在校生

兵庫県南部地震と防災研修

12月8日(木)、SSH「自然科学探究基礎Ⅰ」の学習の一環として、淡路市にある「北淡震災記念公園 野島断層保存館」と、神戸市の「人と防災未来センター」を訪れました。未曾有の大災害となった「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」(災害名「阪神・淡路大震災」)の爪痕と教訓を今に伝える展示や講話、直下型地震のメカニズムを直に見ることができる断層の露頭などを通して、生徒たちも学ぶことが多かったようです。以下に生徒の感想を紹介します。

 

 

 

・東北地方太平洋沖地震でも兵庫県南部地震でも、かなりの被害総額になっているなと思った。南海トラフ地震が起これば、もっとひどくなるのではないかと思った。断層は写真でしか見たことがなかったけれど、実際に見ると、こんなことが現実に起きたとは信じ難かった。山崎断層が近くにあるので、それについても調べてみたいと思った。

・人と防災未来センターで特に印象に残っているのは、“早く逃げることの難しさ”についての映像です。確かに、私たちの家族も、近年の大雨でスマホに警告が流れた時も、そのまま一晩家で過ごしたし、それほど危機感を持っていませんでした。そのような意識こそがとても危険で、良くないのだなと考えさせられました。

・まず、ふだんの私たちは、災害に対する意識がとても低いと、改めて実感しました。災害が起こった時の様子を音や光とともに立体的に表現された映像を見て、もし自分がその場面に出くわすと、とても怖くて、冷静に行動できなくなると感じました。