国際文化情報学科 活動の記録

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文化交流会

 7月10日(水)の2~4限目に、近隣の大学で勉強されている留学生2名をお招きし、文化交流会を実施しました。国際文化情報学科の1~3年生が図書室へ全員集合し、開会セレモニーが行われました。
 

 英語で司会を進めてくれた2年生。少し緊張しつつも、大変スムーズに進行してくれました。今年はエジプト、中国出身の留学生が来てくださいました。オープニング後、生徒たちは学年をまたいで結成されたグループに分かれ、2名の留学生がおられるそれぞれの教室を順番に訪問していきました。 

 各教室でも2年生が司会進行を務める中で、1年生の班による「日本文化の紹介」と、留学生による「自国文化の紹介」が行われました。 

 まずは1年生の「日本文化の紹介」から。

浴衣に着替えて日本の夏祭りについて紹介するグループや、世界遺産の姫路城や神社でのお参りの仕方について紹介するグループ、兵庫県の郷土料理について紹介するグループなど、それぞれ工夫された内容でした。

 

 一方、留学生の「自国文化の紹介」です。

中国の方は、中国の化粧品「Chinese Cosmetics」について紹介してくださいました。生徒たちとコミュニケーションをとりながら、とても楽しい内容でした。

 

 

 エジプトの方は自国の様々な特徴(ピラミッドやミイラ、食べ物、使われている言語など)を、終始笑顔で分かりやすく話してくださいました。

  にこやかに、ユーモアを交えて答えてくださる留学生の方たちに、生徒たちは魅了されたようすでした。留学生のみなさんは、生徒たちの発表が多岐に渡っていたことや、意欲的に質問をしてきたことに対して感心しておられました。生徒達も、楽しく交流し、いきいきと過ごせていたようで、大変有意義な一日になりました。

 留学生の皆さん、ありがとうございました

「能」を体験! 国際交流のための日本の文化に関する学習会

 本年度のオーストラリア研修に参加する予定の生徒を対象に、5月29日(水)の放課後、剣道場で日本の伝統文化の「能」について学ぶ機会を持ちました。講師は観世流能楽師 シテ方で、国内外でご活躍されている上田顕崇様です。

 まず、姿勢の大切さを学んだあと、有名な「安達ケ原」などのストーリーを紹介していただきました。また、貴重な「面」をご持参いただき、実際につける機会を設けてくださいました。人間の内面を観察し、感情の奥深さを静かに表現する「能」に、生徒たちは興味を持ったようです。

 最後に、「鳴尾」の地名が出てくる「謡」の「高砂」をご指導下さり、皆でできるだけ、おなかから大きな声を出して練習をしました。難しかったようですが、興味深い経験ができました。最後に、お辞儀をして終わりました。

 海外で日本の文化を少しだけでも表現できるようになれるよう、これからも事前研修を行っていく予定です。

<生徒感想より>

・「能」というものは、もともと知っていて、テレビで見たりしたことがありましたが、直接見る機会がなくて、今回が初めてでした。「能」で使うお面の説明やその物語などが面白くて、調べてみたいと思いました。

・ご紹介いただいた4つの面を比べてみると、まったく表情が違い、見る角度によって表情が変わることも面白く感じました。私は実際に、面を付けさせてもらいました。重さがあり、視界がとても狭かったです。本物を間近で学べることは、とても貴重でした。日本の文化をオーストラリアで紹介するために、英語で説明できるようにしたいです。

イングリッシュセミナー2019

2019年度入学式を目前に控えた45日(金)、国際文化情報学科の新1年生を対象にEnglish Seminar 2019を実施しました。目的は、高校での英語学習を効果的にスタートするためです。英語を使った様々なアクティビティに参加しました。

ALTのブライオニー先生とマーセル先生、英語科担当教員ともに準備万端です。

この日行われる暗唱テストのために、合格発表の日から練習を重ね、77個の英文を覚えてきました。テストの前に、ALTの2人の先生による音読練習が行われ、みんな熱心に英文を音読していました。
5つの教室に分かれ、一人ずつ前に出て、6分以内に77個の英文を暗唱します。緊張しつつも、一生懸命に取り組んでいました。テストの後は、辞書の使い方の授業です。英語の授業に必須である、辞書の引き方を集中して学びました。

そのあとは、ALTのブライオニー先生、マーセル先生の自己紹介です。英語の問いかけに、少し恥ずかしがりながらも、しっかりと英語で答えられていました。

最後は、英語で自己紹介のゲームを行いました。誕生日や好きな食べ物について等の質問をし合い、これからの学校生活を共に過ごすクラスメイトのことを知る、よい機会となりました。笑顔で積極的に活動する生徒の皆さんの、これからの更なる成長が本当に楽しみです。

国際理解講演会

本日、国際文化情報学科の1・2年生を対象に、国際理解講演会を実施しました。
JICA青年海外協力隊として、ケニアでボランティア活動をされていた安藤 洋之(あんどう ひろゆき)氏を講師にお招きし、ご講演いただきました。


マサイ族が使う布を身にまとって登壇されました。
スワヒリ語での自己紹介を聞いた生徒たちは興味深々の様子でした。


2年間滞在したケニアでの暮らしを、写真を見せながら分かりやすく紹介していただきました。


勤務先での活動についても、成功談や失敗談を織り交ぜながら、非常に具体的に説明していただきました。


安藤先生が2年間の海外ボランティア活動で得たものを紹介していただきました。
良いことばかりではなく、辛かったこともたくさん話していただいたので、海外で生活することの実態に触れることができました。


これから海外で活躍するであろう生徒たちへ、安藤先生から必要な力を示していただきました。

50分の講演でしたが、生徒たちは最初から最後まで前のめりで集中して聞いていました。留学や海外勤務を考えている生徒たちにとって、自分の将来をかなり細かいところまでイメージできる良い機会になりました。

All English Day

本日は2年生を対象としたAll English Dayが実施されました。
今回は、本校のALTであるブライオニー先生とテニール先生、マーセル先生の3名に加え、県内の高校から3名のALTが来てくれました。
合計6名のALTを中心に、英語によるフリートークやディスカッション等、1年生の時よりさらに高度な英語活動に挑戦し、英語力を磨きました。


まずは図書室で開会式がありました。


続いて、緊張をほぐすための活動=ICE BREAKING ACTIVITYを行いました。
28個の英文が書かれた紙を配布され、それぞれの英文を書いた人物を探すため、ALTやJT(日本人教師)に質問をして回りました。






次のセッションからは、生徒たちは5つの教室に分かれて活動しました。
各教室では、カードを1枚引き、そこに書かれた議題について英語でディスカッションする、というハイレベルな言語活動を行いました。「子どもにとって必要なものは何か?」のような、非常に複雑な議題について議論する場面もありました。




5つの教室での活動が終わった後は図書室に戻って、生徒たちがALTに向けて日本文化を紹介しました。
クイズ形式にしたりと、ALTが楽しめる工夫をしていました。


最後は全員で集合写真を撮りました。

生徒たちのアンケートには、
「1日英語だけを使ったので、英語力が上がったと思う。」
「ALTに自分の英語が伝わってうれしかった。自信がついた。」
「言いたいことが伝わらなくて悔しかった。もっと勉強したい。」
といった前向きなコメントが数多くありました。
この活動を通して、国際的な活躍ができる人材へ向けて、さらに一歩成長できたことだと思います。