兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
学年・専門部
人と自然科 77回生総合実習「野菜班」始動!
人と自然科では3年生から、より専門的な知識や技術を学ぶために「草花」・「果樹と緑」・
「野菜」と専攻班に分かれて総合実習を行います。
本日(12/8)から専攻班に分かれての実習がスタートしました。野菜班は13名の生徒が
選択しています。
第1回目の実習は来年に向けての土壌管理です。この時期の管理によって次年度の
野菜の出来栄えは大きく左右されます。今回は土壌pHを矯正することと消毒すること
を目的として石灰を散布しました。
2年間、同じクラスで学んでいるので協力体制もバッチリです。あっという間に予定
していた実習は終了しました。現3年生の登校も残すところ、あと1ケ月となりました。
これから、有馬高校の農場の中心は77回生の出番です。今後もブログで実習について
報告します。1年間の成長をお楽しみにしてください。
図書室より クリスマス会
12月7日、期末考査最終日の放課後、図書委員会主催によるクリスマス会を図書室で行いました。
後期図書委員のイベント企画係が中心となって、準備や当日の進行を担ってくれました。
準備は放課後に率先して集まり、パワーポイントやプログラム作成、手順の確認、買い出しなどに時間を割いてくれました。
「何人ぐらい来るかな…」とちょっぴり集まり具合を心配していた図書委員ですが、開始時間前から待ってくれる人もいて、図書室はどんどん賑わっていきました。
50人近くの生徒の皆さんと共にクリスマス会がスタートです
先ず、オープニング・ゲストとして、全国高校ビブリオバトル兵庫県大会で準優勝に輝いた生徒に『アルジャーノンに花束を』のプレゼンテーションを披露してもらいました。さすが準優勝者。初めてビブリオバトルを聞いた生徒さんも居り、その話術に聞き入っていました。オープニング・ゲストさん、ありがとうございました!
続いて『イントロクイズ』『私はだ~れだ』と、クイズを楽しみました。小説が原作となった映画の主題歌の題名を当てたり、顔写真を見て小説家の名前を3択の中から答えるなど、皆で同じ時間を共有しながら楽しいひと時を持ちました。
クイズに正解すると歓声が沸き起こり喜ぶ生徒たち。
お茶とお菓子を食べながら雰囲気を楽しむ生徒など、思い思いにクリスマス会を満喫していたようです。
最後は図書委員が選んだ題材の朗読がありました。だんだんと落ち着いた雰囲気になり、朗読に聞き入っていました。
そして、図書委員長による締めの挨拶でクリスマス会は無事に終了しました。
参加者のアンケートでは、初めて図書室に来た、会に参加してみてよかった、また今回のようなイベントをして欲しい、楽しかった、という意見がありました。
参加してくださった生徒の皆さんも、図書委員も楽しめたようでよかったですね。これを機に図書室にも足を運んでくださいね。そして、会を取りまとめてくれた図書委員の協力に感謝です。
皆さんにとって、楽しく温かい思い出となれば幸いです。
人と自然科 ひとはく連携セミナー 論文って面白い! 科学論文の読み方入門講座
11月24日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第7回目となるひとはく連携セミナーが実施されました。
人と自然科は県立人と自然の博物館と連携協定を結んでおり『人と自然』の授業で年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。
前回のひとはく連携セミナー 第6回 未来に残したい農業や農村の持つ魅力 に関する記事はこちら
7回目となる今回は『論文って面白い ~科学論文の読み方入門講座~』をテーマに、中濱 直之研究員より講義をいただきました。
『論文』という言葉を聞くと、大学の先生や博物館の研究員が投稿する・・・など、難しそうなイメージがあるかもしれません。意味としてはある事柄について論理的に述べた文章、もしくは研究結果を発表する文章のことを言います。これらを公に発表するには、『査読』という論文としての重要性、科学的な信頼性を総合的に判断・審査してもらう必要があります。雑誌によっては90%以上掲載拒否となる場合もあるそうです。
しかし意外と身近な存在で、無料で見られるサイトもあり、私たちも気軽に検索、閲覧できるとのこと。今回は実際に自分のタブレットで検索してみました。主なサイトとしてJ-STAGEやGoogle scholarがおすすめだそうです。
論文の構成はタイトルから始まり、要旨・抄録で論文の概観が述べられています。そして導入、材料および方法、結果、考察、図表、引用文献で構成されています。
読むコツとしては最初から全部読むとわからなくなるので、まずタイトルと要旨、図、表を見て論文のおおまかな内容をつかみます。そして初心者には『総説』がおすすめでこれまでの研究分野のまとめや今後の展望が書かれています。
皆さんいかがですか?少しは身近に感じる存在になりましたか。生徒の感想を読むと、実際に自宅でも論文検索を行い、興味関心が広がった生徒も複数いたとのこと。人と自然科では3年生になったら『課題研究』という科目があり、自分で興味関心があるテーマ(課題)を設定し、計画、実施・研究、まとめ・反省・評価を自分で行う大学生の卒業論文のような授業があります。
今回学んだ論文の読み方はこの授業で活かされそうですね。中濱先生、興味深い講義をありがとうございました。
次回ひとはくセミナーは最終回、加藤 茂弘研究員より『六甲山地と三田盆地の地形・地質と人との関わり』をテーマに講義いただく予定です。
日本文化(フィールドワーク)
10/25,11/1と日本文化の授業で地域の歴史的建造物をめぐるフィールドワークを行いました。
日頃何気なく通っている町中にも歴史の重みを感じさせてくれるものがあります。
通りがかった三田ほんまち交流館の方にも伝統的建造物の説明をしていただいたり、事前学習以外の知識を得ることができました。
途中、私たちの有馬高校の前身でもある三田高等女学校の碑の前で、先輩方の学生生活に思いを馳せながら、フィールドワークを終えました。これらの学びを今後の授業に活かしたいと思います。
ARIMA探究Ⅰ 中間発表会
11月27日(月)5・6時間目にARIMA探究Ⅰ(総合的な探究の時間)の中間発表会を行いました。
ARIMA探究Ⅰでは、自らが解決したい社会課題をもとに「共生社会」「グローカル」「生活デザイン」「サイエンス」の4つのコースに分かれて活動しています。
それぞれが設定したテーマや問いに沿って、文献調査やアンケート、実験の実施などを通して情報収集を行い、それらを分析し、Googleスライドにまとめました。
本日は、調査結果を中間発表として発表しました。
質疑応答や担当教員からのアドバイス、他者の発表を聞きながら質問を考えることで、自らの思考を深めていきました。
「共生社会」の中間発表の様子
「グローカル」の中間発表の様子
「生活デザイン」の中間発表の様子
また、「サイエンス」のコースでは、関西学院大学 生命環境学部 藤 博幸 教授にお越しいただき、ご講評をいただきました。
「サイエンス」のコースでは、10グループの発表があり、それぞれのグループの発表後に質問や今後の探究活動のアドバイスをいただきました。
生徒たちが真剣に話を聞いている様子が印象的でした。
藤先生、ありがとうございました。
さて、今回の発表はまだあくまで「中間」発表です。最終発表は来年7月です。
今回の中間発表での気づきや学びをこれからの探究活動につなげていきましょう。
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