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学年・専門部

人と自然科 令和6年度課題研究発表会を開催しました

 1月16日(木)講義棟にて人と自然科令和6年度課題研究発表会を実施しました。『課題研究』の授業は、入学してから様々な授業や実習をとおして農業や環境について学んできた知識や経験を活用して生徒自ら課題を設定し、計画、実施、評価する科目です。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 そして課題研究発表会は自分が取り組んだ研究をスライドにまとめ、1.2年生の後輩の前で発表します。3年生にとって、3年間の農業の学びの集大成と位置付けられている会です。発表前も最高の発表ができるように、後輩が会場に入る前に3年生のみでリハーサル。スライドと原稿の読み合わせを行い最終確認です。

 3時間目、いよいよ講義棟に人と自然科3学年全員が集まり、課題研究発表会のスタートです。

 司会進行や計時、照明など運営もすべて1,2年生の生徒が担当し発表会を進めていきます。

  人と自然科は野菜、草花、果樹と緑の3つの部門があり、1.2年生ではすべての部門を学びます。そして3年生になると一つの部門を選択し、1年間集中的に学びます。それでは3年生が1年間取り組んだ研究テーマを紹介します。

 まず野菜部門。

 

・イチゴの栽培比較実験
・トマトの品種と栽培方法による生育調査
・黒豆の無農薬栽培と遺伝特性について
・ヤマノイモの生育実験
・マルチの違いによる生育実験
・緑肥作物を用いた減化学肥料栽培

 

 続いて草花部門

 

・綿花の生育環境による成長の違い
・品種改良の可能性
・キフゲットウと斑入りモミジの繁殖
・シダ植物の成長過程と発芽研究
・多肉植物を増やそう
・シードペーパーづくり~好気性種子の発芽率を上げるためには~

 

 最後は果樹と緑部門です。

・ビオトープの活用
・環境に優しい害虫対策
・有馬富士と花火
・アボカド
・青パパイヤのことを知ってほしいんです!!
・ブドウの収穫に新時代!農場当番に革命を!
・放置竹林問題に立ち向かえ ビートルズ!!

 

 どの発表もしっかり事前に計画し、仮説を立て、実験結果から考察している素晴らしい内容でした。後輩の1.2年生もタブレットにアップロードした研究内容の要旨も見ながら、先輩方の発表を真剣に聞いていました。

 生徒や先生からの質問にもしっかり回答。最後は大きな拍手が送られていました。

 

 そして全学年生徒の投票の結果、草花班『品種改良の可能性』の発表が学科代表に選ばれました。

 

  今回学科代表に選ばれた上記の発表は、2月1日(土)に有馬高校で行われる学習活動発表会にて、人と自然科代表として発表します。中学生の皆さん、保護者の皆さま楽しみにしておいて下さい。

 発表会終了後、3年生全員で最後になるかもしれない集合写真です。

 

 3年間人と自然科での学校生活はいかがでしたか?本当に元気いっぱい、そして3年間の成長していく変化が目に見えてわかるクラスでした。また最上級学年になり、農業クラブの各種競技会での活躍、農業祭やイベントなどでリーダーシップを発揮し、後輩を引っ張っていく姿がとても印象的でした。さらにクラス一丸となり戦った進路も就職、進学とも自身の目標を実現できたようです。

速報 令和6年度人と自然科 進路実績はこちら.pdf

 あと少しこのまま頑張ったら(卒業考査を乗り切ったら)入学時から一人もかけることなく、全員で卒業を迎えられます。人と自然科での学びや経験を活かし、次のステップでも頑張ってください。農場の先生方も皆さんの活躍を応援しています。本当にお疲れさまでした。

3学期始業式

学校横の池が凍る1月8日(水)、3学期始業式が体育館で執り行われました。

新しい年が明けて、久しぶりに全校生徒が集えたことは喜ばしいことです。

始業式始まりにあたって、校長先生より式辞をいただきました。

昨年度の世相を表す漢字一文字を振り返りつつ、在校生が誕生した頃の年の漢字にも触れて世の中の出来事や流れを追った話を伺いました。

2024年は『金』でした。そして、在校生誕生の頃の2006年は『命』、2007年は『偽』、2006年は『変』。

日本を含め、世界情勢は刻一刻と変化しています。その変化は私たちにとって、地球にとって、良い方向への変化となっていることを、新年にあたり願わずにはいられません。

 

新たに始まった2025年。

今年の終わりに、あなたは一体どんな漢字で1年を表したいと思いますか。

2025年のページはまだ空白です。頑張りましょう。

始業式の後、表彰伝達がありました。

舞台上で表彰されることは当たり前のことではありません。

周囲の方々の支えに感謝し、自分の努力を褒め、自信としてください。

おめでとうございます!

夏の高校野球選抜に出場した秋田県代表金足農業高校から、吹奏楽部と人と自然科有志生徒の応援へのお礼として、記念日も届きました。

ありがとうございました。

さあ、学年のまとめと新年度準備の3学期がスタートしました!

健康第一に、歩んでいきましょう。

 本年もよろしくお願いいたします。

 

 

ようこそ!こばと保育園のお友だち

新年、明けましておめでとうございます。

1月7日(火)新年早々、有馬高校グラウンドにはいつになく可愛らしい声が響いていました。

本日は絶好の凧揚げ日和。陽射しあり、風あり、広いグラウンドあり。

そこで近隣の『こばと保育園』の園児さんたちが、手作り凧を持って有馬高校に凧揚げに来てくれました。

『凧揚げ』といえば走って楽しむ体力勝負。

有高からは走り専門陸上部と、体力自慢の野球部が園児さんたちと一緒に凧揚げを楽しみました。

先にも述べたように、本日は凧揚げ日和。なんと、そんなに走らなくても風が凧を舞い上げてくれます。立っているだけでも上がっていきます。

それでもこばと保育園のお友だちは元気に走って凧と歓声を上げ、とっても楽しそう。

高く上がった凧の下、「見て~世界一あがった!」「飛んでる飛んでる!」と喜びを言葉と笑顔で表現していました。

上がりすぎて凧が絡まる場面も。

青い空に、世界に一つだけの凧がたくさん上がっていました。

有高生も園児さんたちの様子を見て「かわいい」「元気だね~」と話していました。

こばと保育園のお友だちと有高生たちの夢と希望も、凧と一緒に高く上がっていくようでした。

こばと保育園のお友だち、また、遊びに来てくださいね。

 

人と自然科 来年度に向け冬季休業中も当番実習(総合実習A)頑張りました

 あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。冬季休業も本日最終日。明日からいよいよ3学期がスタートします。インフルエンザやコロナが流行しているというニュースも聞きます。皆さん体調には十分注意し、元気に新学期を迎えましょう。

 さて、冬季休業中も人と自然科の生徒は『総合実習B』という授業があり、1.2年生の生徒を中心に当番制で実習を頑張りました。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 この時期の実習の中心は来年度の作付けに向けた土づくりが中心となってきます。堆肥や多種の肥料を基肥(作物の栽培前に施す肥料)として施し、耕うん(畑を耕すこと)を行いました。

 まずは1年生。入学後「農業と環境」の授業でスイートコーンやダイコンハクサイを栽培した圃場や、もち米を栽培した水田にみんなで堆肥を施します。

 スイートコーンの収穫に関する記事はこちら

 ダイコン・ハクサイの収穫に関する記事はこちら

 もち米の収穫に関する記事はこちら

 一輪車満タンにした堆肥を圃場や水田に運搬し、等間隔に落としていきます。

 そして全体に圃場や水田全体に堆肥を広げた後、乗用トラクタの運転方法を学び、畑に堆肥をすきこみました。

 今回1年生が基肥を施し、土づくりを行った圃場と水田は、4月に入学する新入生に受け継がれます。中学生3年生の皆さんお待ちしています。

 さて、場面は果樹園に変わり・・・2年生がブドウ畑に堆肥や油かす、有機化成肥料などを基肥として施しました。

 有馬高校ブドウ販売に関する記事はこちら

 年末には前半グループが、ベリーAとピオーネの圃場で実習を行いました。

 まずはブドウ畑に事前に掘っておいた穴に肥料を投入していきます。(畑に穴を掘る技術を穴肥えといい、ブドウの根を更新する目的もあります。)

 そして穴を埋め戻し、地表面全体にも肥料を施します。

 肥料を施した後は耕うん作業です。果樹園では大型の歩行用トラクタを使用しました。農業機械の授業で学んだディーゼルエンジンの仕組みについて復習した後、エンジンをかけます。

 無事エンジンがかかったところで、耕うん作業を行います。歩行用の大型トラクタは馬力が大きいため、ブドウの樹や鉄菅に挟まれないように、安全には細心の注意を払って実習を行います。

 そして年明けには後半グループがマスカット温室内の耕うん実習も行いました。

 これで土づくりはばっちりです。来年もおいしいブドウが収穫できたらいいですね。

 いよいよ明日から3学期。3学期は春の農業祭に向けた花と野菜の苗づくりがスタートします。

 今年度の春の農業祭の様子はこちら 

 地域の方に丈夫な花苗、野菜苗が提供できるよう、そしてなにより知識や技術を身に付け、自分自身が成長できるように頑張っていきましょう。

人と自然科 農業クラブ Xmas恒例 花の寄せ植えサプライズプレゼント

 12月24日(火)今年はクリスマスイブに有馬高校は終業式を迎え、冬休みに入りました。

 2学期終業式に関する記事はこちら

 クリスマスといえば・・・そうです。農業クラブ本部役員の生徒による、JR三田駅前花の寄せ植えサプライズプレゼントです。少なくとも20年以上続いている、人と自然科伝統の地域貢献活動です。この日に向け農業クラブの生徒が自分たちで栽培したビオラの花を使って寄せ植えを制作し、準備を行ってきました。

 

 配布前には花柄を摘み、最終チェック。鉢をきれいに拭いて持ち帰り用の袋に詰め、準備万端です。

 終業式&HRが終わり2学期全日程が終了。すぐに7名の農業クラブ本部役員の生徒が準備していた寄せ植えを公用車に積み込み、JR三田駅前高架に移動。こちらも恒例となったサンタ姿に変身し、早速花の寄せ植えサプライズ無料配布(クリスマスプレゼント)をスタートしました。

 今年の寄せ植えは、1鉢にビオラを3株を植栽。生徒が作成したオリジナルステッカーも貼りました。「有馬高校です。花の寄せ植え、無料配布しています。いかがですか?」と駅を通り過ぎる方に声をかけていきます。

 

 間もなく声を聴いた方が立ちどまり、花の寄せ植えを受け取ってくださいました。

 

『本当にもらってもいいの?びっくりした。』

『とってもきれいね。大切に育てるわ。』

 

 などなど受け取っていただいた方から嬉しい言葉をたくさん頂きました。また今年は寄せ植えと同時に、農業クラブ生徒が作成したクリスマスオリジナル缶バッジもお渡し、とても喜んでくださいました。そして用意していた60鉢が28分でなくなってしまい、高校生サンタはアッというまに姿を消しました。

  

 寄せ植えを受け取ってくださった皆様。大切に育ててくださいね。そしてこのブログを見て下さったみなさまにも、サンタさんから素敵なプレゼントが届きますように・・・Merry Christmas!