塔陵健児のひとりごと~佐用高校からのお知らせ~
今日も元気に、さよたま出荷! 町のみなさんの食卓へ
以前もお知らせした通り、佐用高校で生まれた卵【さよたま】は、町内の飲食店でも使っていただいています。
そして先日——
偶然、「肉の兵庫屋」さんへの引き渡しの現場に遭遇しました!
高校で育てた卵が、こうして町の人気店へと届けられていく。
その瞬間を目にするたび、生徒たちの取り組みが地域とつながっていることを実感します。
さよたまは、「肉の兵庫屋」さんだけでなく、町内の人気パン屋さんなど、いろいろなお店で使われています。
もしかしたら、あなたが食べたあのふわふわのパンや、あのオムライスにも入っていたかもしれませんね。
佐用高校発・まごころたっぷりの卵が、
今日も佐用のまちを静かに、やさしく支えています。
写真は5/23の引き渡しの様子です。
コッコ色サマー〜農業科学科「こっこクラブ」活動スタート!〜
放課後、どこからともなく聞こえてくる「コケコッコー」の声。
その先には、ニワトリを愛してやまない生徒たちの姿がありました。
農業科学科の新プロジェクト、その名も…
**「こっこクラブ」**、いよいよ始動です!!
ニワトリ愛、ここに極まれり
こっこクラブに集まったのは、ニワトリ愛にあふれる生徒たち。
放課後に鶏舎をのぞくと、「今日も元気そうやなぁ〜」と語りかける声が響きます。
「癒やしを超えて、もはや尊い」と語る生徒も…⁉
小さな命に、大きな学び
今年は、世界最小のニワトリ**「セラマ」**の繁殖にもチャレンジ!
ついに、ひなが誕生しました!
ほわほわの羽、つぶらな瞳、そして足の力強さ…。
かわいいだけでなく、「命の大切さ」や「食のありがたさ」を肌で学ぶ貴重な機会となっています。
「さよたま」もお任せあれ!
こっこクラブは、校内で人気のたまご販売「さよたま」にも参加予定!
生産から販売まで、生徒自らが責任をもって取り組みます。
「たまごと笑顔を届けます!」を合言葉に、今日も頑張ってます!
夏に向けて、ニワトリたちも元気いっぱい。
こっこクラブの活動にも、ますます目が離せません!
これからも、応援よろしくお願いします!!
夏が来る〜!(大黒摩季風に)エアコンも全力スタンバイ!
「夏が来る〜♪」と歌いたくなる陽気な日差しとともに、佐用高校でも**“夏支度”**が始まりました!
この二日間で、全教室のエアコンフィルターを一斉クリーニング!
校務員さんが高圧洗浄機を片手に、ホコリもカビも問答無用で一掃!まるでエアコン界のゴシゴシマスターです。
「暑いからってエアコンに頼るな」なんて言いません。頼ってください、清潔な冷風に。
教室に入った瞬間、「うわっ冷房効いてる!」という幸せを、全員にお届けするためにがんばっています。
冷風とともに、学力もモチベーションも上昇気流に乗せていきましょう!
夏、かかってこい!
未来へのドアをノックしよう ー 3年生進路ガイダンス
5月23日(金)、佐用高校では3年生を対象に進路ガイダンスを実施しました。
生徒たちは、大学・専門学校・企業・公務員など様々な分野の担当者から直接話を聞き、進路実現への「スイッチ」を入れる貴重な機会となりました。
☆来校いただいた主な企業・学校様(順不同)
姫路ハーベスト医療福祉専門学校、姫路情報システム専門学校
山陽電気鉄道株式会社、神戸製鋼所、東芝デバイス&ストレージ株式会社(卒業生も来校)、ヤマダデンキ
公立鳥取環境大学、新見公立大学、岡山大学(オンライン参加)
兵庫県警察、自衛隊
進路に対する意識を高め、「責任感」と「自分らしさ」を大切にする姿勢が求められます。
就職は売り手市場ですが、安売りはしないこと!自分の価値をしっかり理解し、堂々と進んでいってほしいと思います。
チーム78回生として、1・2年生の良き手本となる姿をこれからも見せてくれることを期待しています!
オカメインコの名前が決定しました!
こんにちは、みなさん!
先日の塔陵健児のひとりごと(4月24日)で募集していたオカメインコの名前ですが ……
ついに、決定しました!
☆黄色い顔・オレンジほっぺの男の子は「さよくん」
☆首まわりに黄色いえり・グレーがかった顔の女の子は「たまちゃん」
たくさんのご意見・応援の声をありがとうございました!
さよくんとたまちゃん、これからよろしくね!
現在は、農業科学科・3年生・養鶏班の生徒たちが「課題研究」を通して毎日お世話をしており、二羽も少しずつ人間に慣れてきました。
最近では手や肩に乗れるようになり、鳴き声で反応してくれることも。生徒との距離がぐっと縮まってきています!
名前の由来は…?
佐用高校の農産物である「さよたま」のように、生徒からも地域からも愛されるような存在になってほしい思いが込められています。
今後の目標
これからは、もっと仲良くなることを目指して、エサやりや掃除、スキンシップを通して関係を深めていきます。
オカメインコの健康管理や行動の観察も、課題研究の大切なテーマのひとつ。
今後も農業科学科の生徒たちと大切に育てていきたいと思います!
「学校は“みんな”でつくる」――生徒大会が開かれました
中間考査が終わったその足で、全校生徒が体育館に集まりました。
本日は、令和7年度 生徒大会。
議題は以下のとおりです。
○6年度の活動報告・会計決算報告
○7年度の活動計画・予算案
○規約の一部変更
「生徒大会って何のために?」と思う人もいるかもしれませんが、
これは生徒一人ひとりが学校づくりに関わる大切な機会です。
生徒会や行事、委員会活動の方針や予算は、すべてこの場で話し合い、決定されます。
今日の大会を通して、
「学校は誰かがつくるものではなく、自分たちでつくっていくもの」――
そんな意識をあらためて感じられる時間になりました。
これからの1年、佐用高校をもっとよくしていきましょう。
「もしものとき、使えますか?」 〜公衆電話というレガシー〜
学校から歩いてすぐの場所、JA兵庫西佐用支店の駐車場。
そこにひっそりと佇む、緑色の公衆電話。
みなさん、使い方……わかりますか?
普段スマホで何でもできてしまう今、
「公衆電話」を使う場面なんて、そうそうないかもしれません。
でも、いざという時の命綱になるのが、この公衆電話です。
●どうやって使うの?
基本は【硬貨】か【テレホンカード】を入れて、受話器を取って、番号を押すだけ。
……あれ、そもそも「テレホンカードって何?」という人もいるかもしれませんね。
テレホンカードは、電話専用のプリペイドカード。
スマホ世代にとってはちょっとレトロに感じるかも?
ちなみに、110(警察)・118(海上保安庁)・119(消防/救急)への通報は無料。
お金もカードもいりません。
●災害時にはもっと頼れる存在に
公衆電話は災害時、有線でつながる強みを発揮します。
スマホがつながらないときでも、公衆電話ならつながる可能性があります。
「災害伝言ダイヤル(171)」など、緊急用の伝言サービスも利用可能です。
便利な時代だからこそ、
アナログな手段にも、目を向けてみましょう。
その緑色の電話機、
未来の自分や誰かを助ける“非常口”かもしれません。
さて、みなさん。いざという時、この公衆電話——使えますか?
「中間考査、2日目突入!」~夏の気配と共に~
担当者がほんの2日ほど目を離したすきに、佐用高校はすっかり「考査モード」に入っていました。
はい、中間考査、2日目! です。
本日はまるで初夏を思わせる陽気の中、暑さに負けず、真剣に問題と向き合う姿が各教室に見られました。
考査は全4日間。
「今日終わったからひと安心……」と気を抜いてはいけません。まだ2日分、残ってます!
黒板のメッセージにもあったように、
★「空欄をつくらない」
★「何か書くことを意識する」
──これ、実は大事なポイントです!
勉強の成果をしっかり発揮して、最後まで集中力を保っていきましょう。
ラスト2日、頑張れ佐用高校生!
「スマホで未来を開く」~3年生向け求人票説明会を実施しました~
昨日の放課後、3年生の就職希望者を対象に、デジタル求人票の見方や操作方法についての説明会を行いました。
会場には、就職を希望する生徒54名が集まり、真剣な表情でPCやスマートフォンを操作する姿が見られました。
今回の説明会では、**「高チャレTV」(デジタル求人票閲覧アプリ)**を活用して、求人票の検索から閲覧、企業情報の確認の仕方など、基本的な使い方を丁寧にレクチャー。
紙の求人票が主流だった時代から、今やスマホで企業を調べ、求人内容を確認する時代へと移り変わっています。
画面越しに見える“未来の職場”。
「どんな仕事があるのか」「どんな会社なのか」、
自分の将来を見つめる大切な第一歩がここから始まります。
これから面接練習や書類作成など、本格的な就職活動がスタートしていきます。
佐用高校では、進路指導部と学年の先生方が一丸となって、ひとりひとりの未来をしっかりサポートしていきます。
「いざ」という時のために ― 第1回防災避難訓練を実施しまし
本日、佐用高校では令和7年度第1回防災避難訓練を実施しました。
今回は火災発生を想定した避難訓練です。
特に1年生にとっては、入学後はじめての避難訓練。
「もしもの時」に備え、避難の流れを体験しておくことが大切です。
全校生徒・職員合わせて、約6分で安全に避難場所(駐車場)へ集合することができました。
整然とした避難行動に、日頃の意識と協力の成果が表れていました。
訓練後には、校長先生より講評がありました。
火災だけでなく、地震や不審者の侵入といった緊急事態にも備えておく必要があること、
そして日頃からの心構えが自分と周囲の命を守ることにつながるというお話がありました。
災害は、予告なしにやってきます。
「訓練だからこそ本気で取り組む」——その積み重ねが、未来の安心につながっていきます。
今後も佐用高校では、安全で落ち着いた学校づくりをめざし、防災意識の向上に努めてまいります。
チーム「学校」による清掃活動! みんなでつくる、きれいな佐用高校
この春、佐用高校では新たに 『チーム「学校」による清掃活動』 がスタートしました。
背景にあるのは、年々減少している生徒数と、変わらない学校の広さ。
平成8年、佐用高校には全学年8クラス、定員960名の生徒が在籍していました。
現在はその半分以下の生徒数。しかし、掃除をする場所は当時と変わりません。
これまでの清掃体制では、クラスの人数が少なくなった分、一部の清掃班に負担が集中してしまうという問題がありました。
そこで、今年度から新しく「全校生徒・全職員で毎日清掃に取り組む」スタイルへ。
名付けてチーム「学校」による清掃活動の取り組み!
すべてのHR教室、トイレ、廊下、昇降口などは毎日掃除、使用頻度の少ない教室は曜日ごとに分担しています。
はじめは「大変かな」と思ったこの取り組み。
しかし、いざ始まってみると、想像以上に生徒たちは真剣に、そして前向きに取り組んでくれています。
ときには人数が多くて手が空いた生徒が、窓ふきや細かい場所の掃除を自主的に始める姿も。
こうした日々の小さな積み重ねが、
学校への愛着や、落ち着いた学びの環境につながっていくと信じています。
掃除を通して、学校がきれいになるだけでなく、心もきれいになる。
チーム「学校」の挑戦は、まだ始まったばかり。
これからも、みんなで佐用高校を磨いていきましょう。
←見えにくいですが清掃活動の様子です。
赤い彗星、逆襲の消
奴はもともとは赤い彗星専用の武装であった。
ひとたび火災が発生すると、通常の3倍のスピードで現場に駆けつけ、
瞬く間に事態を沈静化する。
その姿はまさに、火を消すための英雄のよう。
自信に満ちた性格であり、消防に対するプライドが高く非常に負けず嫌い。
消火のためには手段を選ばない冷徹さを持っている。
しかし、その真価を発揮できる瞬間は、意外に短い。
設計標準使用期限は製造からおおむね10年で、
その期間内にその活躍を目にすることは稀である。
もしその瞬間が訪れたなら彼は間違いなく全力で炎に挑み、
そして力尽きてしまうだろう。
そんな奴の願いはただひとつ。
『火の用心!』
5/14(水)は防災避難訓練です!
未来の自分のために——今日の一歩が、明日の力になる
今日は一斉専門委員会が行われました。
代議員会(各クラスの委員長・副委員長)をはじめ、校外、体育、文化、図書、美化、保健――それぞれの委員会で、前期の活動目標や具体的な取り組みについて真剣に話し合いが行われました。学校をよりよくするための“縁の下の力持ち”たちの活動のスタートです。
一方、3年生の就職希望者たちは、早くも面接練習がスタートしています。
進路指導部と学年の先生方の熱心な指導のもと、「面接とは何か」「どんな準備が必要か」といったことを基本から学んでいます。
9月の就職試験に向けて、準備はもう始まっています。
でも、面接練習は“いまの就職”のためだけではありません。
社会に出てから、何度も訪れる「面接」の場面。そのとき、今日学んだ作法や姿勢が、必ずあなたの力になります。
未来の自分のために。
その一歩を、いま、踏み出しましょう。
白砂の囁き ~佐用高校 枯山水綺譚~
それは、誰にも気づかれぬように、
中庭の片隅で、そっと息づいている。
今日、佐用高校の枯山水が、新たな表情を纏った。
校務員さんの手により、白砂は一筋一筋、丁寧に撫でられ、
石のまわりの小石や砂紋が整えられていく。
まるで、長く続く物語に新たな一章が加わるかのように。
枯山水――水なき水の景。
それは、限りある空間に無限を描く、東洋の知恵である。
波紋のような砂の文様に、風が流れ、
時には月明かりさえも、そっと添う。
この静謐な庭が教えてくれるのは、
喧噪の中にある「静」、
日常の中に潜む「永遠」、
そして、削ぎ落とされた美の、凛とした佇まい。
ひととき、立ち止まってみよう。
その白砂の囁きに耳を澄ませば、
あなたの心にも、波紋がひとつ、静かに広がるかもしれない。
綺譚(きたん)…珍しい話や不思議な物語を意味する言葉
纏った(まとった)…衣服を着る、身につける、または、物事が身にまとまるという意味
静謐(せいひつ)…静かで安らかなこと、世の中が穏やかに治まること
喧噪(けんそう)…人声や物音で騒がしいこと
凛(りん)…身が引き締まるような厳しい寒さや、気品がありりりしい様子を表す漢字
影のヒーローたち、始動。~塔陵祭実行委員会キックオフ~
今日、塔陵祭に向けて実行委員会の打ち合わせが行われました。
華やかなステージの裏には、たくさんの“陰のヒーロー”たちがいます。
体育館ステージの照明係や舞台進行補助、
食品バザーの準備や段取り、
生徒会企画の展示補助に、バザー会場の整備などなど…。
目立ちはしないけれど、誰かがやらなければ文化祭は成り立たない。
そんな仕事に手を挙げてくれたボランティア、
それが塔陵祭実行委員のみなさんです。
当日はきっと、誰よりも動き回って、誰よりも汗をかいてくれるはず。
けれど、その頑張りがあるからこそ、
ステージも、教室も、バザー会場も輝くのです。
本番が、ますます楽しみになってきましたね!
黄身が濃い、想いも濃い。~さよたま物語~
今日の主役は、佐用高校農業科学科が誇る逸品——「さよたま」。
この「さよたま」、なんと毎日約800個も産まれています。
そのすごさは、見ればわかる、食べればもっとわかる!
黄身が濃い、味も濃い、そして何よりビタミンEは通常の10倍という驚きの栄養価。
これ、実は日々の当番実習で生徒たちが一つひとつ収卵しているんです。汗と努力と愛情の結晶です。
佐用町内の飲食店にも卸されていて、地元の味としても定着。
さらに!時々放課後に一般販売も行っていて、これが大人気。
販売日には獲れたて新鮮野菜の販売もあり、行列ができるほど大人気。
あなたが手に取るその一個には、佐用高校生の手間と学びがぎゅっと詰まっているんです。
見かけたら、ぜひ一度ご賞味あれ!
今日だけは、健康を意識する日?~先生たちの健康診断~
今日は、先生たちの健康診断の日。
実はこの日だけは、ちょっぴり緊張しています。
健康診断は、労働安全衛生法に基づいて、
会社や学校など、働く人みんなに法律で義務付けられているもの。
これは先生だけじゃなくて、
みなさんのお父さんお母さんの勤め先でも、きっと毎年行われているはずです。
検査の内容は、身長・体重・血圧に尿検査、血液検査、X線検査……
日々の生活が数字として突きつけられるこの健康診断、
毎年恒例の「明日から気をつけよう」がこだまするのです。
でも、本当は今日だけじゃなく、毎日が健康診断前の気持ちで過ごせたら一番いいのかもしれません。
ノスタルジアの下で~藤棚と、ゆれる午後~
校内の一角に、ひっそりとたたずむ藤棚があります。
誰にも気づかれないように、でも確かにそこにある藤棚。
晴れた日には木漏れ日が花のすき間からこぼれ落ち、まるで天然のシャワーのように降り注ぎます。
紫の房がゆれる季節は、4月下旬から5月上旬。今がまさにその“旬”。
藤の花言葉は、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」——なんだか、誰かさんの心みたいですね。
でも、この藤棚。
よく見ると、ちょっと放置され気味。
ところどころ木は朽ち、梁にはうっすらと錆のついた釘が……
どこか廃墟を思わせるノスタルジックな佇まい。
まるで時間だけがゆっくりと流れているかのようです。
この風景が、世界遺産に登録される日はそう遠くはない(んなわけない)
机と椅子から生まれる物語
学校の中には、ちょっと特別な場所があります。
それが、職員室前の机とイス。
ここで、先生に勉強を教えてもらったこと、ありますよね。
職員室に帰ってくる先生を待ちながら、緊張したこと、ありますよね。
未提出の課題に向き合いながら、夜遅くまで粘ったこと、あるかもしれません。
でも、この机とイスが見てきたのは、それだけじゃありません。
悩みを聞いてもらったり、
一緒に笑ったり、
時にはガツンと叱られたり、
涙を流して何も言えないあなたの隣に、黙って座ってくれる先生がいたり。
ここは、先生との絆が生まれる場所。
ちょっと大げさに言えば、人生の「万事屋(よろずや)」みたいな、
人生の「ターニングポイント」みたいな、
人生の「ホッとする場所」みたいな、そんなところ。
この場所から、たくさんのドラマが生まれてきました。
悩みがあるときも、うれしいときも、ただぼんやりしたいときも。
あなたも、一度、この机とイスに腰かけてみませんか。
もしかしたら、今日もまた、新しい物語が始まるかもしれません。
昇降口の片隅で…
以前のあなたは、毎朝「おはよう」と私に微笑みかけてくれた。
少し眠そうな顔で、でもちゃんと私を見てくれていた。
それが最近はどうだろう?
まるであなたは私の存在に気づきもしないかのように
目を合わせることもなく、通り過ぎていく。
もう私のこと、必要なくなったの?
あんなに毎朝、顔を見せてくれていたのに。
私は、変わらずここにいます。
昇降口の片隅で、今日もあなたを待っています。
いつかまた、あなたがふと立ち止まり
「おはよう」と微笑んでくれるその日まで。