まずは各都道府県連盟旗の入場です。兵庫県も本年度県連盟事務局の播磨農業校の会長が堂々と入場しました。まるで甲子園ですね。
そして日連会長や文部科学大臣、農林水産大臣の名代の方、そして岩手県知事からあいさつがあり、いよいよ結果発表です。最優秀賞者の名前が呼ばれ、その場にスポットライトが照らされます。
結果は目標であった日本一は逃しましたが、農業鑑定競技会分野果樹に出場した1名が見事優秀賞を受賞することができました。意見発表会に出場した選手に話を聞くと、「悔しいけど本格的に準備、練習が始まった5月から本当に長かった。やっと肩の荷が降りた。全力で発表できたので悔いはない』とのこと。農業鑑定競技会に出場した生徒からも「最優秀賞をとりたかったけどやり切った。今度は後輩がこの舞台で最優秀賞をとってほしい』とのこと。3人とも全国大会の舞台で有馬高校人と自然科の名を轟かせてくれました。ご苦労様でした。
そして最優秀賞者模範発表の後、大会旗が岩手県から次期開催県の山梨県へと引き継がれ、最後はFFJの歌。全国の農業高校生が歌える歌を約4000人の参加者全員で斉唱し、大きな拍手の中大会は幕をとじました。
1.2年生の皆さん、今年の先輩の活躍に負けないように頑張りましょう。そして中学生の皆さん。ぜひ、人と自然科に入学して、農業高校の甲子園で全国優勝を目指してみませんか?
人と自然科に入学してくれるのを、生徒も農場の先生も、みんなで心から待っています。
図書室より ビブリオバトル校内選考会
10月23日(水)の放課後、講義棟にて図書委員会主催による「第2回ビブリオバトル校内選考会」を開催しました。
昨年度から始まった校内選考会。今年度は1年生から3年生まで全学年の6名が出場してくれました。
審査員は観戦に来た生徒全員と先生方です。
6名のバトラーのお勧め本紹介を聞いたのち、一人1票ずつ読みたいと思った本に投票をします。
この校内選考会は、11月24日(日)に甲南大学岡本キャンパスで行われる兵庫県大会への出場権がかかった選考会です。観戦者にとっても、熱き闘いを見届けられる貴重な瞬間。双方の胸が高鳴ります。
早速、図書委員の司会進行に沿って選考会が始まりました!
発表順は厳正なるくじ引きで決定しました。1番バッターの登場です。
緊張しながらも、本のお勧めポイントをプレゼンテーションするトップバッター。はきはきとした口調で観戦者を引き込んでいきます。受験学年にも関わらず、皆に本の魅力を伝えたい、と頑張って出場してくれました。
2番手です。
話し慣れた口調で次々と言葉を紡いでくれた1年生。ぐいぐいと観戦者に迫ってくる勢いと熱き思いが伝わってきました。
3番手は1年生バトラー。
可愛らしい声と魅力的な表現力で、本の世界へと誘います。お勧め本の情景がクリアに浮かんでくるようでした。
4番手です。
どことなくミステリアスで魅力的な雰囲気の1年生。紹介してくれた本によって人生が大きく変化し、皆にも読んでみて欲しいことを落ち着いた口調で語ってくれました。出場することを迷っていましたが、「一歩踏み出したい」と、参加を決意してくれました。
5番手です。
本の紹介と同時に、自分の頑張る姿を見てもらうことで、観戦者に勇気を与えることができたら嬉しい、と出場を申し出てくれた3年生です。
そして最後のバトラー。
観戦者から「声がステキです」との感想をいただいたほど、魅惑的な声と語りをした昨年度の学校代表覇者。皆が目標とするバトラーです。
6人の発表は無事に終了しました。観戦者との質問時間も笑いあり、感嘆ありの活発なものでした。バトラーの発表は、どれも個性的で素晴らしいものでした。お疲れ様でした。
いよいよ審査結果です。
先生より講評と審査結果発表をしていただきました。
講評にもありましたが、本の魅力を十分に伝えてくれました。また、3学年の生徒の皆さんが参加し、盛り上げくれました。観戦者も多く、「楽しかったです」「どの本も読んでみたいです」「すごかったです」等と感想を話してくれ、有馬高校での校内選考会が定着してきたようで喜ばしいです。
発表することは勇気が必要です。バトラーの勇気と頑張りに、会場からも大きな拍手が起こり、一体感のある良い会となりました。
あの日、あの時を共に過ごしてくれた皆さま、準備と運営を担ってくれた図書委員の皆さん、ありがとうございました。それぞれの胸に、何らかの思いが沸き起こっていることを願います。
校内の覇者は、県大会でも力を出して頑張ってください!
そして、校内選考会は、来年度へと続きます・・・!
家庭科 ふれあい保育 やよい幼稚園
10月24日(木)1・2限、やよい幼稚園の園児の皆さんを有馬高校に招待し、ふれあい保育を行いました。
先ずは、幼稚園バスのお迎え。有馬高校卒業生が担任の先生として頑張っておられます!
清陵会館と格技場に分かれて、園児たちと一緒に歌やゲームを楽しみました。
その後は、いよいよお待ちかねの大温室探索です。
大温室のバナナやレモン、プランターのきれいなお花や畑のパパイヤなどを見学し、今回の交流は終了です。
園児の皆さんに囲まれてお話をしたり、手をつないで移動したりする体験を通じて、子どもとの接し方や気を付ける点など理解を深めることができたのではないでしょうか。
冬休みの交流の機会も楽しみです。
やよい幼稚園の先生方、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
2年選択科目[中国語] 文化体験講座を実施しました
本日(10月24日(木))、神戸東洋医療学院孔子課堂から講師をお招きし、中国文化体験講座を実施しました。
この講座は毎年開かれているもので、普段中国語を学習している生徒が、中国文化を中国語で学んでみようという体験講座です。
今年度は中国結び体験および中国茶紹介がメインでした。
蘇州出身で東洋医学がご専門の先生から中国茶の効用や淹れ方を教わりました。
5種類以上のお茶を試飲しましたが、それぞれ中国大使館から寄贈されたものや中国本土から買い付けたものなど、個人では体験できない貴重なお茶を飲ませていただき、さらにお茶菓子の月餅もふるまっていただきました。
人権講演会
10月23日(水)秋雨が止んだ午後、全校生徒を対象に人権講演会を実施しました。
具志アンデルソン飛雄馬氏を講師にお迎えして、「日本社会を生きる世界人~苦しみの中にもきっと幸せがある~」と題してお話ししていただきました。
事前学習では、今自分が大切にしている言葉について考えると同時に、ある方が大切にしている言葉を聞き、感じたことや気付いたことを話し合っていました。その「ある方の言葉」が、今回お越しくださった具志アンデルソン飛雄馬氏の言葉です。
有馬高校での講演会が1362回目にあたるそうで、多くの人にその存在と言葉が浸透し、生徒たちが人権について考える大切な機会になりました。
ご自身が、いじめや差別を受けてきたという具志氏ですが、実体験を魂に語りかける口調で語り、時にはユーモラスを交えての講演は、大切にしたい思いや言葉が自然と身に染みて入ってくるものでした。
「出会いを大切に」「物事は簡単に実現しない」「完璧な人間はいない」と、忘れがちなことに目を向けて、周りを思いやって生きていく。
現在の社会で出会っている人、これからの社会で出会う周りの人たちを思いやることのできる、人の痛みが分かる有高生に育ってほしいと思います。
「何事にも必ず意味がある」「乗り越えられないことは決して与えられない」「自分を大事にできてはじめて人を大事にできる」「人の痛みが理解できれば最高」
具志アンデルソン飛雄馬氏の言葉です。
あなたの大切な言葉は何ですか。
心に残るご講演をいただき、ありがとうございました。
全校集会
中間考査最終日の10月17日、全校生徒が体育館に集い、全校集会が行われました。
考査後でしたが速やかに移動し、整列。予定より早くに開始することができました。
先ずは、新たに発足した生徒会本部役員の認証式を行いました。
選挙で承認された役員のメンバーです。皆の代表として、生徒会をまとめ、運営していってくれます。皆で協力して、自分たちの知恵と力でより良い学校をつくっていってください。
続いて、全国大会に出場する農業クラブの壮行会がありました。
校内、地区、県、近畿で勝ち残り、全国大会行のキップを手にした仲間たち。堂々とした姿は眩しく映ったのではないでしょうか。
全国大会までの道のりは、正に『努力』の一言に尽きると思います。
決意表明や模範発表も立派でした。
校長先生や生徒会長の激励にもあったように、全国へと羽ばたいて、練習の成果を発揮してきてください。
全国大会出場、おめでとうございます!
そして、各方面で活躍した生徒の表彰伝達も行われました。
それぞれ努力し、力を発揮して勝ち取った成果。誇りにし、今後の人生に生かしていってください。
それぞれに誇れるものは、必ず存在するはずです。
これからも歩みを続けていきましょう!
人と自然科「クラインガルテン」2学期その4 実りに向けて
今回は10月上旬に実施した内容を紹介します。
10月2日は担当野菜の追肥と土寄せを行いました。追肥とは生育途中に施す肥料の
ことです。また、土寄せは株が倒れるのを防ぐために株元に土を集めることです。
言葉だけで伝えることは難しく、圃場に出て実習のポイントを説明します。
この追肥によって、この後の生育が大きく左右されます。みなさん、しっかりと
できましたか?約1時間の実習でした。
10月9日はダイコンの間引きと稲刈り体験をしました。
間引きも2回目、いよいよ残す1本を決めていきます。
残す1本を決めるのはなかなか難しいものです。慎重に良い株を選んでいきます。
間引きを終了して、1年生が田植えをして管理していたイネの収穫(稲刈り)体験です。
有馬高校のイネはもち米(ヤマフクモチ)を栽培しています。
手刈りをすることで、稲わらも今後、有効活用することができます。
怪我を予防するために「順手」に持ち、刈っていきます。
実りの秋が実感できる実習でした。
人と自然科 ひとはく連携セミナー5回目 植物の移動方法について学ぶ
10月4日(金)人と自然科1年生学校設定科目「人と自然」の授業で、今年度第5回目となる「ひとはく連携セミナー」を行いました。
有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から、各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。前回第4回目も太田菜央研究員より、『鳥たちの多彩なコミュニケーション』をテーマに行動動物学について講義をいただきました。
ひとはく連携セミナー4回目 鳥たちの多彩なコミュニケーションについて学ぶ に関する記事はこちら
今年度第5回目となるこの日は『種子散布の生態学』と題して、藤井俊夫研究員より、植物が生息域を広げていく技ついて学びました。皆さんご存じのとおり、植物は固着生活をするものがほとんどで、ウキクサなどの一部を除き一度種子から発芽し定着するとその個体は自分で移動することはできません。そんな植物が他の場所に移動する手段は、果実や種子に工夫して様々な場所に移動していきます。今回は植物の散布体の構造や散布方法について講義いただきました。
前述のとおり、植物は次の世代の子孫を親から離れたところや生育に適している環境に送り出すための様々な工夫をしています。送り出す果実や種子を散布体といい、送り出す仕組みを種子散布と呼びます。
次に種子散布の方法についても学びました。タンポポやイロハカエデのように果実や種子に翼や羽毛を持ち、風に飛ばされやすくなっている『風散布』、ヒメモダマやハスなど川や沼などの淡水、海流などによって種子が運ばれる『水散布』マンサクやホウセンカなど果実が割れるときの勢いを利用するなどして植物自身の力で種子を飛ばす『自動散布』オオオナモミやイノコヅチなど動物などの体に付着して移動する『付着散布』、鳥や哺乳類に果実ごと食べられて種子が運ばれる『動物散布』などなど、様々な方法で植物の種子が運ばれていることも学びました。
さらに果実の分類についても学び、おなじみの被子植物と裸子植物はもちろん、裂開花や閉果、複合果など果実のつくりの細かな違いについても学ぶことができました。そして最後に様々な種子や果実の標本や図鑑や資料も見せてくださり、実際に手にとってみることができました。
ドングリだけの図鑑などマニアックな本もあり、生徒はとても興味を抱いたようです。生徒の感想を見ると、今まで知らなかった方法で植物が生息範囲を広げていることに驚き、さらに植物への関心が高まったとのことでした。藤井俊夫先生、興味深い講義をありがとうございました。
次回第6回目のひとはくセミナーは、衛藤彬史研究員より『未来に残したい農業や農村の持つ魅力』をテーマに、失われつつある日本の農業とその価値について講義をいただく予定です。農業を学んでいる私たちにとって楽しみな内容ですね。