HYOGO's Blog

2024年8月の記事一覧

東京みらいフロンティアツアー「1日目Y班」 ※参加生徒寄稿

2024年8月19日午前8時43分、新神戸駅の2番線を離れたのぞみ82号。途中富士の嶺こそ雲帯に隠れて見られなかったが、大きなトラブルなく、列車は定刻通り品川駅21番線に滑り込んだ。ここに我々Y班の一行は東京の地に降り立ったのである。しかし感慨に浸る余裕なく、訪問先のあるお台場へ向けて慌ただしく移動を始めることとなった。

最初の訪問先、Kawasaki Robostageでは、一般公開されている体験コーナーにてduAro1という協働ロボットを用いて似顔絵を描いてもらったほか、溶接に使用する産業用ロボットとVRゴーグルを用いてドローンによる飛行の疑似体験をさせていただいた。その後、川崎重工が手掛けるロボット開発に関して、その歴史や分野、目指す将来に至るまで詳しくご講義いただいた。どれも興味をそそられるものばかりで、歓声と笑いも交えた有意義な時間となった。

次の訪問先は産総研(産業技術総合研究所)の臨海副都心センターである。はじめに産総研の概要と、研究開発している技術の一部を紹介していただいた。体験時間にはアザラシのセラピーロボット「パロ」の鳴き声に旅の疲れを大いに癒された。続いて研究室に移動し、デジタルヒューマン技術について説明していただいたほか、実際に計測に使用する機器を用いて使用時の様子を見せていただいた。最後に再度部屋を移り、子供や高齢者の行動や安全に関する研究について詳しく説明していただいた。どれも面白く興味深い内容で、研究者の生の声を聴けたこともあって質問の挙手は尽きることなかった。

今日一日、移動の多く忙しい中であったが、大変楽しく有意義な時間を過ごすことができた。ご協力いただいたすべての方に厚く感謝申し上げる。

 

東京みらいフロンティアツアー「X班の一日」 ※参加生徒寄稿

私たちX班は千葉にあるQST(量子科学研究開発機構)を訪問した。

QSTでは量子の基礎的な研究から、医療など専門的な研究まで幅広い研究を行っている。

まず量子に関する講義とQSTで行われている研究内容についての講義を受けた。

量子力学など物理分野のお話と医療など生物分野のお話どちらも聞くことができ、進路選択に役立ちそうだ。

次に重粒子線がん治療の機械を見学した。その機械はがん細胞をピンポイントで破壊するためのもので、ほかの正常な細胞を破壊しないものだった。その機械はサッカーコートほどのサイズであり技術が集約されているように感じた。

そのあと3グループに分かれ、DNAを取り外す実験、PETの原理を体験、水を用いた放射線の測定の実験の三つを体験した。

全体を通して講義や説明内容は難しかったけれども、興味深い話を聞くことができ、とても良い経験となった。

 

2024/08/08 KOBE研修事後学習

8月8日(木)、兵庫高校第1STEAM ROOMおよびPCルームにて、KOBE研修(DS分野・医療分野・ロボット分野)に参加した45名を対象に、事後学習を行いました。事後学習の内容は、選択した分野の事前学習で調べたこととフィールドワークを通じて学んだことを、別分野に参加した生徒たちに10分間でプレゼンテーション発表をし、時間無制限の質疑応答に対応するというものです。自分たちが学んだことを言語化して伝えること、対話を通じて互いの知見を深めることを目的としており、2会場に分かれて一人一人が発表に携わる機会を増やして実施しました。事後学習を通して、参加した生徒たちは、地元神戸から世界に誇る技術がいくつも生まれていることに関心を高め、3つの異なる分野の最先端技術の繋がりについても興味を持っておりました。大変よい刺激を受けてくれたようで、参加者の満足度は100%でした。

KOBE研修(ロボット分野)

8月2日(金)、KOBE研修(ロボット分野)に生徒15名(引率教員3名)が参加しました。参加者は13:00から17:00過ぎるまで、株式会社ダイヘンの六甲事業所にご協力頂き、見学、研修をさせていただきました。まず事業部長様からご挨拶いただき、ダイヘン株式会社の事業の柱であるエネルギー・溶接・自動化について講義いただきました。その後、オープン実験場にて一人一人溶接ロボットを実際に動かす体験、自動化された工場見学ツアーなど、4つの班に分かれて行いました。ロボットがロボットを作っているという大変興味深い現場でした。最後に、質疑応答の時間を設けていただきましたが、予定していた時間の倍である40分近く、私たちのたくさんの質問に丁寧にわかりやすくお答えいただきました。本校出身で今年入社された方もおり、ものづくりを通して社会に貢献されている社員の皆様にお会いし交流でき、大変有意義な時間となりました。高校一年生にとって、将来を考える上で大きな学びとなりました。

日経STEAMシンポジウム2024

7月30日(火)、大阪ATCホールにて、日経STEAMシンポジウム2024に生徒11名(引率教員2名)が参加しました。本イベントは、関西・東京を中心とする全国の高校・大学、企業、自治体など、多様な属性の方々が一堂に会し、学生サミット、ポスターセッション、女性研究者座談会、デジタルアート展、STEAMゼミ、探究講座体験、ブース相談会などを行うというもので、生徒たちはそれぞれの興味関心に応じてイベントに参加しました。また、本校生徒2名は「DIS STEAM ゼミ」に参加し、未来の教育支援についてスライドを用いてプレゼンテーション発表を行いました。丸一日、普段とは異なる体験を行いました。