明石公園の植物図鑑事務局

明石公園の樹木に銘板をつける取組み・研究発表

3月18日(土)、明石公園で樹木に銘板をつける取組と研究発表を行いました。これは、理数探究類型2年生物班が1年間取り組んできた課題研究の集大成です。

兵庫県園芸・公園協会の理事長や職員の方々、兵庫県公園緑地課や明石市政策局の方などを含め、市民14人と、明高生9人が参加しました。3つの班に分かれて、それぞれ16~17の樹木銘板を作成しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 独自スマホアプリ(BPUCPhoto)の使い方を、明高生が市民の方々に教授しました。

 

 

 

 

 

 

 

 その後、独自アプリに登録された各樹木の位置情報を元に、オリエンテーリングように目的の樹を探し、銘板を取り付けました。

 

 

 

 

 

 

 

 14:00からは、明石公園の在り方検討会のワークショップがあり、その冒頭で、「明石公園の魅力UP大作戦!!」の研究発表を行いました。約15分のプレゼンを、50人ほどの参加者の前で堂々と行うことができました。

 

 

 

 

その後、検討委員会のワークショップに明高生も参加し、意見を述べました。参加者からは、「高校生の発表は素晴らしかった。提案をそのまま実践したらいい!」などの感想がありました。 

 

 

 

 

1年間、本当によく頑張りました。最後に、お世話になった明石公園のスタッフの方にお礼を言って、1年間の活動を締めくくりました。

課題研究「明石公園の魅力UP大作戦」が「兵庫SDGsスクールアワード2022優秀賞」(教育長表彰)を受賞しました!

教育長から表彰

76回生(現2年生)、75回生(現3年生)の理数探究類型生物班が取り組んできた課題研究「明石公園の植物調査&魅力UP大作戦」が、「兵庫SDGsスクールアワード2022優秀賞」を受賞し、3年生の代表生徒と担当教諭が、1月24日、県公館で教育長から表彰されました。

受賞ビデオ作品

 

2年生に校長から表彰伝達

2月1日には、2年生の課題研究の授業があり、冒頭、校長から2年生のメンバーに表彰伝達されました。

兵庫県立大学准教授2名と植物の研究者を招いて出前授業

2月1日の授業には、兵庫県立大学の髙田知紀先生と、嶽山洋志先生、明石公園の自然の研究者・柴田剛先生をお招きして、出前授業をしていただきました。

まず、生徒が準備しているポスターで発表。その後、生徒が疑問に思っていることを出しました。

「明石公園の在り方を巡って、今、どんな議論が行われていますか?」という核心をつく質問が最初に出て、明石公園の在り方検討会の座長の髙田先生と副座長の嶽山先生が、丁寧に今後の構想をお話しくださいました。明石公園の利用に際しても、その在り方の話し合いに関しても、誰も排除せず包み込む「インクルーシブな公園」を目指しているというお話に、胸が躍る思いをしました。

「私たちは明石公園の自然は豊かで多様性があるとしていますが、そもそも自然が『豊かである』とか『多様性がある』とはどういうことですか」という生物学の核心を突く質問もでました。専門家である柴田先生が、3つの多様性(生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性)など、生物学の基礎について詳しくわかりやすく説明してくださいました。

明高生が 市民参加による公園作りに大きく貢献!

最後に、生徒たちの研究に対して、「300種類を超える植物図鑑をつくったことは画期的」、「明石公園の在り方を巡る問題提起はありがたい」、「自分たちで草刈りや樹木への銘板の取り付けなど実践の先頭に立っていることは画期的」、「明石公園の在り方に関する議論にも、積極的に参加して欲しい」などと、激励をいただきました。

3月末に市民向け研究発表会を計画

2月5日(日)には、「高校生SDGs探究発表会」(於兵庫高校)で発表します。

さらに、3月末には、明石公園で市民の方々や明石公園に関わる方々に来て頂いて、研究発表会を行う予定です。

 

明石公園の稲荷曲輪の樹木に銘板を取り付けました

11月20日(日曜日)、理数探究類型2年の研究班主催で、明石公園の稲荷曲輪の樹木に銘板をつける取り組みをしました。理数探究Ⅱの課題研究の一環です。

小学生に参加を呼びかけ、4家族、小学生4名、中学生1名、幼児2名、保護者4人が参加。明高生7人がリードして、 力を合わせて50枚の銘板を取り付けました。

9時から、明高生がスライドで、特徴的な樹木の説明を行いました。

その後、5班に分かれて、各班10枚の銘板に樹木の名前を書き込みました。小学生は、大胆なタッチで、かわいい銘板に仕上げていました。

その後、稲荷曲輪に移動。班に分かれて、生徒がイラストを手描きした「ネイチャービンゴ」(下方に写真)で自然観察をした後、自分たちが作成した銘板を目的の樹に取り付けました。

明石公園を管理する公園・園芸協会からは、「可愛らしい樹名板を付けて頂きましたので、様々な方から好評を頂いております」と、嬉しい反響をお知らせ頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明石公園の植物の多様性を高める草刈り、明高生が呼びかけ。30人の参加で大成功!

神戸新聞明石版9月27日付

明高生が市民に呼びかけ

 この取組は、明石高校理数探究類型2年生の生物班が、「明石公園魅力UP大作戦」の一環として市民に呼びかけて実現したものです。当日は、他校生を含む高校生9人と市民の合計30人が参加しました。

対象エリアの植物について発表し学習

 今回の草刈りの対象は、野草観察エリアとして提案している稲荷曲輪と子どもの小川周辺です。

 植物の多様性を高める草刈りの方針は、在来種を脅かす外来種を駆除し、大きくなりすぎる在来種を適度に刈り込んでコントロールすることです。そのためには、対象区域に生育する植物についての学習が必要です。

 用意したスライドを使って、この区域に生育する30種類ほどの草花について説明し、独自スマホアプリの学習機能を使って、学習しました。

 

 

 

 

 

 

市民と一緒に草刈り

 現地では、まず、植物の詳しい人から、説明を受けました。しっかり、草刈りの方針を理解して上で、みんなで力を合わせて、草刈りをしました。

 

 

 

 

 

 

市民の感想

  • 明石高校の生徒たちが主体になって、公園協会、大学の先生、一般参加者で、みんなで作り上げる輪が素晴らしいと思います。そして、楽しいです!!
  • 高校生主体の活動というのが素晴らしい。未来を感じます。皆で盛り上げていきましょう!
  • まずは、植物をよく見るところから、と改めて思いました。次世代につなげて欲しいです。
  • 大変重要な取り組み、継続することが大事ですので、がんばって下さい!
  • 昨年の取組を引き継ぎ、きちんと実行されてるところが素晴らしいですね。地元の貴重な公園の自然環境を守るために、今後もがんばって欲しいと思います。
  • ありがとうございました。会議場でのレクチャーの時から、高校生の皆さんの取組に頼もしさを感じていました。そして、実際の草刈りの場で、さらに……。若い力は素晴らしいし、市民とともに……の光景は美しかったです。「次世代につなぐ」と言ってきた私たちですが、「次世代がつなげてくれる」と実感させて頂きました。

 

「明石公園応援隊(仮称)」の結成総会と、明石公園の植物の多様性を高める草刈りへのご参加のお願い

 明石高校の理数探究類型の生物選択者のグループが提案している「明石公園の魅力UP大作戦」の一環として、明石公園内に野草観察エリアを設置してもらい、従来の一律の草刈りではなく、植物の特性に配慮して、多様性を高める丁寧な草刈りを実施します。

 また、このような取組を恒常的に行うために、「明石公園応援隊(仮称)」を立ち上げることを、生徒が呼びかけています。

 つきましては、明石公園応援隊(仮称)」の結成総会と、明石公園の植物の多様性を高める草刈りにご参加頂きますよう、ご案内いたします。

 記

 1. 日時

2022年9月25日(日曜日)9:00~12:30

2. 場所

  • 結成総会と草刈りに先立つ学習と方針提起……明石公園管理事務所大会議室
  • 自然観察エリアの草刈り……稲荷曲輪一帯、子どもの小川一帯

3. 時程(現時点での案です。今後変更になる可能性があります。)

  • 9:00~9:30 経過説明と明石公園応援隊結成総会
  • 9:30~10:15 稲荷曲輪、子どもの小川で観察できる植物の学習
  • 10:15~10:30 草刈りの方針と方法の説明
  • 10:30~10:50 休憩して、現地に移動
  • 10:50~11:10 フィールドワーク(草刈りの方針実地説明+写真撮影)
  • 11:10~12:30 草刈り

4.参加申し込み

  岩崎までメールでご連絡ください。メールアドレス:s649913@hyogo-c.ed.jp

5.連絡先

  明石高校(078-911-4376)担当 岩崎善行・野内仁輝