学年・専門部
人と自然科 10月の県庁緑化を有馬高校が担当しています
10月4日(水)人と自然科のフラワーアレンジメント班の生徒4名が兵庫県庁を訪れ、県庁緑化活動を行いました。兵庫県には農水産高校が12校あり、1年を通して各校が輪番で県庁2号館ロビーに草花苗や観葉植物などの各校の特色を活かした実習作品を展示し、庁舎の緑化ならびに環境整備に貢献しています。
今年度有馬高校は10月を担当します。今回も人と自然科農業クラブフラワーアレンジメント班が担いました。この展示に向け、ひょうごの達人事業でお世話になっている講師の先生にアドバイスをいただきながら、夏休みから生徒自身でデザイン画を作成し、新学期に入っても放課後の時間も活用し準備を頑張ってきました。
ちなみに有馬高校人と自然科といえばフラワーアレンジメント。フラワーアレンジメントに関する知識や技術を集中して学習できる学校設定科目『フローラルアート』があり、特に3年生では地域オープン講座『チャレンジ教室』と題し、地域の方を受講生としてお招きし、生徒が先生役となって授業を進めています。
チャレンジ教室「フラワーアレンジ」開講しました・・・に関する記事はこちら
また、習得した技術を活用し、地域のイベントや農業祭などでアレンジメント体験を実施しています。
今年4月でんスポアドベンチャーフェスタに出展しました・・・に関する記事はこちら
話を戻し設置当日、代表生徒が兵庫県庁を訪れ・・・まずは搬入です。
そして学校で練習したとおり作品を組み立てていきます。
過去と比較しても今回はかなり大きな作品のようですね。
完成した作品はこちら。タイトルは『多様性の花』です。
この作品には世界中全ての人がそれぞれの個性を大切にし、みんなが平等に暮らせる社会を実現させたい・・・という想いが込められています。カラフルな色で個性を表現し、中央には手を取り合っている姿をアーティフィシャルフラワーで描き、互いを認め合い、笑顔の輪が広がる様子を表しています。
担当した生徒より『この作品1人でも多くの人に見てもらい、関心を持ってもらうことで、インクルーシブな社会が実現できたら・・・』とのことでした。
私たちの力作は、10月下旬まで県庁2号館ロビーにて展示しています。県庁を訪れる際はぜひご覧ください。
図書室より 後期図書委員会が発足しました
10月4日、後期図書委員会が発足しました。
前期に引き続き図書委員を引き受けてくれた生徒さん、新たに頑張ってみようと図書委員に入ってくれた生徒さん、
図書委員ならできるかも、と来てくれた生徒さんなど、動機は様々なようですが、やるからには楽しく活動をしていこう!と結束を結びました。
委員長・副委員長・書記の役割も立候補で決まり、頼もしい限りです。
他にイベント企画係、図書だより係、新書購入係、本の配置換え・ポップ作り係と自主的に係決めをし、次の集まり日を相談していました。
図書委員は、各クラスから2名ずつ出てくれています。クラス、学年の枠を越えて交流ができることは魅力です。
自分たちが中心となって委員会を盛り立てていこうとする3年生。その行動力を見て学ぶ1,2年生。それぞれが、委員会活動を通して、有意義な時間を共有できることを願います。
目標達成に向けて、楽しみながら活動をしていきましょう!
人と自然科 クラインガルテン⑧ 秋野菜の管理&サツマイモ掘り
ようやく、秋の気配で実習もずいぶんやりやすくなってきました。
クラインガルテンの畑も秋野菜の管理がどんどん進んできています。
9月19日にはブロッコリー、カリフラワー、タアサイ、キャベツなどの植え付けを行いました。
畑に苗を植え付けることを「定植」といいます。植える深さや株と株の間隔に注意してやっていきます。
夏野菜でもやったことがあるので皆さん、慣れた手つきで進めていきます。
9月26日は追肥とコカブの間引きです。まずは追肥で使う肥料の説明です。
追肥を行う場所は近すぎても遠すぎても効果が半減してしまいます。
追肥が終わればコカブの間引きです。込み合っている場所は少しやりにくいですが注意をしてやっていきましょう。
10月3日はサツマイモ掘りです。今回は収穫後の保存方法や栽培した「ナルトキントキ」についての説明です。また、傷つけずに収穫する方法を圃場でしてイモ堀りのスタートです。
生徒と受講生でペアとなりどんどん進めていきます。今年は雨が少なく心配していた担当者でしたが・・・大きいイモを採ることができました。皆さん、楽しめましたか?
人と自然科 農業と環境 秋の農業祭に向けハクサイ・ダイコンの生育順調です
大盛り上がりの体育大会も無事終わり、10月に入りました。朝夕の気温が下がり、過ごしやすい季節を迎えています。農場では黒エダマメやサツマイモなどの収穫も始まり収穫の秋本番といったところですね。
人と自然科1年生農業と環境の授業では、農業の基礎を学ぶため、2学期にはダイコン、ハクサイの栽培を行っており、秋の農業祭での販売、品評会に向け順調に生育しています。
まずはダイコン。10月上旬にかけて2回に分けて行ったのが間引きという作業です。1カ所に3粒播種し発芽した芽を1本に絞る作業。別名『命のオーディション』です。
ダイコンの栽培がスタートしました(ダイコンの播種)に関する記事はこちら
発芽したダイコンのうち、害虫に食べられたものや生育が遅れているものを選び間引いていきます。残す株を傷めそうな場合はハサミで切断します。これまで丹精込めて栽培してきたため、少し心が痛みますね。しかし立派なダイコンを収穫するためには、避けて通れない実習です。
続いてハクサイ。夏休みに播種し、小さかった苗もすくすく育ってきています。
更なる成長を目指し、ここで行う作業が追肥という作業です。土の中の栄養が少なくなってきたのを成長具合を見て判断し、追加で肥料を与えていきます。
ポイントは、肥料を株に近づけないこと、そして葉の上にのせないことです。肥料がハクサイにくっついてしまうと、ハクサイがやけどしてしまいます。(肥料やけといいます。)
追肥が終わったらしっかり観察、調査しましょう。葉径を測定したり、葉の出方(葉序)を観察します。
生育は順調ですね。この調子で成長したら11月中旬には収穫適期を迎え、秋の農業祭で販売されます。そして一番自信のあるハクサイ、ダイコンを品評会として一同に展示し、来場される地域の方々に見てもらっています。
現在秋の農業祭に向けての計画は最終段階を迎えていますが、いよいよ今年は農産物の販売に加え、食品バザーを復活させる準備をしています。秋の農業祭の詳細については決まり次第、随時ブログで報告していきます。
来場される地域の方に満足いただけるよう、みんなで栽培を頑張っていきましょう。
体育大会本番 『諸法無我~関係を繋ぐ襷~』
9月29日(金)令和5年度体育大会を実施しました。
晴天の中、まさに体育大会日和! 視界いっぱいに広がる雲一つないきれいな青空のもと幕を開けました。朝は風が吹いており、少し涼しく感じましたが、日中は、気温も上昇するという予報なので熱中症対策を各自十分準備して、生徒にとって最高の思い出になるよう、みんな団結して頑張りましょう!
まず始めに校長先生からの挨拶では、今年度のテーマである「諸法無我~関係を繋ぐ襷~」の精神で、皆がどこかで繋がっている心を忘れず、ベスト尽くし、フェアプレーを心掛け、絆を深めて欲しいとお話がありました。
そして、選手宣誓と今年度初めての試みで行われる3年生有志の応援パフォーマンスです。
力強い掛け声と共に、熱い思いが伝わる演技に皆が励まされました。
個人種目、団体種目、クラス対抗種目などさまざまな競技があり、それぞれに大きな声援が送られました。コロナ禍では十分な競技ができなかった体育大会。そして、見る側の声援などやっと生徒たちが満足できるものに戻ってきたと感じました。
昼休みには熱中症対策の給水として、育友会の方々よりスポーツドリンクの差し入れがありました。生徒たちが熱い熱戦を繰り広げている中、準備から配布までありがとうございました。午後からも気合い十分です。
どの競技にも、全員が手を抜くことなく全力で真剣に打ち込んでいる姿が印象的でした。どの場面でも、大声で応援したり、悔しがったり、大笑いをしたり、高校生としての迫力あるパフォーマンスは、見ている人に元気を与えてくれます。また、それぞれに本気で取り組む熱意があるからこそ、生まれるパフォーマンスだと思います。有高生の内なるパワーを見ることができました。
最後にこの場をお借りし、この日のために準備からしっかりと取り組んでくれていた生徒会や運動部、吹奏楽部、放送委員会、清掃委員会の生徒達、先生方に感謝を伝えたいと思います。また、保護者の皆様・ご来賓の皆様、ご声援ありがとうございました‼
生徒はもちろん、大人も楽しみ、新たな活力が湧き出た1日でした。
今年度はやっと応援の声がグラウンド中に響き渡り、コロナ禍が明けつつあることを実感することができました。勝敗関係なく最後まで楽しむことができ、最高の1日になりました♪
来年はまた一段と高みを目指し、“Our Team”で充実した体育大会を実施したいと思います。
図書室より グリーン計画
前期図書委員会は9月末で終了し、後期委員へと引き継がれていきます。
前期図書委員の皆さん、お疲れ様でした。
勉学、部活動に加えて委員会活動も積極的に参加してくれました。有高祭の運営も忙しい中、協力してやり遂げられたことは、皆さんの頑張りのおかげです。図書委員を通じて学んだり考えたり思ったりしたことが、今後の生活に活かされることを願っています。
さて、図書室の窓際の書棚の上に観葉植物でも置きたい、植物が皆さんの気分を晴らし、癒される瞬間になれば、と思っていたところ・・・・・・。我が校には校内に自然がいっぱい。そして『人と自然科』という強い味方が!
「ありますあります」と人と自然科の先生。植木鉢に土に挿し木に最適植物たち。
「植木鉢はどれがいいですか?お好みの物をどうぞ。土は花用に作って、もみ殻も入って栄養たっぷりですよ」と。
倉庫の中はナチュラルワールド。花や野菜がお好きな方はわくわくする空間でしょう。
人と自然科の生徒さんや先生方はきっと毎日わくわくしながら実習に臨まれていることが想像できました。
一通りの作業の仕方を教わり、倉庫内でやり始めたその隣で、3年生の生徒さんが課題研究に取り組んでいました。
聞けば、花に適した土にするために、肥料の配合割合を研究しているのだとか。
「ここの土は先生のオリジナル配合で、とてもいい土です。あっちの機械で雑菌消毒もしています」と生徒さん。
なるほど。どおりで野菜や花が丈夫で生き生きとしています。農業祭にお越しくださった方々もご納得でしょう。
秋の農業祭の準備も始まっているようで、たくさんのポットにふかふかの土が入っていました。
図書室に置くグリーンも生徒さんに聞きながら、なんとか出来上がりました。
グリーン計画で少しずつ増えていく(であろう)風景を、図書室に訪れた生徒さんと共有したいと思います。
校内には生徒さんと先生方が、丹精込めて世話をしているもので溢れています。
令和5年度体育大会の予行が行われました。
本日、体育大会の予行を実施しました。 前日は、放課後に運動部員が中心となってグラウンド準備を行いました。
予行では、体育大会本番に向けて各競技で並び順やルール、競技上の注意点など事前準備や打ち合わせを入念に確認しました。まずは、開会式の流れです。1年~3年の順に有高祭で作成したクラス旗を先頭に整列をします。全クラスが整列するとグランドは18クラス、700名以上の生徒で一杯になり、壮観そのものです。
ラジオ体操時の体形など、全体の動きを確認しながら予行練習は進んでいきます。
気温が高いと予測されるため、熱中症対策をしながら、100m、リレー種目、綱引きの予選等を行いました。全員が、すごい熱気を見せ、本番さながらの盛り上がった予行になりました。特に今年度は、初めての試みで3年生有志の男子が応援パフォーマンスを実施してくれるようです。本番が楽しみです。
予選の様子を写真のダイジェストでご覧下さい
本番では今までの練習の成果が発揮され、白熱した戦いが見られるのを楽しみにしています!
秋季オープンハイスクール 申込受付まもなくです!
10月28日(土) 午後より秋季オープンハイスクールを実施いたします。
当日は全体説明会の後,人と自然科・総合学科ともに学科の特色や進路状況,授業の様子について詳しくご案内させていただきます。
また,中学生の皆様には体験授業をご用意しております(人と自然科は全員共通の2コマ,総合学科は希望講座1コマ)。
夏季オープンハイスクールにご参加いただいた方も,今年度初めて本校のオープンハイスクールにご参加される方も是非とも本校にお越しいただき,進路決定のご参考にしていただければ幸いです。
お申込みは10月2日(月)~17日(水) となっております。
WEB申込またはお電話にて受付をさせていただきますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。
(WEB申込: https://dmzcms.hyogo-c.ed.jp/arima-hs/NC3/chuugakusei/gakkousetsumei)
人と自然科 世界稲刈り選手権の大会運営を行いました
9月24日(日)三田市下相野の水田にて、世界稲刈り選手権が開催され、本校人と自然科農業クラブ本部役員14名が大会の運営をお手伝いしました。
このイベントは、子どもたちと一緒にお米作りをすることで土に親しみ、農業に興味を持ってもらうことが目的で開催されてるイベントです。有馬高校農業クラブは、授業でお米づくりを学んだ知識や技術を活用して、14年前から運営に携わっています。この日は6月に同じ田んぼで開催された、世界田植え選手権で手植えを行いすくすくと成長して収穫を迎えたイネをみんなで楽しく手刈りで収穫しました。
イベントの最初は恒例のラジオ体操です。1年生の生徒が前に立ち、皆で一緒に体操をします。
体がしっかりほぐれたところでいよいよ稲刈り開始です。
今回は比較的幼い子どもたちが中心に参加していたため、ケガしないように、手を添えながら一緒に稲刈りをしました。
今年この田んぼで栽培したお米は『ミルキークイン』という品種です。粘り気が多く、冷めても美味しいお米です。刈り取ったイネは束にしてくくっていきます。
ある程度刈り終えたら脱穀します。農家の方に教わりながら、安全に気をつけて、束にしたイネをコンバインに入れて籾と稲わらに分けていきます。
あっという間に12時に。お昼ご飯です。この田んぼでとれたお米を使い、地元のお母さんが作る特性カレーライスです。ほどんど水を使わず、タマネギなどの野菜を煮詰めて作った特製カレー。付け合わせのキュウリ、ラッキョ、そして今回は新たに梅干しも登場。屋外で食べるカレーライスは最高です。
午後からは大型機械の操作を体験させていただきました。高校の水田は小さいのでなかなか大型機械の運転実習ができません。ありがとうございます。
まずはコンバインを使った稲刈り体験です。農家の方に教わりながら残ったイネをあっという間に刈り取りました。そして今年も稲刈りをしていたら上空にツバメの大群が登場。飛び出た昆虫を狙って集まってきました。農業は生き物と関係していますね。
そして刈り取った後の田んぼを大型トラクタで耕うんしました。今年は新たに導入されたロボットトラクタを体験させていただきました。事前に設定しておけば、ハンドルを持たなくても勝手にタイヤが動き、凸凹の水田の中でもまっすく走行します。広い水田の場合はGPSでほ場内を走行します。まさにスマート農業ですね。
あっという間にイベントは終了です。今日参加したみんなで記念写真を撮りました。
お招きいただいた、こころ豊かな人づくり500人委員会阪神北OB会の皆様、参加された皆様、楽しい時間をありがとうございました。
特色ある授業~福祉・食事介助~
介護ベットの準備をしています。介護ベッドがある高校も珍しいです。
先ずは、高さ調節から。
介助者と介護者になって食事介助の体験授業です。
「足の方を上げていきますね」「頭を上げますよ」と、声をかけ、介護の要点を確認しながら進めています。
実際に食事介助の体験です。食事を口に運ぶ角度や量、タイミングなど、気を付けることが多くあります。
また、実際に食べさせてもらうことで、相手の気持ちを理解することにもつながります。
「みかんゼリーを食べますよ」「おいしいですか」など、気持ちをほぐし、食事の時間を有意義なものへと導く声かけをしていました。
人と関わりを持ちながら学びを深めることで、相手に対する思いやりや気付き、気遣いが生まれている姿が見られます。それらは福祉の分野だけでなく、広い分野において役に立つ体験となることでしょう。
これからも体験学習を通し、技術習得と共にプラスアルファが身に付く授業を展開していきます。