兵庫県立鳴尾高等学校 |
国際文化情報学科 活動の記録
「能」を体験! 国際交流のための日本の文化に関する学習会
本年度のオーストラリア研修に参加する予定の生徒を対象に、5月29日(水)の放課後、剣道場で日本の伝統文化の「能」について学ぶ機会を持ちました。講師は観世流能楽師 シテ方で、国内外でご活躍されている上田顕崇様です。
まず、姿勢の大切さを学んだあと、有名な「安達ケ原」などのストーリーを紹介していただきました。また、貴重な「面」をご持参いただき、実際につける機会を設けてくださいました。人間の内面を観察し、感情の奥深さを静かに表現する「能」に、生徒たちは興味を持ったようです。
最後に、「鳴尾」の地名が出てくる「謡」の「高砂」をご指導下さり、皆でできるだけ、おなかから大きな声を出して練習をしました。難しかったようですが、興味深い経験ができました。最後に、お辞儀をして終わりました。
海外で日本の文化を少しだけでも表現できるようになれるよう、これからも事前研修を行っていく予定です。
<生徒感想より>
・「能」というものは、もともと知っていて、テレビで見たりしたことがありましたが、直接見る機会がなくて、今回が初めてでした。「能」で使うお面の説明やその物語などが面白くて、調べてみたいと思いました。
・ご紹介いただいた4つの面を比べてみると、まったく表情が違い、見る角度によって表情が変わることも面白く感じました。私は実際に、面を付けさせてもらいました。重さがあり、視界がとても狭かったです。本物を間近で学べることは、とても貴重でした。日本の文化をオーストラリアで紹介するために、英語で説明できるようにしたいです。