普通科総合自然科学コースを、平成27年度入学生(70回生)より現在の総合自然科学科へと改編し、科学技術人材育成に向けた取組を継続しています。総合自然科学科の生徒は、課題研究を中軸に据えた教育課程のもと、その主対象として各事業に積極的に取り組んでいます。
育成をめざす資質・能力に関する方針(グラデュエーション・ポリシー)
① 確かな学力と道徳性、社会性を備え、将来、国際社会で活躍するサイエンスリーダーを育成する。
② 知的好奇心を持ち、高い目標に向かって、自ら考え、学び続けることができる生徒を育成する。
③ 主体的・対話的で深い学びを実現し、未来をつくる創造力(発想力・思考力・発信力・共感力)を育成する。
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)
① 応用力や探究心を高めるため、理科や数学、英語において、教科横断的な学校設定科目を設ける。
② 主体性や論理的思考力を育成するとともに、対話力や表現力を高めるため、課題研究・理数探究や校外研修を実施する。
③ コミュニケーション能力の向上を図るため、国際理解教育を推進する。
入学者の受け入れに対する方針(アドミッション・ポリシー)
① 自らの成長のために挑戦し、研究を通して新たな知を創造しようとする意欲のある生徒を募集する。
② 社会や地域に関心を持ち、未来を切り拓き貢献したいという意欲のある生徒を募集する。
③ 理科や数学に興味・関心をもち、主体的に学ぼうとする意欲のある生徒を募集する。
課題研究への取り組み
◆第1学年(課題研究Ⅰ(2単位)内1単位週休日に実施)
① 近代科学の考え方、科学技術の発展と課題、科学研究の方法
自然科学に関する研究の意義とは何かを考えます
② 模擬課題研究
与えられた実験課題を解決する活動を通して、実験の記録と調査の方法、考察、実験を組み立てる方法、発表資料の作成の方法、口頭発表の方法を学びます
③ ミニ課題研究
自ら研究課題を設定し、仮説を立て検証する活動・ポスター発表活動を通して、研究の方法を学びます
〇 サイエンス校外実習ⅠⅡ
〇 小高連携いきいき授業
〇 発表会聴講(SSH生徒研究発表会、サイエンスフェアin兵庫など)
◆第2学年(理数探究(2単位)・実践科学(2単位)内1単位週休日に実施)
① 課題研究(テーマ設定、口頭発表、日本語論文作成)
自ら研究課題を設定し、課題研究を進めます
<課題研究を深化させる取り組み>
(1)実験ノートの継続的な活動:研究記録のほか、テーマ設定・振り返りでも活用します
(2)年3回のリサーチ面接(ヒアリング):研究過程や成果などを振り返ります
(3)発表会後の班内討議:発表方法・成果などを振り返ります
(4)年間を通じた課題研究アドバイザー、卒業生による指導助言
(5)実験データの統計学的処理の基礎の学習:統計学の基礎を学習した後、理科の各分野における実践的な実験データの処理を行います
〇 発表会参加(サイエンスフェアin兵庫、各種学会など)
〇 中学生への体験授業(総合自然科学科体験入学)
◆第3学年(理数探究(2単位))
① 課題研究(英語ポスター発表、英語論文作成)
② 課題解決学習
これまでの課題研究で身につけた力を生かして、個人やグループで実験課題などに取り組みます
〇 発表会参加(Science Conference in Hyogo、SSH生徒研究発表会など)
総合自然科学科の学校行事など
◆第1学年
サイエンス校外実習Ⅰ
サイエンス校外実習Ⅱ
小高連携いきいき授業
◆第2学年
サイエンスフェアin兵庫
中学生への体験授業(総合自然科学科体験入学)
◆第3学年
Science Conference in Hyogo(代表班)
SSH生徒研究発表会(代表班)
進路実績
◎主な合格先の大学と10年間の累計人数 (令和6年4月現在)
【国立大学】 201 名合格
北海道 | 2 | 筑波 | 2 | 電気通信 | 1 |
東京 | 1 | 横浜国立 | 1 | 信州 | 5 |
静岡 | 6 | 名古屋工業 | 2 | 金沢 | 2 |
京都 | 2 | 大阪 | 18 | 神戸 | 16 |
和歌山 | 4 | 鳥取 | 29 | 島根 | 5 |
岡山 | 41 | 広島 | 14 | 山口 | 9 |
香川 | 9 | 徳島 | 11 | 愛媛 | 11 |
高知 | 3 | 九州 | 7 | 九州工業 | 4 |
【公立大学】 68 名合格
大阪公立 | 9 | 兵庫県立 | 48 | 岡山県立 | 7 |
新見公立 | 1 | 高知工科 | 3 | など |
【私立大学】
東京理科 | 4 | 中央 | 4 | 立命館 | 71 |
同志社 | 45 | 関西 | 58 | 関西学院 | 59 |
など |