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学年・専門部

第2回ひとはく連携セミナー「未来に残したい農業や農村の魅力」

 5月30日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第2回目となるひとはく連携セミナーが実施されました。

 

 有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。前回第1回目も『兵庫県のいろいろな生き物』をテーマに講義していただきました。

 

 第2回目となる今回は『未来に残したい農業や農村の持つ魅力』をテーマに、衛藤彬史 研究員より講義をいただきました。

   

 まずは、2013年にユネスコ世界無形文化遺産に登録された和食から見る、大豆生産の今について説明いただきました。日本人食文化を考えるうえで味噌や醤油などの使用される大豆は和食の要です。しかし、国内自給率は約20%で、ほとんどを安価に購入できるアメリカやカナダ、ブラジルから輸入しています。このまま大豆生産が衰退してしまえば、和食を支える大豆加工品の生産や加工・調理・盛り付けに関する文化も引き継げなくなる可能性が高くなります。

     

 その他にも、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されている日本の文化について学びました。2014年には「和紙」が登録されました。和紙の原料は、コウゾ・ミツマタ・ガンピなどが主に使用されています。その和紙の生産におけるコウゾの国産比率はおそらく5%以下といわれており、文化財の補修に使用する和紙も外国産が使われているのだそうです。(ちなみに絹の国産比率も0.2%以下という状況…。)

   

このように、日本の大切な文化を支えるための原料生産に関わる文化は絶滅寸前。衛藤先生から、「このままでいいのか?何ができるのか?自分たちで考えてみてください。」とお話がありました。正解がない問いについて考えることは難しいですが、しっかり考え抜いてほしいと思います。

 

 そして多様な農村景観を守る取組みについても学びました。学校での授業でも学んでいますが、近年農業就業人口が減少し、農業は衰退しています。その結果美しい農村景観も失われつつあります。先生からは棚田や傾斜地農業、静岡県伊豆市の水わさび伝統栽培など全国のユニークな取組みを紹介いただきました。

   

 また、先生から『農業はクリエイティブだ』という言葉をいただきました。丹波篠山市のある農家さんでは、ホウレンソウをあえてとう立ちさせ、柔らかい葉を摘んで1枚単位で販売するビジネスを展開されています。また、通常はかがんで収穫する必要がある大納言小豆の栽培中、つる化している個体があることに気付き、この個体を選抜しつる化させ支柱を使用して栽培を行ったそうです。その結果、お年寄りでもかがまずに収穫できるようになったそうです。農業が持つ多様な可能性を感じることができました。

   

 

 最後に、全国の在来大豆や兵庫県の在来大豆、古代米を見せていただきました。初めて見る大豆ばかりで、大変興味深かったです。

   

 

衛藤先生、本当にありがとうございました。

 

第1回ひとはく連携セミナー「兵庫県のいろいろな生き物~タンポポ・ダンゴムシ・カタツムリなど~

 今年も学校設定科目「人と自然」の授業で、ひとはく連携セミナーがスタートしました。有馬高校の人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。有馬高校から徒歩で約25分。みんなで元気よく歩いていきます。

   

 さて、第1回目のセミナーは「兵庫県のいろいろな生き物~タンポポ・ダンゴムシ・カタツムリなど~」をテーマに、毎年お世話になっている鈴木武研究員の講義を拝聴しました。

 

 まず、身近な生き物について説明がありました。生き物には特徴から名前がついているものが多くあるようで、イモリは井戸や池を守る「井守」、ヤモリは家を守る「家守」、コウモリは河を守る「河守」という意味が込められているとのことでした。また、コウモリの翼の構造についても教えていただきました。コウモリの翼は、人間でいうと「腕」に当たります。コウモリが哺乳類であることを知っている生徒は多くいましたが、人間と同じように、5本の指があることを知り、驚いていました。

     

 次に、鈴木先生が研究の第一人者であるタンポポについて説明していただきました。タンポポにはカンサイタンポポやセイヨウタンポポ、シロバナタンポポなど多様な種類があり、花弁の色はもちろん、特に外片(総苞外片)の細かな形の違いで見分けるのだそうです。総苞外片がぴったりとくっついているのが「カンサイタンポポ」、反り返っているのが「セイヨウタンポポ」です。ちなみに近年は、カンサイタンポポとセイヨウタンポポの雑種も増えているそうです。また、タンポポと見間違えやすいブタナとの見分け方についても教えていただきました。

   

 最後に、鈴木先生のコレクションも実際に見せていただきました。ヘラクレスオオカブトや蛇のレプリカ、イモリやハツカネズミ・・・それぞれの生き物の触り方や特徴など実際に触れて学ぶことができました。

     

    

 ネズミの標本を観察しながら、ネズミの分類についても教えていただきました。ネズミは「Mouse」ネズミ亜科、「Vole」ハタネズミ亜科に分類されます。違いとしては、耳が大きく尻尾が長いものが「Mouse」、耳が小さく尻尾が短いものが「Vole」に分類され、実際に「Mouse」を触らせていただきました。とっても可愛かったですね。

     

 鈴木先生、本当にありがとうございました。

 

人と自然科 バナナの収獲&販売

有馬高校の大温室で栽培していたバナナの追熟も無事に成功し、販売を行いました。

販売は大きな房のままその場で切って渡すというワイルドなスタイルで行ったので

インパクト抜群の販売実習となりました。

収獲したバナナの1つは見やすい場所にテープで展示しておきました。

新しい取り組みとして多くの人から評価されることを期待しています。

演劇鑑賞「もしイタ」

5月29日(木)、本校体育館において、芸術鑑賞会を実施しました。(3年生は2~4時間目、1・2年生は5・6時間目)

関西芸術座MIRAI企画部の方による演劇「もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら~」を鑑賞しました。

観客が演技者と同じ目線で見られる空間で、音響・照明・小道具は一切なし、という舞台で、俳優の皆さんの身体表現のみによる見事な演技に、生徒たちはすっかり作品の世界にひきこまれていました。

 

 

 

 

 

 

3年生は、劇の鑑賞のあと、劇団の方によるワークショップに参加しました。

声の出し方や立ち方、ウオーキングアップなどについて練習した後、班ごとに、そして最後は全員で声を出し合うという形で、一つの「作品」を作り出していきました。

 

 

 

 

 

 

3年生は、6月12日(木)・13日(金)の有高祭において、クラスで演劇に取り組みます。今日学んだことを舞台の上で活かしてもらいたいと思います。

 

俳優の皆さんは、身体をフルに活用して、様々な役を演じ分けていらっしゃいました。その表現の豊かさを、生徒たちも肌で感じることができたと思います。また、我々職員にとっても、大変勉強になりました。

関西芸術座MIRAI企画部の皆様に、心よりお礼申し上げます。

 

人と自然科 3年生 地域自然保護「有馬富士公園での里山管理体験」

有馬富士公園を含む北摂地域は古くから里山の利用が盛んでした。

現代では活発な利用はされていませんが、地域の資源として里山の利活用を目指しています。

しかし、何もせずに放置してしまうと生物多様性や資源としての活用ができなくなってしまいます。

   

適度に管理を行い、資源として活用できるように下草であるササの刈り取りや常緑樹の間伐などが必要です。

   

生徒たちもササや間伐作業を通して里山管理の難しさや意義を改めて感じることができました。

  

人と自然科1年 総合実習(野菜班)「ジャガイモの収穫」

5/28(水)、少し汗ばむ陽気のもと、1年生でジャガイモの収穫です。

今回、収穫する品種は「メークィン」と「キタアカリ」です。

まずは、株を抜き取り、ビニルマルチをはがしていきます。

次に、スコップを使い、イモを掘っていきます。

傷つけないように慎重に進めていきます。

3つのグループに分かれて実習を行いましたが、どのグループも協力して

行うことができました。

人と自然科「クラインガルテン」授業の様子②

5/21(水)、生徒は1学期中間考査だったため、受講生の方のみの授業でした。

サツマイモ(鳴門金時)の植え付け、ブドウ(ベリーA)の巻きひげ取りを行いました。

本日(5/28(水))は生徒も合流しての授業です。

まずは生徒によるトマトの結果習性についてです。実物の苗を使って

説明していきます。ちなみにトマトは第1花房の向きにより第2花房以降

の向きも一定となります。これを知っていると支柱立てなどに役立ちます。

それでは、圃場でトマトやナスの誘引、追肥を行っていきます。

現在のところ、受講生・生徒達の野菜は順調に生育しています。

来週は、ツルなしいんげんの収穫です。楽しみですね。

人と自然科 2年生 フローラルアート「生花を使ったコサージュ作り」

前回まではワイヤーのテクニックやテープの巻き方について何度も練習を繰り返していましたが、

いよいよ本物の草花(生花)を使ってコサージュを作ってみます。

  

校内で栽培しているガーベラなどを採取し、自分のセンスで組み立てていきます。

  

作業もてきぱきと進み、今までの練習の成果をいかんなく発揮してもらいました。

人と自然科 農業鑑定競技 校内予選

農業高校では農業の大会(農業クラブ連盟大会)が夏と秋に毎年行われます。

いくつかの競技がありますが、知識を問う競技である「農業鑑定競技」も目玉種目のひとつです。

   

人と自然科の生徒たちはその大会に向けて校内予選を行いました。

安定の3年生を押しのけ、1年生や2年生もチャンスをつかもうと一生懸命です。

はたして7月の県大会に進むのは一体誰になるのでしょうか。

  

 

【保健通級部】保健安全講話‐熱中症対策・スポーツ栄養について‐

保健安全講話『熱中症対策・スポーツ栄養について』

令和7年5月22日(木)13:30~14:30 に実施しました。

この日は中間試験の最終日。大会を控えている部動動もありました。

講演会は、試験中に乱れた生活リズムを正し、大会でベストパフォーマンスを

発揮するために必要なことが盛り込まれていました。

メモを取りながら聴く姿、質問をして疑問を解決する姿も見られました。

この学びを大切にし、そして自分のことも大切にできるようにしてください。

そして一緒に活動する仲間の変化にも気づけるようになっていって欲しいと思います。

 

 

 

人と自然科 野菜班「初夏の収穫」

5月も下旬、一足早く初夏のような気温です。

1年生の『総合実習』で「ニンニク」、3年生で「タマネギ」の収穫を行いました。

まずは1年生、秋に植えたニンニクを収穫します。収穫するコツは、葉を持ち真っすぐ上に

引き抜くことです。

抜いたあとは、根を切り、しばらくの間、乾燥処理を行います。

1年生も入学して1ケ月が過ぎ、農場での実習もスムーズに行えるように

なりました。

次いで、3年生です。

ニンニクと同じく、真っ直ぐに引き抜き、根を切り調整します。

この後、ヒモをつけて、吊って乾燥させていきます。

後作(サツマイモ)の都合で収穫が早くなってしまい、玉が小さかったのは

残念でした。

これから夏野菜の管理が本格的に始まります。実習の様子はこれからも

お伝えしていきます。

人と自然科 2年生 草花「世界にひとつ!新しいパンジーの開発を目指して」

草花の授業では草花の品種改良について学んでいます。

学校で栽培しているパンジーやビオラと、

学校周辺で見ることのできるスミレとの交雑が可能かを調べるため、

交雑育種を行いました。

地域自生のスミレから花粉を採取し、校内で栽培しているパンジーやビオラに受粉を行いました。

はたして有馬高校オリジナルのビオラが生まれるのでしょうか。

楽しみに様子を観察したいと思います。

春季オープン・ハイスクール

5月10日(土)、春季オープン・ハイスクールを開催しました。

およそ500人の中学生、そして保護者の方に来校していただきました。

まず、人と自然科の紹介が行われました。人と自然科では、「農業を学ぶ」と同時に「農業で学ぶ」を教育の根幹としています。日々の実習や「課題研究」、農業祭などの行事への取り組みを通して、社会人として求められる「主体性」「行動力」「チームワーク」などを身につけます。そして「課題研究」での成果を活かした進学も含め、学年、進路指導部、そして農業部が一体となって、生徒の進路実現をバックアップしていきます。説明会では、在校生も登壇し、授業や農業クラブの活動について紹介しました。

 

 

 

 

 

 

次に、総合学科の紹介が行われました。総合学科では、国公立・難関私立大学への進学を目指す「アドバンストクラス」、そして興味・関心や進路に応じて、様々な学びを実現できる六つの系列「グローバル系列」「ビジネス系列」「看護・医療・福祉系列」「保育・栄養系列」「健康スポーツ系列」「芸術系列」があります。また、社会との関わりの中で自分の生き方を考える「産業社会と人間」、それをふまえた学校設定科目「ARIMA探究」が設けられています。説明会では、それぞれのクラス・系列・授業を代表して在校生が順番に登壇し、自らの学びについて熱く語りました。

 

 

 

 

 

 

本日は4時間目が公開授業となりました。説明会終了後、中学生が思い思いに授業を見学に来てくれました。

興味・関心を呼び起こす授業があったら幸いであると、職員の一人として切に願っております。

 

ご多用の中、本校まで足をお運びくださいました皆様に、心よりお礼申し上げます。

また、本日はお越しになれなかった方も、次回 7月29日(火)に開催されます夏のオープン・ハイスクールには、ぜひご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

人と自然科 農業クラブ 「兵庫県農業クラブ理事会」in山崎高校

今年度の農業クラブで行われる行事などの確認や相談を

兵庫県11校の農業高校の生徒の代表が集まって話し合いを行いました。

会議の後は交流会が行われ、ピザ窯を使った調理体験も行われました。

できあがったピザをみんなで楽しみながら他校の生徒とも親交を深めることができました。

農業クラブの活動が活性化するよう協力してがんばります。

人と自然科「クラインガルテン」~開講式、第1回講座

人と自然科では、生徒と応募された一般の方がともに学ぶ講座

「チャレンジ教室」を実施しています。

3年生の学校設定科目『クラインガルテン』もその1つです。

本年度は生徒14名と一般受講生7名、合計21名が参加しています。

 

第1回目の講座を5月7日(水)に実施しました。

まずは、開講式です。校長先生のあいさつの後、

 

『ヘルツリッヒヴィルコムン(ようこそ)、これから一緒に体験できることを

嬉しく思います』とドイツ語を交えての生徒あいさつ、それぞれの自己紹介を

行いました。

開講式の後、さっそく圃場に出て授業のスタートです。

授業最初の説明も生徒が行います。今回は苗の植え付けがテーマです。

最初は、果実の重さで株が倒れないように支柱をします。

次いで、植え付ける苗の配置を行います。1学期はトマト、ナス、ピーマン、シシトウ

クウシンサイ、つるなしインゲン、エダマメをそれぞれの担当区域で栽培します。

配置が決まれば植え付けです。植穴の深さは浅すぎず、深すぎずがポイントです。

また、植え付け当初は水切れをおこさないようにウォータースペースをつくるのも

ポイントの1つです。

最後にたっぷりと水やりをして完成です。

 

一般受講生の皆さん、11月までの授業よろしくお願いします。

生徒の皆さん、今までの農業学習の成果が発揮できるようにしましょう。

人自然科 野菜班の実習風景~苗の定植

3年野菜班では4月の耕うん、元肥散布、整地を経ていよいよ

苗の植え付けです。

2~3人で5グループを作り栽培をします。今年、栽培する野菜は

「トマト」・「ナス」・「キュウリ」・「ピーマン&シシトウ」・

「オクラ&ズッキーニ」です。

それぞれの野菜の特性に合った支柱やネットも自分たちで考えて組み立てて

いきます。どうすれば、ネットがピーンと張れるか、支柱がずれないように

結ぶか苦戦しながらやっていきます。

次に植え付けです。今までの「総合実習」や授業で習ったことを思い出して

植えていきます。

これは日頃の実習の成果です。スムーズに終えることができました。

ここの圃場では、自分たちで計画して管理・収穫・調整・販売まで一連のことを

自分たちで考えて栽培していきます。メンバーで協力して良い野菜づくりをしていきましょう!

 

人と自然科 2年生 フローラルアート「目指せ!テーピングマスター」

フラワーアレンジは細い針金を使う「ワイヤリング」と専用のテープを使って固定する「テーピング」の2種類の技術を基本とします。

この2つの技術をマスターするために、2回にわたって練習を行いました。

 

テープがうまく巻けなかったり、抜けてしまうアクシデントもありましたが、何とか練習の甲斐もあってテーピングもワイヤリングもマスターすることができました。

 

次のステップが楽しみです。

人と自然科 1年生 農業と環境「圃場の準備・観察」

4月21日に播種(種まき)を行ったスイートコーンも発芽してきました。

実際にまいた種の数と発芽した数を数えて発芽率の計算も行いました。

80%を超える安定した発芽率は確保できたでしょうか?

80%を下回っていた場合は何が原因かを考察してみるのも農業の学びのひとつとしてしっかり考えました。

 圃場では耕運機である程度の畝(作物を植える土の盛り上がった所)はできているのですが、表面や谷の部分は鍬を使って整地しなければなりません。

 使い慣れない谷あげ鍬(ぐわ)を使って畝たてを頑張りました。

 

 

いよいよ次回はスイートコーンを植え付けに進んでいきます。

めきめき成長する生徒もスイートコーンも楽しみな夏になりそうです。

 

人と自然科 3年生 地域自然保護「ありまふじ公開セミナー」

公開セミナー1回目は有馬富士公園の中の自然や様々な植物について学ぶガイダンスでした。

まず、会議室でマムシなど園内の危険な生物についての説明を受けてから園内の説明に移りました。

園内では有馬富士の景色や、この時期しか見られない植物や生物、園内に設置されたアトラクションなどについて体験的に学ぶことができました。

 

「エゴノキ」の果実を使った簡単な実験では生徒たちも新鮮な驚きを見せてくれました。

 

園内散策の後は、ワークショップとして簡単な木工を行いました。

 

あっという間の2時間でしたが、地域の自然にどっぷりひたる貴重な時間となりました。

 

人と自然科 2・3年生 「春の農業祭」

春休みの間から着々と準備を進めていた春の農業祭が実施されました。

生徒たちも早々と登校して準備を進めてくれていました。

開会式では有馬高校のオリジナルの法被(はっぴ)を着た校長先生による挨拶、農業クラブ会長による挨拶がありました。

 

その後、各グループに分かれ、販売実習がスタートしました。

例年通り、多くの地域の方々が来校してくださり、大盛況となりました。

生徒たちも地域の方に商品の説明などを行い、コミュニケーションの力もめきめき向上している様子がみられました。

 

 

たくさんの方々と触れ合うことができた充実した1日となりました。

 

次回は「秋の農業祭」が11月8日(土)に実施されます。

今回よりグレードアップした生徒が農業祭で見られることを期待しています。

 

80回生オリエンテーション合宿3日目後半

1~3組はアドベンチャーラリーのあと時間に余裕があったため、近くの海へ!

カッター研修が中止になるぐらいの強風が吹き荒れる中でしたが、新しくできた友達と、合宿の最後の楽しい時間を過ごしました。

 

そして昼食後は全員集まって退所式・解団式を行いました。お世話になった施設の方にお礼の意味を込めてもう一度学年全員で校歌を歌いました。

そして最後は生徒代表から。いろんな人に対して感謝の気持ちを持ちましょう、という内容の素晴らしいスピーチでした。

14時30分ごろ、宿舎を出発、途中休憩の後に16時40分ごろ学校到着してそのまま解散となりました。

3日間の疲れもたまっていることでしょう。

明日は代休なのでしっかり休んで、また木曜日から元気に登校してくれることを楽しみにしています。

(木曜日は時間割通りの7時間授業です。)

 

施設の方も最後におっしゃっていましたが、これからの学校生活が大切です。

失敗もたくさんしながら、いい思い出をたくさん作って成長していきましょう!!

人と自然科 2年「野菜」の授業風景

人と自然科は、農場で実習だけをしているわけではありません。

教室で野菜の特性や栽培環境などについても学びます。

今日は、野菜苗のスケッチをして良い苗の条件について学習をしました。

スケッチする苗は春休みの実習で鉢上げしたものです。

ただ、絵を描くだけでなく、葉の形や色、特徴などもメモしていきます。

この特徴が野菜の分類でも役立ちます。

 それぞれの野菜苗の特徴は解りましたか?

いよいよ、今週の19日(土)は春の農業祭です。皆様の来場をお待ちしています。

80回生オリエンテーション合宿3日目

いよいよ迎えた最終日。

今日は朝から天候に恵まれません。

 

昨日は外でできた朝のつどいも、今日は体育館での開催です。

同じ宿舎に寝泊まりする南あわじ市役所の方々とともにラジオ体操などを行いました。

 

その後、1〜3組はカッター研修の予定でしたが、残念ながら強風により中止となり、代わりにアドベンチャーラリーと呼ばれる3つの室内レクリエーションを体育館で行いました。

 

①ブラインドスクエア

目隠しをした状態で10人1組の班でひもを1本持ち、指定された形を作っていきます。

 

②キーパンチ

1-30の数字がランダムに置かれており、それを班員で順番に踏んでいくゲームです。

 

③パイプライン

水道管を半分に切ったパイプの上をゴムボールやビー玉を転がしていきます。

 

どのゲームもシンプルなゲームですが、意外と考えなければならないことが多く、また仲間とのコミュニケーションが必須でした。

 

クラスでのチームワークをこれから築きあげていきたいですね!

 

一方、4~6組は予定どおり飯盒炊飯を実施できました。

今最後の昼食を食べ、2時過ぎには宿舎を発つ予定です!

80回生オリエンテーション合宿2日目後半

飯盒炊飯とカッター研修を終えたあとは、集団行動練習とブレインストーミングを行いました。こちらは集団行動の様子です。体育の授業でもこれからまたやっていくのでしっかり覚えましょう。

そしてこちらはブレインストーミングの様子です。

 

クラスで8班に分かれて「どのような高校生活を送りたいか」というテーマについて話し合い、ポスターにまとめました。

 

そして夕食後は校歌コンクール。

 

 

各クラス練習の成果を存分に発揮して合唱を披露しました。特に、校歌の歌詞の内容が伝わるように工夫して歌いました。

また、隊形や歌い方をこだわったりするクラスもあり、クラスの色が徐々に出てきた感じです!

 

結果、優勝は5組!!

準優勝は4組でした。

 

結果ももちろん大切ですが、練習を通じてクラスメイトと仲を深めるきっかけになったようです。また、伝統ある有馬高校の校歌を引き継ぐことができました。

 

最終日に向けての室長会議の様子です。

80回生オリエンテーション合宿2日目前半

オリエンテーション合宿2日目の前半の様子をお伝えします!

 

昨日の悪天候とはうってかわって快晴の朝でした。本来なら6:45に朝のつどいが始まる予定でしたが、15分前の6:30には全員が集合を完了していたのでつどいを予定よりも早く始めることができました。時間に関して非常に高い意識で行動できている80回生です!

 

その後は朝ごはんを食べ、今日はクラスごとに分かれて行動です。

 

1-3組は飯盒炊爨でカレー作り!

火を起こしたりカレーの具材を切ったりと、班員で協力しながら取り組みました。

 

水を入れすぎてスープカレーのようになった班や、ご飯が硬かった班など失敗もありましたが、それも楽しんでいる様子でした!

 

4-6組はカッター訓練です。

ボートに乗って仲間と協力して声をかけ合いながらオールを漕いでいきます。

 

 

海は少し風が強かったてすが、頑張って漕ぎました!

80回生オリエンテーション合宿1日目後半

宿舎に到着後は待ちに待った晩御飯!

バイキング形式で自分の好きなものを取って食べます。

今日のメニューはハヤシライスやフライドチキン、ポテト、サラダ、野菜とチキンのトマト煮込み、などでした。おいしそうに食べる生徒たちの様子です

 

 

食事後は入浴、そして明日の校歌コンクールに向けて各クラスで練習です。

入学後まだわずか一週間とは思えないほどしっかり歌詞を覚えて、歌う姿はさすがでした。

 

明日の本番が楽しみですね!

 

なお、22:30の消灯時間よりも早くに寝ている班もありました。疲れもあるでしょうし、今夜はよく眠れそうです。

人と自然科 2年生 ナチュラルキープ「無煙炭化器を使った間伐材の利用に向けて」

 有馬高校には敷地内に敷地内に竹林があります。管理を怠ると一気に成長して「放置竹林」になってしまいます。この日は事前に伐採しておいた竹を無煙炭化器に入れて燃やし、竹炭の制作を行いました。

 完成した竹炭は土壌改良剤などに使用し、持続可能な地域資源の活用を目指した農業の実現を目指して利用していきます。

人と自然科 2年生 フローラルアート「ガイダンス」

 人と自然科では専門の授業の一環としてフラワーアレンジについて学ぶ授業「フローラルアート」という科目があります。

 2年生第一回目の授業は花と人とのかかわりや、実習を行うにあたっての注意点など基礎的な内容について学びました。

 今後、実習を重ねてアレンジメントの技術を獲得し素敵なアレンジメントで誰かをハッピーにできる日を楽しみにしています。

  

人と自然科 野菜班 実習の風景

新学期も始まり、本日より「総合実習A」の授業も開始です。

13人の野菜班生徒も春休みの実習を経て一回り成長しました。

本日はそれぞれが担当する露地の畑の準備です。

まず、石灰の散布です。土の酸度を中和するために栽培前には欠かせない実習です。

粒子が細かく、拡散しやすいので風向きなどを注意してかつ均一になるように散布します。

次に散布した畝上を撹拌するために小型管理機を使用します。春休みの実習でも1度しましたが、

長い距離をまっすぐに進めていくのは難しいものです。

苦戦した生徒もいましたが・・・何事も経験ですね。

この後、5月の苗の植え付けまで基肥散布や整地などすることはたくさんあります。

これからの実習もしっかりやっていきましょうね。

 

対面式・離任式

4月9日(水)、1年生と2・3年生の対面式が行われました。 

右側が1年生、左側が2・3年生です。

1年生が、1年後に笑顔で後輩を迎えられるよう、充実した学校生活を送るために、職員一同努めてまいります。

この後、クラスごとに校舎を見てまわりました。入学者説明会の際も保護者の皆様は驚かれたと思いますが、本校には複数の棟があり、教室の数も多いです。少しずつ慣れていってくれればと思います。

 

午後には離任式が行われました。退職・転勤した職員のうち、4名が出席しました。

生徒に向けての挨拶には、有高生への愛があふれており、涙ぐむ生徒もいました。

最後には花束が贈呈され、大きな拍手と笑顔に包まれつつ、終了しました。

本校在任中は、大変お世話になりました。離任者に代わり、この場を借りて御礼申し上げます。

始業式・入学式

4月8日(火)より、新学期がスタートしました。

始業式に先立ち、着任式を行い、新しく本校に赴任した職員の紹介が行われました。

始業式では、学校長より「今から1年後、2年後、自分はどこに立っているか、何をしているかをよく考えながら、新たな気持で新学期をスタートしてもらいたい」という式辞がありました。2年生・3年生としての自覚をもち、自己の進路についても意識しながら、明日からの学校生活に臨んでもらいたいと思います。

その後、学年団の発表が行われました。生徒たちの熱い視線の中、担任たちも緊張の面持ちで紹介されていました。

 

 

 

 

 

 

 

午後には、入学式が行われました。本校80回生となる新入生が、新しいクラスメートとともに式に臨みました。

学校長からは「地域から愛され、地域を活性化させていく有馬高校を、今日から先輩とともに作り上げていってほしい」という式辞がありました。

式の後、吹奏楽部による祝賀演奏があり、第1学年団の紹介がありました。

 

 

 

 

 

 

新入生にとっては、しばらくの間は未知のことばかりで、慌ただしい日々が続くと思います。

しかし、学年団をはじめ教職員一同、全力でサポートしていきます。保護者の皆様にはいろいろとお世話になりますが、よろしくお願いいたします。

 

人と自然科 春休みの実習②(野菜班)

今年の春は初夏のような温度になったり冬に逆戻りの温度になったり何だか変な天候です。

そんななか、春の農業祭に向けて野菜苗の鉢上げも順調に進んでいます。本日はキュウリの鉢上げです。

キュウリやカボチャなどのウリ科は子葉が大きいのが特徴です。

3年生はこの春休みで鉢上げの技術力がずいぶん向上しました。

2年生も注意事項を守り丁寧に鉢上げを行ないます。

2時間かけて完成です。

鉢上げ後は、2年生はニンニクの除草、3年生はタマネギの追肥を行います。

春休みも間もなく終わりますが、皆さんしっかりと実習に取り組むことが

できましたね。新学期からの実習も多くのことを学ぶ場にしていきましょう。

人と自然科 入学式に向けて黒板アート

 いよいよ入学式が近づいてきました。入学式に向けて農業クラブのメンバーによる黒板アートの制作が行われました。

 今年の黒板アートは去年と異なり、大阪万博のキャラクターと人と自然科の「ひとしくん」と「ひとみちゃん」が仲良く手をつないでいる2025年を象徴するデザインになっています。

 新入生にとって心に残る入学式になると思います。

 入学式が楽しみです。

新入生登校日

 4月3日(木)、新入生が登校し、新しいホームルームでの諸連絡のあと、入学式の予行が行われました。

 皆、緊張した面持ちで臨んでいました。

 

 

 

 

 

 

 予行のあと、生徒会の主催で部活動紹介が行われ、運動部・文化部 それぞれ趣向を凝らしてアピールをしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部によっては、少ない人数で懸命に取り組んでいるところもあり、一人でも多く入部してもらえるよう、2・3年生は熱心に新入生に呼びかけていました。

 

 

 

 

 

 

新入生の皆さんには、勉学に励むとともに、ぜひ自分に合った部活動を選んで、青春の貴重な1ページを作っていってもらえればと思います。

人と自然科 課題研究 野菜班の活動

人と自然科では、3年生になると「草花」・「果樹と緑」・「野菜」の3類型に分かれて授業を行います。その中で、

農業に関する諸課題や進路に応じた諸課題を自ら見いだし、これまでに学んだ農業に関する各科目を基に課題解決に

向けて自発的に取り組む『課題研究』という科目があります。

そのなかで「野菜班」の本年度の取り組みを紹介します。

13人の専攻生徒が6班に分かれて2月から計画を立て、春休みになり、本格的にスタートです。

まずは、海藻に似た風味や形と言われている野菜「オカヒジキ」と「オカノリ」の栽培実験です。

どんな風に大きくなり、どのような調理方法があるか調べていきます。

次の加工用トマトの栽培実験です。加工用トマトはそのほとんどが輸入に頼っており、近年はその価格も

上がり、品薄状態となっています。

普段、食べているトマトとの違いは何か?楽しみですね。

最後に廃棄野菜をもとにしたクレヨンづくりです。どのような野菜が綺麗に発色するかよくわからないので・・・

色が出やすそうな野菜でナスとビーツ、トウモロコシを栽培します。野菜クレヨンの普及が最終目標とのこと。

色々な可能性がありそうですね。

この3班の研究経過や残り3班の研究については今後、紹介します。

 

人と自然科 演習林実習に行ってきました

  令和6年度もいよいよ終わろうとしています。人と自然科では、春休み中も当番で実習の授業(総合実習B)があり、春の農業祭に向け準備を進めています。生徒は元気に登校し、楽しそうに頑張っています。

  R7入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 昨年度の春の農業祭に関する記事はこちら(ちなみに令和7年度の春の農業祭は4月19日(土)を予定しています。)

 さて、そのような春休みの当番実習の一環として、3月31日(月)果樹と緑班の3年生が12名が演習林実習を行いました。有馬高校人と自然科は三輪と藍本の2カ所に演習林を所有しており、果樹と緑班の生徒が林道整備を行っています。また、課題研究などで使用する緑化材料などを採集し活用したりしています。(人と自然科になる以前は林業を学んでいたようで、木の枝内実習や間伐、伐採など、木材生産も行っていたようです。)

 朝8:20頃、最寄りの藍本駅に生徒が集まってきました。

 

 現地に到着し、引率の先生から本日の実習について説明です。今回の最大の目標は「怪我をせず、無事に下山すること」です。実習用手袋を必ず着用すること。お互いに声掛けをすること、特に斜面を伸るときには落石などで下の生徒に大声で知らせること・・・など安全に関する注意を中心に確認し、生徒はしっかりメモをとっていました。

 そしていよいよ入山です。小川を渡ったところから有馬高校が管理している演習林です。


 演習林の中に入ると、林道が整えられています。実習では、林道にある倒木や枯れて落下した枝を除去する作業を行いました。そして林道に芽を出していた実生の苗を剪定はさみで切っていきます。このまま放置しておくと林道で大木に成長してしまうので、小さいうちからしっかり取り除いておきます。

 

 道中、風で折れた丸太などが林道をふさいでおり、協力して林道の外に運び出していきます。

 
 そしていよいよ尾根に向かって登山です。演習林実習一番の難関、急な坂を登ります。

 

 落石に注意しながら声を掛け合い登っていきます。

 無事に尾根に到着。一休みです。

 

 再び整備しながら上を目指します。

 

 林道にはみ出していた樹をチェンソーやのこで切断し、運び出します。

 3時間近く行った演習林実習も無事終了。山歩きにも皆慣れてきたのか、下山はスムーズです。

 そして麓で、課題研究や実習で活用できそうな植物を観察しました。

 

 充実した演習林実習でしたね。皆さんお疲れ様でした。

 

 今回実習を頑張った2年生もいよいよ明日から3年生。最上級学年ですね。人と自然科のリーダーとして下級生の手本となるように頑張ってください。応援しています。

人と自然科 春季休業中にフォークリフト技能講習第2弾を実施しました

 修了式も終わり、春季休業に入りました。

 令和6年度修了式に関する記事はこちら

 令和6年度もあっという間に終わろうとしています。春季休業中にも人と自然科の生徒は、春の農業祭に向け、当番で「総合実習」Bの実習(別名農場当番)を頑張っています。

 そのような中、3月22日(土)から5日間、希望した人と自然科の生徒18名を対象に、フォークリフト技能講習を実施しました。人と自然科では夏季休業中に建機系の資格取得を行っており、この夏もガス溶接・チェンソーの資格取得講習を実施しました。

 この夏のガス溶接技能講習に関する記事はこちら

 この夏のチェンソー特別教育に関する記事はこちら

 そして今回実施したフォークリフト技能講習も夏季休業中に実施したのですが、希望者が多く、想定人数を定超えたため、夏は3年生優先で実施。受講できなかった1年生と2年生の生徒を対象に今回第2弾の講習日を設定しました。5日間という長い時間をかけて取得するフォークリフト技能講習の資格は、日本で一番大きなフォークリフトも含め、1t以上の大型フォークリフトも運転できる価値ある資格です。

 

 まずは22日(土)・23日(日)の2日間、有馬高校にキャタピラー講習所兵庫教育センターの講師の方に来校いただき、学科講習が行われました。技能講習のため、座学を受けた後に実施する学科試験が不合格の場合、別途補習&追試を受け、そこで合格しないと実技講習に進めないというルールが法令で定められています。

 

 スライドを用いてフォークリフトの種類、走行に関する装置や構造及び取り扱いの方法に関する知識、荷役に関する装置の構造・機能・取り扱いに関する知識、運転に必要な力学の知識、フォークリフトの点検・整備、安全運転の心得、災害事例、関係法令などについて講義を受けました。

 

 受講した生徒も筆記テスト合格に向け、講師の先生の話を聞きながら、特に重要なところについて教本にマーカーで線を引きながら、休憩時間もわからないところを講師の先生に質問したり、みんなで復習し合うなど、必死に学んでいました。

 

 そしていよいよ学科試験。採点の結果全員合格、無事実技試験に進めるとの報告を受けました。よかったです。

 

 1日休養を挟み、3日目の25日(火)からは小野市にあるキャタピラー教習センターに移動し、実技講習スタートです。再度安全についての注意を受けた後、講習会場に向かいます。

 

 ゼッケンを受け取り、ヘルメットを手に、2班に分かれ早速講習スタートです。

 

 座学で学んだフォークリフトの機体各部の名称やエンジンの構造を復習し、安全確認の方法、エンジンのかけ方、ハンドルの回し方、アクセル・ブレーキの踏み方など基本的な走行操作について実技を通して学びます。

 

 フォークリフトは狭い倉庫内での作業を可能にするため、普通車と異なり後輪が左右に動き、小回りが利く仕組みになっており、少しハンドルを回しただけで車体が回転します。車の運転をしたことがない高校生にとって最初は感覚をつかむのが難しかったようですが、何回も何回も運転を繰り返すことで体に覚えさせ、慣らしていきます。

 

  2日目からは、荷役作業をしながらの運転です。 フォークを操作しパレットに載った荷物を運搬します。フォークを操作するレバーは、上昇・下降を操作する『リフトレバー』と前傾・後傾を操作する『チルトレバー』の2本を操作します。特にリフトが地面と水平になっているのかの判断は難しく、経験が重要です。

 

 さらにコース上には直角に曲がる場所が多く、常に左右の間隔を気にする必要があります。また、バックをするとき一瞬ハンドルをどちらに回すのかがわからなくなるという生徒も。高校の農業機械、トラクタの運転で学んだとおり『行きたい方向に回す』ですね。気が付いたら夕日をバックに練習する姿が・・・2日目の実技も無事終了です。

 

 そして最終日。実技試験にむけ、一連の作業、走行を繰り返し練習します。そして他の人の運転もしっかり見ながら、お互いにアドバイスを送りながら、自分が運転していることをイメージしながら講習を受けています。いつの間にか18人に一体感が生まれていましたね。

 

 いよいよ実技試験。不合格の場合は別途補講&再試験があるため緊張します。指さし安全確認からスタート。引率した先生はもちろん、5日間一緒に練習をやり抜いたメンバーも、全員合格を祈りながら見守ります。

 

 結果は全員合格。本当に良かったです。自然と拍手が沸き起こりましたね。受講した生徒に聞くと、最初は大変だったけど、だんだんフォークリフトを運転することが楽しくなってきたとのこと。春休み5日間をかけた資格講習は充実した時間だったようです。最後にセンター長から『この資格は本当に価値あるライセンスです。実際に会社で使うときには、先輩方にもう一度教えてもらって、安全第一でフォークリフトを運転してください。これからも高校での勉強頑張ってください』という言葉をいただきました。

 

 学校の普段の実習でも、今回学んだ安全第一で頑張りましょうね。5日間お疲れ様でした。

人と自然科 春休みの実習(野菜班)

春休みになりましたが、人と自然科では春休みの「総合実習」(農場当番)がスタートしています。

本日は20℃を超えて、体を動かすと少し暑いぐらいです。

秋に植えたタマネギも少しずつですが大きくなってきています。それに合わせて雑草も伸びてきました。

この時期に、タマネギと雑草が養水分を競合しないように草抜きをすることがタマネギの肥大につながります。

新2年生3人で草抜きの開始です。

タマネギを抜き取らないように注意して進めていきます。

約1時間かけて、約15mの畝の草抜きが終了しました。

さすが、新2年生。1年間しっかりと実習を行った成果ですね。

春休みの実習、これからも頑張っていきましょう。

令和6年度 教科「福祉」の学び

 有馬高校には福祉の授業が、2年生からの選択科目であります。その授業での学びの様子を紹介したいと思います。

【2年生 社会福祉基礎】

 はじめて学ぶ福祉の授業です。「福祉ってなに?」「福祉で何を勉強したい?」そんな問いから授業が始まります。そして、グループで話し合ったり、実技を通して考えたりします。

 例えば、学校が避難所になったら、どこをどのように使うかを画用紙にまとめて発表しました。避難してくる人には高齢者、障害のある人、子ども、妊産婦、外国人などがいることに気づき、それぞれの立場になって考えることができていました。そして自分も避難する。そのときに困ることもある。自分にできないことを誰かがしてくれるから生活が成り立っている。福祉が他人事ではなく、自分事として考えられるようにしています。

 

【3年生 生活支援技術】

 実技を学ぶ科目です。シーツやベッド、車いすなど病院や施設で見かけるものを使って、介護技術を中心に学習しています。また人をどうすれば安全で安楽に起こしたり、移動させたりできるのかを考え実践していきます。

 

 

 

 

 

 

また5月頃のブログを見てください。外にも出ていきます。外出支援の方法も考えています。道路状況を確認しながら、車いすで学校から三田駅まで行ってみました。バリアフリー状況を確認したり、災害時に道路はどうなるかを考えながら行ってきました。次はどこへ行こうかな。

 

 

 

【3年生 コミュニケーション技術】

  コミュニケーションとは何なのか。困っている人の話をどのように聴き、どのように支援していけばよいのか。そのたには何が必要なのか。いろんな人を想定したコミュニケーション方法を考えます。

 例えば、普段の生活のなかで利用している学校の食堂。視覚障害のある人とのコミュニケーションの授業で、その利用方法ついて考えました。お金の管理、食券の購入から受け渡し、移動支援。どのようにしたら良いか、どんなことに困るのか、できることは何かなどを考えてからペアで行いました。

【3年生 こころとからだの理解】

「からだのしくみ」「こころのしくみ」について学習します。「こころ」と「からだ」の両面から、その人の状態を見て、どのように支援するのが良いのかを考えていきます。また授業内容には医学的な内容も含まれています。

みなさんは、ふだんどのように食事をしていますか。咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)のしくみについて理解します。障害のある人の食事を考える。寒い冬の鍋料理、しゃぶしゃぶを視覚障害のある人と楽しむためには、どうすれば良いかを実践しながら考えました。

 

 

 

2年生も3年生も、福祉を学びながらそこに防災の視点も入れて考えられるようになりました。ライフラインが制限された中で、災害時のストレスを軽減するために、「温かい食事」をどのように確保するか、児童福祉のなかで遊びの大切さを学び、災害時に“遊ぼう作ろう食べよう”ということを考えポリ袋調理に辿りつきました。

 

 カリキュラムを改善していくなかで、令和7年度も福祉の学びを深めていきたいと思います。福祉の学びを発信できたらなと思います。

 福祉の学びを、将来の夢にプラスしてみましょう。新たな可能性が開けると思います。さらに防災をプラスともっと広がると思いませんか。

 

 

 

 

令和6年度修了式及び表彰伝達

令和7年3月21日(金) 修了式を行いました。

本日でそれぞれの学年の学びが修了となりました。

【校長講話】

 今日は1年間のまとめの会として考え、クラスで受け取る通知表をよく見て、授業の取り組みや提出物などについても振り返ってもらいたい。

 卒業証書の重み約13g。しかしこの1枚にはたくさんの学びや思い、出来事が3年間分詰まっている。1年後、2年後の卒業を思い描き、しっかりと行動して欲しい。

 

3年生に渡した卒業証書を見せていただきました。

 この1枚にのなかに3年間の有馬高校での歴史が詰まっているのですね。卒業するときに見える景色はどんなものなのでしょうか。

 

 

【生徒指導部長講話】

 学校生活のルールについての確認がありました。ルールのない世界はなく、皆が気持ちよく生活しやすくするためにルールはあります。なぜそのルールがあり、守らないといけないのかを考え行動できる有高生であってほしい。そして気持ちの良い挨拶を毎朝してくれている。これは今後も続け、誰にでもどんな場面でも挨拶ができる人になって欲しい。

 そして命を大切に。

 

 挨拶は大切だと思います。そこからコミュニケーションも生まれます。そして笑顔で挨拶することも。元気、笑顔、挨拶。

 学校には皆で使うものがたくさんあります。みんなが気持よく使えるように、安全に使えるようにしていきましょう。そんなお話もありました。

 

【表彰伝達】

 

 記録や成績を残した生徒の表彰がありました。今年度の表彰はこれが最後です。また次年度も多くの表彰状や盾、メダルやベルト等を披露できることを楽しみにしています。

 

合格発表

朝は雪が舞っていた3月19日(水)。

晴れ間が見えた午前10時に本校体育館前で先に行われた学力検査の合格発表が行われました。

発表までに集まった受検者の皆さんから、目隠しを外した瞬間、歓声が上がっていました。

 

有馬高校の80回生としてご入学される240名の皆さん、教職員一同、在校生と共にお待ちしております。

有高での高校生活を楽しみ、皆さんの夢を追いかけてください。

共に学び、成長していきましょう!

 

校舎内の桜の木は、季節外れの寒さのためかまだ芽吹いてはいませんが、入学式の頃にはきっと、かわいらしい花を咲かせてくれることでしょう。

さあ!それぞれの春を迎える準備をいたしましょう!

 

人と自然科 淡路花博25周年記念花緑フェア2025 高校生花とみどりのガーデンに出展しています

 令和7年3月20日(木)から4月27日(日)まで、淡路島の3会場を舞台に、淡路花博25周年記念花緑フェア2025が開催されます。

 淡路花博25周年記念花緑フェア2025公式サイトはこちら

 今回、淡路会場夢舞台エリアで開催されるイベントの一つ、『高校生花とみどりのガーデン』に有馬高校人と自然科農業クラブの生徒が制作した花壇を出展します。作庭に向け、農業クラブ本部役員の生徒、さらには有志の生徒も参加し放課後の時間を中心に頑張りました。有馬高校にある竹林の竹を活用するようです。

 作品は間口2.5m×奥行1.5mの3.75㎡にデザインしていきます。テーマは自由。

 どのような庭が完成するのでしょうか。デザインもすべて自分たちで考えました。

 

 そして3月17日(月)、代表の生徒7名が明石海峡大橋をわたり淡路夢舞台を訪れ、いよいよ作庭です。

 学校で練習した通りに準備した植物や資材を組んでいきます。

 後方には竹を組んで作成した『鉄砲垣』を設置しました。

 使用した植物はシバザクラとミツバツツジ。シバザクラを前方に、ミツバツツジを後方に植栽しました。

 最後にレンガを中央に配置し、寒水石を敷き詰めて完成です。

 完成した庭はこちら。タイトルは『情緒あふれるやすらぎの庭』です。

 

 コンセプト

 物価の高騰や記録的な円安、今の世の中は急激に変化し続けています。そんな目まぐるしい日本で生きる我々に必要なのは自然に癒されることです。美しい花畑や趣深い日本庭園を見ることで生まれる心の安らぎを糧にして、世間の荒波を乗り越えていこう!私たちはそんな庭園を造りました。

 レンガを挟んで和洋折衷を表現した素晴らしい作品ですね。これから温かくなってきたらシバザクラも花をつけ、さらに美しさが増すと思います。 

 改めて、3月20日(木)から4月27日(日)まで淡路会場夢舞台エリアで私たちが造った庭を見ることができます。

 淡路花博25周年記念花緑フェア2025公式サイト淡路会場夢舞台エリアのイベントはこちら

 淡路島を訪れた際は是非立ち寄って私たちの自慢の庭をご覧ください。

人と自然科 野菜班 野菜苗の鉢上げ

ようやく春らしい気温になってきました。

本日、2年生で「春の農業祭」に向けて鉢上げがスタートしました。

 

今回は「シシトウ」「ピー太郎」の2品種の鉢上げです。

種まき専用土に種まきして、夜間は温度が下がりすぎないようにトンネル内で加温して

育苗しています。(写真は少しピントが合っていませんが、「ピー太郎」の苗です。)

この苗をポリポットに鉢上げしていきます。

できるだけ、ポットの中央になるように配置して深さも浅過ぎず、深過ぎずがポイントです。

これから春休みにむけて、農業祭の苗づくりに取り組んでいきます。

春の農業祭は4月19日(土)に開催予定です。詳しくはこのHPに4月上旬に掲載します。

皆様の来校をお待ちしています。

人と自然科×進路指導部 2年生を対象に卒業生を囲む会を実施しました

 先日有馬高校でも第77回卒業式が盛大に行われ、有馬高校で3年間学んだ生徒たちが旅立っていきました。充実した3年間でしたか?有馬高校での経験を活かして、夢の実現に向け次のステージでも頑張って下さい。

  第77回卒業式に関する記事はこちら

 さて、卒業式の熱気も冷めない3月6日(木)、人と自然科2年生(78回生)の生徒を対象に、卒業生を囲む会が開催されました。人と自然科と進路指導部が合同で実施しているこの行事は、卒業を迎えたばかりの先輩方に来校いただき、自分の目標としてきた進路を実現した経験を直接後輩に伝えるという、先輩、後輩のつながりが強い人と自然科ならではの伝統行事です。

 囲む会当日、制服からスーツ姿に変わった人と自然科の卒業生7名が再び集結。卒業して間もないですが、元担任の先生や旧友と会えてテンションが上がりますね。後輩のために来てくださり本当にありがとうございます。

 

 今年人と自然科を卒業した先輩も、3年間の農業に関する授業や実習、校外活動で身につけた知識や経験を活かし、国公立大学3名をはじめ、多様な進路を実現しています。

速報 令和6年度人と自然科 進路実績はこちら.pdf

 そして今回は、鳥取大学、鳥取環境大学、龍谷大学、摂南大学、大阪体育大学、専門学校アートカレッジ神戸、西日本旅客鉄道株式会社に進学、就職する7名の卒業生に囲む会への参加を快諾していただきました。

 

 3時間目まずは全体会。改めての自己紹介の後、【どのタイミングで、そしてどのような過程を経て進路先を決定したのか?】【進路先を決めた後、合格・内定を手に入れるために取り組んだことは?】【卒業した今だからこそ言える進路実現のために高校3年間で取り組んでおいた方が良いこと】についてお一人ずつアドバイスをいただきました。

 

 入学前から決めていた進路を実現した先輩もいた一方、3年生に入って大きく進路が変わっていた先輩もおり、普段から勉強を頑張っておくこと、そして人と自然科で様々なことに挑戦しておくことで対応できることを教えていただきました。さらに1年前のこの卒業生を囲む会で先輩から話を聞き、すぐに進路指導室に行ったことで現在の進路を決定したという話もありました。

 そしてオープンキャンパスにこの春休みから積極的に参加しておくこと、さらに推薦入試を中心にチャレンジしていく生徒がほとんどの人と自然科においては、面接や小論文がとても重要になってくること、特に小論文は少しでも早く練習を始めておくことの重要性を教えていただきました。面接は学年の先生や進路指導部の先生に加えて、農業部(人と自然科)の先生にもしてもらえるのが良かったとのこと。中には苦手な面接を克服するために、農業部の先生全員に練習してもらい、合格を手にした生徒もいました。

 

  また、就職される先輩からは、就職模試への取り組みの重要性、そして就職試験に臨むにあたって自己分析をしっかり行い、自分の長所と短所を知っておくことの大切さを教えていただきました。さらにどの先輩も口をそろえておっしゃっていたのが資格検定の重要性について。人と自然科で取得できる農業技術検定や建機系など専門的な資格、そして進学の生徒は英語検定の取得が重要になってくるとのことでした。

 

 全体会のあとは分科会。国公立農業系4年制大学、私立農業系4年制大学、農業系以外の4年制大学、専門学校、就職・公務員の5グループに分かれて先輩を囲みました。

 

 先ほどの全体会で先輩方から熱いメッセージがたくさんあったこともあり、2年生からはたくさんの質問があり、先輩は一つ一つ丁寧に答えてくださいました。進路実現までのスケジュールをわかりやすくまとめた手作りのシートを使って説明をしてくださった先輩もおられ、メモをとりながら前のめりで聞いている2年生の姿が印象的でした。

 

 先輩の中には大学の推薦入試や就職で作成した面接ノートや小論文の練習シートなどを実際の持参してくださり、具体的なアドバイスをいただきました。そして先輩が実際に提出した志望理由書のコピーを見て、その内容と量に驚いたようです。ちなみに担当の先生と一緒に、完成まで2週間ほどかかったとのこと。農業クラブ活動や学校行事、海外研修や課題研究などの実績を踏まえた志望理由がしっかり書かれていましたね。本当に参考になります。

 

 先輩との会話が止まらない中であっというまに時間が過ぎ、1時間の座談会は終了。やむなく打ち切りとなってしまうほどの熱量でした。このようにOB・OGが後輩をサポートしてくれるのも人と自然科の大きな魅力です。先輩にお礼を伝えて会は終了しました。先輩からの応援をエネルギーにして、今日から進路実現に向けスタートです。先生方と二人三脚で頑張っていきましょう。

 

 最後に新生活の準備で忙しい中、後輩のために時間を作ってくださいました7名の卒業生の皆さん。本当にありがとうございました。

1学年・2学年 進路別説明会

3月3日(月)に1学年、2学年対象に進路別説明会が開催されました。

1学年は、各自が興味のある分野について大学の先生方の講座を受けました。また、就職・公務員希望者への講座も行われ、生徒たちはメモを取りながら熱心に話を聞いていました。最後に行われた全体会では、受験の概要や身に付けておくべき力などについて講師の先生から話をうかがいました。

1年(1)

1年(2)1年(3)

 

 

 

 

 

 

2学年は、最初の進路指導部長講話では、進路実現に向けて今やるべきことや準備すべきことなどについて具体的な話をうかがいました。その後は大学、短大、専門学校、就職など自分の希望する進路に合わせて受講する講座を受講しました。どの講座も少人数で開講されたためじっくり話を聞くことができ、講師の先生に質問するなど意欲的な様子が見られました。

2年(2)2年(1)

 2年(3)

 

 

 

 

 

この機会をきっかけに、生徒それぞれが自分自身の進路についてしっかり考え、夢をかなえるための準備を着実に進めていってほしいと思います。進路指導部は、有馬高校でがんばる生徒のみなさんを全力でサポートしていきます。

卒業生講話 2学年進路別説明会(就職)

3月3日(月) 「2学年進路別説明会」の就職コースでは、過年度卒業生を講師に招いて「卒業生講話」を開催しました。

年度末でお忙しい中、講師を派遣してくださった事業所の皆様のご理解・ご協力に心より感謝申し上げます。

今年度の講師は、74回生の3名です。沢井製薬㈱、日本郵便㈱、レンゴー㈱の3社より派遣していただき、入社3年目の職業人として立派に成長した姿を見せてくれました。

 

「卒業生講話」では、生徒の前に立ち、パンフレットを配布したり、YouTubeの動画を紹介したりしながら「事業説明」「仕事のやりがい」「その会社に就職を決めた理由」「高校生へのアドバイス」などについて、体験談を交えながら分かりやすく話をしてくれました。

「座談会」では、3つのテーブルに分かれて、後輩からの質問に答えていきます。「自分の高校時代」「就職指導の受け方」「企業見学の大切さ」「新入社員の頃のエピソード」「大学に進学した同級生との違い」など、様々なことを話していたようです。

在学時にお世話になった先生方からも声をかけられ、「高校時代が懐かしい!」と話していましたが、この温かい繋がりを2年生にも感じてもらえたら嬉しいです。

3年生の0学期、それぞれの将来をしっかりと考える機会になっていることを願っています。

第77回卒業証書授与式

梅の花がほころび始めた2月28日金曜日、第77回卒業証書授与式が本校体育館で挙行されました。

保護者、来賓の方々、在校生が見守る中、77回生が高校生活と人生の節目を無事に迎えることができたことは、喜ばしいことです。

高等学校の全課程を終了した77回生に卒業証書が授与されました。

立派に成長した姿は、保護者の方々にとっても感無量だったことでしょう。

そして、校長先生の式辞をはじめ来賓の方の祝辞は、皆さんの成長への賛辞と今後の幸せを願う思いであふれた、心に残るものでした。

卒業生の周りの方々への感謝と新たな旅立ちを決意する気持ちが、答辞にも現れていました。

77回生の皆さん、有馬高校での3年間の歩みはいかがでしたか。

3年前はまだあどけなさが残る皆さんでしたが、仲間や家族に支えられて、この3年でその姿は変貌を遂げました。3年間で経験したものは、人それぞれでしょう。

しかし、その一つひとつが皆さんの糧になることは、77回生全員の共通するところです。ですから皆さんは、まだまだ成長していけるのです。

77回生の皆さんの未来に、幸多からんことを切に願っています。

これからも、人々のつながりの中で、たくましく、そしてしなやかに、生きていってください。

有高は皆さんの歩みを、変わらず見続けていきます。

 

最後になりましたが、77回生を支えてくださった保護者の皆様、地域の方々に心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。

77回生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!また、お会いしましょう!

 

 

卒業式予行

自由登校をしていた3年生が、久々に集まりました。

元気そうな様子で、久しぶりの級友との時間を楽しむ中、2月28日(金)に挙行される第77回卒業証書授与式の予行を行いました。

礼法の指導を受ける3年生。気持ちを一つにして。

清陵会(同窓会)の入会式も行われました。

清陵会副会長様がお越しくださり、卒業を控えた3年生に記念品の贈呈をしてくださいました。

ありがとうございます。

午後からは在校生の1,2年生も加わり、予行を行いました。

卒業される先輩方を気持ちよく送るため、しっかりと取り組んでいました。

最後に3年生の表彰伝達も無事に終えました。

3年間の努力に敬意を表します。

3年生のみなさんは、明日の朝は何を思うのでしょう。

そして、1日を通して何を感じるのでしょう。

滞りなく、無事に卒業式が終えられるよう、在校生も準備をしてくれました。

 

制服に袖を通す最後の日。

教職員一同、心を込めて見送り、その姿を見届けたいと思います。

保護者や来賓の方々にも、立派になった姿を見せてください。

 

 

推薦入試合格発表

寒さが厳しい2月21日金曜日。

先に行われた推薦入試の合格発表が14:00から体育館前で発表されました。

時間が近づくにつれてざわついてきました。

諸注意のあと、いよいよ発表です。

息を吞む瞬間。目隠しが外されると同時に、会場からは歓声があがりました。

合格をされた皆さん、おめでとうございます。

今回の推薦入試で、定員の半数が決まりました。

3月12日には一般入試が行われます。

4月には新1年生の80回生、全員がそろうことを楽しみにしています。