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24回生<プログレス探究A~人博でEureka!!>5月31日(土)

土曜日、「プログレス探究A」が人と自然の博物館で行われました。最初のプログラムは、中濱直之先生による講演。テーマは「博物館の魅力と意義」です。

標本とは、「その生物が、その場所に確かにいた証拠」だという話がとても印象的でした。さらに、標本からDNAを取り出して分析することで、進化の歴史や当時の環境が推測できるとのこと。参加した生徒からはたくさんの質問が飛び交い、学びの多い時間となりました。


講演の後は、関係者以外立ち入り禁止の普段は入れない収蔵庫ツアーへ!

液浸系収蔵庫では、ホルマリンやアルコールに浸けて保存された魚や貝、水中昆虫などの標本を間近に見ることができました。なんと、実際に触らせてもらえる場面も!
地学系収蔵庫では、化石に加え、鉱物や地層など、地球そのものの歴史を感じられる貴重な資料がずらり。
生物系収蔵庫は、水分も虫も厳禁のため、靴の裏の虫を粘着テープで除去してから入室。火災時でも水は使えず、ガスで消火するほどの厳重な管理ぶり。そこまでしても「標本を残す意義がある」と語られていたのが印象的でした。

見学の途中で訪れた「価値の手直し展」も好評でした。時代とともに変わる“価値”の見え方や、捨てられるはずだったものが再評価される様子に惹かれる生徒も多かったようです。

館内の自由見学のあと、締めくくりは「写真を見せながら1分スピーチ」。博物館で見つけたものを撮影し、それをテーマに発表を行いました。一人ひとりが興味を持ったポイントはバラバラで、それぞれの視点がとても面白く、発表後の質疑応答も盛り上がりました!

最後には三橋弘宗先生からの講評もあり、みんなの興味を持ったものから,話がどんどん広がり,知的好奇心をくすぐられる内容でしたね。


一日を通して、「見る側の視点や知識」が変わると、同じ博物館でもまったく違う面白さに出会えることを実感したのではないでしょうか。小学生のころに訪れた場所でも、新たな気づきがたくさんあったと思います。

これからも、自分の興味や探究心を大切にして、もっと深く面白さを追求していきましょう!

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