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<SSH>第3回サイエンスガールズサロン「理系で働く、未来を描く」

10月27日(日)に、一般社団法人AWESOME様のご協力のもと、第3回サイエンスガールズサロンを本校アカデミックルームで開催しました。今回は、企業の側が制度の面で男性も女性も働きやすい職場環境を創出し始めているということについて学びました。「テレワークは当たり前」「男性も女性も育休を取ることがノーマルになってきている」「副業OK]「ベビーシッタークーポンの補助がある企業もある」などなど、思っているよりも働きやすい制度が整っていると実感しました。しかし、一方で「制度はあるものの…。」という企業の実態も伺うことができました。 

 

 

<SSH>地域のため池「主池」での自然観察会~明北生が地元小学生に貴重な生物の紹介~

 2024年10月25日(金)午前に、明石高丘地区のため池「主池」で、本校52回生自然科学科2年(生物選択者)の10名が講師役となり、明石市では貴重な植物の生態について明石市立高丘西小学校3年の児童たちに説明を行いました。主池は明石高丘地区にある湿地を含むため池で、絶滅危惧種を含めた動植物が生息・生育している保護区です。

 秋晴れの空の下で、黄・赤・青に色づく花々、その他食虫植物などの特徴を本校生徒は、児童たちに丁寧に教えていました。児童たちは興味津々で話を聞き、観察を行っていました。本校生にとっては、将来の理系人材を育成するSSH事業の「科学未来PROJECT」の1つである「生物多様性」に関する行事で、地元の自然や生物多様性を深く知るよい機会となりました。

 なお、この活動は、「一般社団法人のはらくらぶ」、「主池を守る会」、「行政(明石市環境創造課)」「明石北高校」「高丘西小学校」が連携して行われています。

<SSH>自然科学科1年生STEAM研修~力学・電磁気学演習~

京都大学理学研究科教授の常見俊直先生による力学・電磁気学講座をオンラインで開催しました。力学のエネルギーの対称性に関して、ニュートンのゆりかごを用いた実験を行い、電磁気学のマクスウェル方程式について、関連する実験観察(ガウスの法則、磁力線のループ、電磁誘導の法則、アンペールの法則)を行いました。大学2年次以降に学習する難しい内容ではありましたが、丁寧に一つずつ説明を頂き、大変貴重な体験ができました。今後の学習の指針もご指導いただき、高校時点でどのような知識が必要であるかが実感できました。

第2回科学未来フォーラム 小中学校の参加者 追加募集 10/31(木)まで

 11月16日(土)に本校で開催される「科学未来フォーラム」は、明石市内の小中学校の児童・生徒が、理科や算数などの授業や自由研究に関する「探究活動」を発表し合うイベントです。本校の生徒も、授業などで行った探究活動の成果を小学生や中学生にわかりやすく伝えます。昨年度は、小学1年生から中学2年生までの皆さんが日ごろの授業の取組や自由研究を堂々と発表していました。発表者からは、「発表前は少し緊張したけど、発表ができてとてもよかった」「他の学校の人の発表を聞いて勉強になったし、お友達になれた」という感想を頂いております。

 申し込み締切を、10月31日(木)までに延長します。参加(発表せず聴講だけでもOK)を希望される児童・生徒、およびその保護者様は、下記申し込み書類をダウンロードし必要事項をご記入の上、所属の学校を通してお申込み下さい。この件に関する問い合わせは、本校の植田までお願い致します。

第2回 科学未来フォーラム申込書.pdf

<SSH>自然科学科1年生STEAM研修~兵庫医科大学:医療薬学講座~

酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術

 

 10月6日(日)兵庫医科大学で「酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術」の実験実習講座に参加してきました。

①「果物系ジュースと医薬品との相互作用の実験」

②「消化器系治療薬の製剤技術に関する実験」を行いました。

③実験内容プレゼン

 

実験①

 薬局で薬を渡されたときに、薬剤師さんから「水で飲んでくださいね。」ということをよく聞きます。今回は、100%果汁ジュースで飲んだ時の医薬品の効果を市販されている制酸剤を利用して実験しました。 ジュース中の酸と反応し発砲してました!

実験②

大きさが数mm程度の大きさの錠剤には、たくさんの工学技術が用いられてます。、実際に投薬される医薬品を用いてpH1.2とpH6.8の溶液に入れて溶ける速度を観察しました。前者は胃のpHを想定、後者は腸内のpHを想定しています。

プレゼン③

学内の研究施設を見学し、その後「本日の実験プレゼン」を実施しました。与えらた時間は60分でスライドを作成し、インターネットから医薬品の特性まで調べて発表を行いました。

以下は、生徒の感想です。

・ジュースの種類によって発生する泡が違うことがびっくりしました。

・ジュースで薬を飲むのは危険だから水で飲もうと思った。

・日常的に使われている薬にも、いろんな技術が詰まっていることを知れて良かった。

・薬の仕組みをあまり知らなかったけど、効くべき所で溶けるような工夫をされていて、とても驚いた。また薬剤師の活躍がとても広いことを知った。

・ジュースなどで飲んだときに実際どんなことがおきるのかを初めて知った。

・薬剤師の仕事について全然しらないことがあって、自分が思っていたよりも大変な仕事だと気づくことができました。薬とジュースで飲んだことがあるので、これからは水で飲みたいと思いました。

・西洋医学と東洋医学の考え方は全く異なるというのがおもしろかったです。漢方薬を構成する材料ある生薬に、牡蠣の殻や化石が使われていることを初めて知りました。有限である化石で作られている薬はどんどん価値が上がっていくのかなと思いました。薬で治療が主となる病気は薬剤師が中心となって治療にあたることを知りました。薬剤師の仕事内容がいろいろ知れて良かったです。

・どこから吸収されるのか、どのような原理で効果があるのか、分解のされかたによって薬のコーティングが変わること。

・実際にジュースを使って実験をすることで、水以外で薬を服用するとどうなるかが分かりやすかったです。

・実際にジュースを用いて実験をして「薬は水で飲んではいけない」だけでなくその理由も知ることができた。またキャンパスをまわって視野に入れていた薬学部についても学ぶことができた。これから研究や進路について考えていく上ですごくためになった。

・ジュースで薬を飲むことは良くないことだとは何となくダメなのは知っていたけど簡単な実験でジュースの中でも反応は違うことがわかり、すごいと感じました。大学は広くて学ぶことに関しても趣味のことに関しても充実してそうで楽しみになった。