お知らせ

図書室より

第2回姫路城学を実施しました

第2回姫路城学「姫路城と共にあるという歴史的環境」

講師:堀田 浩之氏(兵庫県立歴史博物館 社会教育推進専門員)

 7月25日(月)、前期補習中の午後に第2回姫路城学を実施しました。
2年次生17名が参加し、姫路城を描いたイラストや古地図、古写真などの資料を用いてワークショップを行っていただきました。はじめに、姫路城の特徴を動物を用いて上手く描いているイラストから、動物探しをしながら城の特徴を楽しく学び、その後、戦前と戦後の古写真から違いや変化を読み取り、戦前の御幸通と戦後の大手前通を歩く人々が姫路城を正面にのぞめるような工夫をしていることを知りました。

 

【生徒の感想より】

●姫路城の絵に動物が描かれているチラシはすごく上手いなと思いました。最初の動物探しから楽しめました。駅から姫路城までの道路の幅がとても広いのは、火災のときに道路を挟んで飛び火しないようにしていること、明治のころの御幸通の写真で道が曲がっているのは本当は正面にない姫路城を真正面からみるようにしたのだと知りました。初めて知ることばかりだったので、興味を持って聞くことができました。

●姫路城の一番下の段と二段目が同じ広さということを初めて知り、次から自慢したいと思いました。西高と東高の校章もとても面白いと思いました。破風が「W」に見えることからwestの西につながるという発想に驚きました。東高も高が五重になって天守と同じになるということも初めて知りました。戦前の御幸通と戦後の大手前通の写真から、当時の状況や都市構図が手に取るように分かりました。戦後の大手前通がとても開放的で、当時に戻って味わってみたいなと感じました。

1年次対象「第1回姫路城学講演会」の開催

 

1年次対象「第1回姫路城学」講演会「姫路城大解剖」

                           講師:竹内 信 氏(兵庫県立歴史博物館 学芸員)

 7月13日(水)5限、1年次対象の「第1回姫路城学」講演会を行いました。姫路城の歴史や建築の特徴、東高生が知っておくべき校地の歴史について、クイズ形式で生徒に分かりやすくご講演いただきました。他の城と比較しながら、姫路城ならではの特徴を数多く教えていただき、城郭史をご専門とされている竹内氏ならではの講演となりました。

 〔生徒の感想〕

・毎日見ている姫路城だけど、本当に歴史あるすごいいい状態で残っている建物で、これからも姫路や日本で守っていかなければならない貴重な文化財なのだと改めて感じることができました。東高は姫路城の敷地内にあるというのは知っていましたが、昔は武家屋敷だったということまでは知らなかったので、昔はどういう風景があってどういう雰囲気だったのかなと少し思いました。

・姫路城があんなにも白く見えるのは漆喰のおかげなのだと驚きました。東高がある場所は、昔は侍などが住んでいるとこで世界遺産の敷地内でもあるので自分たちはすごい場所で勉強しているなと思いました。身近にあるものであまりすごさを考えたことはなかったけど、今日の講演を聞いて昔から残っている姫路城を大切にしたいと思いました。