総合科学コース 看護医療系講座「チーム医療」の紹介
令和4年度 第11回講座
講座「チーム医療」の11回目が、9月6日の6限目と7限目に実施されました。
11回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部臨床工学科の杉村宗典助教にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「臨床工学技士とチーム医療との関わり」。
講義の前半は、臨床工学技士の役割を中心に説明をしていただきました。
私たちは普段、病院で臨床工学技士に出会うことはありません。その理由は、臨床工学技士が「生命維持管理装置を扱う仕事」をしているからであり、そのことをとても分かりやすく教えていただきました。
コロナ禍でECMO(エクモ)の操作など、これまで以上に臨床工学技士の仕事が注目されており、最新の医療機器を扱うことができる重要な役割を担っていることを学びました。
講義の後半は、不整脈治療を中心とした臨床工学技士の仕事について説明をしていただきました。
心室細動やアブレーションカテーテルなど、お話と動画で詳しく学ぶことができました。また、病院ではどのようなチームが存在し、チーム医療が重要である理由を先生の想いも込めてお話ししていただきました。
次回は、9月13日に「看護師」について学びます。
令和4年度 第6回講座
講座「チーム医療」の6回目が、6月7日の6限目と7限目に実施されました。
6回目の講座は、神戸常盤大学短期大学部口腔保健学科の上原弘美准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「口腔保健の立場からみたチーム医療について」。
講義の前半は、歯科衛生士の仕事について説明をしていただきました。
口腔の役割を学んだ後、実際に患者の写真を見ながら歯科衛生士ができることを教えていただきました。
「年齢」という漢字からも歯の重要性がわかり、歯科衛生士が大切な役割を担っていることを理解しました。
講義の後半は、「う蝕」と「歯周病」について説明をしていただきました。
「う蝕」と「歯周病」は感染症であり、放置すれば全身に原因菌が感染することを知り、歯科衛生士がチーム医療の一員として治療を担っていることを学びました。
最後に、医療に携わるためには「国家試験」に合格する必要があり、これからの継続した学びが大切であると教えていただきました。
次回からは、1学期で学んだ内容を整理して振り返りを行います。
令和4年度 第5回講座
講座「チーム医療」の5回目が、5月31日の6限目と7限目に実施されました。
5回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部診療放射線学科の今井方丈教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「診療放射線技師とチーム医療」。
講義の前半は、診療放射線技師の仕事について説明をしていただきました。
診療放射線技師は放射線を扱う唯一の仕事であり、放射線の特徴を理解して職務につく必要があります。放射線は治療に有効な反面、使い方を間違えると非常に危険であることを学びました。
講義の後半は、チーム医療における診療放射線技師の役割を説明していただきました。
診療放射線技師の仕事は患者と直接関わる仕事であり、特に医師や看護師と連携することが重要であると学びました。また、診療放射線技師の活躍の場は病院だけではないということも知りました。
次回は、6月7日に「歯科衛生士とチーム医療」について学びます。
令和4年度 第4回講座
講座「チーム医療」の4回目が、5月24日の6限目と7限目に実施されました。
4回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部医療検査学科の田村周二先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「病院における臨床検査技師とチーム医療」。
講義の前半は、医療従事者になるために必要なことをお話していただきました。
自分自身を知ることが、医療従事者になる第一歩であると教えていただき、高校生活をとおして自己分析をすることが重要であると学びました。
講義の後半は、「コロナ感染と医療崩壊」「臨床検査技師の仕事」についてお話していただきました。
医療崩壊の定義を学んだ後、チーム医療の中でも院内感染対策チームについて詳しく教えていただきました。
その後、血液検査や尿検査の映像や写真を見ながら臨床検査技師の仕事について説明をしていただきました。
次回は、5月31日に「診療放射線技師とチーム医療」について学びます。
令和4年度 第3回講座
講座「チーム医療」の3回目が、5月10日の6限目と7限目に実施されました。
3回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の西村充弘先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「精神科におけるチーム医療」。
講義の前半は、「精神科医療」についてお話をしていただきました。
精神疾患患者が増加している現状を踏まえたうえで、統合失調症が減少して認知症や依存症が増加傾向にあることを学びました。また、各症状の治療方法についても教えていただきました。
講義後半は、「チーム医療」と「看護師養成」についてお話をしていただきました。
精神科で活躍している主なチーム医療を紹介していただき、精神保健福祉士との連携が重要であることを学びました。
最後に、看護師・保健師・助産師・養護教諭になる過程について詳しく教えていただきました。
次回は、5月24日に「臨床検査技師とチーム医療」について学びます。
令和4年度 第2回講座
講座「チーム医療」の2回目が、4月26日の6限目と7限目に実施されました。
2回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の島内敦子准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「妊娠・分娩期におけるチーム医療」。
母性看護学がご専門の島内先生から、周産期医療におけるチーム医療について教えていただきました。
講義の前半は、母性看護学や助産学について学んだあとに周産期医療について説明をしていただきました。看護師と助産師の違いや日本では女子しか助産師になれないなど、具体的に分かりやすく教えていただきました。
また、周産期医療の定義や具体的な看護内容について学びました。
講義の後半は、周産期医療におけるチーム医療について説明をしていただきました。助産又は妊婦、褥婦が安心で安楽に過ごせるための看護、出産体験を肯定的に捉えるための看護の必要性を教えていただきました。
コロナ禍で、助産の機会が減っているという現状についても説明をしていただきました。
次回は、5月10日に「精神科におけるチーム医療」について学びます。
令和4年度 第1回講座
講座「チーム医療」の1回目が、4月19日の6限目と7限目に実施されました。
1回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部看護学科の尾﨑雅子教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「看護職を目指すあなたへ」。
基礎看護学がご専門の尾﨑先生から、「チーム医療とは」「看護とは」について教えていただきました。
講義の前半は、「チーム医療とは」についてお話をしていただきました。
まずは、医療の現場に関わるさまざまな職種について紹介をしていただきました。そして、患者を中心に複数の医療専門職が専門性を活かし、共有した目標に向かって協働して医療を実践していくことがチーム医療であることを学びました。
講義後半は、「看護とは」について教えていただきました。
ナイチンゲールの教えを学び、看護の概念や看護師の役割について説明をしていただきました。
次回は、4月26日に「妊娠・分娩期におけるチーム医療」について学びます。
令和3年度 第18回講座
講座「チーム医療」の18回目が、11月16日の6限目と7限目に実施されました。
18回目の講座は、公立神崎総合病院看護部長の大﨑明美さんにお越しいただき、講義をしていただきました。
今回のテーマは、「公立神崎総合病院におけるチーム医療」。神崎郡で唯一の公立総合病院として、地域住民のニーズに応えながら医療を提供されている現状をお話しいただきました。
講義前半は、神崎総合病院の紹介と看護師の仕事について説明をしていただきました。16診療科がある神崎総合病院では高齢者の患者が多く、そのニーズに適した医療を提供されていることを学びました。そして、看護師の仕事では「気づく」ことが大切であり、患者の一番近くにいる看護師が変化に気づき関心を持つことが大切であるということを、グループワークを交えながら教えていただきました。
講義後半は、神崎総合病院でのチーム医療について説明をしていただきました。様々なチームの中でも今回は、感染対策チーム・緩和ケアチーム・褥瘡対策チーム・認知症ケアチーム・栄養サポートチーム・退院支援チームについて説明をしていただきました。チーム医療では、各職種の専門性を理解して得られた情報を統合し患者の支援を行うことが使命であり、具体的な患者の事例を取り上げながら詳しく教えていただきました。
今回で、医療の専門家の方にお越しいただく講義は終わりました。次回からはこれまでの振り返りを行い、チーム医療に関する理解を深めていきます。
令和3年度 第17回講座
講座「チーム医療」の17回目が、11月9日の6限目と7限目に実施されました。
17回目の講座は、医療法人社団アキタケ診療所の秋武宏規院長先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
今回のテーマは、「チーム医療について ~地域医療連携も含めて~」。学校医として普段からお世話になっている秋武先生に、神崎郡の医療状況や医療従事者に求められる資質について教えていただきました。
講義前半は医療連携について、神崎郡の現状を踏まえながら教えていただきました。神崎郡には個人クリニックが約24件あるため充実しているが、総合病院が1件しかなく神崎郡周辺の病院と医療連携が必要であることを学びました。また、患者さんに地域で継続性のある適切な医療を提供するために、医療連携のツールとして紹介状(診療情報提供書)が重要な役割を担っていることを学びました。
講義後半は医療従事者に求められる資質について、秋武先生の想いも含めて教えていただきました。求められる資質は様々ですが、秋武先生は「コミュニケーション」「思いやり」「少しの探求心」を重視されているというお話しされました。だからこそ、学校生活で仲間や先生とのコミュニケーションを大切にし、部活動やボランティア活動をとおしてチームでやり遂げる経験を大切にして欲しいという熱い想いを語っていただきました。
次回は、11月16日に公立神崎総合病院から看護師さんにお越しいただき、講義をしていただきます。
令和3年度 第16回講座
講座「チーム医療」の16回目が、11月2日の6限目と7限目に実施されました。
16回目の講座は、福崎町保健センターから保健師の藤田真由香さんと本城里奈さんにお越しいただき、講義をしていただきました。
今回のテーマは、「保健師とチーム医療」。保健師の種類や仕事内容、他職種との連携について現場の声を交えながら教えていただきました。
まずは、保健師の仕事について本校卒業生でもある藤田さんから説明をしていただきました。藤田さんが保健師になった経緯や町の保健師として、実際に行っている業務を具体的に教えていただきました。中でも母子保健について、実際の母子手帳に触れたり、妊婦体験をさせていただきながら学ぶことができました。
次に、保健師と他職種との連携について説明をしていただきました。健康教室や健診では、保健師もチーム医療の一員として助産師や栄養士と連携をしていることを教えていただきました。
保健師の仕事を、具体的に分かりやすく教えていただく貴重な機会となりました。
次回は、11月9日に校医の先生にお越しいただき、医師の仕事について講義をしていただきます。
令和3年度 第15回講座
講座「チーム医療」の15回目が、10月26日の6限目と7限目に実施されました。
15回目の講座は、姫路獨協大学薬学部医療薬学科の杉本由美教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
今回のテーマは、「薬剤師の仕事、チーム医療における役割」。薬剤師になるために必要な能力を知り、チーム医療における薬剤師の仕事を学びました。
講義前半は、姫路獨協大学薬学部での学びと薬剤師の仕事について教えていただきました。薬学部は6年制教育であり、どのような学びや実習が行わているのかを学びました。薬局での患者対応については実際に実習動画を見ながら学び、薬局で投薬を行う前に患者に尋ねることとその目的について知ることができました。
講義後半は、チーム医療における薬剤師の役割について教えていただきました。医療が高度化し、複雑化した専門的な能力が求められる現在の医療現場ではチーム医療が必須であり、薬剤師が主体的に薬物療法に参加することが非常に有益であることを学びました。
次回は、11月2日に福崎町保健センターから保健師さんにお越しいただき、講義をしていただきます。
令和3年度 第14回講座
講座「チーム医療」の14回目が、10月12日の6限目と7限目に実施されました。
14回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部言語聴覚療法学科の森澤広行先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
今回のテーマは、「言語聴覚士の仕事とチーム医療における役割」。リハビリテーション専門職の「言語聴覚士」の仕事を詳しく説明していただきました。
講義前半は、言語聴覚士の担当する障害やどのような場所で活躍しているのかを学びました。言語聴覚士は子どもから高齢者までの幅広い年代の障害に携わり、活躍の場も多岐にわたることを教わりました。また、言語聴覚士の資格を取得するために必要なことを学び、言語聴覚士の仕事のイメージをつかむことができました。
講義後半は、脳と人間の活動について実習を交えながら学びました。脳を活性化させる方法を体験しながら、言語聴覚士の具体的な仕事内容を教えていただきました。また、動画を見ながら誤嚥性肺炎の危険性を教えていただき、食べることの大切さを実感しました。
次回は、10月26日に「薬学」について学びます。
令和3年度 第13回講座
講座「チーム医療」の13回目が、10月5日の6限目と7限目に実施されました。
13回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部作業療法学科の小野泉准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「作業療法士の仕事、チーム医療における役割」。
昨年度は作業療法士が関わる車イスについて説明をしていただきましたが、今年度は「補装具」について詳しく説明をしていただきました。「補装具」には、義肢や装具などさまざまな種類があり、その目的について学びました。
また、補装具の中でも「義手」を中心にさらに詳しく教えていただきました。義手は機能によって、装飾用・作業用・能動用の3種類が存在し、能動用の中に筋電義手があることを教わりました。そして筋電義手の仕組みを実習を通して、実際に義手を操作しながら学びました。
さらに、随意運動で機関車を走らせる実習では、こめかみに付けた装置で電気機関車を動かすことができ驚かされました。お箸の自助具の操作も実際に見学することができ、実習を通して補装具の理解を深めることができました。
次回は、10月12日に「言語聴覚療法」について学びます。
令和3年度 第12回講座
講座「チーム医療」の12回目が、9月28日の6限目と7限目に実施されました。
12回目の講座は、姫路獨協大学医療保健学部理学療法学科の山本洋之教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「理学療法士の仕事、チーム医療における役割」。
講義前半は、チーム医療に関わる専門職の説明を中心に作業療法士の仕事を説明していただきました。臨床工学技士、言語聴覚士、作業療法士、そして理学療法士が患者に対して具体的にどのような役割を担っているのかを分かりやすく教えていただきました。
特に理学療法と作業療法の違いについて、理解を深めることができました。
講義後半は、理学療法士の仕事を体験しました。先生が実際に使われている道具の説明やパルスオキシメーター(酸素濃度計)を使った実験を行いました。パルスオキシメーターを使った実験では脈拍数と酸素濃度を計測して、体内に酸素が運ばれる時間を知ることができました。
次回は、10月5日に「作業療法」について学びます。
令和3年度 第11回講座
講座「チーム医療」の11回目が、9月21日の6限目と7限目に実施されました。
11回目の講座は、姫路獨協大学人間社会学群産業経営学類の清水隆明准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。今回は授業前半と後半で、2つのテーマの講義を実施していただきました。
授業前半のテーマは、「高齢化社会を支える医療介護制度と地域の取組」。
超高齢化社会を迎える可能性がある日本で、高齢者を支える仕組みがどのようになっているのかを学びました。日本の社会保障の仕組みを、タイ国と比較しながら分かりやすく教えていただきました。
授業後半のテーマは、「診療情報管理士の仕事とチーム医療における役割」。
診療情報管理士の仕事内容とチーム医療に果たす役割を学びました。診療情報管理士の資格取得方法や資格取得のメリットについても教えていただき、理解を深めることができました。
次回は、9月28日に「理学療法」について学びます。
令和3年度 第10回講座
講座「チーム医療」の10回目が、9月7日の6限目と7限目に実施されました。
今回が2学期最初の講座であり、姫路獨協大学看護学部看護学科の髙田美子准教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「看護師の仕事とチーム医療における役割」。
講義前半は、「看護」の持つ意味を歴史を振り返りながら説明していただきました。毎年5月12日が「看護の日」と呼ばれている理由やナイチンゲールのお話など、看護全般について教えていただきました。また、老年看護領域を専門とされている先生から高齢者の看護について詳しく教えていただきました。
講義後半は、演習として高齢者疑似体験を全員で行いました。先生が全員分の体験キッドを準備してくださり、一人ずつ高齢者体験をしました。特殊ゴーグルをかけて新聞を読み、特殊グローブをつけて箸を使うなど高齢者の気持ちを理解することの重要性を教えていただきました。全員が楽しみながらも苦労する体験ができ、貴重な時間となりました。
次回は、9月21日に「産業経営学」について学びます。
令和3年度 第9回講座
講座「チーム医療」の9回目が、6月29日の6限目と7限目に実施されました。
9回目の講座は、1学期の振り返り発表を行いました。1学期に神戸常盤大学の先生方から学んだ内容を、6つのグループに分かれて4時間かけてまとめ、今回の授業で発表をしました。
各グループが「チーム医療とは」「チーム医療の役割」「各講座で学んだこと」「2学期に向けて」などを、PowerPointのスライドを利用して発表しました。
これで1学期の講座はすべて終了しました。
2学期は、姫路獨協大学の先生にお越しいただき、講義をしていただきます。また、地域の医療従事者にもお越しいただく予定です。
令和3年度 第6回講座
講座「チーム医療」の第6回目が、6月8日の6限目と7限目に実施されました。
第6回目の講座は、神戸常盤大学短期大学部口腔保健学科の御代出美津子先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「歯と口の健康教室」。
御代出先生は現在も歯科衛生士として病院で勤務されており、歯の健康を維持する方法やチーム医療における歯科衛生士の現状について教えていただきました。
講義前半は、歯の特徴や虫歯について学びました。乳歯と永久歯の違いや役割を学んだあとに、歯の断面図を見ながら特徴について説明を受けました。そして、虫歯の原因がストレプトコッカスミュータンス菌であり、どのような場面で虫歯になりやすいのかを教えていただきました。
講義後半は、歯周疾患や虫歯予防とチーム医療について学びました。歯周炎と歯肉炎の違いについて学んだあとに、他の病気と歯周疾患の関係について説明を受けました。その後、チーム医療の中で歯科衛生士が虫歯予防を推進する理由や役割を教えていただきました。
次回は、6月15日に1学期の振り返りを行い、学習内容の発表準備を始めます。
令和3年度 第5回講座
講座「チーム医療」の第5回目が、6月1日の6限目と7限目に実施されました。
第5回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部診療放射線学科の今井方丈教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「診療放射線技師とチーム医療」。
病院で勤務され専門学校でも指導をされた経験を持つ先生から、診療放射線技師の仕事や役割について教えていただきました。
講義前半は、放射線の特徴について学びました。放射線の特徴は「物質を通過する能力」と「直接作用する力」であり、その特徴を活かして病院ではレントゲン写真撮影などに利用されているという説明を受けました。
また、「人間の五感では察知することができない」、「凄い能力を持つ」という特徴もあると説明を受けました。そのため、危険で怖い物質であるため国家資格を有する専門家が必要であると教えていただきました。
講義後半は、診療放射線技師の役割を学びました。放射線の適切な取り扱い方や各種撮影方法について教えていただきました。診療放射線技師は危険な放射線を独占して取り扱うことができる仕事であり、やりがいがあり責任の大きな仕事であると説明を受けました。
次回は、6月8日に「歯科衛生士とチーム医療」について学びます。
令和3年度 第4回講座
講座「チーム医療」の第4回目が、5月25日の6限目と7限目に実施されました。
第4回目の講座は、神戸常盤大学保健科学部医療検査学科講師の田村周二先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「病院における臨床検査技師とチーム医療」。
神戸市の病院で長年勤務された経験を持つ先生から、臨床検査技師の仕事や現場での他職種とのチーム連携について教えていただきました。
講義前半は「COVID-19」を主な事例として扱い、臨床検査技師がチーム医療でどのように活躍をしているのかを学びました。「COVID-19」の特徴や医療崩壊が起こる仕組み、病院感染症チームがどのように活躍しているのかを具体的な例をあげて説明をしてくださいました。
講義後半は実際の検査動画を見ながら、どのような検査で何が分かるのかを詳しく教えていただきました。また、生徒全員からの質問に丁寧に答えてくださり、医療現場での心構えや必要な力を知ることができました。
次回は、6月1日に「診療放射線技師とチーム医療」について学びます。