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<SSH>高丘地区小中高連携事業 小学校プログラミング授業
高丘地区小中高連携事業 小学校プログラミング授業
2月9日、16日の二日に分けて、明石市立高丘東小学校、高丘西小学校の6年生のプログラミングの授業に、本校自然科学科1年生が授業のアシスタントとして参加しました。
プログラミング基盤micro:bitを使い、ボタン操作やセンサーによってLEDを制御するプログラミングを学習する授業の中で、本校生は、プログラミングで困っている児童に対して指導、援助をしました。
「小学生と同じ目線で話す」「自分が答えを言うのではなく、ヒントを与えたり、どうしてそうなるのかの原因を教える」「できるだけ堅苦しくならずお兄ちゃん感覚で接する」「わかりにくいところは噛み砕いてなにか身近なものに例えて教える」などと、地域の理数教育を支えていく本校SSH、自然科学科生としての振る舞いには感心させられました。
授業の終盤には、STEAM研修で作成したmicro:bitを使ったプログラミング動画を上映し、授業で使ったものと同じmicro:bitで、複雑な制御やゲームを作れることを紹介しました。プログラミングの実演も行い、短時間で作成された高度なプログラミングに小学生は歓声を上げていました。
<SSH>令和4年度SSH課題研究発表会
令和5年2月7日、令和4年度SSH課題研究発表会を実施しました。
アカデミックルームをメイン会場、リモート会場として物理教室を設定し、新型コロナウイルス感染対策として、分散形式で密を避ける形で行いました。自然科学科1年生だけでなく、本校SSH運営指導委員の先生方、兵庫県教育委員会指導主事様、JST西地区担当主任専門員様、兵庫県理数系学科・コース設置学校長様を聴衆としてお迎えし、自然科学科2年生が行ってきた課題研究の成果を発表しました。
運営指導委員の先生からは、「中間発表より研究がしっかりとすすんでおり、課題研究に意欲的に取り組んだことがうかがえる。」「データのとり方や分析の仕方など、力づくな場面があったものの、1年間の積み上げの成果が出ていた。」という意見があり、さらに、1年生が積極的に質問していた点について、「2年生になってからの探究に期待できる。本質的な質問も多かった。この学校の取り組みの成果が出ている。」との意見をいただきました。
発表テーマ
1.ブルーライトカット眼鏡~ブルーライトを抑制できる眼鏡の特徴~
2.ねじれとせん断張力の関係について
3.自転車の速度と水しぶきの高さについて
4.ダイラタンシー現象の効果を持続させる方法
5.光触媒によるベンゼンの除去
6.アンモニアを消臭する
7.オニヤンマ君は虫よけ効果があるのか
8.濡れている物質の摩擦係数とその変化について
9.溶けにくいチョコレートを作る
10.色の違いによる表面温度の違い
11.酵母の働きを生活に生かす
<SSH>教科横断型授業(生物基礎×保健)
教科横断型授業(生物基礎×保健)
2月3日(金)に、1年5組の授業で、教科横断型授業「生物基礎×保健」を実施しました。授業内容は「骨髄移植」です。
授業後、アンケートを実施しました。
「骨髄バンクをしっていますか?」・・・・・内容も含めて知っている、言葉だけは知っている→97%
「骨髄移植をしっていますか?」・・・・・・内容も含めて知っている、言葉だけは知っている→97%
「献血について」・・・・・・・・・・・・・将来してみたい→76.5%
「末梢血幹細胞移植をしっていますか?」・・内容も含めて知っている、言葉だけは知っている→61.8%
以上のアンケート結果でした。
授業後の「骨髄移植のイメージ」については、
・思ったよりドナーさんの負担が大きいなと思った。ただそれを待っている患者さんも多くいるので末梢血細胞移植が早く発展してほしいと思った。
・骨髄移植は割と身近なもので、患者さんもドナーが見つかったから安心ということではなく拒絶反応が起こってしまうという恐怖も持ち合わせているものだとわかった。
・骨髄移植はドナーの負担も大きいし、骨髄移植を受けてもなくなってしまうことも。
のように、医療技術の進歩と生命(いのち)について考える感想が多々ありました。
また、授業後の感想からは、
・臓器移植などのバンクに入ることに前向きになった。
・骨髄移植だけでなく、献血も進んで行うほうが多くの患者が助かると思いました。骨髄も血液も種類と量が必要だとわかりました。献血は血を抜くため、怖くてしんどいイメージでした。そのためやったことがありませんでしたが、献血にもさまざまな種類があると知り、一度やってみたいと感じました。
・自分も献血をしたいとおもった。
など、同様な意見が多数見られました。
<SSH>第15回サイエンスフェア in 兵庫
第15回サイエンスフェア in 兵庫
1月29日(日)に神戸大学統合研究拠点、兵庫県立大学情報科学キャンパス、甲南大学FIRSTで「第15回サイエンスフェアin兵庫」が開催されました。
本校からは、自然科学科2年生の課題研究6班が発表に、残りの自然科学科2年生と1年生は聴衆として参加しました。3年ぶりとなる現地での開催で、直に発表を聞いてもらう緊張感や、他校生との交流など、Web開催では得られない体験ができました。この発表会の開催に尽力された兵庫「咲いテク(Science&Technology、Sci-Tech)」運営指導委員会の皆様、ありがとうございました。
本校生発表テーマ
口頭発表
「アンモニアを消臭する」「雨天時の自転車通学を快適にする方法」「色の違いによる表面温度の変化」
ポスター発表
「ダイラタンシー現象と溶液の関係」「濡れている時の摩擦係数の変化」「デスロール<ねじれと張力の関係について>」
<SSH>卒業生活用事業
2年 自然科学科「スタートアップ・起業で広がる未来の選択肢」
12月17日(金)に本校卒業生(32回生)株式会社バリューズフュージョン代表取締役CEO 竹内慶太 様に、経済産業省起業家教育プロジェクト「スタートアップ・起業で広がる未来の選択肢」の講話を行っていただきました。
卒業生の活躍を身近に感じることが出来生徒達は講話後質問をする場面も見られました。
高校生にとって、起業という言葉は知っていても実際はどのようなことなのか?など考える機会になりました。現在の問題を解決し新たな創造をすることとで社会課題の解決をすることを学びました。
<SSH>1年自然科学科 地学講義
1年自然科学科特別講義
「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」
12月14日(水)、本校アカデミックルームにて、特別講義「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」を行いました。1年生自然科学科全員が参加し、講師として「産業人OBネット副理事長の板倉範幸先生(本校SSH運営指導委員)」をお迎えし、2時間の講義を行いました。
第1部は、宇宙の基礎知識、宇宙の始まり、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギー、重力波
第2部は、宇宙の解明と科学の歴史、第2次科学革命時代、宇宙の謎に迫る.
途中の休憩時間の質問時間では足りず、講義が終わっても5、6人の生徒が板倉先生を囲み質問していました。生徒同士でも自分の意見を述べ合い、意見交換をしていました。
この講義を聴いて、「宇宙に興味関心が高まりましたか?」というアンケート項目では、91.1%の生徒が「とても高まった」「高まった」と回答してます(講義実施前は、興味が無かったと回答したのは50%)。
講義を受けることで新しいことを知る機会になったと思います。
※下記の画像は、講義を受けて気になった語彙を10個書いてください。という問いに対してテキストマイニングを実施した結果です。
〈SSH〉自然科学科1年生 STEAM研修(立杭焼実習)
11月26日(土) 立杭焼実習 於 丹波篠山市今田 市野伝市窯
立杭焼は、日本六古窯(中世から いまなお生産が続く 6つの窯)の一つです。また、陶器とは「人間が化学変化を自覚して利用した最初のもの」(ゴードン・チャイルド オーストラリアの考古学者)といわれています。この「化学変化」を利用して、芸術的な、あるいは生活に役立つデザインを加えて作品を作る体験をしました。
〈生徒の感想〉
・市野さんが実際に手本を見せてくれて、「こうやるんだ」と頭で理解していても、実際にやってみても上手くいかなくてとても難しかった。やはり、数十年もし続けて培った技術はすごいと思った。市野さんたちが優しく丁寧に教えてくれたので、それなりに形が整ったものができたと思う。焼き上げてからどうなるかが楽しみに思う。
・デジタル化や機械化が進んでいる今、手作りで何かを作るという機会が減っていっている。ましてや、お皿やコップを作るなど、普段できないような貴重な体験で興味深く、楽しめた。焼き上がりがとても楽しみである。
<SSH>文献調査に関する特別講義
文献調査に関する特別講義
10月27日(木)、本校SSH運営指導委員の兵庫医科大学薬学部准教授 木下 淳先生を講師としてお招きし、51回生自然科学科対象に文献調査に関する特別講義が行われました。
課題研究を行う際に必要な文献調査の方法、インターネット上にある情報の信憑性の判断、効率的な検索方法についてや、論文を引用する際の注意事項など、実習を行いながらの講義でした。木下先生が論文を投稿される際に、ご苦労されているお話もあり、これから本格的に課題研究が始まる自然科学科1年生にとって、非常に有用な内容でした。
<SSH>神戸薬科大学へ行ってきました。
11月13日(日)の午後、久しぶりの雨の中、神戸薬科大学の「第6回 神戸薬科大学 実験体験」に生徒8名が参加してきました。
実験の内容は二つで、それぞれ、背景・意義・手順説明ののち、学生さん方に手伝ってもらいながら、実験が進みました。一つは、抗がん剤を「ナノカプセル」に入れ、磁力を用いて、患部に届けるものです。ナノカプセルに抗がん剤を入れる作業や、弱ったがん細胞の観察を行いました。もう一つは、人工抗体を作るための遺伝子操作の基本を体験するものです。PCR(あのPCRです)の装置を使ったり、電気泳動の装置を使ったりしました。
マイクロピペット(少量の液体を量り取る道具)の操作を何度もして上手になりました。また、学生の方々との語りは楽しく参考になることばかりでした。
<SSH> 数学理科甲子園2022~本選第5位~
50回生2年生徒6名(自然科学科・普通科)が、10月29日(土)甲南大学で行われた「数学理科甲子園2022」に参加しました。SSH校を含む県下55の学校が参加して、数学・理科に関する思考力・創造力を要する問題に取り組みました。本校は予選(個人戦・団体戦)を突破して、本選に出場しました。本選はチーム全員で数学の問題に取り組みました。結果は本選出場13校のうち第5位で、惜しくも決勝進出(上位4校)を逃しましたが、生徒たちは大変健闘しました。
<SSH>ため池自然観察会~明石市立高丘西小との連携授業~
2022年10月28日(火)AMに、本校50回生自然科学科2年(生物選択者)の10名が明石高丘地区のため池で、明石市では貴重な植物の生態について、明石市立高丘西小学校3年の生徒たちに説明を行いました。本校生徒は、事前に調べた植物の面白い特徴を自作のイラストなども使用してわかりやすく説明をしていました。本校生にとっては「生物多様性」に関する行事で、地元の生物多様性を深く知るよい機会となりました。
<SSH>50回生自然科学科 課題研究中間発表会
課題研究中間発表会
10月4日(火)、50回生自然科学科の課題研究中間発表会が行われました。
4月から本格的に開始した課題研究の研究内容や実験結果、これからの展望など、ポスターにまとめ、発表しました。今回は聴衆として自然科学科51回生も参加し、先輩の発表を食い入るように聞いていたのが印象的でした。1年生からの質問や、運営指導委員の先生方からのアドバイスを受け、2月の課題研究発表会に向けて、引き続き研究を続けていきます。
研究テーマ一覧
1班 ブルーライトカット眼鏡~ブルーライトを抑制できる眼鏡の特徴~
2班 ねじれとせん断応力の関係について
3班 自転車の速度や質量と水しぶきの高さや幅について
4班 ダイラタンシー現象の効果を持続させる方法
5班 光触媒による有害物質の除去
6班 アンモニアを消臭する
7班 オニヤンマ君は虫よけ効果があるのか
8班 濡れている物質の摩擦係数について
9班 溶けにくいチョコレートを作る~植物性油脂の融点の違いを用いて~
10班 色の違いによる表面温度の違い
11班 酵母の働きを生活に生かす
<SSH>教員研修「課題研究と統計分析」
教員研修「課題研究と統計分析」
9月2日(金) 本校同窓会館にて神戸大学附属中等教育学校数学科教諭、兼神戸大学数理・データサイエンスセンター客員研究員である林兵馬先生に「課題研究と統計分析」という演題で、教員研修を実施しました。
下記の3点について、具体的な指導事例を紹介していただきながら研修を行いました。
・「アンケート指導と統計分析のための準備」
・「有益な結果を生むためには、良質なデータが必要」
・「課題研究と進路指導」
統計分析の曖昧さを排除するための、アンケートの実施方法については、実習形式でディスカッションしながら研修を行いました。普段何気なく行っているアンケートの曖昧な部分についても切り込んで研修を行うことができました。課題研修が進路実現の一つの方法になることにも言及いただき、有意義な研修になりました。先生方も研修を積みながら、課題研究に係る指導スキルを向上させております。
<SSH>自然科学科2年生 企業研修 ハリマ化成株式会社
7月13日(水) 自然科学科2年生全員で、ハリマ化成株式会社 加古川製造所に研修に行きました。
会社概要の説明を受けた後、工業を見学しました。
生徒からは、
「企業での研究がどのようなものかついて話されていたのが印象的でした。特に、市場に不足しているものを予測して研究するという考え方が印象的でした。」
「一般的に見れば松脂は松脂でしかなくてそこまで使い道が思いつかないけれど、それに化学を使うことで多くの使い道をプラスし、大きな価値を生み出すことができるということを知った。」
「環境に配慮していることが大いに感じられた。」
といった声が聞かれました。有意義な研修でした。
<SSH>自然科学科1年生 企業研修 シスメックス株式会社
7月11日(月) 自然科学科1年生全員で、シスメックス株式会社テクノパークに研修に行きました。
会社概要の説明を受けた後、館内見学、休憩をはさんで研究者の方の講義を聞きました。
生徒からは、
「重症化予測治療の説明を聞いて、そんなことできるのか!と驚いたことが1番印象に残っています。」
「今回の企業研修で最先端の技術を使った機械の仕組みや、研究や開発についてや、
会社の様子などたくさんのことを知ることができました。また、自分の進路や研究者についてなど、
参考になることを学べたので良かったです。」
といった声が聞かれました。有意義な研修となりました。
<SSH>小学生夏休み理科実験講座「めいほく親子サイエンス教室」
小学生夏休み理科実験講座「めいほく親子サイエンス教室」
8月10日、小学生夏休み理科実験講座「めいほく親子サイエンス教室」を同窓会館で実施しました。明石市内から196組の応募があり、抽選で選ばれた30組が参加しました。実験は、化学・物理・生物の3つの分野を全て行いました。
(1)化学分野「-196℃の世界を体験しよう!~液体窒素で超低温!未知の世界を体験!!」
液体窒素の実験では、バラを液体窒素に入れて取り出して手で花を握ると、ポテトチップスを握ったように、バラバラに割れてしましました。しばらくすると柔らかくなっていてそれにも驚いてました。
(2)物理分野「〇〇電話をつくる!!~いろんな電話を作ってみよう!~」
ゴム風船やバネを使用して電話を作りました。糸電話では経験がありますが、ゴム風船やバネで声が聞こえるの?と半信半疑でしたが、聞こえると「わー、すごい!」という感想が聞けました。
(3)生物分野「植物と光の関係~植物が使う色は何色?~」
CDを使って分光器をつくり、工作はとても楽しそうでした。段ボールの小さな穴から入って蛍光灯の光を分光しました。次に、クローバーをすり潰して、エタノールを使用して緑色の色素を抽出しました。普段使ったことのない器具でしたが、上手に扱ってました。先ほどの穴の上に、抽出した光合成色素を入れたビーカーを置き、透過した光を観察しました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(GIS(地理情報システム)研修)
8月23日、SETAM研修Technology・Mathematics分野のGIS(地理情報システム)研修を行いました。講師として県立人と自然の博物館 自然・環境マネジメント研究部 生態研究グループ 主任研究員 三橋 弘宗(みつはし ひろむね)先生ををお迎えし、本校アカデミックルームにて1日講義していただきました。
GIS(Geographic Information System:地理情報システム)は、位置や空間に関する様々な情報を、コンピュータを用いて重ね合わせ、情報の分析・解析を行ったり、情報を目で見て分かりやすいように表示させるシステムです。
社会インフラの整備、都市計画、災害の予測、人口や生物の分布図、商業施設の情報を利用したマーケティングなど、幅広い分野で使われています。
オープンソースソフトウェアのQGISというソフトを用い、午前中は、QGISの簡単な操作体験とGISの概要を学びました。
午後からは、全国のテーマパークと空港の位置関係や、明石市内の小中学校と病院との位置関係などの実際に各自でテーマを決め複数のデータを取り込み重ね合わせ分析するという実習を行い、最後に各自の分析結果を発表しました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(力学電磁気学講義)
自然科学科1年生STEAM研修(力学電磁気学講義)
8月23日、SETAM研修Science分野の力学電磁気学講義を行いました。講師として京都大学大学院理学研究科の常見先生をお迎えし、Zoomで京都大学と明石北高校を結び講義していただきました。
京都大学の学部を例に挙げた学問の歴史について、「krebs cycle of creativity」の図を用いての「Science」「Engineer」と「Art」「Design」の関係性、「STEMからSTEAM」の「A」が加わったことで「自分自身の興味や自己表現が大切」といったSTEAM教育についてのお話から始まり、大学2年生レベルの物理学についての講義となりました。物理学については、「電波って?」という問題提起から始まり、物理学と数学との関係性(共に関連しながら発展していった微積分とニュートン力学)、時空対称性(エネルギー保存則、運動量保存則)について、実験・観察しながらの講義(ニュートンのゆりかご、磁場、静電気力、電磁誘導)と続きました。途中、大学レベルの数学記号や、マクスウェル方程式、微分方程式も登場し、生徒たちは困惑しながらも、必死に理解しようと頭の中でもがいていました。終盤では「統一理論」「相対論」「ダークマター、ダークエネルギー」について講義していただき、「これができればノーベル賞」という言葉に、生徒たちは目を輝かせていました。
マクスウェルが電場と磁場の相互関係を発見したことについて、「実験・観察によっての発見」ではなく、「自然界の美学、自然は整っているものである」という美的感覚から「電波の存在を予言」したというエピソードを聞いて、やはり科学者・研究者には芸術的センスが必要なのだと、このSTEAM研修の意義を実感することができました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(天体観測)
投稿日時: 08/05 教育研究部
8月4日(木)、自然科学科1年生の19名が、明石市立天文科学館の井上館長を本校にお迎えしました。午後に少雨があり天候が気になる中、天体観測の講義が始まりました。
夏の大三角(3星のうちベガとアルタイルは、七夕伝説における「おりひめ」と「ひこぼし」)を導入として、「本日8月4日が旧暦の7月7日」にあたり、ちょうど七夕であるという話から、ベガ・アルタイル・地球の間の距離、太陰暦(七日月など)、月蝕などの話をしていただき、生徒の興味・関心を引き出していただきました。
一人一台の双眼鏡で、扱い方の基本を教えていただいた後、夜空の観測にかかりましたが、わずかの月明かりや星、そして明石海峡大橋が観測できました。
教室に戻り、撮影当時の様子をうかがいながら皆既日蝕の映像を見せていただきました。
最後にもう一度観測に挑戦しようという事で、望遠鏡をセットしていただいて、望遠鏡だったり双眼鏡だったりで観測しました。雲の間から少し見えた月のクレーターに歓声が上がりました。宇宙の広さや観測の面白さを教えていただきました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(リコチャレ 汚れを落とすサイエンス)
8月2日(火)、自然科学科1年生の14名が、ライオン主催の「リコチャレ 汚れを落とすサイエンス」に参加しました。長野県池田町、福井県永平寺町、大阪科学技術館、鹿児島県指宿市と明石市の五つの会場がライオンの研究所とオンラインでつながり、それぞれの場所で界面活性剤の性質を知るための二つの実験を行いました。一つ目は「しみこみやすくする力」についての実験、二つ目は「油汚れが落ちる様子の観察」でした。質疑応答の時間には、本校生徒も「衣服の洗浄の場合と食器の洗浄の場合で、界面活性剤が含まれる割合が変わり液性も異なっている。どのような違いがあるのか。」と質問するなど、大いに刺激を受けていました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(シスメックス)
自然科学科1年生STEAM研修(シスメックス)
8月1日、神戸市西区にあるシスメックステクノパークで、今年度第1回目のSTEAM研修となる細胞解析・遺伝子解析研究を行いました。自然科学科の1年生12名が参加し、所長様、研究者様からの講義や、実際の装置を目の前にして装置の構造や仕組みの解説を受けました。今回の一番の目玉は、手術支援ロボットhinotoriの見学です。実際にモニターから覗き、コントローラーで操作してみると、案外うまく操作でき、生徒たちからは歓声が上がっていました。高度なロボット技術を実感できる実習となりました。
最新の研究環境、設備に触れ、これから課題研究を進めていく上での研究生としての姿勢を学び、有意義な研修となりました。
※STEAM研修とは
本校、第Ⅲ期SSHの柱の一つとして掲げているSTEAM教育(S:Science T:Technology E:Engineer A:Art M:Mathematics)を1年生自然科学科の生徒対象に実施し、課題研究に活かすことを目的として行っています。
<SSH>五国SSH連携プログラム 第14回 科学交流研修会 -2022年(令和4年) サイエ...
7月22日、23日の2日間で武庫川女子大学附属高等学校の主催で行われた科学交流研修会に1年生2名が参加しました。
兵庫県下8校の高校生が集まり、大阪大学、神戸大学、武庫川女子大学の3大学12講座にわかれて研究内容を体験させていただきました。
1日目は本校生徒は武庫川女子大学薬学部で
『【モデル実験】感染症の臨床検査~抗体を利用した特定物質の測定』の講座に参加し、実験・実習体験をしました。
2日目は1日目で学んだ内容を班別にまとめ、プレゼンテーション発表を行いました。
生徒たちは大学で学ぶ内容を研修することで、より一層の理系への関心を高めることができました。
また、各班での活動は他校の生徒との議論を進める中で自発的な姿勢が培われ、思考を深める研修になりました。
<SSH>令和4年度兵庫「咲いテク」事業 五国SSH連携プログラム「プラネタリウム解説コンテン...
令和4年度兵庫「咲いテク」事業
五国SSH連携プログラム
「プラネタリウム解説コンテンツをつくり、星空の感動をつたえよう」
今年度も実施します。今年は、対面による解説コンテンツの作成です。参加希望の学校は、下記添付ファイルの申込書に必要事項を入力したものを、電子メールにて申し込んでください。
<SSH>令和4年度 ブキパンジャン政府高等学校(シンガポール)と交流
令和4年度 ブキパンジャン政府高等学校(シンガポール)と交流
令和4年5月9日、明石北高校Academicルームにて、SSH海外オンライン(Zoom)研修を実施しました。
2019年度(令和元年度)7月にシンガポールのブキパンジャン政府高等学校と交流を開始しました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大のため渡航による交流は出来なくなりました。
それを、補うために、2020年度(2021年1月)より、Zoomを用いたオンライン交流(1ヶ月に1回60分)を実施しています。年間を通じた交流のテーマは「water」です
今回は、「自国の水事情」と題して英語でスライドを作り、英語で発表・質疑応答を行いました。赤道直下の国シンガポール、梅雨・台風など水に悩まされる国日本との緯度上での違いがもたらす水文化につていスライドを作成し、ディスカッションしました。
さらに新しい試みとして、教員が作成した化学実験動画を見て、何故そのような現象が起こるのか?とうのをお互いにディスカッションしました。飽和NaCl水溶液に無水エタノールを加えると境界面から雪のように白い物質が降ってきます(沈降)。この白い物質は何?何故そうなるの?をディスカッションしました。
今年度からは、最後の10分間は日本語での交流も行っています。ブキパンジャン政府高等学校の皆さんは日本にとても興味を持っているので、日本語での交流を行うことも国際理解をする上でとても重要です。日本語での交流ですが、結局は日本語を英語に変えて伝える必要があるため言語力の向上も見込めます。
<SSH>令和3年度 STEAM Empowerment Program
令和3年度 STEAM Empowerment Program
令和4年3月22日~25日にかけて、明石北高校の同窓会館にて、STEAM Empowerment Programを実施しました。
50分を1コマとして、20コマ実施しました。生徒6名から7名を班として、その班に1人の外国人留学生がついて、科学に関する様々なことを話すプログラムになっています。このプログラムを通じて、英語を習得するのを目的としているのではなく、自分から積極的に話すことで、コミュニケーション力を付けようという内容です。当然、英語オンリーのプログラムです。
以下は、ディスカッションしたテーマの一部です。
・Scientific Talk「有史以来の最大の発明とは?」
・スモールディスカッション「科学の発展におけるポジティブシンキングの重要性」
・プロジェクト「SDGsの目標をふまえ、テクノロジーを使って社会の様々な課題を解決しよう!」
これらの内容を英語で意見を述べ、質問され、それに対しまた意見を述べるの繰り返しです。班ごとに自分たちの考えを模造紙にまとめて発表する場が設定され、それに対しても質疑応答が行われます。
最終日には、1人2分~3分の持ち時間で、自分の夢を英語で発表することを行いました。
初日、頷くだけで精一杯であった生徒達は、4日間でヒアリング力も向上し、自分の言葉でコミュニケーションするようになりました。このプログラムを通じて、改めて英語の魅力に気づいた生徒も多いと思います。
<SSH>令和3年度 高大連携
高大連携~神戸薬科大学~
令和3年度に神戸薬科大学を訪問し、講義・実験実習を行いました。
最初に研究室の担当教授先生からその研究室の研究内容について講義を受けます。時々、難しい医療用語が出てきますが、丁寧に解説してくれます。参加いているのは、将来薬剤師を目指す人はもちろんのこと、医師や看護師を目指す人もいます。どの回もとても好評で生徒達は講義や実験に対して興味津々です。
特に興味深いのは、3月14日に訪問した、医療薬学研究室です。この研究室では、血圧測定、聴診器を使っての呼吸音の観察実習を行いました。薬学部なのに何故?という疑問がありますが、近い将来薬剤師もこのような行為を行い、患者様の容態を確認することが求められるようになるそうです。
この実習を通じて、将来薬剤師として活躍できる基礎固めになればと思います。
日時 | 訪問研究室 | 講義・実習内容 |
令和3年6月22日(火) | 医療薬学研究室 | マウスの脳組織やがん細胞組織の観察 |
13:00~17:00 | 機能性分子研究室 | 酵素の活性化と化合物による変化を観察 |
令和3年12月18日(土) | 医薬細胞生物学研究室 | 薬用植物の培養細胞の観察とDNA抽出実験 |
13:00~17:00 | 微生物化学研究室 | マクロファージ活性化とその検出実験 |
令和4年3月14日(月) | 医療薬学研究室 | フィジカルアセスメントについての実習 |
13:00~17:00 | 薬理学研究室 | 酸化ストレスと細胞死に関する実験観察 |
<SSH>令和元年度・令和3年度 研究開発実施報告(要約)と研究開発の成果と課題
研究開発実施報告(要約)と研究開発の成果と課題について
本校のスーパーサイエンスハイスクールの実施に関して、どのように行っているかについて、研究開発報告とその成果と課題について掲載します。※尚、令和元年度のリンクが切れているので、合わせて掲載します。
<SSH>令和3年度 全校課題研究発表会
令和3年度 全校課題研究発表会
3月8日(火)、令和3年度全校課題研究発表会が行われました。
自然科学科2年生の課題研究の代表5班と、普通科2年生の総合的な探究の時間の班別研究の各クラス代表7班による研究発表、及び、自然科学科1年生によるSTEAM研修の報告が行われました。
研究発表は、自然科学科については1年間、普通科については半年かけて行ってきた研究の集大成です。それぞれの班が独創的な着目で研究してきた内容を、分かりやすいグラフや表でまとめたスライドで説明しました。生徒たちの研究に対する熱意や、探究することの楽しさも伝わり、また、質疑応答でも活発な発言が行われ、大変盛り上がりました。
STEAM研修の報告は、自然科学科1年生が受けた研修について、9班に分かれ発表し、それぞれの研修内容だけでなく、この研修の目的や意義についても触れ、本校SSHⅢ期におけるSTEAM研修の重要性を報告しました。
発表テーマは以下の通りです。
自然科学科2年 課題研究
『段ボールベッドと強度』『気化熱と土壌の関係』『つけまつ毛の回折についての検証』『自転車の空気圧と制動距離の関係』『ドローンとアームの研究』
普通科2年 総合的な探究の時間
『ドラえもんのひみつ道具の今!』『人の嘘を見極めよう』『明石のこども食堂を広めるために 〜こども食堂の現状と高校生の関わり〜』『播州弁についての調査』『テスト前の謎の心理』『コニシキソウの粘着力』『菌の培養と繁殖の阻止』
自然科学科1年 STEAM研修
『力学電磁気学講義』『細胞解析研修』『身の回りのサイエンス』『天体観測』『クレーンアーム制御』『エンジン分解組み立て実習』『立杭焼』『数学概論』『プログラミング研修』
<SSH>令和3年度 3校合同発表会
令和3年度 3校合同発表会
令和4年3月5日(土)9:00~12:00、令和3年度3校合同発表会を実施しました。
この交流は、令和元年度から始まりました。3校とは、兵庫県立明石西高等学校国際人間科・兵庫県立明石清水高等学校普通科人と環境類型・兵庫県立明石北高等学校自然科学科の3校です。
昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、2校(兵庫県立明石西高等学校国際人間科・兵庫県立明石北高等学校自然科学科)で実施しましたが、今年度は、ICT環境が整い3校でZoomを使用して発表しました。
国際系(5班)・インターンシップ系(4班)・自然科学系(5班)と、合計14班の異なる内容を発表しあうことで様々な問題について議論する場となっています。
<生徒の感想>
・貴重な体験ありがとうございました!英語の発表は初めて聞いたのですごく新鮮でした。実験の結果など難易度が高くすごいと思いました。発表する機会がありとても嬉しかったです。(兵庫県立明石清水高等学校)
・明石北高校の皆さんの発表は、凄く詳しく私たちと同学年とは考えられないような研究結果で、とても面白かったです。明石清水高校の皆さんの発表は、皆さんご自身の体験から問題や気になることを調べ深めて、とても分かりやすいポスターで私も興味が湧きました。(兵庫県立明石西高等学校)
・事前に研究内容を知ることが出来たら、質問しやすくなるんじゃないかと思った。冊子などを作成するともっと活性化すると思いました。(兵庫県立明石北高等学校)
発表する場を1回でも多くしてあげたい、、、そんな思いで開催しました。過去には対面で実施している年度もありましたが、今回初めてのオンライン開催でした。生徒達は、Zoomの操作に戸惑いながらも、自分たちの発表が行えることに喜びを感じている様子でした。
<SSH>令和3年度SSH課題研究発表会
令和3年度 SSH課題研究発表会
令和4年2月8日、令和3年度SSH課題研究発表会を実施しました。
今年度竣工したアカデミックルームをメイン会場、リモート会場として物理教室を設定し、新型コロナウイルス感染対策として、分散形式で密を避ける形で行いました。
コロナ禍のためリモート形式となった外部発表会も多かったため、今回初めて聴衆を目の前にしての発表会となりました。緊張した面持ちのではありましたが、これまで取り組んできた研究の成果を堂々と発表しました。運営指導委員の先生方や、本校教員、自然科学科1年生からの質問や助言をいただき、まだまだ自分たちの研究に未来があると実感できました。
発表テーマ
段ボールベッドと強度 気化熱と土壌の関係 まつ毛の回折 自転車の空気圧と制動距離 ハンドボール投げの記録を伸ばすために 音の伝わり方 ドローンによる運搬システム カナブンってどんな虫? カビの研究 脚の形と重心 ザリガニの体色変化 オーロラを作ろう
<SSH>課題研究発表会のご案内
令和3年度 課題研究 発表会の案内
下記の通り、49回生自然科学科課題研究発表会を行います。実施要領をご覧いただき、参加を希望される方は、申込書をFAXまたは、電子メールにて申し込みください。
1 日 時 令和4年2月8日(火) 13:25 ~ 16:15
2 会 場 兵庫県立明石北高等学校 アカデミックルーム
※県内校:現地参加またはZoomによる配信
県外校:Zoomによる配信
新型コロナウイルスの感染拡大の状況によっては、現地参加をZoomによる配信に変える可能性があり
ます。
3 日 程
13:00~13:25 受付または、Zoom接続確認
13:25~13:40 開会挨拶、運営指導委員紹介、発表会要領説明
13:40~16:15 課題研究口頭発表(6分発表、4分質疑応答、2分入れ替え)
(14:50~15:00 トイレ休憩及び換気)
16:15~ 講評、閉会
<SSH>1年自然科学科 特別講義「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に...
1年自然科学科特別講義
「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」
12月20日(月)、本校アカデミックルームにて、特別講義「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」を行いました。1年生自然科学科全員が参加し、講師として「産業人OBネット副理事長の板倉範幸先生(本校SSH運営指導委員)」をお迎えし、2時間の講義を行いました。
二人の登場人物が、宇宙についてやりとりをしている話の掛け合いから宇宙の謎を解き明かすという流れで講義が進みました。第1部は、宇宙の基礎知識、宇宙の始まり、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギー、そして最近発見された重力波についてまでたくさんの内容でした。第2部では、宇宙の解明と科学の歴史に触れた内容で、地動説、天動説、相対性理論など幅広く講義をしてくださいました。途中の休憩時間に、生徒同士で自分の意見を述べ合い、意見交換をしていました。
質疑応答では、「そもそも天文学に関する新しい発見をすることは難しいので研究者が減るのでは?」という質問をしていたり、「時間の概念は物理学?それとも天文学?」という高度な質問にまで発展しました。本校は、授業としては地学を実施していないですが、神秘に満ちた宇宙の大きさや謎に興味をもっている生徒がたくさんいる印象でした。
きっと生徒達は、未知のものに向かうことの大変さとロマンを感じたと思います。
<SSH>1年自然科学科STEAM研修(クレーンアーム制御)
1年自然科学科STEAM研修(クレーンアーム制御)
12月18日(土)、本校アカデミックルームにて、STEAM研修クレーンアーム制御の研修を行いました。1年生自然科学科の生徒9名が参加し、講師として、昨年度まで本校教諭としてSSH活動にご尽力いただいた岩村泰伸先生(現:学校法人瀧川学園 滝川高等学校 教諭)をお迎えし、午前中は電子基盤Arduinoを使い、サーボ―モーターを制御する講義、実習を行い、午後からは3人一組でクレーンアームを自作、制御する実習を行いました。
それぞれの班が工夫を凝らし、個性的なクレーンが完成しました。はじめのうちは思うように動かず、歯痒い思いをしていましたが、プログラミングを修正し、自分たちのイメージ通りに動作すると、歓声が上がっていました。
この研修はSTEAM研修のT(技術)の研修として計画しましたが、実際に行ってみると、サーボモータのトルクから持ち上げれるアームの重さの計算(S)、アームの形とスムーズな動きの検討(T)、実用化、より人間の動きに近いアームの開発(E)、見た目の美しいフォルムの検討(A)、そして、計算技術(M)とSTEAMの要素全てを含んでおり、今年度のSTEAM研修の締めくくりにふさわしい研修となりました。
研修の終わりには、生徒からクレーンアームの競技会を行いたいと、意欲的な声も聞こえ、この研修が充実したものであったことが覗えました。
<SSH>1年自然科学科STEAM研修(立杭焼研修)
1年自然科学科STEAM研修(立杭焼研修)
11月27日(土)STEAM研修のA(芸術)、及びS(科学)、T(技術)の研修として、丹波市にある市野伝一窯で立杭焼実習を行いました。1年生自然科学科生10名が参加し、午前中は市野伝一窯の市野達也さんの指導による立杭焼実習、午後は兵庫陶芸美術館および立杭陶の郷の見学を行いました。
立杭焼実習では、慣れないろくろやヘラを扱いながら、それぞれのイメージを少しづつ形にしていき、お皿や花瓶、茶碗など、見事な作品を制作しました。この実習の中で、乾燥による粘土の硬さの違いからひび割れが起こることや、焼き上げる工程で大きさが約2割小さくなること、形による収縮率の違いを考慮して粘土をつながなければいけないことなど「陶芸」における「科学」や、その科学に則った「技術」を学ぶことができました。
兵庫陶芸美術館では、ちょうど「フィンランドデザイン展」が開催されており、北欧の特徴的なデザイン画や織物、陶器などを見学しました。陶の郷では、鎌倉〜江戸時代の「古丹波」に分類される作品や、現代の陶芸家の最新作が展示されており、緑青色をした自然釉の美しさや、赤土部釉、白釉壺など、他に類を見ない独特な魅力ある作品を観賞しました。生徒たちは、釉薬の美しさに魅了されながら、その材料による発色の違いや、そこに係る化学変化に興味を抱いていました。
約3週間で作品が手元に届きます。どのように仕上がってくるか楽しみです。
<SSH>地域連携事業(高丘中学校)
高丘中学校との連携事業
11月17日(水)、高丘地区小中高連携事業として、高丘中学校2年生のトライやるウィークの取り組みに、本校自然科学科2年生の生徒が参加しました。
高丘中学校ではトライやるウィークの取り組みとして、「ふるさと明石」について深く知り、明石を愛する心を育み、「ふるさと明石」を知る過程で「明石で生きる人」との交流を図り、この取り組みを通して、学校生活や社会生活で必要な手立てを学ぶ活動を行っています。さらに、小学生・高校生との交流を図り、地域で学ぶ子供たちの繋がりを作ることを目的としています。
この取り組みの中で本校自然科学科生は、中学生がフィールドワークで集めた資料を動画にまとめる作業の指導と、中学生が高丘東小学校、西小学校の3年生に行う発表の指導を行いました。
最初はお互いに緊張していましたが、部活動などの高校生活、自分の受験勉強の取り組みなどを話しながら、コミュニケーションをとっていると、すぐに打ち解けあい、活動が終わるころにはどのグループも和気あいあいと活動していました。
普段の高校生活では、自分たちの取り組みに対し、「指導・助言される」立場でしたが、今回は逆の「指導・助言する」立場として自分たちが学んできたノウハウを中学生に伝え、また、中学生に指導することで「伝える」ことの大切さ、難しさを再確認できました。
<SSH>令和3年度科学講演会
令和3年度 科学講演会
11月12日(金)、大阪工業大学特任教授・工学博士の大須賀美恵子先生を講師にお招きし、「生理心理工学とロボティクス~人を幸せにする工学技術をめざして~」と題し、令和3年度科学講演会を実施しました。
今年度も昨年度と同様に遠隔会議システムを活用したリモート形式で行い、先生が長年研究されてきたヒューマンセンシングとロボティクスをかけ合わせて、人々を幸せにする技術開発について講演されました。講演の中で、ヒトの様々な生理反応を検知し、AIを用いて被検者のこころとからだの状態を測定し、患者や高齢者が安心に安全に生活できるシステムについて、沢山の事例を紹介されました。
講演の最後には、「大きな変化にも柔軟に対応できる人」「様々な人と様々な形でコラボレーションできる人」「新しい技術を味方にして自分の能力を拡大できる人」になってほしい、また、AIとの共存・共働を目指してほしいと、これからの社会を担う私たちに未来を託されました。
<SSH>50回生自然科学科 文献調査に関する特別講義
文献調査に関する特別講義
11月4日(木)、本校SSH運営指導委員の兵庫医療大学薬学部准教授 木下 淳先生を講師としてお招きし、50回生自然科学科対象に文献調査に関する特別講義が行われました。
課題研究を行う際に必要な文献調査の方法、インターネット上にある情報の信憑性の判断、効率的な検索方法についてや、論文を引用する際の注意事項など、実習を行いながらの講義でした。
これから本格的に課題研究が始まる自然科学科1年生にとって、非常に有用な内容でした。
<SSH>2年自然科学科 課題研究中間発表会
課題研究中間発表会
10月5日(火)、自然科学科2年生の課題研究中間発表会が行われました。
このコロナ禍の中の時間が制限される中ですが、各班ともに、これまでの研究内容や実験結果、これからの展望など、ポスターにまとめ、発表しました。自然科学科1年生からの質問や、運営指導委員の先生方からのアドバイスを受け、2月の課題研究発表会に向けて、引き続き研究を続けていきます。
班別研究テーマ
2班 打ち水
3班 つけまつ毛の回折の関係
4班 自転車の空気圧と制動距離の関係
5班 ハンドボール投げの記録を伸ばす方法
6班 水中での鉛直方向の音の伝わり方
7班 ドローンとアームについて
8班 カナブンってどんな虫?
9班 防カビと黒カビ除去の研究
10班 脚の形と重心
11班 ザリガニの体色変化
12班 美しいオーロラを作ろう
<SSH>1年自然科学科STEAM研修(天体観測)
1年自然科学科STEAM研修(天体観測)
8月26日(木)明石市立天文科学館の井上館長を講師としてお招きし、天体観測研修を行いました。
天候が危ぶまれましたが、男女11名の生徒が参加し、天体に関する講義の後、天体観測を行いました。
講義では、「近代科学の父」と呼ばれているガリレオ・ガリレイの功績についてや、惑星や夏の大三角や星座など、夏の夜空で観測できる星についての講義を受けました。生徒たちは、ガリレオの「自然は数学という言語で書かれた書物である」という言葉に感銘を受け、また、夏の大三角の一つであるアルタイルは地球から16光年離れており、今見ているアルタイルの姿は、生徒たちが生まれた頃の姿であるということに感動していました。
天体観測では、一番星(金星)を見つけ、続いて、木星、土星の観測を行いました。木星の縞模様と衛星、土星の環まで見ることができ、望遠鏡をのぞき込んでいる生徒たちは歓声を上げていました。夏の大三角(ベガ・アルタイル・デネブ)やアンタレス(さそり座)を確認したり、肉眼では一つの星に見えるアルビレオ(白鳥座)を望遠鏡で見ると、二重星であることを確認できたりと、井上館長の解説を聞きながら、夢中になって星空を眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきました。
最後の質疑応答で、「どうして天体に興味をもったのか?」という質問に対し、「予想通りになるときとそうでないときのギャップの面白さ」、「宇宙の成り立ちを考えると、星のかけらが人間の体の一部になっている」といった科学者としてのロマン、活力の原点を教わりました。
※STEAM研修とは
本校、第Ⅲ期SSHの柱の一つとして掲げているSTEAM教育(S:Science T:Technology E:Engineer A:Art M:Mathematics)を1年生自然科学科の生徒対象に実施し、課題研究に活かすことを目的として行っています。
<SSH>1年自然科学科STEAM研修(京都大学)
1年自然科学科STEAM研修(京都大学)
8月23日(月)、力学・電磁気学研修を行いました。
遠隔会議システムを使用し、明石と京都をつなぎ、京都大学の先生の講義を受けました。男女7名の生徒が参加し、大学、大学院の説明から始まり、簡単な実験を行いながら、古典物理学(力学・電磁気学・波動)から現代物理学(相対性理論)まで、物理学の講義を受けました。
物理学の講義では、「div」や「rot」といった見慣れない演算記号や、「マクスウェル方程式」、「ローレンツ変換」など、大学2年生で習う高度な内容でしたが、生徒はメモを取りながら熱心に受講していました。
質疑応答では、「理学部の女子の割合は?」「理学部の中でどの分野が人気か?」といった大学についての質問や「大学からの進路は?」「大学院では何を学ぶのか?」といった研究者への道についての質問など、活発な質疑が行われ、先生からの丁寧な説明を聞き、自分たちの将来を想像していました。
※STEAM研修とは
本校、第Ⅲ期SSHの柱の一つとして掲げているSTEAM教育(S:Science T:Technology E:Engineer A:Art M:Mathematics)を1年生自然科学科の生徒対象に実施し、課題研究に活かすことを目的として行っています。
<SSH>1年自然科学科STEAM研修(キャタピラージャパン)
1年自然科学科STEAM研修(キャタピラージャパン)
8月5日(木)、6日(金)の2日間にわたってキャタピラージャパン明石事業所でエンジン分解・組み立て実習を行いました。
各日5名ずつ、合計10名が参加し、エンジニアの方からキャタピラージャパンについて・油圧ショベルについの講義を受け、その後、エンジン分解・組み立て実習となりました。慣れない作業で苦戦しましたが、丁寧な指導を受けながら、エンジンを分解しました。沢山の細かい部品を直に手にすることで、複雑な機械の仕組みを知ることができました。参加した生徒からは「どうやってガソリンを気化させるのか?」といった新たな疑問も生まれ、科学と工学の密接なつながりを再認識することができました。
※ 実習の様子を撮影した写真は、キャタピラージャパン本社からの許可を受けてから、掲載します。
※STEAM研修とは
本校、第Ⅲ期SSHの柱の一つとして掲げているSTEAM教育(S:Science T:Technology E:Engineer A:Art M:Mathematics)を1年生自然科学科の生徒対象に実施し、課題研究に活かすことを目的として行っています。
<SSH>1年自然科学科STEAM研修(ライオン)
1年自然科学科STEAM研修(ライオン)
8月4日(水)午前、午後に分かれてライオン株式会社主催の「Girl's Summer Labo」に参加しました。
自然科学科1年生女子が午前の部に5名、午後の部に3名参加し、午前は千葉工場から、午後は明石工場からのリモート形式で行われました。講義や実験、工場見学、女性技術者との懇談があり、私たちの生活を豊かにしている科学や技術、それに携わる技術者の思いを学ぶことができました。
※STEAM研修とは
本校、第Ⅲ期SSHの柱の一つとして掲げているSTEAM教育(S:Science T:Technology E:Engineer A:Art M:Mathematics)を1年生自然科学科の生徒対象に実施し、課題研究に活かすことを目的として行っています。
<SSH>第13回 科学交流研修会-2021 サイエンス・コラボレーションin武庫川-
7月29日、30日の2日間で武庫川女子大学附属高等学校の主催で行われた科学交流研修会に2年生2名が参加しました。
大阪大学、神戸大学、武庫川女子大学の3大学に参加していただき、大学での研究内容を体験させていただきました。
1日目に本校生徒は建築学部と薬学部の講座に分かれて実験・実習体験をしました。
2日目は1日目で学んだ内容を班別にまとめ、プレゼンテーション発表を行いました。
生徒たちは大学で学ぶ内容を研修することで、より一層の理系への関心を高めることができました。
また、各班での活動は他校の生徒との議論を進める中で自発的な姿勢が培われ、思考を深める研修になりました。
<SSH>1年自然科学科STEAM研修(シスメックス)
1年自然科学科STEAM研修(シスメックス)
7月29日、神戸市西区にあるシスメックステクノパークで、今年度1回目のSTEAM研修となる細胞解析・遺伝子解析研究を行いました。自然科学科の1年生12名が参加し、所長様、研究員様からの講義を受け、施設見学のあと、細胞解析、遺伝子解析の装置を用いた実習を行いました。
最新の研究環境、設備に触れ、これから課題研究を進めていく上での研究生としての姿勢を学び、有意義な研修となりました。
※STEAM研修とは
本校、第Ⅲ期SSHの柱の一つとして掲げているSTEAM教育(S:Science T:Technology E:Engineer A:Art M:Mathematics)を1年生自然科学科の生徒対象に実施し、課題研究に活かすことを目的として行っています。
<SSH>2年自然科学科企業研修
2年自然科学科企業研修
7月19日(月)、加古川市のハリマ化成株式会社加古川製造所で企業研修を行いました。例年ですと、2年学科生全員が参加していた研修ですが、昨年度は新型コロナウイルス感染拡大のため中止、今年度は感染対策として人数を制限し生徒19名、引率教員1名の合計20名の参加で実施されました。
会社概要の講義、工場見学、質疑応答を通じて、日本のものつくりに関して様々な技術が関わって製品化されていくことを知り、企業においての研究者の仕事や役割を理解し、新しい分野への挑戦する姿など、生徒たちの進路選択に大変参考になった研修でした。
<SSH>自然科学科49回生課題研究テーマ設定報告会
6月8日、自然科学科49回生課題研究のテーマ設定報告会が行われました。
昨年度後半から、自然科学科49回生の生徒たちは課題研究の研究テーマについて検討をはじめました。そして、それを受けて今年度より本格的に課題研究が開始しています。
この報告会では、自分たちの研究テーマを決定するに至った経緯や目的、実験方法、また、行った予備実験の結果などをスライドにまとめ、本校SSH運営指導委員の先生に発表し、助言をいただきました。
生徒たちは、貴重な助言を真摯に受け止め、これからの課題研究に励んでいきます。
※発表テーマ
1 | 段ボールの強度 | 段ボール板の辺の長さや枚数を変えながら、段ボールの強度を調べて、段ボールベッドに応用する。 |
2 | 打ち水と気化熱 | 表面の凹凸や粒の大きさを変えたアスファルトを作成し、打ち水を行った時に表面温度が最も下がるのはどのようなアスファルトの時かを調べる。 |
3 | まつ毛の回折 | 光をまつ毛を通してカメラに当て、光の回折を撮影する。 光源の位置を縦と横方向に変えて、回折の変化をを調べる。 |
4 | 自転車の空気と制動距離の関係 | 自転車の空気圧の変化によって、制動距離がどう変化するか調べる。空気圧を調節し、自転車を漕ぐ。ブレーキをかける直前の速度を一定にする。変化するか調べる。空気圧を調節し、自転車を漕ぐ。ブレーキをかける直前の速度を一定にする。 |
5 | 誰でもハンドボール投げの 記録を伸ばすために |
ハンドボール投げの記録を伸ばす方法を仮定し、男子16人、女子16人の実際のハンドボール投げの記録を測定。記録が伸びる方法を考察し、さらなる仮定を作る、という事を繰り返す。 |
6 | ドップラー効果 | ドップラー効果について、音の大きさ、動くスピ―ド、気圧や温度などの環境による変化を調べ、気候の観測などの応用はできないか考える |
7 | ドローン研究 | ドローンにアームを搭載し、それにより物体を持ち上げられるようなアームを作成し、実際に持ちあげることを目的とする。 |
8 | カナブンの生態について | カナブンを採集し、どのトラップに集まるのかを調べ、その後昆虫ドームに入れてどこに卵を産むのかを調べる |
9 | カビの研究 | 予備実験として、カビがどのような条件下(光、温度、pH)でよく生育するか調べる。本実験として、カビが1番生育した環境で、金属イオンとカビの生育の関係を調べる。育するか調べる。本実験として、カビが1番生育した環境で、金属イオンとカビの生育の関係を調べる。 |
10 | 脚の形と重心 | 正常、O脚、X脚、XO脚を調べて分類する。それぞれの脚の形を持つ人(協力者)の静止時の足圧、歩行時の足圧,体重移動、両足の重心のバランスを測定し、協力者に合ったインソールを製作する。製作したインソールを使って、脚の形を改善できるのか調べる。 |
11 | ザリガニの体色変化 新しい色のザリガニを作る |
エサの比率による色の付き具合の比較 今までに人工的に作られていない紫色のザリガニを作る ザリガニに子どもを産ませて、その子どもで実験をしていきます |
12 | オーロラ | ポッドの中に疑似の地球を入れて、真空状態にした後、放電し、疑似的なプラズマを生み出してオーロラを形成する。 オーロラが発生することの確認 気圧、電圧、磁場などと、オーロラの色、光の強さとの関係を調べる。 |
STEAM Empowerment Program
本校では、「地域社会と共創することによって、Society5.0を見据えた国際的に活躍できる科学技術人材」を育成することを自然科学科の教育目標としています。
“国際的に活躍できる”とは
→国連の提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の17のゴールを理解し、その解決のために行動できる人材
“科学技術人材”とは
→STEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)の視点に立ち、課題研究を通じて探究心や情報発信力等を身につけた人材
今回、STEAMを重視した英語による「探究型」のプログラム(STEAM Empowerment Program)を実施しました。これにより、生徒のSTEAMへの理解と英語によるコミュニケーシヨン能力を育成します。この3日間のプログラムを通じて、上記の目標を達成するとともに、グローバル・シチズン(地球市民)としての資質を身に付けるきっかけになることを願っています。
【対象生徒】
1年生自然科学科40名
【日 時】
2021年3月24日(水)~26日(金) 9:00~15:20 ※3日間で900分の英語でのディスカッション
【内 容】
国内の大学院、大学に在籍する外国人留学生と3日間、科学技術に関する様々な討論を英語のみで行う。最終日には、自分の夢や希望を英語でプレゼンしました。
【主なプログラム内容】
・有史以来の最大の発明とは?
・20年後の未来を考えよう。Society5.0、SDGsの達成は未来にどのような変化をもたらすのか
・科学発展におけるポジティブシンキングの重要性
・学校教育に役立つゲームソフトを開発しよう!
・SGDsの目標を踏まえ、テクノロジーで社会の様々な問題を解決しよう
・グローバルな諸問題の解決に、自分のScientific backgroundを活かしてSociety5.0で実現される社会にどのように
貢献できるか、貢献したいか
・テクノロジーを使って社会貢献した若者に学ぶ
・科学を自分の目標にどう生かすか?
【生徒感想】
●英語に対する姿勢であったり考え方が変わった。また、コミュニケーション能力が上がったと実感できた。
●しんどいかもしれないけれど、確実に英語力が上がるものだった。
●日が経つほど自分にリスニング能力やスピーキング能力が向上していくのがわかった。
●グループで一つの議題を話し合ってプレゼンをするというのが、初めはとても苦手だったが何度もしていくうちに
とても好きになった。自己評価ではあるが、最後のスピーチは初日の私では絶対にできないぐらい完成度の高いス
ピーチで、このプログラムがなければここまで完成したスピーチをすることはできなかったと思った。
●今までは恥ずかしがってやらなかったことも、自分の殻を破って色々なことにチャレンジ出来た。
●前で話す機会がたくさんあったので自分が苦手なことを克服することができた。
●英語でプレゼンテーションをするのは、自分の夢を考え直すいい機会になるし、色々な国の人の英語を一度に聞け
るのは滅多にない機会だと思う。
●内向的な性格を変えたいと思っている人にはとてもいいチャンスになると思う。
●自分からどんどんと発言し、分からないことは分からないと言って留学生に話を聞いているとスキルがとても伸び
ると思います。また、違う文化に触れられることができました。
<SSH>令和2年度全校課題研究発表会
令和2年度全校課題研究発表会
令和3年3月10日、全校課題研究発表会が行われました。例年であれば体育館で行っていた発表会ですが、昨年度は新型コロナウイルスの影響で実施できなかったため、今年度は感染症対策としてリモート実施としました。発表者は会議室から、視聴者は各HR教室で視聴する形式で行われました。
2年生普通科「総合」の授業で行った班別研究のクラス代表の7班、2年生自然科学科「課題研究」の授業で行った課題研究の14班のうちの7班、合計14班の発表となりました。研究の目的、方法、得られたデータ、考察とスライドを用いて分かりやすく発表を行いました。質疑応答も活発に行われ、有意義な発表会となりました。
なお、本校ホームページ、SSHのページにリンクを貼ってあります「令和2年度全校課題研究発表会」のページには、本日発表できなかった班も含めて、すべての研究班のスライドを載せてあります。そちらもご覧ください。
<SSH>令和2年度 SSH課題研究発表会
令和3年2月9日、令和2年度課題研究発表会を実施しました。
今年度は、新型コロナウイルス感染症対策として、遠隔会議システムを利用して実施しました。第2化学教室をメイン発表教室とし、運営指導委員の先生と、自然科学科1,2年生各20名、各HR教室で残りの自然科学科1,2年生発表を聞くという、密を避ける形で行いました。
コロナ禍のため、思うように研究が進まない状況の中、それぞれの班で時間を作り、先行研究を踏まえ、工夫しながら研究を進めてきました。データがうまく得られなかった班もありましたが、その原因の考察や解決策を考えることで、科学技術人材としての基本的な姿勢を学べたと思います。
また、リモート開催ということで、学校外部の方も気軽に参加でき、保護者や県立高校8校の先生方にもご参加いただきました。
なお、発表のスライドは、3月10日に実施される、全校課題研究発表会の2年総合発表のスライドと共に、本校ホームページに掲載する予定です。
<SSH>課題研究発表会のご案内
令和2年度 課題研究 発表会の案内
下記の通り、48回生自然科学科課題研究発表会を行います。実施要領をご覧いただき、参加を希望される方は、申込書をFAXまたは、電子メールにて申し込みください。
1 日 時 令和3年2月9日(火) 13:00 ~ 16:00
2 会 場 兵庫県立明石北高等学校 第2化学教室からのZoomによる配信
3 日 程
12:30~13:00 Zoom接続確認等
13:00~13:05 開会(挨拶・来賓紹介)
13:05~14:22 課題研究口頭発表(7チーム)(6分発表、4分質疑応答、1分入れ替え)
14:22~14:27 トイレ休憩及び換気
14:27~15:44 課題研究口頭発表(7チーム)(6分発表、4分質疑応答、1分入れ替え)
15:44~15:54 指導助言
15:54~16:00 閉会・諸連絡
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