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理探ニュース

高大連携授業(甲南大学 西方教授)を行いました!

 3月15日(金)、理数探究類型の1年生を対象に、今年度最後の高大連携授業を実施しました。
講師を務めて頂いた甲南大学フロンティアサイエンス学部の西方敬人教授から、「幹細胞と再生医療~その現状と今後の展望~」について講義していただきました。

 今まで嘘だと言われていたことが証明され、医療に活用されていることなど、高校の授業ではなかなか学習しない内容などについても教えていただきました。

 講義の途中にも生徒から考えを聞いたり、動画を見せていただいたりして分かりやすくお話していただきました。

 最後に生徒から質問にもお答えいただき、学ぶことの多い授業となりました

高企連携授業(ハリマ化成株式会社)

2月16日(金)6限、理数探究類型1年生を対象に高企連携授業を行いました。

講師を務めて頂いたハリマ化成株式会社の中西研介氏から、「企業における研究および商品開発」について講義していただきました。

研究開発は思うように進まないことが多いが、問題に直面した時に何を考え、どのように対処していくのか、新しいことにチャレンジしていくことの楽しさや、社会に役立つモノづくりができたときの面白さが魅力だと語っておられました。
また、はんだペーストをどのように使うのか実演して見せていただき、代表生徒も実際に体験しました。

電子部品や、両手で収まらないほどの大きなロジンの実物を見せていただき、生徒たちも興味深々な様子で、有意義な授業となりました。

 

課題研究発表会を実施しました♪

2月9日(金)6校時に、課題研究校内発表会を開催しました。

課題研究は、理数探究類型2年生が1年間、週1時間の「探究実践」の授業で取り組んできたものです。身近な疑問や課題について専門教科で学習した知識や技術を活かしながら研究を深め、探究ルームにて発表会を行いました。

各班、持ち時間6分で、スライドを用いて熱心に研究発表をプレゼンテーションしました。
発表後は、熱い質疑応答が行われました。

どのグループの研究もレベルが高く、工夫を凝らした発表でした。
来年課題研究を履修することになる1年生も聴講しました。
また、連携企業の千代田テクノル 細田会長・平田さん、モリサワ 岡さん、本校OBの寺田さんにもお越しいただきました。

≪発表の様子≫

1 (情報) もう廊下を走らない⁉教室で簡単食堂予約サイト

2 (化学) 自作石鹸による汚れの落ち方の研究

3 (化学) 人工鉱物

4 (化学) 牛乳プラスチックの製作の検討

5 (情報) 登校管理システムの作成

6 (数学) グラフ理論の日常への転換

7 (生物) 明石公園のどんぐりの研究

8(物理) 世界一の紙飛行機を目指して

≪全体の様子≫質疑応答では、先生方から積極的に質問があり、大変活発なやりとりの中で進められていました。
千代田テクノル 平田さん、モリサワ 岡さんには、課題研究発表後、研究の難しさや今回の研究を次にどう活かしていくのかなど、温かいお言葉をいただきました。
最後に、九州工業大学の 木村 智志 先生から指導助言を頂きました。
研究の内容だけにとどまらず、データの見方や、論文を書く際の心構えまで、生徒たちのこれからに必要な内容を助言していただきました。

 

 

高企連携授業(株式会社 千代田テクノル)

令和6年1月19日(金)5.6限目に、1年理数探究類型37名を対象に高企連携授業を行いました。
 講師として株式会社千代田テクノルの平田美貴さん、会長であり明石高校OBの細田敏和さんにお越し頂き、「 放射線の基礎と利用 」について講義していただきました。放射線は私たちの生活に非常に身近なものであり、日常的に使っている様々なものに放射線が使われていること。放射線の特性について正しい知識を得てメリットとデメリットを理解し、多角的な視点でとらえることが重要だ、など科学技術に対して自分の考えを持ってもいいんだということをお話ししていただきました。今回の連携授業で生徒たちは、普段の教科学習では触れることがない専門的な話を聞くことができました。
 最後に、生徒から自発的に質問が飛び交い、食べ物に含まれる放射線についての質問や、まだ実用化されていない核融合発電についての質問にもお答えいただき、学ぶことの多い授業となりました。

冬季実験講座

12月22日(金)、2学期の終業式後、理数探究類型の2年生が「人工細胞を作るには~細胞サイズのベシクルを作ろう」のテーマで生物の実験講座を行いました。
平常の授業では学べない、最新の研究内容の実験をたくさんの実験器具を使用し、楽しみながら積極的に取り組んでいました。
  

    

リサーチフェスタ2023に参加しました!!

12月17日(日)、課題研究に取り組む理数探究類型の生徒がリサーチフェスタ2023に参加しました。

リサーチフェスタは甲南大学が主催し、文系・理系を問わず、高校生と大学生、大学院生が自分たちの「研究」「調査」「活動」について発表・議論をするオンラインイベントです。

午前は10分間の発表・質疑応答を2回、午後は10分間の発表・質疑応答を3回行い、審査員や参加者による審査を受けました。自分の発表以外の時間は、面白そうな発表を視聴したり、割り当てられた審査を熱心に行いました。

日頃の取り組みを発信できる場所として、少しでも良い発表にしようと真剣に取り組んでいる姿が印象的でした。他の発表に質問をしたり、自分の発表に対する質問に一生懸命答えたりして、充実した時間を過ごしました。

京都大学学びコーディネーターによる出前授業の実施!!

12月7日(木)の期末考査最終日の考査後、理数探究類型1,2年生を対象に京都大学学びコーディネーターによる出前授業を行いました。
この事業は京都大学が高大接続、高大連携活動の一環として全国的に展開している事業で、大学院生などの若い研究者に講義をしていただけるということで、本校では毎年利用させていただいています。
1年生は「爆発する宇宙」というテーマで理学研究科 博士後期課程大学院生に、2年生は「体内時計の正体に迫る!? 時間生物学入門!」というテーマで理学研究科 博士後期課程大学院生に講義をしていただきました。

普段の授業では扱わない宇宙の話であったり、体内時計の仕組みであったり、ワークなども取り入れながら自分たちの知らない様々な研究が行われていることに触れる良い機会となりました。
生徒たちもとても興味をもち、全体の講義が終わってからも生徒の質問に対応していただき大変有意義な講義となりました。

数学・理科甲子園2023に出場しました!!

 10月28日(土)に甲南大学岡本キャンパスの講堂で開催された数学・理科甲子園2023に理数探究類型の生徒6名(2年生2名、1年生4名)が出場しました。

午前中は予選、午後から本選、決勝が行われました。
予選は個人戦(3名)と団体戦(3名)があり、数学、理科の思考力を問う問題を制限時間内に解いていきます。

本年度は個人戦・団体戦ともに厳しい戦いとなりましたが、最後まであきらめない姿を見せてくれました。

例年より1年生の参加が多かったので、この経験を活かして来年こそ、本選出場を目指してリベンジします!!

令和5年 高企連携授業(株式会社 モリサワ)

 令和5年10月27日(金)5.6限目に、1年理数探究類型37名を対象に高企連携授業を行いました。

 講師として株式会社モリサワの岡繁樹さん、木村卓さん、井上芽久美さんにお越し頂き「フォントをつくるといういう仕事」について講義していただきました。

 スマホの文字や、駅構内の電子掲示板、商品のパッケージやミュージシャンのミュージックビデオなど日常的に何気なく目にしていた、自分たちが初めて聞くフォントの世界に引き込まれていました。

 フォントデザイナーの方に文字がどのように作られていくのか実演して見せていただき、パソコンで一文字一文字手書きで作成されていることに驚いている様子でした。生徒たちも実際に文字のデッサンを体験しながら、一画ずつ線の太さが違ったり、特徴があったりと改めて気づくことがたくさんあったようで、有意義な授業となりました。

100周年記念イベント「校庭の樹木に銘板をつけよう!」

10/13(金)の午後、本校創立100周年を記念して「校庭の樹木に銘板をつけよう!」というイベントを行いました。

昨年度末からこのイベントのために、美術科有志と理数探究類型クラス生物班の生徒が共同で樹木銘板を作成し、準備を進めてきました。当日は、同窓会役員の方や放送部の生徒なども参加し、神戸新聞にも取材していただきました。

初めに、本校OBの担当教員から45年前の卒業アルバム写真との比較をしながら、樹木はずっと学校や生徒を見届け続けているという話や、なぜ今このような形で樹木が存在しているのかなどのエピソードについて話をしてもらいました。

その後、独自作成の位置情報アプリを使用しながら、見事な銘板が校内様々な場所にある樹木に取り付けられました。

次の100年に向けて、樹木は銘板と共に生き続けていきます!!

教育内容/理数探究類型

「理数探究類型」は、「生命科学探究類型」の成果を基盤に高大連携講座、大学施設見学、特別講座等を通して数学・理科に対する興味・関心を高め、生命倫理を含む科学的倫理観の醸成を図るとともに、理科全般に関する実験・観察を通して探究心を育成し、将来理数系分野のリーダーとして社会貢献できる人材を育成します。

  • 1 理科実験・実習、数学演習による探究活動
  • 2 高大連携事業による講義や見学会
  • 3 学校設定科目による大学入試に対応する基礎学力の充実と応用力の伸長

課題研究と指導計画


令和2年度の取り組み

ひょうごスーパーハイスクールのページに記載しています。

令和元年度の取り組み

5月24日(金)講演(甲南大学教授)「理数系で学ぶ」(1年生)

小学校や中学校で理科や数学に興味をもち、本校の理数探究類型を希望して入学してきたとはいえ、入学生はまだまだサイエンスの入り口に入ったところです。そのような生徒にまず高等学校でサイエンスを学ぶに当たっての心構えを説くことは、その後の生徒のサイエンスに向かう姿勢を大きく変えるでしょう。経験豊富な研究者からこのような導きを受けることは、生徒にとって大きな財産になりました。


7月12日 実験講座(3年生)

普段の授業では4人1組の班などで実験することはありますが、生徒全員がすべての実験操作をすることはなかなかありません。理数探究類型では、比較的時間があるときに、少人数で、生徒一人ひとりがすべての実験操作を行うような実験講座を行います。実験ノートのとり方、実験器具の扱い方の基本やコツを身につけることができました。  


物理分野「非線形抵抗の測定」
化学分野「系統分析(金属陽イオンの分離)」
生物分野「減数分裂の観察 ~植物採取から~」


7月22日 神戸大学公開講義(2年生)
 

「生き物同士の助け合いの実態」共生する生物について深く考えることができました。写真(左)は葉緑体を捨てた寄生植物です。
「機能性イオン液体の物質科学」液体のイメージが覆るようなイオン液体を通し、「こんな液体あったらいいな」という自由な発想から始まる化学実験を知りました。


7月26日 実験講座(2年生)
 

化学分野「化学基礎実験」
生物分野「ミクロメーターを使いこなす!」


8月26日(月)模擬授業「薬と毒のはなし」(1年生)

甲南大学フロンティアサイエンス学部に行き、模擬授業を受けました。
ニコチンやアルコールはもちろん、塩や水でさえ濃度や量によっては毒物となります。高血圧の薬は、低血圧の人にとっては毒です。具体的な例を示しながら、分かりやく講義していただきました。その後、施設を見学させていただきました。温度を一定に保った実験室や電子顕微鏡、巨大DNA模型などが印象的でした。


10月25日神戸大学出張講義「社会の狭間にある『高次脳機能障害』を知っていますか?」(1,2年生)

本校視聴覚教室にて、理数探究類型の1年生と2年生に対して講義していただきました。高次脳機能障害をテーマに、大脳の脳機能などについて学び、個人個人の認知や記憶の違い、メカニズムを学ぶことができました。


11月6日(水)~ 探究活動中間発表(2年生)

理数探2年生は個人個人テーマを設定して探究活動を行いました。各自のテーマについて、現在わかっていること、まだわかっていないこと、探究活動の現状と予定などを、模造紙を用いて発表しました。
次年度の2年生は5分野(物理・化学・生物・数学・情報)に分かれてグループ研究を行う予定です。


11月29日(金)理数探究I パワーポイントでプレゼン(1年生)

理数探究は理数探究Iの授業として探究活動を行います。興味のある仕事と『AI』との関わりを調べ、発表しました。自分の将来について考えるとともに、調べること、スライドを作ること、発表することを経験できたと思います。クラスメイトの発表の良いところを吸収して、今後に活かしてほしく思います。


12月12日(木)出前授業「酸化還元反応で読み解く、農業による環境破壊」(2年生)
(京都大学学びコーディネーターによる)

京都大学が高大接続・高大連携活動の一環として、全国的に展開している学びコーディネーター事業に申込み、本校理数探究類型2年生が出前授業を受講しました。
何かを研究・探究するためには幅広い知識が必要であること、そこには数学・物理・化学・生物・地学などのボーダーはないことに気づきました。高校の勉強が将来どう役立つかわからないこと、幅広く勉強することの大切さを感じることができました。


12月25日 実験講座(2年生)
 

化学分野「酸化還元滴定実験」
物理分野「電気回路」


1月17日(金)出張講義(京都教育大)「算額 ~江戸時代の数学~」(1年生)

江戸時代に流行した数学の問題を奉納する「算額」。図形の問題を中心として、簡単そうに見えて一筋縄ではいかない問題が多くありましたが、生徒は真剣に相談しながら挑みました。江戸時代の庶民の数学力の高さと同時に、グローバル化の重要性を知りました。


2月5日(水) 探究活動発表(2年生)

主に2学期から3学期にかけて行った探究活動の成果を、パワーポイントを用いて発表しました。多くの生徒は調べ活動が中心にはなりましたが、中には実験を行った生徒、店舗をまわり商品調査を行った生徒、大学でアンケートを行った生徒などもおり、自分のテーマに関して自信をもって発表できました。
これからは、より専門性を高めていったり、探究する中で気づいた他の分野にも手を広げて学習の幅を広げていったりしてほしく思います。


2月7日(木)ハリマ化成株式会社 研究開発センターによる出張講義「企業における研究および商品開発」(1年生)

松脂から得られるロジンという物質から、いろいろな製品を開発する研究の話を聞くことができました。「化学・科学はおもしろい」「暮らしに役立つ新しいモノを創り出す研究がしたい」という意気込みとともに、企業での研究開発の難しさややりがいが伝わりました。実物のノートパソコンやスマートフォン内部の細かい部分を見せていただいたり、実際に使われている松脂の塊や電子基板、はんだなどの実物に触れさせていただいたりしました。



過去の取り組み


平成30年度の取り組み 
  詳細についてはブログでご覧いただけます。
5月 1年 オープニング講座:甲南大学 甲元先生「理数系で学ぶ」
7月 2年 夏季実験講座:「化学基礎実験」「ミクロメーターを使いこなす!」
2年 神戸大学理学部模擬授業・見学: 河本先生「光と色の科学」
羽生田先生「DNAが語る生物の進化」
8月 1年 甲南大学フロンティアサイエンス学部模擬実験・見学
:鶴岡先生「フレキシブル回路基板の作成」
12月 2年 京都大学 出前講義:田中先生「鳥の足跡から最大級翼竜の体重を推定する」
1・2年 神戸大学 出張講義:石川先生「呼吸のリハビリってなに?」
・2年 冬季実験講座:「酸化還元滴定実験」「重力加速度とエネルギー保存」
1月 1年 京都教育大学 出前講座:大竹先生「一筆書きの数学」
3月 ・1年 講義 ハリマ化成 中西研究員「企業における研究および商品開発について」
・1年講義 甲南大学:西方先生「バイオサイエンスにおける生命倫理」