明石公園の植物図鑑事務局

市民向け研究発表会に向けて、準備着々!

3月21日の市民向け発表会に向けて準備着々

理数探究類型の生物班は、3月21日に、市民対象の研究発表会を開きます。

今日も、遅くまで残って、プレゼンテーション用のスライドや、会場に掲げる横断幕を作成しました。

4月3日には、明石市長も参加するシンポジウムで発表!

 

豊かな自然で明石公園の魅力UP大作戦!!

2月21日の研究発表会のタイトルを決めました。

市民とともにスマホで植物調査
~豊かな自然で明石公園の魅力UP大作戦!!~

です。調査結果の発表だけではなく、それをふまえて、今樹木伐採で話題の明石公園の魅力アップのための、高校生らしい提言を行います。

研究発表会では、他にも色々な提言を行います。まだ、申し込みが少なく、集会の成功を危ぶんでいます。

ぜひ、https://forms.gle/aDGh6ij2Df18BXvp9 から申し込みをお願いします。

生徒のアイディアの一つを紹介します。皆さん、チャレンジしてみて下さい。アプリを開いて頂けると、植物に詳しくない人でも解けると思います。植物名が憶えられます。

 

課題研究「市民と一緒にスマホで明石公園の植物調査」の市民発表会にご参加を!

理数探究類型2年生の課題研究「市民と一緒にスマホで明石公園の植物調査-豊かな自然を活かして明石公園の魅力アップ」の市民発表会を開催します。

この研究は、昨年202年7月19日に、生徒が市民に呼びかけて、市民との共同研究としてスタートしました。

集会以降、市民の皆さんのお力をお借りしながら、調査研究をしてきました。その研究結果を、市民の皆様にもご報告したく、報告集会を開催します。

作成したオンライン植物図鑑(https://bpucservice.com/BPUCPhoto/?AlbumSN=3)には、 写真1117枚を登録。そのうち861枚、263種の植物を同定しました。内訳は、草本:717枚(同定 198種)、木本:144枚(同定64種)です。(研究を取りまとめた2月1日の時点)

そのデータを分析した研究結果に基づいて、明石公園の豊かな自然を活かして、明石公園の魅力を高める提言をします。

生徒の研究発表の後、質疑応答・ディスカッション、「今の季節に見られる明石公園の植物」の学習会、フィールドワークを予定しています。

是非、ご参加下さい。

なお、新型コロナウィルス対策のため、定員を50名に制限させて頂きます。参加には、事前申し込みが必要です。申し込みは、以下のフォームからお願いします。定員になり次第、締め切ります。

申し込みフォーム:https://forms.gle/aDGh6ij2Df18BXvp9

■集会名
 明石高校「市民と一緒にスマホで植物調査-自然を活かして、明石公園の魅力度アップ!」研究発表会
■日 時 3月21日(月)10:00~12:30
■場 所 明石公園内 花と緑のまちづくりセンター(緑の相談所)研修室

外部講師を招いて、特別講義と校庭のフィールドワークを実施

11月19日(金)、明石公園の自然観察・保護をされている髙野哲司先生(阪神シニアカレッジ講師)を招いて、特別講義と校庭のフィールドワークを実施しました。

髙野先生は、事前に明石高校の校庭を回り、校庭内の興味深い植物(ケイヌビワ、ハラン、ツルドクダミ、キカラスウリ、タンキリマメ、ヒヨドリジョウゴ等)を確認。それを生徒に示しながら、植物観察のポイントと面白さを縦横に語りました。生徒はしっかりとメモをとりながら、聞き入っていました。

ツルドクダミは、昔は、薬としてお城の周りに植えられていたもので、それが校庭内にあるということは、明石城と明石高校のある荷山に何らかの関係がある可能性を示していると指摘。植物と郷土史を重ねると興味深いと話しました。

明石公園の自然については、「多様な自然がある貴重な環境。それに魅せられて、自然観察・保護を進めてきた。身近な環境だが、観察するといつも興味深い発見がある」と、その面白さを語りました。

自然保護に関しては、絶滅が危惧されているフジバカマについて話してくれました。1965年に明石公園にフジバカマが生育しているという記録が残っているが、2000年頃、明石公園では絶滅寸前になり、2009年から、保護を始めて、現在では、多くの株が生育し、10月~11月に多くの花をつけ、アサギマダラという渡り蝶が乱舞するに至っています。

生徒からは、「明石公園の野草の多様性をまもるには、どのような草刈りの方法が望ましいか?」という質問がだされ、「花が咲く前の草刈りは控えて、種子散布を終えた後の時期に、土まで削る機械狩りではなく、髙刈りにする」と、具体的に教えてくれました。

講義のあと、校庭内のフィールドワークを実施しました。とりわけ、資料館の南側のエリアには、貴重な植物が多く生育していることを観察しました。開花するのは数十年に1回と言われる3年前に新聞に載った珍しいクロチクの花(このページの一番下に掲載)が、今年も咲いていました!!また、明石公園に1本だけ生育する珍しいケイヌビワがこのエリアにあることを確認。その他にも、極めて貴重・希少である可能性のある植物の存在も確認され、今後の調査研究と保全の必要性を確認しました。

 

「明石公園の植物図鑑プロジェクト」が撮影した、
明石公園のフジバカマとアサギマダラ

 ササの葉の細かい毛の生え方を手触りで確認し、植物名を同定する。

今年も花をつけた資料館南のクロチク。
花が咲くのは、数十年に1度と言われているが、今年も花をつけていた!!

日の暮れるまで熱心にフィールドワーク。
明石高校名物の美しい夕日。

この日は、「ほぼ皆既月食」の日でした。
多くの明高生が赤い月に見入っていました。

 神戸新聞2019年2月1日付朝刊明石版 
この紙面は、神戸新聞から著作物使用許可を得て掲載しています。