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<SSH>課題研究発表会のご案内

令和3年度 課題研究 発表会の案内


 下記の通り、49回生自然科学科課題研究発表会を行います。実施要領をご覧いただき、参加を希望される方は、申込書をFAXまたは、電子メールにて申し込みください。

1 日  時 令和4年2月8日(火) 13:25 ~ 16:15

 

2 会  場 兵庫県立明石北高等学校 アカデミックルーム

        ※県内校:現地参加またはZoomによる配信

         県外校:Zoomによる配信

       新型コロナウイルスの感染拡大の状況によっては、現地参加をZoomによる配信に変える可能性があり    

       ます。

3 日  程

13:00~13:25 受付または、Zoom接続確認

13:25~13:40 開会挨拶、運営指導委員紹介、発表会要領説明

13:40~16:15 課題研究口頭発表(6分発表、4分質疑応答、2分入れ替え)

        (14:50~15:00 トイレ休憩及び換気)

16:15~      講評、閉会

 

         R3 課題研究案内(明石北).pdf     参加申込書.doc

<SSH>1年自然科学科 特別講義「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に...

1年自然科学科特別講義

「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」

 12月20日(月)、本校アカデミックルームにて、特別講義「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」を行いました。1年生自然科学科全員が参加し、講師として「産業人OBネット副理事長の板倉範幸先生(本校SSH運営指導委員)」をお迎えし、2時間の講義を行いました。

 二人の登場人物が、宇宙についてやりとりをしている話の掛け合いから宇宙の謎を解き明かすという流れで講義が進みました。第1部は、宇宙の基礎知識、宇宙の始まり、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギー、そして最近発見された重力波についてまでたくさんの内容でした。第2部では、宇宙の解明と科学の歴史に触れた内容で、地動説、天動説、相対性理論など幅広く講義をしてくださいました。途中の休憩時間に、生徒同士で自分の意見を述べ合い、意見交換をしていました。

 質疑応答では、「そもそも天文学に関する新しい発見をすることは難しいので研究者が減るのでは?」という質問をしていたり、「時間の概念は物理学?それとも天文学?」という高度な質問にまで発展しました。本校は、授業としては地学を実施していないですが、神秘に満ちた宇宙の大きさや謎に興味をもっている生徒がたくさんいる印象でした。

きっと生徒達は、未知のものに向かうことの大変さとロマンを感じたと思います。

<SSH>1年自然科学科STEAM研修(クレーンアーム制御)

1年自然科学科STEAM研修(クレーンアーム制御)

 12月18日(土)、本校アカデミックルームにて、STEAM研修クレーンアーム制御の研修を行いました。1年生自然科学科の生徒9名が参加し、講師として、昨年度まで本校教諭としてSSH活動にご尽力いただいた岩村泰伸先生(現:学校法人瀧川学園 滝川高等学校 教諭)をお迎えし、午前中は電子基盤Arduinoを使い、サーボ―モーターを制御する講義、実習を行い、午後からは3人一組でクレーンアームを自作、制御する実習を行いました。

 それぞれの班が工夫を凝らし、個性的なクレーンが完成しました。はじめのうちは思うように動かず、歯痒い思いをしていましたが、プログラミングを修正し、自分たちのイメージ通りに動作すると、歓声が上がっていました。

 この研修はSTEAM研修のT(技術)の研修として計画しましたが、実際に行ってみると、サーボモータのトルクから持ち上げれるアームの重さの計算(S)、アームの形とスムーズな動きの検討(T)、実用化、より人間の動きに近いアームの開発(E)、見た目の美しいフォルムの検討(A)、そして、計算技術(M)とSTEAMの要素全てを含んでおり、今年度のSTEAM研修の締めくくりにふさわしい研修となりました。

 研修の終わりには、生徒からクレーンアームの競技会を行いたいと、意欲的な声も聞こえ、この研修が充実したものであったことが覗えました。

 

 

<SSH>1年自然科学科STEAM研修(立杭焼研修)

1年自然科学科STEAM研修(立杭焼研修)

 11月27日(土)STEAM研修のA(芸術)、及びS(科学)、T(技術)の研修として、丹波市にある市野伝一窯で立杭焼実習を行いました。1年生自然科学科生10名が参加し、午前中は市野伝一窯の市野達也さんの指導による立杭焼実習、午後は兵庫陶芸美術館および立杭陶の郷の見学を行いました。

 立杭焼実習では、慣れないろくろやヘラを扱いながら、それぞれのイメージを少しづつ形にしていき、お皿や花瓶、茶碗など、見事な作品を制作しました。この実習の中で、乾燥による粘土の硬さの違いからひび割れが起こることや、焼き上げる工程で大きさが約2割小さくなること、形による収縮率の違いを考慮して粘土をつながなければいけないことなど「陶芸」における「科学」や、その科学に則った「技術」を学ぶことができました。

 兵庫陶芸美術館では、ちょうど「フィンランドデザイン展」が開催されており、北欧の特徴的なデザイン画や織物、陶器などを見学しました。陶の郷では、鎌倉〜江戸時代の「古丹波」に分類される作品や、現代の陶芸家の最新作が展示されており、緑青色をした自然釉の美しさや、赤土部釉、白釉壺など、他に類を見ない独特な魅力ある作品を観賞しました。生徒たちは、釉薬の美しさに魅了されながら、その材料による発色の違いや、そこに係る化学変化に興味を抱いていました。

 約3週間で作品が手元に届きます。どのように仕上がってくるか楽しみです。

<SSH>地域連携事業(高丘中学校)

高丘中学校との連携事業

 11月17日(水)、高丘地区小中高連携事業として、高丘中学校2年生のトライやるウィークの取り組みに、本校自然科学科2年生の生徒が参加しました。

 高丘中学校ではトライやるウィークの取り組みとして、「ふるさと明石」について深く知り、明石を愛する心を育み、「ふるさと明石」を知る過程で「明石で生きる人」との交流を図り、この取り組みを通して、学校生活や社会生活で必要な手立てを学ぶ活動を行っています。さらに、小学生・高校生との交流を図り、地域で学ぶ子供たちの繋がりを作ることを目的としています。

 この取り組みの中で本校自然科学科生は、中学生がフィールドワークで集めた資料を動画にまとめる作業の指導と、中学生が高丘東小学校、西小学校の3年生に行う発表の指導を行いました。

 最初はお互いに緊張していましたが、部活動などの高校生活、自分の受験勉強の取り組みなどを話しながら、コミュニケーションをとっていると、すぐに打ち解けあい、活動が終わるころにはどのグループも和気あいあいと活動していました。

 普段の高校生活では、自分たちの取り組みに対し、「指導・助言される」立場でしたが、今回は逆の「指導・助言する」立場として自分たちが学んできたノウハウを中学生に伝え、また、中学生に指導することで「伝える」ことの大切さ、難しさを再確認できました。

 

 

<SSH>令和3年度科学講演会

令和3年度 科学講演会

 11月12日(金)、大阪工業大学特任教授・工学博士の大須賀美恵子先生を講師にお招きし、「生理心理工学とロボティクス~人を幸せにする工学技術をめざして~」と題し、令和3年度科学講演会を実施しました。

 今年度も昨年度と同様に遠隔会議システムを活用したリモート形式で行い、先生が長年研究されてきたヒューマンセンシングとロボティクスをかけ合わせて、人々を幸せにする技術開発について講演されました。講演の中で、ヒトの様々な生理反応を検知し、AIを用いて被検者のこころとからだの状態を測定し、患者や高齢者が安心に安全に生活できるシステムについて、沢山の事例を紹介されました。

 講演の最後には、「大きな変化にも柔軟に対応できる人」「様々な人と様々な形でコラボレーションできる人」「新しい技術を味方にして自分の能力を拡大できる人」になってほしい、また、AIとの共存・共働を目指してほしいと、これからの社会を担う私たちに未来を託されました。

<SSH>50回生自然科学科 文献調査に関する特別講義 

文献調査に関する特別講義

 

 11月4日(木)、本校SSH運営指導委員の兵庫医療大学薬学部准教授 木下 淳先生を講師としてお招きし、50回生自然科学科対象に文献調査に関する特別講義が行われました。

 課題研究を行う際に必要な文献調査の方法、インターネット上にある情報の信憑性の判断、効率的な検索方法についてや、論文を引用する際の注意事項など、実習を行いながらの講義でした。

 これから本格的に課題研究が始まる自然科学科1年生にとって、非常に有用な内容でした。

 

<SSH>2年自然科学科 課題研究中間発表会

課題研究中間発表会

 10月5日(火)、自然科学科2年生の課題研究中間発表会が行われました。

 このコロナ禍の中の時間が制限される中ですが、各班ともに、これまでの研究内容や実験結果、これからの展望など、ポスターにまとめ、発表しました。自然科学科1年生からの質問や、運営指導委員の先生方からのアドバイスを受け、2月の課題研究発表会に向けて、引き続き研究を続けていきます。

班別研究テーマ

2班    打ち水

3班    つけまつ毛の回折の関係

4班    自転車の空気圧と制動距離の関係

5班    ハンドボール投げの記録を伸ばす方法

6班    水中での鉛直方向の音の伝わり方

7班    ドローンとアームについて

8班    カナブンってどんな虫?

9班    防カビと黒カビ除去の研究

10班    脚の形と重心

11班    ザリガニの体色変化

12班    美しいオーロラを作ろう

 

1班    段ボールの強度について2班    打ち水3班    つけまつ毛の回折の関係4班    自転車の空気圧と制動距離の関係5班    ハンドボール投げの記録を伸ばす方法6班    水中での鉛直方向の音の伝わり方7班    ドローンとアームについて9班    防カビと黒カビ除去の研究10班    脚の形と重心11班    ザリガニの体色変化12班    美しいオーロラを作ろう

<SSH>1年自然科学科STEAM研修(天体観測)

1年自然科学科STEAM研修(天体観測)

8月26日(木)明石市立天文科学館の井上館長を講師としてお招きし、天体観測研修を行いました。

天候が危ぶまれましたが、男女11名の生徒が参加し、天体に関する講義の後、天体観測を行いました。

講義では、「近代科学の父」と呼ばれているガリレオ・ガリレイの功績についてや、惑星や夏の大三角や星座など、夏の夜空で観測できる星についての講義を受けました。生徒たちは、ガリレオの「自然は数学という言語で書かれた書物である」という言葉に感銘を受け、また、夏の大三角の一つであるアルタイルは地球から16光年離れており、今見ているアルタイルの姿は、生徒たちが生まれた頃の姿であるということに感動していました。

天体観測では、一番星(金星)を見つけ、続いて、木星、土星の観測を行いました。木星の縞模様と衛星、土星の環まで見ることができ、望遠鏡をのぞき込んでいる生徒たちは歓声を上げていました。夏の大三角(ベガ・アルタイル・デネブ)やアンタレス(さそり座)を確認したり、肉眼では一つの星に見えるアルビレオ(白鳥座)を望遠鏡で見ると、二重星であることを確認できたりと、井上館長の解説を聞きながら、夢中になって星空を眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきました。

最後の質疑応答で、「どうして天体に興味をもったのか?」という質問に対し、「予想通りになるときとそうでないときのギャップの面白さ」、「宇宙の成り立ちを考えると、星のかけらが人間の体の一部になっている」といった科学者としてのロマン、活力の原点を教わりました。

※STEAM研修とは

 本校、第Ⅲ期SSHの柱の一つとして掲げているSTEAM教育(S:Science T:Technology E:Engineer A:Art M:Mathematics)を1年生自然科学科の生徒対象に実施し、課題研究に活かすことを目的として行っています。

<SSH>1年自然科学科STEAM研修(京都大学)

1年自然科学科STEAM研修(京都大学)

8月23日(月)、力学・電磁気学研修を行いました。

遠隔会議システムを使用し、明石と京都をつなぎ、京都大学の先生の講義を受けました。男女7名の生徒が参加し、大学、大学院の説明から始まり、簡単な実験を行いながら、古典物理学(力学・電磁気学・波動)から現代物理学(相対性理論)まで、物理学の講義を受けました。

物理学の講義では、「div」や「rot」といった見慣れない演算記号や、「マクスウェル方程式」、「ローレンツ変換」など、大学2年生で習う高度な内容でしたが、生徒はメモを取りながら熱心に受講していました。

質疑応答では、「理学部の女子の割合は?」「理学部の中でどの分野が人気か?」といった大学についての質問や「大学からの進路は?」「大学院では何を学ぶのか?」といった研究者への道についての質問など、活発な質疑が行われ、先生からの丁寧な説明を聞き、自分たちの将来を想像していました。

※STEAM研修とは

 本校、第Ⅲ期SSHの柱の一つとして掲げているSTEAM教育(S:Science T:Technology E:Engineer A:Art M:Mathematics)を1年生自然科学科の生徒対象に実施し、課題研究に活かすことを目的として行っています。