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カテゴリ:農業部

人と自然科 農業と環境 スイートコーンを圃場に定植しました

 5月に入り、人と自然科1年生農業と環境の授業では、スイートコーンの苗を圃場に定植する実習を行いました。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 作物栽培の基礎的な技術や知識、農業が環境に与える影響などについて学ぶこの授業では、1学期にスイートコーンを栽培をしており、各自の担当区が設けられ、責任をもって管理、栽培を行っています。今回定植した苗も自分で播種をした苗を使用しました。

 1年生いよいよ実習授業スタート スイートコーンを播種しました・・に関する記事はこちら

 定植を前に、スイートコーンを播種する正しい技術が身についているか、発芽率を計算してみましょう。

 自分で播種した種子の数のうち、発芽した種子(芽)の割合を百分率で表したものが発芽率です。種苗袋には80%以上の発芽率が保証されています。しっかり発芽していますか?ほとんどの生徒がクリアしていましたね。また、1ポット2粒播種したはずなので、3つ芽がでている生徒もいましたね。正確な作業を心がけましょう。

  そして圃場の準備です。先生がトラクタで耕うんして下さっていた圃場に入り、クワで谷上げ、畝立てを行います。事前にクワの正しい使用方法を学びましょう。道具の正しい使用方法を身につけることは安全にもつながります。

 説明を受けた後は早速畝づくりです。

 皆さんも通勤、通学途中に様々な作物を栽培している光景を見たことがあると思いますが、圃場にかまぼこ形の山を作って作物を栽培しているのをよく見かけると思います。これを畝と言い、排水性をよくしたり作業効率を上げたりする役目があります。畝づくりは農業の基本となる技術ですね。仕上げにクワの横の部分を使い、作物を栽培する場所となる床を平らに整え、完成です。約40分で美しい畝ができました。

  自分で作った畝にスイートコーンを定植していきます。今回は株間(苗の中心から苗の中心までの距離)30cm、2条(2列で植えること)、並植え(隣の株と並行に植える)で定植することを学びます。

 早速自分で播種した苗をもって定植していきましょう。まずは苗を配置し、移植ごてで植え穴を掘ります。

 そして優しくポリポットから取り出し、植え穴にいれ、覆土します。ポイントは、植えた後に苗の周囲に水がたまるくぼみ(ウォータースペース)を設ける事です。どんどん植わっていきますね。

 

 ちょっと浅く植えてしまった生徒は、スイートコーンがぐらぐらして倒伏の恐れがあるため、土寄せ(周囲の土を苗に寄せる作業)をしてあげます。

 最後にかん水をして実習は終了です。

 今年は4月~5月にかけて雨が多く心配しましたが、どうにか圃場でのスイートコーン栽培がスタートできましたね。これから有馬高校は中間考査に入りますが、スイートコーン栽培は待ってくれません。自分の担当区は責任と愛情を持って管理して下さいね。次回の実習は、追肥・中耕・除草作業です。美味しいスイートコーンが収穫できるように頑張りましょう。

人と自然科 農業クラブ 県第1回理事会評議員会出席

 5月9日(火)人と自然科農業クラブの会長・副会長3名が、兵庫県学校農業クラブ連盟第1回理事会・評議員会に出席しました。

 人と自然科のように、全国の農業に関連する学科で学ぶ生徒は全員『農業クラブ』という組織に所属します。そして全国の農業高校生と交流したり、農業について学んだことを全国約9万人の農業高校生と競い合う各種競技会に挑戦したりしています。

 昨年度農業クラブ全国大会北陸大会に出場 農業鑑定競技会優秀賞受賞に関する記事はこちら

 この日は兵庫県内の農業クラブ(農業系高校)11校の代表が今年度兵庫県学校農業クラブ連盟の事務局を務める氷上高校に集い、1年間の活動計画や予算案、農業クラブ県大会などについて話し合いました。

 

 まずは理事会。各校の農業クラブ会長が議論します。昨年度の兵庫県学校農業クラブ事業報告、会計報告、今年度の事業計画、予算案、県大会の実施計画などが提案され、賛成多数で承認されました。

 そして今年度の近畿連盟大会、兵庫県連盟大会で使用する大会スローガン、シンボルマークを選びました。

 昨年度第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!(前編 競技会当日)に関する記事はこちら

 昨年度第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!(後編 大会式典)に関する記事はこちら

 各校が持ち寄った作品から、理事の投票で決定します。投票の結果、今年は県大会のスローガンとして有馬高校が提案した

『我らが青春! 切り拓け 農業Life』

が採用されました。そして近畿大会のスローガンとして有馬高校が提案した

『咲き誇れ 努力の花! 突き進め 我らの農業道!』

 が兵庫県の代表作品として採用され、今月末に京都府で開かれる近畿連盟第1回理事会に兵庫県の作品案として提案されることとなりました。

 さらに県大会シンボルマークも有馬高校の以下の作品が選ばれました。人と自然科の生徒本当に頑張っていますね。

 お弁当を挟んで午後からは交流会です。 

 絵しりとりなどのゲームをしながら楽しんで

 最後にドミノで一つの作品を作り、みんなで集合写真を撮りました。

 このように兵庫県内11校の農業クラブ員(農業高校生)、さらには全国の農業クラブ員(農業高校生)と交流を深めることができるのが農業高校(農業クラブ活動)の魅力ですね。

 この会議からいよいよ今年度の農業クラブ活動がスタートします。講習会や各種競技会を通して、他校と交流を深めたり、農業クラブの3大目標である科学性・指導性・社会性を養いましょう。有馬高校人と自然科の代表として会議に出席した会長・副会長お疲れ様でした。

人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその3 有馬富士公園の昆虫を捕まえる

 5月9日(火)人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業で、昆虫採集に関する夢プログラムを体験しました。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業では、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っており、現在は、実際に有馬富士公園で地域の方がホストとして実践されている夢プログラムを生徒が体験しています。

 前回の体験 現地フィールドワークその2 天文を通したありまふじ夢プログラムを体験に関する記事はこちら

 この日は三田市自然学習センターの吉田コミュニケーターにお世話になり、公園内の昆虫を捕まえるプログラムを体験しました。

 

 里山をテーマとして整備されている県立有馬富士公園は、山や草原、ため池などの水辺といった様々な環境を備えており、多様な種類の昆虫が生息しています。吉田さんのお話では1000種類を軽く越える昆虫が生息しているとのこと。今日の目標はみんなで力を合わせて30種類以上の昆虫を捕獲することです。早速網と虫かごを持って公園に飛び出しましょう。捕獲した昆虫はジップロックに入れます。一見かわいそうに見えるかもしれませんが、羽を傷めない優しい捕獲方法なのだそうです。

 まずは里山ゾーンです。普段は全く気付きませんが、樹木の葉や幹と同化している昆虫が結構いました。

 どこに隠れているのか分かりますか?

 そして切り株や樹木からが流れ出ている樹液に近づいてみると甲虫が集まっていました。

 そしてその中にはオオスズメバチの姿も。専門家の指導の下、安全に配慮し捕獲しました。

 そして草原・水辺エリア荷移動します。このエリアは空を飛ぶ昆虫、トンボのなかまが多く生息しています。

 みんなで全力ダッシュして、たくさんのトンボを捕獲しました。

 そして福島大池、有馬富士を望みながらガーデン階段エリアへ。ここにはチョウの仲間が多く生息しています。

 みんなで力を合わせて追いかけましたが、複雑な動きをしていたためなかなかGETできませんでした。特にクロアゲハを取り逃したときには全員で悔しがりました。

  こんな感じで約1時間半、様々な昆虫を捕獲・観察することができ、大はしゃぎ・・・残念ながらここでタイムアップということで学習センターに戻り、振り返りです。捕獲した昆虫をなかま分けし、名前を調べます。

 大量の図鑑で調べ、分からない名前は吉田さんに同定してもらいました。

 同定の結果、38種類の昆虫を捕獲することができました。

 目標は達成できましたが意外に同じ種類が多かったようです。約2時間のプログラムでしたが、有馬富士公園の生物多様性が感じられる体験でした。コミュニケーターの吉田さん楽しいプログラムをありがとうございました。

 次回は緑の環境クラブの皆さまにお世話になり、里山管理に関する夢プログラムを体験する予定です。楽しみですね。

人と自然科 5月13日(土)育友会総会 花の寄せ植え買って下さい(3年生ガーデニング)

 5月13日(土)育友会総会の開催が予定されており、多くの保護者の方に来校いただき、特色ある有馬高校の授業、実習をご覧いただく予定です。そして4時間目終了後には体育館周辺にて、人と自然科の生徒が栽培した農産物を販売すします。その販売の目玉商品として販売する花の寄せ植えを、3年生ガーデニングの授業で制作しました。

 現在温室内はペチュニアやマリーゴールドなどの草花苗で満開です。

 R5春の農業祭終了後花販売 その1.pdf

 

  まずは草花苗を選びます。この日に向けて授業で装飾的役割から見た草花の分類や赤・青・黄などの色味である色相、明るさである明度、鮮やかさやくすみなど彩度など色の3属性について学んできました。

 また、涼しさや落ち着きをイメージさせる青や紫などの寒色、暖かさや興奮、緊張感をイメージする赤・橙・黄などの暖色について、さらに明るい色相のほうが軽く感じ、同じ色相の場合、明度が高いほど軽く感じるなどの軽重感についても学びました。

 花を選んだ後は早速プラ鉢に寄せ植えしていきます。 

 配置についても同系色や反対色を組み合わせる時のコツやグラデーションなどのテクニック、中心部、後部に背の高いものを、周辺部に低いものを配置すると立体感が生まれる・・・などのポイントについて学んできました。

 完成度はどうですか?

 完成した寄せ植えはこちらです。とってもきれいですね。

 今回制作した寄せ植えは育友会総会後、体育館周辺にて限定30鉢販売します。(青のトラックが目印です)1鉢600円。生徒は自分たちが作った寄せ植えが無事売れるかドキドキしています。是非ご覧いただき、運命を感じた作品があれば是非ご購入下さい。

人と自然科 クラインガルテン スタート!

 令和5年度のクラインガルテン(市民農園)がスタートしました。

本年度は生徒11名、一般受講生の方8名が受講しています。

1回目の講座に向けて4月から畑の準備を進めてきました。

 まずは、開講式です。

校長先生あいさつ、生徒の好きな野菜を交えた自己紹介、受講生の意気込みを交えた自己紹介 をしました。

 

 開講式を終えると、さっそく第1回目の実習の開始です。この授業では生徒が先生として説明をおこないます。

快晴の天気のなか、今日はトマト・ナス・ピーマンなどの定植を行いました。

これからも授業の様子を定期的に更新しますのでお楽しみください。

 

 

人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその2 天文を通したありまふじ夢プログラムを体験

 5月2日(火)人と自然科3年地域自然保護の授業で、天文を通したありまふじ夢プログラムを体験しました。

 人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。

人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 前回は有馬富士公園パークセンター職員の方から公園の全容についてお話と現地見学をいただきました。

前回授業 現地フィールドワークその1 パークマネジメントについて学ぶに関する記事はこちら

 そして今回からはいよいよ実際に有馬富士公園で夢プログラムを実施されている地域の先輩方からプログラムを体験させていただきます。

 

 トップバッターはさんだ天文クラブの代表である加瀬部さんにホストとしてお世話になりました。さんだ天文クラブの皆さまは、天文に関するする豊富な経験と知識をもとに、有馬富士公園で昼間の天体観測(太陽の観察など)や夜の天体観測などの体験プログラムを実施されています。

 

 まずは屋外にて、昼間の天体観測です。この日は雲一つない青空。過去14年間の中で最高の天体観測日和でした。2種類の望遠鏡を用いて太陽の観察を行います。一つは白い紙に太陽を投影し観察します。一般的に太陽の色は赤色と思いがちですが、実はこの紙に映ったような黄色がかった白色が本当の太陽の色です。今回は黒点もしっか映り映っていました。



 そしてもう一つ、特殊な望遠鏡を使って直接太陽を観察します。レンズをのぞくと、特殊なフィルターを通し、赤色の太陽を観察することができます。今回は太陽の活動が盛んなときに表面からまるで炎が噴き出しているようなプロミネンスもしっかり観察することができました。



 昼間でも天体観測ができるんですね・・・そして観察会が終わった後は、多目的ホールに移動し、さんだ天文クラブの活動紹介や夢プログラムの活動、天体についてのお話を頂きました。



 実際にさんだ天文クラブが行っている体験プログラムや、有馬富士公園で活動されている夢プロ団体の推移、設置当初からの有馬富士公園来場者数の変化、さらには新型コロナウィルスが猛威を振るった中でも、有馬富士公園の来場者数が減らなかったことなど公園が私たちの生活にとって欠かせない存在であることを教えていただきました。



 また、加瀬部さんも参加されている、「恒星食」と呼ばれる珍しい天体現象を観測する活動をユーチューブ動画とともに紹介いただきました。恒星食は、小惑星が別の星の手前を通過する際に星の輝きが数秒ほど消える現象で、遠く離れているため直接捉えるのが難しい小惑星の形や大きさなどの分析でいかされています。現象を捉えるには地上の幅広い地点から観測を行う必要があり、日本中の天文愛好家たちが協力し観測。今後は海を越え国際団体が設立されるとのこと。趣味を生かした素晴らしい活動ですね。


 そして毎年恒例、大人気の地球・月・太陽の距離クイズが出題されました。生徒に1cm強のあめ玉と3mmほどのチョコ玉が配布されます。

 球・月・太陽の距離の10億分の1の模型を作ろうとしたとき、地球の直径があめ玉の12mm、月の直径がチョコ玉の3mmとすると、太陽の直径はおおよそ直径130cmになります。そしてこの大きさに縮小すると、地球と月の距離は38cmの位置にあります。その場合地球の飴玉とキンボールの太陽の距離はどのくらい離れた場所に位置しますか?という問題です。一生懸命計算していますね。皆さん分かりますか?



 正解は150mです。結構離れた距離になりますね。

 そして最後に民間企業の新人教育のご経験がある加瀬部さんより、10ヶ月後に卒業を迎える生徒に、社会人とは何か・・・と言うテーマでエールをいただきました。

 

 さんだ天文クラブの加瀬部さん、興味深い夢プログラムをありがとうございました。

 最後に先週天候がいまいちで集合写真が撮れなかったので、晴天の中で写真を撮りました。これから1年間やる気満々の20名です。 

 次回は三田市自然学習センターのコミュニケーターから、公園の自然を活用したプログラムを体験する予定です。楽しみですね。

 

人と自然科 農業クラブ でんスポアドベンチャーフェスタに出展しました

  4月29日(金)神戸市北区にある北神戸田園スポーツ公園にて、「でんスポアドベンチャーフェスタ」が開催され、人と自然科農業クラブの本部役員の生徒、並びにフラワーアレンジメント班の生徒が参加しました。

 

 イベントに向け前日から当日朝にかけて、キュウリなどの野菜の収穫、野菜苗、草花苗の積み込みなど万全の準備で臨みました。

 

でんスポアドベンチャーフェスタに出展します・・・に関する記事はこちら

 「でんスポアドベンチャーフェスタ」は北神戸田園スポーツ公園に地域の方が集い、食品バザーやコンサート、体験通して地域の方と交流を深めることを重視しているイベントです。有馬高校人と自然科としては昨年春に続き、2回目の参加となりました。さすが人と自然科の生徒。先日終えたばかりの春の農業祭など、日頃の販売実習などで培われた経験をもとに手際よく準備を進めていきます。

 先週行われた春の農業祭に関する記事はこちら

 

 イベントは10:00開始。いよいよスタートです。今回は農業クラブ本部役員の生徒による、花苗・野菜苗販売などの農産物販売と、フラワーアレンジメント班によるコサージづくり体験教室を行いました。

 農産物販売は体育館玄関付近に出店。キュウリやグリンピースなどのとれたて野菜は開始15分で完売。さらに野菜苗も午前中に完売など、たくさんのお客様に私たちの実習の成果である農産物を購入していただきました。

 

 特に草花苗や野菜苗は人と自然科の生徒が春休み前から栽培を開始。花持ちがよく、夏まで楽しめる・・野菜苗も植え傷みが少なく丈夫・ということで地域の方から高い評価をいただいています。

 そして今回農産物とともに販売したのが、人と自然科オリジナルTシャツです。10年前から農業クラブ本部役員の生徒が考えたデザインで有馬高校人と自然科オリジナルTシャルを作成し、販売しています。先日5代目となる『農業魂』Tシャツが完成、春の農業祭から販売を開始しました。胸には人と自然科公式キャラクター『ひとしくん』がプリンとされています。(左写真 左が4代目の『農boy農girl』Tシャツ、右が5代目の『農業魂』Tシャツです。)

 ドライ生地で速乾性にすぐれ、人と自然科の生徒の多くが実習服の下に着て暑い夏を乗り切っています。この日も『農作業中にぜひ着たい・・・』など興味をもって下さった方がたくさん購入してくださいました。この有馬高校農業クラブTシャツは1枚1000円。今回のような地域イベントや校内でのイベントで販売しております。

 次はコサージづくり体験です。

 

 人と自然科と言えばフラワーアレンジメント。「フローラルアート」という学校設定科目(有馬高校人と自然科にしかない科目)を通して2年間、専門的な知識と技術を習得することができます。そして授業で学んだ技術を生かして各種大会にも出場しており、先日も全国大会で金賞・文部科学大臣賞を受賞し、この日の神戸新聞朝刊(三田版)にも大きく記事を掲載していただきました。

 第18回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて文部科学大臣賞他受賞に関する記事はこちら

  今回は大会に出場した6名のアレンジメント班メンバーが参加。アーティフィシャルフラワーを使ってコサージを制作。小さな子供から年配の方まで、ワイヤリングやテーピングなどの技術を丁寧に指導していました。

 さて、農業クラブ本部役員&フラワーアレンジメント班の生徒がイベントを頑張っていると・・・やはり出てきてくれました。人と自然科の生徒が実習を頑張っていると姿を現す妖精さん「ひとっしー」です。

 現れた瞬間、小さな子どもたちがたくさん集まり大人気です。一緒に写真を撮ったり・・・

 農産物販売所やコサージづくり体験ブースでのお客様の呼び込みをお手伝いしてくれるなどイベントを盛り上げていました。

 当日は雨の予報でしたがイベント終了の16:00までどうにか持ちこたえ、神港橘高校による中国ナンスーシシマイの龍舞や音楽ライブ、木工やガラスなどのワークショップ、働く車乗車体験などのブースがたくさん出展しイベントは大盛り上がり。参加した生徒も空いた時間に見聞を深めていました。

 来場いただき、有馬高校人と自然科の花苗、野菜苗を購入いただいた皆さま、アレンジメントを体験して下さいました皆さま、ありがとうございました。また、イベントにお誘いいただいた田園スポーツ公園の皆さまこのような機会をいただき本当にありがとうございました。

人と自然科 4月29日(土) でんスポアドベンチャーフェスタに出展します

 人と自然科では先日、春の農業祭が大盛況のなか無事終了。いよいよゴールデンウィークが近づいてきました。

 令和5年度第18回春の農業祭 大盛況の中無事終了しました・・・に関する記事はこちら

 ゴールデンウィーク最初の休日である昭和の日、4月29日(土)に北神戸田園スポーツセンターで開催予定のでんスポアドベンチャーフェスタに、有馬高校人と自然科農業クラブの生徒が参加します。

 まずは野菜苗・花苗の販売です。生徒が栽培花苗、野菜苗を販売します。現在実習で販売する苗を選び準備しています。

 トマトなど野菜苗は全て70円。マリーゴールドやペチュニアなど草花苗は全て60円です。さらにタイミングが合えば朝どりのキュウリの販売もあるかもしれません。場所は体育館玄関付近です。楽しみにしておいてください。

 デンスポアドベンチャーフェスタチラシ(草花苗、野菜苗販売紹介あり).pdf

 次はフラワーアレンジメントコサージ体験です。人と自然科にはフラワーアレンジメントを専門に学ぶ科目『フローラルアート』があります。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 さらに農業クラブ専門班『フラワーアレンジメント班』があり、授業や専門班活動で学んだ技術を活かして様々なイベントで体験活動を提供しています。

 過去の体験イベント イオンモール伊丹農業イベントに参加しましたに関する記事はこちら

 過去の体験イベント 阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

今回はフラワーアレンジメント班に所属する生徒が来場者にコサージづくりを伝授します。イベントに向け、現在花材やリボンを準備中です。

  体験料は1回300円。体育館アリーナに出展しています。多くの方の来店をお待ちしております。

 デンスポアドベンチャーフェスタチラシ(フラワーアレンジメント紹介).pdf

  さらに当日は、人と自然科公認キャラクター『ひとっしー』くんが現れてくれるかもしれません。もし運良く出会えた場合は一緒に写真撮影も可能です。

 皆さまのお越しをお待ちしております。

人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその1 パークマネジメントについて学ぶ

 人と自然科3年生学校設定科目『地域自然保護』では、いよいよ有馬富士公園でのフィールドワークのスタートです。

  人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 地域自然保護 今年もスタートしました・・・に関する記事はこちら

 第1回目の現地研修となるこの日は、実際に公園を運営・管理されているパークセンター職員の田中様から、有馬富士公園の概要、施設、県立公園に関わる法令などの説明をいただきました。

 

 スライドを用いて有馬富士公園の概要、都市公園法など公園に関する法律、条令、夢プログラムの概要について学びます。有馬富士公園は、県内でも5本の指に入る来場者数を誇り、地域の方が公園の設立からかかわっているユニークな公園です。現在もボランティアの方がそれぞれの特技を活かし、来園者に向け様々な体験プログラムを提供しており、全国からとても注目されている公園です。

 説明後さっそく園内を散策しながら説明を受けました。この日は雨の予報でしたが、どうにか小雨となり散策することができました。まずは公園が一望できるスポットへ。シンボルの有馬富士と福島大池を望みます。

 

 そして公園に入っていきましょう。

 有馬富士公園は里山をテーマとした公園です。園内にはキツネの巣穴をイメージした施設や樹木と同じ高さから観察できる樹幹テラス、落ち葉が積もった地中の温度が観察できる施設、子どもたちが環境学習で学ぶための草地の生態園・水辺の生態園・鳥の小道などユニークなスポットがたくさんありました。

 

 そして一番下まで降りてくると、シンボルの一つである福島大池があります。農業用水としても活用されており、中にある浮島は、三田市のキャラクター『キッピー』と『ハッピー』が結婚式を挙げたことで有名な島です。

 そして昔の里地里山の風景、暮らしが感じられるかやぶき民家・棚田エリアに到着。かやぶき民家にはボランティアでかやぶき民家を管理されている団体『かやぶき民家守しよう会』の方が常駐されています。有馬富士公園は本当に地域から愛されている公園ですね。

  生徒は1時間半、園内の説明を受けながら散策ましたが時間が全く足りなかったですね。6月には2時間かけて公園内を自由に調査、取材する計画ですので安心して下さい。

 今回の散策でも感じたように、有馬富士公園は遊具や自然観察で訪れる小さな子供たちと、里山の雰囲気を味わいたい中高年層が多く来園する一方、高校生・中学生がなかなか来園しないと言う課題があります。そこでこの授業の最終目標は『高校生に有馬富士公園の魅力を感じてもらうためのプログラムの企画・実施』に設定し、これから1年間様々な体験を行います。

 有馬富士公園パークセンター田中様、お忙しい中丁寧に説明、案内いただきありがとうございました。

 次回からは地域の方が実際に公園で実施されてる夢プログラムをゲストとして体験します。第1弾は、「さんだ天文クラブ」の皆さんから天文を通した夢プログラムを体験する予定です。楽しみですね。

人と自然科 1年生いよいよ実習授業スタート スイートコーンを播種しました

 人と自然科に入学した40人の新入生。先日農場見学を行い、いよいよ実習授業がスタートです。

  新入生農場見学に関する記事はこちら・・・

 記念すべき最初の実習は、農業の知識や技術の基礎を学ぶ『農業と環境』の授業。

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 この授業では1学期にスイートコーンを栽培します。各自の担当区が設けられ、責任をもって管理、栽培を行います。スイートコーン最初の実習は播種(種まき)です。有馬高校では近年ポリポットに播種し、発芽・育苗した苗を圃場に植え付ける移植栽培を行っています。

 

 説明を聞いた後、早速実習スタートです。今年栽培する品種は『ゆめのコーン』バイカラー(黄と白の2色の粒が混ざる)の品種です。2.5号のポリポットに2粒ずつ播種していきます。

 

 ポリポットに培養土を入れていきます。この時上から約1センチのスペースを設けます。ウォータースペースというかん水したときに水がたまるための空間を作るのがポイントです。

 そして種子を落とすための植穴を指で作り、種子を落とします。栽培過程で間引きを行う際に残す苗を傷めないために、種子と種子の間を1センチほど開けておきます。

 そして覆土(土をかぶせること)です。一般的に種子の2~3倍の厚さが適当と言われています。

 

 一人30ポット播種し実習は終了。最後に先生がかん水して種子が表面に出ていないか、培養土の量は適当かを確認しました。これから育苗器に入れ、加温・加湿することによって発芽を促します。順調にいけば2~3日で発芽します。 

 この日のクラス日誌を見てみると、初めての実習とても楽しかったとのこと。今年の1年生も興味・関心が高い生徒が多いですね。安心したのと同時に頼もしく感じます。

 人と自然科では栽培したスイートコーンを北摂第一幼稚園の年中さんと一緒に収穫会を実施しています。昨年は連日の雨で最終的に中止となってしまいました。今年こそ一緒に収穫したいですね。

 一昨年の収穫交流会の様子はこちら

 これからどんどん暑くなりますが、熱中症やけがなどに十分注意しながら、おいしいスイートコーンが収穫できるように頑張りましょう。