学年・専門部
家庭科 ふれあい保育 やよい幼稚園
6月26日(木)1・2限、家庭科では、2年次生の「保育基礎」の時間に、やよい幼稚園の園児の皆さんを有馬高校に招待し、ふれあい保育体験を行いました。
やよい幼稚園では、有馬高校出身の卒業生が教員として活躍しておられます。
あいにくの雨で大温室へのお散歩は中止となりましたが、清陵会館研修室で歌やゲームを楽しみました。
園児の皆さんとの交流を通じて、「保育」について実践的に学ぶことができました。
園バスのお見送りでは、正門を出るまでずーっと手を振ってくれる園児の姿に感動
「保育者になる!」という思いが更に強くなったのではないでしょうか。
やよい幼稚園の先生方、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
人と自然科「クラインガルテン」収穫!
「クラインガルテン」の夏野菜も収穫!がやってきました。
収穫と並行して枝の管理や鳥害対策も欠かすことのできない管理
です。
本日は受講生の方と一緒に、実習サポートしている生徒で収穫記念の撮影です
(撮影はクラインガルテンメンバーの写真部部長・副部長の協力です)。
それぞれ、担当区域で採れたナスやピーマン、クウシンサイをもっています。
今年は今のところ、病害虫や鳥獣被害もなく順調です。
また、今年は昨年度の生徒の意見から2年振りにブドウ栽培も行っています
(今まで紹介できていませんでした・・・。)今回は、「房の形を良くする」
「裂果や脱粒を防止する」を目的とした摘粒を行いました。
今日は非常に蒸し暑い1日でした。皆さん、お疲れさまでした。
人と自然科 2年生 フローラルアート「フェザーリングのマスターに向けて」
フラワーアレンジは緑のテープを使って草花の形をコントロールするテーピングと針金を使って自由に形を変えるワイヤリングの2種類の技を基本として使います。
前回まではごく簡単な「茎や葉の延長」として2種類の技を使っていましたが、今回はワンランク上の「フェザーリング」という技に挑戦しました。
カーネーションを分割し、1輪として独立させることで様々なサイズのカーネーションを再構築できる技ですが、バランスが悪くなったり散らばってしまったりと簡単にはできません。
最初は悪戦苦闘していましたが、何度か練習を繰り返して会得することができました。
まだまだアレンジマスターへの道のりは遠いですが、楽しみながら身に着けていきたいです。
人と自然科 3年生 植物バイオ「目指せ!野生酵母の採種」
バイオテクノロジーの分野として微生物に関する内容ははずすことのできない内容です。
微生物の培養を行うために有馬高校で収獲したジャガイモのうち、
傷のあるものを培地の成分として使用しました。
それを使った培地に校内の植物からどんな微生物が採種できるかを調べる実験を行いました。
うまく酵母菌が採種できれば「有高酵母」で発酵の実験やパン作りができるかもしれません。
人と自然科 3年生 地域自然保護「有馬富士公園の里山について」
有馬富士公園での里山管理について現場で学習を行いました。
最初は目をつぶって風や音を感じ視覚以外の五感で自然を感じる大切さを学びました。
風が吹いていたので葉擦れの音や鳥の鳴き声など様々な自然の音を感じました。
その後、山道に隠されたたおもちゃを探し出すゲームを体験し、
集中してものを見る大切さを学びました。
山に入ってシカやイノシシの痕跡を見つけたり、
野生動物との共生の難しさを目の当たりにしました。
最後に里山管理としてササ刈りを行いました。
暑い日の実習でしたが、たくさんの学びがありました。+
人と自然科 1年生 農業と環境 「田植え実習」
いよいよ三田市内でも5月下旬から田植えがスタートしました。
1年生も恒例の田植え実習を行いましたが、
1回目の田植えは折からの雨によりあえなく中断となりました。
3列ほど植えられた田んぼを見ながらリベンジマッチを期待していました。
2回目はすっかり晴れてむしろ暑いくらいの晴天になりました。
スイートコーンの管理と並行して田植えを終えることができました。
普段使わない「ぬかるみを歩くための筋肉」を使って
すっかりくたくたになっていましたが、無事に今年度の田植えを終えることができました。
秋の収穫が楽しみです。
家庭科 人と自然科「フードデザイン」授業協力
6月2日(月)3・4限人と自然科「フードデザイン」の授業で、辻調理師専門学校より講師の先生に来ていただき、「有馬の野菜を使った西洋料理実習」を開催していただきました。
***MENU***
・茄子のパスタ「給料日前のチーズ」添え
・レタスのクリームスープ
・茄子のチョコレートケーキ
榊先生の楽しい説明と小野先生の手際のよいサポートのお陰で、有馬の野菜を使ったお料理が並びました。
日頃実習で育てている野菜を美味しく食べることや、栄養価を考えて調理することなど、沢山のことを教えていただきました。先生方、ありがとうございました!
また、放課後は、飴細工の実習を行っていただき、3名の生徒が参加し美しい飴の花を製作していました。
つやのある美しい飴細工に仕上げるには、飴の特性を理解することが重要です。時間が経つと溶けてしまうので、乾燥材が入ったケースに入れて大切に持ち帰りました。
製菓にも様々な専門分野があります。興味がある人は、是非さまざまな学校のオープンキャンパスに参加して、進路選択に役立ててください。
「友情共創」有高祭
6月12日(木)、13日(金)の2日間にわたり、本年度の文化祭「有高祭」が開催されました。
両日とも、午前中はステージ発表を全員で鑑賞し、午後は露店・食品バザーや展示などを行いました。
ステージでは、3年生各クラスが、一丸となって力のこもった演劇を披露しました。また、筝曲部は快い音色で、「音楽Ⅱ」選択者は軽快な演奏で、演劇部は迫真の演技で、皆を楽しませてくれました。
2年生は各クラスで露店を出し、皆が汗を流しながら、店の運営に励んでいました。両日とも、長い行列ができる大盛況でした。(写真は、やや落ち着いたときに撮影したものです。)
1年生は、各クラスで展示を行いました。訪れる人が皆で楽しめるよう、創意工夫を凝らしたものでした。
また、文化部(書道部、写真部、美術工芸部、ESS、マンガ・アニメーション部、家庭クラブ、茶華道部、科学部)が日頃の活動の成果を展示の形で発表したほか、図書委員会も映画の上映などを行いました。
有高祭の締めくくりは吹奏楽部の華麗な演奏。
会場中がその世界にひきこまれていました。
閉会式において、ステージ、露店、展示、クラス旗の審査結果が発表されました。
〈ステージ 3年生の演劇〉最優秀賞 3年1組 優秀賞 3年5組
〈露店・食品バザー〉 最優秀賞 2年6組 優秀賞 2年3組
〈クラスでの展示〉 最優秀賞 1年6組 優秀賞 1年4組
〈クラス旗〉 最優秀賞 3年2組 優秀賞 2年4組
梅雨入りが発表された中、心配していた天気も晴天に恵まれ、無事に終わることができました。
防犯対策のため、入場は生徒の保護者・兄弟姉妹の方、卒業生などに限りましたが、多くの方にご来場いただきました。ご多用のなか、足をお運びくださり、ありがとうございました。
人と自然科「クラインガルテン」授業の様子
いよいよ梅雨入りです。農作物、特に水田や露地野菜にとっては、
大切な雨ですが、実習中に降りすぎるのも困ったものです。
6/4はブドウのジベレリン処理2回目に向けての説明です。1回目では「種無し」を
目的として行い、2回目では「肥大化」を目的に行います。
残念ながら時期が少し早く、授業内ではできず、
6/6の放課後に実施ました。
圃場では、つるなしインゲンの収穫開始です。
種まきから約40~50日で収穫することができます。
6/11はあいにくの雨で、雨合羽を着用しての
実習でしたが、多くのインゲンを収穫することができました。
いい笑顔です。いつも素敵な笑顔ありがとう。
ピーマンやナス、シシトウも大きくなってきています。
これからの収穫が楽しみですね。
第2回ひとはく連携セミナー「未来に残したい農業や農村の魅力」
5月30日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第2回目となるひとはく連携セミナーが実施されました。
有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。前回第1回目も『兵庫県のいろいろな生き物』をテーマに講義していただきました。
第2回目となる今回は『未来に残したい農業や農村の持つ魅力』をテーマに、衛藤彬史 研究員より講義をいただきました。
まずは、2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録された和食から見る、大豆生産の今について説明いただきました。日本人食文化を考えるうえで味噌や醤油などの使用される大豆は和食の要です。しかし、国内自給率は約20%で、ほとんどを安価に購入できるアメリカやカナダ、ブラジルから輸入しています。このまま大豆生産が衰退してしまえば、和食を支える大豆加工品の生産や加工・調理・盛り付けに関する文化も引き継げなくなる可能性が高くなります。
その他にも、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されている日本の文化について学びました。2014年には「和紙」が登録されました。和紙の原料は、コウゾ・ミツマタ・ガンピなどが主に使用されています。その和紙の生産におけるコウゾの国産比率はおそらく5%以下といわれており、文化財の補修に使用する和紙も外国産が使われているのだそうです。(ちなみに絹の国産比率も0.2%以下という状況…。)
このように、日本の大切な文化を支えるための原料生産に関わる文化は絶滅寸前。衛藤先生から、「このままでいいのか?何ができるのか?自分たちで考えてみてください。」とお話がありました。正解がない問いについて考えることは難しいですが、しっかり考え抜いてほしいと思います。
そして多様な農村景観を守る取組みについても学びました。学校での授業でも学んでいますが、近年農業就業人口が減少し、農業は衰退しています。その結果美しい農村景観も失われつつあります。先生からは棚田や傾斜地農業、静岡県伊豆市の水わさび伝統栽培など全国のユニークな取組みを紹介いただきました。
また、先生から『農業はクリエイティブだ』という言葉をいただきました。丹波篠山市のある農家さんでは、ホウレンソウをあえてとう立ちさせ、柔らかい葉を摘んで1枚単位で販売するビジネスを展開されています。また、通常はかがんで収穫する必要がある大納言小豆の栽培中、つる化している個体があることに気付き、この個体を選抜しつる化させ支柱を使用して栽培を行ったそうです。その結果、お年寄りでもかがまずに収穫できるようになったそうです。農業が持つ多様な可能性を感じることができました。
最後に、全国の在来大豆や兵庫県の在来大豆、古代米を見せていただきました。初めて見る大豆ばかりで、大変興味深かったです。
衛藤先生、本当にありがとうございました。