防災教育出前講座

 12月15日(木)7限、様々な体験活動を通して人命救助や避難所運営等の手法を学ぶ、防災教育出前講座を開催しました。自衛隊、消防署、防災士の会からたくさんの方々に講師としてお越しいただき、救助や避難の現場で役に立つ知識や技術を教えて頂きました。
 1年生は、まず自衛隊の方から、土嚢づくりと土嚢の積み方、土が無いときに水で代替する方法、さらに実際の救助現場で使用する道具の使い方を、また、消防士の方からは、心肺蘇生法と負傷者搬送法(1人法、2人法)を教わりました。
 2年生は、自衛隊の方から、実際に避難所の広さを自分で体験しながら考える避難所開設講義、防災士の方からは、ペーパーパーティション・段ボールベッド・災害時トイレの組み立て方や新聞スリッパの作り方、人命救助や物資搬送の際に役立つロープワークを教わりました。
 3年生は、防災士の方に各HR教室へお越しいただき、災害の際に起こり得るシチュエーションに基づいて、生徒一人ひとりがどのように考えて、どのように行動するかを意見交換するクロスロードゲームを行いました。
 救助の現場や避難所で実際に使われる道具や手法を、自分で組み立てたり実践してみたり、また避難所運営の際に遭遇する様々な問題について考えたりすることで、災害への対応力を高めることができました。また、講師の先生方の実際のご経験に基づいた重みのあるお言葉から、災害の現場の困難をより身近に感じて、自分自身のため、また誰かの命を助けるために自分ができることについて考える、貴重な時間になりました。