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<SSH>自然科学科1年生STEAM研修~兵庫医科大学:医療薬学講座~

酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術

 

 10月6日(日)兵庫医科大学で「酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術」の実験実習講座に参加してきました。

①「果物系ジュースと医薬品との相互作用の実験」

②「消化器系治療薬の製剤技術に関する実験」を行いました。

③実験内容プレゼン

 

実験①

 薬局で薬を渡されたときに、薬剤師さんから「水で飲んでくださいね。」ということをよく聞きます。今回は、100%果汁ジュースで飲んだ時の医薬品の効果を市販されている制酸剤を利用して実験しました。 ジュース中の酸と反応し発砲してました!

実験②

大きさが数mm程度の大きさの錠剤には、たくさんの工学技術が用いられてます。、実際に投薬される医薬品を用いてpH1.2とpH6.8の溶液に入れて溶ける速度を観察しました。前者は胃のpHを想定、後者は腸内のpHを想定しています。

プレゼン③

学内の研究施設を見学し、その後「本日の実験プレゼン」を実施しました。与えらた時間は60分でスライドを作成し、インターネットから医薬品の特性まで調べて発表を行いました。

以下は、生徒の感想です。

・ジュースの種類によって発生する泡が違うことがびっくりしました。

・ジュースで薬を飲むのは危険だから水で飲もうと思った。

・日常的に使われている薬にも、いろんな技術が詰まっていることを知れて良かった。

・薬の仕組みをあまり知らなかったけど、効くべき所で溶けるような工夫をされていて、とても驚いた。また薬剤師の活躍がとても広いことを知った。

・ジュースなどで飲んだときに実際どんなことがおきるのかを初めて知った。

・薬剤師の仕事について全然しらないことがあって、自分が思っていたよりも大変な仕事だと気づくことができました。薬とジュースで飲んだことがあるので、これからは水で飲みたいと思いました。

・西洋医学と東洋医学の考え方は全く異なるというのがおもしろかったです。漢方薬を構成する材料ある生薬に、牡蠣の殻や化石が使われていることを初めて知りました。有限である化石で作られている薬はどんどん価値が上がっていくのかなと思いました。薬で治療が主となる病気は薬剤師が中心となって治療にあたることを知りました。薬剤師の仕事内容がいろいろ知れて良かったです。

・どこから吸収されるのか、どのような原理で効果があるのか、分解のされかたによって薬のコーティングが変わること。

・実際にジュースを使って実験をすることで、水以外で薬を服用するとどうなるかが分かりやすかったです。

・実際にジュースを用いて実験をして「薬は水で飲んではいけない」だけでなくその理由も知ることができた。またキャンパスをまわって視野に入れていた薬学部についても学ぶことができた。これから研究や進路について考えていく上ですごくためになった。

・ジュースで薬を飲むことは良くないことだとは何となくダメなのは知っていたけど簡単な実験でジュースの中でも反応は違うことがわかり、すごいと感じました。大学は広くて学ぶことに関しても趣味のことに関しても充実してそうで楽しみになった。