兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
カテゴリ:農業部
人と自然科 農業クラブ でんスポアドベンチャーフェスタに出展しました
4月29日(金)神戸市北区にある北神戸田園スポーツ公園にて、「でんスポアドベンチャーフェスタ」が開催され、人と自然科農業クラブの本部役員の生徒、並びにフラワーアレンジメント班の生徒が参加しました。
イベントに向け前日から当日朝にかけて、キュウリなどの野菜の収穫、野菜苗、草花苗の積み込みなど万全の準備で臨みました。
でんスポアドベンチャーフェスタに出展します・・・に関する記事はこちら
「でんスポアドベンチャーフェスタ」は北神戸田園スポーツ公園に地域の方が集い、食品バザーやコンサート、体験通して地域の方と交流を深めることを重視しているイベントです。有馬高校人と自然科としては昨年春に続き、2回目の参加となりました。さすが人と自然科の生徒。先日終えたばかりの春の農業祭など、日頃の販売実習などで培われた経験をもとに手際よく準備を進めていきます。
イベントは10:00開始。いよいよスタートです。今回は農業クラブ本部役員の生徒による、花苗・野菜苗販売などの農産物販売と、フラワーアレンジメント班によるコサージづくり体験教室を行いました。
農産物販売は体育館玄関付近に出店。キュウリやグリンピースなどのとれたて野菜は開始15分で完売。さらに野菜苗も午前中に完売など、たくさんのお客様に私たちの実習の成果である農産物を購入していただきました。
特に草花苗や野菜苗は人と自然科の生徒が春休み前から栽培を開始。花持ちがよく、夏まで楽しめる・・野菜苗も植え傷みが少なく丈夫・ということで地域の方から高い評価をいただいています。
そして今回農産物とともに販売したのが、人と自然科オリジナルTシャツです。10年前から農業クラブ本部役員の生徒が考えたデザインで有馬高校人と自然科オリジナルTシャルを作成し、販売しています。先日5代目となる『農業魂』Tシャツが完成、春の農業祭から販売を開始しました。胸には人と自然科公式キャラクター『ひとしくん』がプリンとされています。(左写真 左が4代目の『農boy農girl』Tシャツ、右が5代目の『農業魂』Tシャツです。)
ドライ生地で速乾性にすぐれ、人と自然科の生徒の多くが実習服の下に着て暑い夏を乗り切っています。この日も『農作業中にぜひ着たい・・・』など興味をもって下さった方がたくさん購入してくださいました。この有馬高校農業クラブTシャツは1枚1000円。今回のような地域イベントや校内でのイベントで販売しております。
次はコサージづくり体験です。
人と自然科と言えばフラワーアレンジメント。「フローラルアート」という学校設定科目(有馬高校人と自然科にしかない科目)を通して2年間、専門的な知識と技術を習得することができます。そして授業で学んだ技術を生かして各種大会にも出場しており、先日も全国大会で金賞・文部科学大臣賞を受賞し、この日の神戸新聞朝刊(三田版)にも大きく記事を掲載していただきました。
第18回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて文部科学大臣賞他受賞に関する記事はこちら
今回は大会に出場した6名のアレンジメント班メンバーが参加。アーティフィシャルフラワーを使ってコサージを制作。小さな子供から年配の方まで、ワイヤリングやテーピングなどの技術を丁寧に指導していました。
さて、農業クラブ本部役員&フラワーアレンジメント班の生徒がイベントを頑張っていると・・・やはり出てきてくれました。人と自然科の生徒が実習を頑張っていると姿を現す妖精さん「ひとっしー」です。
現れた瞬間、小さな子どもたちがたくさん集まり大人気です。一緒に写真を撮ったり・・・
農産物販売所やコサージづくり体験ブースでのお客様の呼び込みをお手伝いしてくれるなどイベントを盛り上げていました。
当日は雨の予報でしたがイベント終了の16:00までどうにか持ちこたえ、神港橘高校による中国ナンスーシシマイの龍舞や音楽ライブ、木工やガラスなどのワークショップ、働く車乗車体験などのブースがたくさん出展しイベントは大盛り上がり。参加した生徒も空いた時間に見聞を深めていました。
来場いただき、有馬高校人と自然科の花苗、野菜苗を購入いただいた皆さま、アレンジメントを体験して下さいました皆さま、ありがとうございました。また、イベントにお誘いいただいた田園スポーツ公園の皆さまこのような機会をいただき本当にありがとうございました。
人と自然科 4月29日(土) でんスポアドベンチャーフェスタに出展します
人と自然科では先日、春の農業祭が大盛況のなか無事終了。いよいよゴールデンウィークが近づいてきました。
令和5年度第18回春の農業祭 大盛況の中無事終了しました・・・に関する記事はこちら
ゴールデンウィーク最初の休日である昭和の日、4月29日(土)に北神戸田園スポーツセンターで開催予定のでんスポアドベンチャーフェスタに、有馬高校人と自然科農業クラブの生徒が参加します。
まずは野菜苗・花苗の販売です。生徒が栽培花苗、野菜苗を販売します。現在実習で販売する苗を選び準備しています。
トマトなど野菜苗は全て70円。マリーゴールドやペチュニアなど草花苗は全て60円です。さらにタイミングが合えば朝どりのキュウリの販売もあるかもしれません。場所は体育館玄関付近です。楽しみにしておいてください。
デンスポアドベンチャーフェスタチラシ(草花苗、野菜苗販売紹介あり).pdf
次はフラワーアレンジメントコサージ体験です。人と自然科にはフラワーアレンジメントを専門に学ぶ科目『フローラルアート』があります。
さらに農業クラブ専門班『フラワーアレンジメント班』があり、授業や専門班活動で学んだ技術を活かして様々なイベントで体験活動を提供しています。
過去の体験イベント イオンモール伊丹農業イベントに参加しましたに関する記事はこちら
過去の体験イベント 阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら
今回はフラワーアレンジメント班に所属する生徒が来場者にコサージづくりを伝授します。イベントに向け、現在花材やリボンを準備中です。
体験料は1回300円。体育館アリーナに出展しています。多くの方の来店をお待ちしております。
デンスポアドベンチャーフェスタチラシ(フラワーアレンジメント紹介).pdf
さらに当日は、人と自然科公認キャラクター『ひとっしー』くんが現れてくれるかもしれません。もし運良く出会えた場合は一緒に写真撮影も可能です。
皆さまのお越しをお待ちしております。
人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその1 パークマネジメントについて学ぶ
人と自然科3年生学校設定科目『地域自然保護』では、いよいよ有馬富士公園でのフィールドワークのスタートです。
地域自然保護 今年もスタートしました・・・に関する記事はこちら
第1回目の現地研修となるこの日は、実際に公園を運営・管理されているパークセンター職員の田中様から、有馬富士公園の概要、施設、県立公園に関わる法令などの説明をいただきました。
スライドを用いて有馬富士公園の概要、都市公園法など公園に関する法律、条令、夢プログラムの概要について学びます。有馬富士公園は、県内でも5本の指に入る来場者数を誇り、地域の方が公園の設立からかかわっているユニークな公園です。現在もボランティアの方がそれぞれの特技を活かし、来園者に向け様々な体験プログラムを提供しており、全国からとても注目されている公園です。
説明後さっそく園内を散策しながら説明を受けました。この日は雨の予報でしたが、どうにか小雨となり散策することができました。まずは公園が一望できるスポットへ。シンボルの有馬富士と福島大池を望みます。
そして公園に入っていきましょう。
有馬富士公園は里山をテーマとした公園です。園内にはキツネの巣穴をイメージした施設や樹木と同じ高さから観察できる樹幹テラス、落ち葉が積もった地中の温度が観察できる施設、子どもたちが環境学習で学ぶための草地の生態園・水辺の生態園・鳥の小道などユニークなスポットがたくさんありました。
そして一番下まで降りてくると、シンボルの一つである福島大池があります。農業用水としても活用されており、中にある浮島は、三田市のキャラクター『キッピー』と『ハッピー』が結婚式を挙げたことで有名な島です。
そして昔の里地里山の風景、暮らしが感じられるかやぶき民家・棚田エリアに到着。かやぶき民家にはボランティアでかやぶき民家を管理されている団体『かやぶき民家守しよう会』の方が常駐されています。有馬富士公園は本当に地域から愛されている公園ですね。
生徒は1時間半、園内の説明を受けながら散策ましたが時間が全く足りなかったですね。6月には2時間かけて公園内を自由に調査、取材する計画ですので安心して下さい。
今回の散策でも感じたように、有馬富士公園は遊具や自然観察で訪れる小さな子供たちと、里山の雰囲気を味わいたい中高年層が多く来園する一方、高校生・中学生がなかなか来園しないと言う課題があります。そこでこの授業の最終目標は『高校生に有馬富士公園の魅力を感じてもらうためのプログラムの企画・実施』に設定し、これから1年間様々な体験を行います。
有馬富士公園パークセンター田中様、お忙しい中丁寧に説明、案内いただきありがとうございました。
次回からは地域の方が実際に公園で実施されてる夢プログラムをゲストとして体験します。第1弾は、「さんだ天文クラブ」の皆さんから天文を通した夢プログラムを体験する予定です。楽しみですね。
人と自然科 1年生いよいよ実習授業スタート スイートコーンを播種しました
人と自然科に入学した40人の新入生。先日農場見学を行い、いよいよ実習授業がスタートです。
記念すべき最初の実習は、農業の知識や技術の基礎を学ぶ『農業と環境』の授業。
この授業では1学期にスイートコーンを栽培します。各自の担当区が設けられ、責任をもって管理、栽培を行います。スイートコーン最初の実習は播種(種まき)です。有馬高校では近年ポリポットに播種し、発芽・育苗した苗を圃場に植え付ける移植栽培を行っています。
説明を聞いた後、早速実習スタートです。今年栽培する品種は『ゆめのコーン』バイカラー(黄と白の2色の粒が混ざる)の品種です。2.5号のポリポットに2粒ずつ播種していきます。
ポリポットに培養土を入れていきます。この時上から約1センチのスペースを設けます。ウォータースペースというかん水したときに水がたまるための空間を作るのがポイントです。
そして種子を落とすための植穴を指で作り、種子を落とします。栽培過程で間引きを行う際に残す苗を傷めないために、種子と種子の間を1センチほど開けておきます。
そして覆土(土をかぶせること)です。一般的に種子の2~3倍の厚さが適当と言われています。
一人30ポット播種し実習は終了。最後に先生がかん水して種子が表面に出ていないか、培養土の量は適当かを確認しました。これから育苗器に入れ、加温・加湿することによって発芽を促します。順調にいけば2~3日で発芽します。
この日のクラス日誌を見てみると、初めての実習とても楽しかったとのこと。今年の1年生も興味・関心が高い生徒が多いですね。安心したのと同時に頼もしく感じます。
人と自然科では栽培したスイートコーンを北摂第一幼稚園の年中さんと一緒に収穫会を実施しています。昨年は連日の雨で最終的に中止となってしまいました。今年こそ一緒に収穫したいですね。
これからどんどん暑くなりますが、熱中症やけがなどに十分注意しながら、おいしいスイートコーンが収穫できるように頑張りましょう。
人と自然科 新入生実習スタートに向け、農場を案内しました
有馬高校人と自然科に新入生が入学し2週間が経とうとしています。入学式後最初のHRでは、農業クラブ本部役員の先輩&人と自然科公式ゆるキャラ『ひとっしー』くんからも熱烈歓迎を受けましたね。
オリエンテーションも終わり、いよいよ実習がスタートします。実習を前に農業の学びの主戦場となる、農場を新入生に案内しました。初めて実習服に着替え集合し、農場長自らが案内役となり、早速農場見学スタートです。
人と自然科は農業を学ぶ学科ということで、専門的な科目がたくさんあり、他校にはない様々な施設があります。
まずは外側から実験室の位置を確認。ショベルやクワなどの農具を格納している部屋やハサミや糖度計などを収納している部屋・・・
中でも特殊な部屋として『生物工学実験室』があり、少し古い機種ですが、クリーンベンチなどの植物バイオテクノロジーを学ぶための実験装置が揃っています。
次は大温室。県下県立学校最大の温室です。一昨年大改修工事があり、現在は亜熱帯植物に加え、バナナやアボカド、フィンガーライムなどの亜熱帯果樹の栽培がスタートしています。
有馬高校のシンボル 大温室がパワーアップして生まれ変わりました・・・に関する記事はこちら
次は温室、ハウス群です。草花苗や花木を栽培している草花温室、ブドウ(マスカット)を栽培しているブドウ温室などが立ち並んでいます。
そして野菜ハウス・温室群にはすでにキュウリ、トマトが定植されていました。温室には一昨年度スマート農業事業で導入された、自動制御装置が設置されており、一番の自慢は二酸化炭素制御装置。二酸化炭素濃度を上げることにより植物の光合成を促し、収量をUPさせる事ができるという最新の技術を学ぶことができます。
次は圃場に出てみます。モチ米を生産する水田。そして農業と環境やクラインガルテン、総合実習で様々な作物栽培を学ぶ場所です。広いですね。
少し離れたところにはブドウ畑。ベリーA、ピオーネの栽培をしています。
そして農機具庫。ダンプや軽トラなどの公用車、トラクタ、耕うん機、小型車両などたくさんの機械を所有しており、広い農場を管理する目的はもちろん、農業機械を学ぶ教材でもあります。今年JA共済連様から寄贈されたウッドチッパーや刈払機も並んでいますね。
JA共済連兵庫様より農業機械を寄贈いただきました・・・に関する記事はこちら
キリが無いのでこのくらいにしておきましょう。このように有馬高校人と自然科には、農業を学ぶための様々な施設が整っています。
これらの施設、設備を十分活用し、これから3年間、充実した農業高校生活にしていきましょう。
令和5年度第18回春の農業祭 大盛況の中無事終了しました
4月22日(土)春の農業祭が開催されました。この日は早朝から美しい日の出とともにすがすがしい青空が広がりました。
春の農業祭に向け、生徒は春休み前から栽培をスタート。実習授業をとおしで野菜苗、草花苗約20000株を準備し、地域の皆さまをお迎えしました。この日は人と自然科2.3年生が農業祭を運営します。
まずは開会式。校長先生より、「この農業祭をとおして、日頃学んでいることの成果を発揮すること、皆さんが栽培した苗をたくさん売って三田の緑を豊かにすること、笑顔を大切にしっかり接客することの3つを目標に頑張ってください」との激励言葉を頂きました。
次に農業クラブ会長あいさつ「日頃の実習で学んできたことを活かして、そして苗と一緒に皆さんの笑顔を届けられるように頑張りましょう」とあいさつがありました。
そして各部門最終準備です。8時を過ぎたあたりからお客様が行列を作り始め、緊張感が増してきました。
朝9:00農業クラブ会長の鐘の音でいよいよ販売開始。順番にハウス、温室内に案内していきます。
ハウス、温室の中はすぐにお客様でいっぱい。農業クラブ2年生本部役員の生徒も誘導スタートです。
温室内では花苗、野菜苗の栽培、そしてカゴにたくさんのせられた花苗、野菜苗を数え会計をしていきます。
購入いただいた苗は、2年生の生徒を中心に、駐車場まで運びます。一輪車による運搬中、栽培方法や学校生活などの話をしながら楽しく運搬してくれるのでいつも地域の方に大人気です。
人と自然科の生徒が販売実習を頑張っていたら・・・・やはり今年も現れてくれました。人と自然科公式ゆるキャラ(妖精さん)「ひとっしー」です。来校された方と一緒に写真撮影したり、案内も手伝ってくれました。
当日は1000人以上の方に来場、約15000株の苗を購入いただきました。春の農業祭は大成功です。野菜、花苗をご購入いただいた皆さま、生徒の学びの成果を『購入』という形で『評価』『応援』いただき本当にありがとうございました。また、長時間お待ちいただいた方、ご理解、ご協力ありがとうございました。
閉会式の後、最後の春の農業祭となる3年生の集合写真です。
なお、農場には多少の花苗、野菜苗が残っており、平日の10:00~16:00に以下の通り販売しております。
これからも有馬高校人と自然科の農産物をどうぞよろしくお願いします。
人と自然科 春の農業祭まであと2日
いよいよ春の農業祭まで2日となりました。当日の天気予報は晴れ時々曇り。過ごしやすい季候の中開催できそうです。
春の農業祭まであと1週間になりました・・・・に関する記事はこちら
有馬高校人と自然科春の農業祭は野菜苗、花苗に特化した販売イベントで、毎年たくさんの地域の方が来校されます。
農業祭に向け、準備もラストスパート。野菜苗の成長を確認し、販売所に間隔を開けて並べていきます。
野菜苗販売所となるハウス内は、トマトやナス、ピーマンなどの苗でいっぱいになってきましたね。
草花ハウスでも同様に苗の成長を確認。今年は春先の気温が高かったので、しっかり成長していますね。最終チェックで花がら摘みを行います。
草花苗販売所も花苗でいっぱいになってきました。
販売会まであと2日と言うことで、3年生の実習では、販売に向けた最終打ち合わせが始まりました。たとえば販売するお花の名前や栽培方法など、お客様に質問されてもしっかり答えられるように復習していますね。
そして接客についてもYouTube動画を活用し、勉強。
視聴後は実際にお客様役と接客役に分かれて繰り返しロールプレイし、シュミレーションを行いました。
このように着々と春の農業祭に向け生徒は準備を頑張っています。当日は感染症予防のため、体温が平熱より高い方、風邪の症状がある方の入場はご遠慮下さい。また自家用車でお越しの方は正門より入場いただき、職員に指示に従い体育館側(右折)・総合学科棟前(左折)をご利用ください。正門前、並びに農場横の市道には絶対に駐車しないようお願いします。その他詳細は以下のポスターをご覧下さい。
さらに当日運が良ければ、人と自然科公式ゆるキャラ、人と自然科の生徒が実習を頑張っていたら現れてくれる妖精さん「ひとっしー」くんとも出会えるかもしれません。(以下は昨年、秋の農業祭に現れてくれたときの写真です)
生徒・職員一同皆さまのお越しをお待ちしております。
人と自然科 今年もブドウ栽培が始まりました
有馬高校人と自然科ではたくさんの作物を栽培していますが、その中でも人気の一品と言えば「ブドウ」ですね。ブドウ畑を訪れてみると、暖かさに誘われて一気に芽が出てきました。
人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しています。
そして9月には在校生、保護者を対象としたブドウ販売会が実施されます。
美味しいブドウを皆さんに提供することを目標に、今年もブドウの栽培がスタートしました。2年生「果樹と緑」の授業でベリーAの栽培を、3年生ガーデニングの授業でピオーネ、マスカットの栽培を学びます。
ブドウの栽培方法を学ぶ最初の実習は「芽かき」という作業です。
枝からたくさん出ている芽の中から必要な芽を残し落としていく作業です。まずは結果母枝1か所につき2つの芽を残していきます。
友達と確認し合いながら、わからないところは担当の先生に質問をしながら進めていきました。
終わったら樹に残した芽、芽かきで落とした芽を観察してスケッチしてみましょう。
すでに花穂(将来ブドウの房になるもとです)がつぼみの状態でしっかり確認できますね。
管理は今後は誘引、ねん枝、摘穂、整房・・・・7月上旬に行う袋がけまで続きます。昨年に負けない美味しいブドウが収穫できるよう頑張りましょうね。
人と自然科 学校設定科目 地域自然保護 今年もスタートしました
今年も人と自然科3年生 学校設定科目「地域自然保護」がスタートしました。
この授業は学校から車で約15分の位置にある県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っており、今年で14年目の取組みとなります。
昨年度の75回生の生徒が有馬富士公園で行った夢プログラム実施に関する記事はこちら
そして今年度も20名の生徒がこの授業を選択しました。第1回目の授業は、人と自然の博物館の研究員である遠藤先生、藤本先生より、有馬富士公園での取組紹介、公園で取り組んでいる里山管理、さらには夢プログラムを企画するにあたってのアドバイスについてお話をいただきました。
まずは遠藤先生が中心となり取り組んでいる「ありまふじ棚田里山プロジェクト」についても詳細に説明いただきました。有馬富士公園は「里地里山」をテーマとしている公園で、施設内にはかやぶき民家があり、その周囲には棚田が広がっており、そこに隣接する有馬富士が里山の役割を担っています。そこで有馬富士公園では仲間(ボランティア)を募り、里山について学び、利用し、守る活動が始まっています。この「ありまふじ棚田里山プロジェクト」についてスライドを使いわかりやすく説明していただきました。
特に生徒が興味をもったのは、子どもたちに提供している動物たちの痕跡を活用した体験プログラム。有馬富士公園にはイノシシやシカ、リスなどたくさんの動物が生息していますが、当然出会うことは少ないですね。一方で動物たちが生きている証しとは出会うことができます。たとえば今回持参していただいたリスが食べた松ぼっくり。まるでエビフライのようです。さらにはシカの角。生え替わりで毎年地面に落とされている角を発見し、そこからシカの年齢が推測できたり、シカの角の付き方について学ぶことができたり・・・とてもユニークなプログラムですね。
次に公園で実際に行われている夢プログラムについて紹介いただきいただきました。公園を愛する地域の方がホストとなり、来園者に様々な体験プログラムを提供しています。この授業では1学期に「さんだ天文クラブ」「自然の学校」「緑の環境クラブ」の3つの団体が提供する夢プログラムを体験します。さらにこのような「ボランティア活動」の本当の意味についても教えていただきました。
最後に今年1年間で体験プログラムを企画する私たちに向けてのメッセージとして、
自己満足や無謀、義務感の内容にならないように「自分がしたいこと(Wants)」「できること(Can」「求められていること(Needs)」この3つが重なるプログラムを考えていきましょう。
というアドバイスを頂きました。
遠藤先生、藤本先生貴重なお話ありがとうございました。さて、いよいよ来週から有馬富士公園での学習活動がスタートします。次回はパークセンターの職員の方から園内の見学を通して有馬富士公園の概要を学ぶ予定です。この授業では、人博の先生だけでなく、パークセンター職員、県土木事務所職員、夢プロの先輩方、三田市自然学習センターコミュニケーターの皆さま・・・・・など様々な団体の方が生徒の学びをサポートしてくれています。本当にありがとうございます。
広大な敷地を有する有馬富士公園をフィールドに、体験、実践を通して学びを深めていきましょう。
人と自然科 第18回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて文部科学大臣賞他受賞
先日第18回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストの結果が発表され、日本一の「金賞・文部科学大臣賞」を含む4名の人と自然科の生徒が入賞するという快挙を成し遂げました。
NFD全国高校生フラワーデザインコンテストはフラワーデザインの甲子園ともいえるイベントで、全国の高校でフラワーアレンジメントを学ぶ生徒が日本一を目指し挑戦する憧れの大会です。
人と自然科といえばフラワーアレンジメント。2.3年生で学校設定科目「フローラルアート」を選択した生徒が日々知識や技術を習得しています。
さらに技術を習得したい生徒は、農業クラブフラワーアレンジメント班に所属し、放課後や休日も練習を行い、国家資格であるフラワー装飾技能士の資格取得や全国大会への挑戦に向けた練習を行っています。
昨年開催第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 奨励賞受賞に関する記事はこちら
今回はこのフラワーアレンジメント班に所属している生徒が大会に挑戦しました。大会に向けてデザインを考え、花台を自分の手で制作。2ヶ月以上かけて完成させました。
今回有馬高校から出場した選手の作品はこちら。どれも素晴らしい作品ですね。
S.U.さん タイトル「弦~ゆずる~」
O.S.さん タイトル「しなり」
I.S.さん タイトル「光の砂漏」
U.Y. タイトル「大地甦生」
M.R.さん タイトル「SOLRIL~太陽の輝跡~」
T.M.さん タイトル「Yell」
先日人と自然科に入学した1年生の中には、早速入部を検討している生徒もいるようです。先輩の活躍に負けないように練習頑張りましょう。出場した選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。
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