兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
2024年4月の記事一覧
人と自然科 農業クラブ でんスポアドベンチャーフェスタにて苗販売&アレンジ体験実施しました
人と自然科では日頃の授業で学んだ知識や技術を活かし、様々な活動を行っています。先日4月20日(土)にも春の農業祭が開催され、授業や実習の成果である野菜苗、花苗を地域の方に販売し、800人を超える方が来場され大成功に終わりました。
令和6年度春の農業祭 盛大に開催されましたに関する記事はこちら
農業祭の熱気が冷めやまない4月27日(金)神戸市北区にある北神戸田園スポーツ公園にて、「でんスポアドベンチャーフェスタ」が開催され、人と自然科農業クラブの本部役員の生徒、並びに農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒が参加しました。
「でんスポアドベンチャーフェスタ」は北神戸田園スポーツ公園に地域の方が集い、食品バザーやダンス、ワークショップなどをとおして地域の方と交流を深めることを重視しているイベントです。有馬高校人と自然科としては昨年春に続き、3回目の参加となりました。今回は農業クラブ本部役員の生徒による、花苗・野菜苗販売などの農産物販売と、フラワーアレンジメント班によるコサージづくり体験教室を行います。会場に到着後早速準備開始です。
今回のイベントにはは自分たちで栽培した花苗や野菜苗を1500ポット以上持参しました。商品を陳列したりフラワーアレンジメントの体験会場を整えていきます。そして、レジのシミュレーションやアレンジメント体験のリハーサルも主体的に行っていました。素晴らしいですね。
10:00になり、いよいよイベントスタートです。スタートと同時にお客様で販売所がいっぱいになり販売班は大忙しです。
有馬高校の草花苗は花持ちがよく、夏まで楽しめる。そして野菜苗も植え傷みが少なく丈夫、と地域の方から高い評価をいただいています。トマトやバジルなどの野菜苗はあっという間に完売です。そして花苗はサルビアやアゲラタムが人気。たくさんのお客様に私たちの実習の成果である農産物を購入していただきました。
次はフラワーアレンジメント班によるコサージづくり体験です。大きな声を出してお客様を呼び込みます。
人と自然科と言えばフラワーアレンジメント。「フローラルアート」という学校設定科目(有馬高校人と自然科にしかない科目)を通して2年間、専門的な知識と技術を習得することができます。
そして授業で学んだ技術を生かして各種大会にも出場しており、先日も全国大会で複数の生徒が上位入賞を果たしています。今回は6名のアレンジメント班メンバーが参加し、日頃の授業や実習で身に付けた技術を活かし、アーティフィシャルフラワーを使ったコサージづくり体験を提供しました。
小さな子供から年配の方まで、ワイヤリングやテーピングなどの技術を丁寧に指導していきます。中には『昨年もこのイベントで一緒にコサージを作ってとても楽しかったから今年も来ました・・・』といううれしい言葉もいただきました。この日は40名を超える方が体験を楽しんでくださいました。
さて、農業クラブ本部役員&フラワーアレンジメント班の生徒がイベントを頑張っていると・・・やはり出てきてくれました。人と自然科の生徒が実習を頑張っていると姿を現す妖精さん「ひとっしー」です。
現れた瞬間、小さな子どもたちがたくさん集まり大人気です。一緒に写真を撮ったり、お客様の呼び込みをお手伝いしてくれるなどイベントを盛り上げていました。
当日は雨の予報でしたがどうにか持ちこたえ、龍舞や音楽ライブ、木工やガラスなどのワークショップ、神戸電鉄グッズ販売、自衛隊や大型バスなど働く車乗車体験などのブースが出展し、イベントは大盛り上がり。そしてイベントに訪れた、神戸電鉄のゆるキャラ『しんちゃん』と自衛隊のゆるキャラ『ひょうちん』が偶然出会うという奇跡のコラボも実現しました。
有馬高校のブースに来場いただき、花苗、野菜苗を購入いただいた皆さま、アレンジメントを体験してくださいました皆さま、ありがとうございました。また田園スポーツ公園の皆様、イベントにお誘いいただき本当にありがとうございました。
人と自然科 ブドウ栽培もスタートしました
有馬高校人と自然科の生徒は様々な作物の栽培を学び、生産した農産物を販売しています。現在も花の苗の販売が最盛期を迎えています。
数ある生産物の中で1,2を争う人気商品がブドウです。人と自然科では2年生全員が果樹と緑の授業で、そして3年生果樹と緑コースを選択した生徒が、ブドウの栽培を学んでいます。
そんな大人気のブドウですが、4月中頃に新芽が吹き出し、いよいよ栽培がスタートです。
ブドウ栽培最初の実習内容は芽かきという作業。たくさん出てきた芽を、必要なものだけ残す作業です。授業担当の先生から、出てきた場所による芽の名称の違いや、どの芽を残すのかを学んだあと、さっそくブドウ畑に向かいます。
一般的なブドウの樹の仕立て方として、幹に約20センチおきに『結果母枝』という芽を出す部分を作っていきます。そしてそこからたくさん出る芽を選抜していき、最終的に1本に絞ります。いきなり1本に絞ると棚に誘引(枝を固定すること)するときに折れる可能性もあるので、保険として2本ずつ残します。左が芽かき前の写真、右が芽かき後の写真です。すっきりしましたね。
2年生の生徒はベリーAの栽培を学びます。初めてブドウ栽培を学ぶということで、慎重に行っていましたね。
そして3年生の生徒は、高級ブドウピオーネとマスカットを栽培します。昨年の経験もあり、スムーズに実習を行っていました。
無事芽かきは終了。ここからブドウ栽培は摘穂、整房、誘引、副梢の管理、ジベレリン処理、巻きひげとり・・・などなどたくさんの工程が待っています。そして収穫したブドウは、有馬高校保護者、生徒限定で販売します。
おいしいブドウが収穫できるように頑張りましょう。
人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその1 有馬富士公園について知る
人と自然科3年生学校設定科目『地域自然保護』では、先週のオリエンテーションに続き、いよいよ有馬富士公園での活動がスタートしました。
オリエンテーション 地域自然保護今年もスタートしました・・・に関する記事はこちら
4月23日(火)生徒は公園を訪れ、実際に公園を運営・管理されているパークセンター職員の田中様から、有馬富士公園の概要、施設、県立公園に関わる法令そして夢プログラムについて説明をいただきました。
まずは公園を実際に管理している兵庫県園芸公園協会の活動内容について学びます。「都市公園運営事業」「花緑施設運営事業」「花と緑のまちづくり事業」を行っており、現在18施設の都市公園・花緑施設を運営されています。そしてその一つがここ有馬富士公園です。
次に有馬富士公園について詳しく学びます。有馬富士公園は、県内でも5本の指に入る来場者数を誇り、地域の方が公園の設立から関わっているユニークな公園です。そしてなんといっても特徴的なのが『夢プログラム』です。地域のボランティアの方がそれぞれの特技を活かし、来園者に向け様々な体験プログラムを提供しており、全国からとても注目されています。さらに 植物の伐採や生き物の採取など、都市公園法や条令で禁止されていることも、『夢プログラム』という仕組みを使って『管理』という名目で実施し、様々な体験プログラムを提供することができます。
説明後はさっそく園内を散策しながら説明を受けました。まずは公園が一望できるスポット三田市自然学習センター屋上へ。シンボルの有馬富士と福島大池を望みます。
そして公園に入っていきます。園内には季節のお花がたくさん咲いていましたね。
有馬富士公園は里山をテーマとした公園です。園内には子どもたちが自然に触れ合うためのガーデン階段をはじめ、環境学習で学ぶための草地の生態園や水辺の生態園・鳥の小道などユニークなスポットがたくさんありました。
そして福島大池をぐるっと一周散策し・・・
昔の里地里山の風景、暮らしが感じられるかやぶき民家・棚田エリアに到着です。かやぶき民家にはボランティアでかやぶき民家を管理されている団体『かやぶき民家守しよう会』の方が常駐されています。屋内にはかまどや囲炉裏などがあり、今はちょうど端午の節句前いということで和室に5月人形が飾られていました。
あっという間に時間が過ぎ、いつの間にか帰校時間。最後はダッシュでパークセンターに戻ってきました。全く時間が足りなかったですね。6月には2時間かけて公園内を自由に調査、取材する計画です。
有馬富士公園パークセンター田中様、お忙しい中説明、案内いただきありがとうございました。
次回からは地域の方が実際に公園で実施されてる夢プログラムをゲストとして体験します。第1弾は公園の里山や棚田を活用し体験活動を提供されている「里守の会」の皆さんから夢プログラムを体験する予定です。とっても楽しみですね。
人と自然科 1年生いよいよ農業の授業、実習スタートです
人と自然科に入学した新入生。今年も農業に興味・関心の高い生徒が多いですね。いよいよ実習授業がスタートです。まずは全員で農場施設の見学です。
人と自然科は野菜、草花、果樹と緑の3つのコースに分かれており、6棟のガラス温室と11棟のビニールハウス、そして約1haの圃場でトマトやキュウリ、花苗や鉢花、そしてブドウやブルーベリーなどの果樹を栽培しています。
そしてシンボルとなっている施設は大温室。県下の県立学校最大の温室です。現在は亜熱帯植物に加え、バナナやアボカド、フィンガーライムなどの亜熱帯果樹の栽培をしています。
有馬高校のシンボル 大温室がパワーアップして生まれ変わりました・・・に関する記事はこちら
このような環境でこれから3年間、農業や環境を学ぶということで、ワクワクしてきますね。
さて見学が終わったところで初めての農業の授業です。最初の授業は実習。農業に関する基礎的な知識や技術を学ぶ『農業と環境』の授業です。
いきなり屋外での授業、これぞ農業高校ですね。『農業と環境』の授業では1学期にスイートコーンを栽培します。各自の担当区が設けられ、各自が責任をもって管理、栽培を行うことで技術を習得します。そして最初の実習はたねまきです。有馬高校では近年ポリポットに種をまき、育苗した苗を圃場に植え付ける移植栽培を行っています。
まずはポリポットに培養土を入れていきます。この時上から約1センチのスペースを設けます。ウォータースペースというかん水したときに水がたまるための空間を作るのがポイントです。
そしてたねを落とすための植穴を指で作り
たねを2粒落として覆土(土をかぶせること)します。ポイントは栽培過程で間引きを行う際、残す苗を傷めないために、たねの間を1センチほど開けておきます。そして覆土は一般的にたねの2~3倍の厚さが適当と言われています。
ちなみに今年栽培する品種は『ゆめのコーン』バイカラー(黄と白の2色の粒が混ざる)で中生(たねまきをして収穫するまでの期間が普通)の品種です。一人30ポットたねまきして実習は終了。育苗器に入れ、加温・加湿することによって発芽を促します。順調にいけば2~3日で発芽します。
そして3日後・・・早速みんなで育苗ハウスに発芽状況を観察しに行きました。
約1センチの新芽が顔を出していましたね。次の授業で発芽率を計算してみましょう。
人と自然科では栽培したスイートコーンを毎年、北摂第一幼稚園の年中さんと一緒に収穫をしています。昨年もとても楽しい時間となりました。
今年もおいしいスイートコーンを幼稚園児の皆さんに届けられるように頑張りましょう。
人と自然科 令和6年度春の農業祭 盛大に開催されました
4月20日(土)春の農業祭が開催されました。この日は早朝から美しい日の出。農業祭が近づくにつれ天気予報がどんどん晴れに変わっていきましたね。当日は快晴でした。
春の農業祭に向け、生徒は春休み前から栽培をスタート。実習授業をとおしで野菜苗、草花苗約20000株を準備し、地域の皆さまをお迎えします。
春の農業祭に向けた実習風景 春の農業祭まであと2日に関する記事はこちら
そして前日の授業、そして当日早朝もテントを立てたり苗の状態を確認したり・・・など最終の準備、打ち合わせを行いました。
春の農業祭は人と自然科2.3年生が運営します。まずは開会式。教頭先生より、「体調管理に気を付けて、日ごろの成果を存分に発揮し頑張ってください。」との激励言葉を頂き・・・
そして農業クラブ会長あいさつ「さて問題です。野菜苗を担当する皆さん。トマトのポリポットの色は何色か覚えていますか?・・・・果樹と緑班の皆さん、カーネーション、そしてラナンキュラスの値段覚えてますか?・・・・春の農業祭が成功するように、頑張りましょう。」とみんなが笑顔で元気になるあいさつがありました。
そして各部門最終準備です。8時を過ぎたあたりから長蛇の列が・・・緊張感が増してきましたね。
朝9:00農業クラブ会長の鐘の音でいよいよ販売開始。順番にハウス、温室内に案内していきます。
ハウス、温室の中はすぐにお客様でいっぱいです。お目当ての野菜苗、花苗をかごに入れていきます。生徒はかごを持ったり品種や栽培方法を説明したり・・・お客様のサポートをします。
温室内では花苗、野菜苗の栽培、そしてカゴにたくさんのせられた花苗、野菜苗を数え会計をしていきます。今回部門によっては、計算間違いを防ぎ、効率よく会計を行うため、タブレットを導入してみました。
そして購入いただいた苗は、2年生の生徒を中心に、駐車場まで運びます。一輪車による運搬中、栽培方法や学校生活などの話をしながら楽しく運搬してくれるのでいつも地域の方に大人気です。
農業クラブコーナーでは生徒がデザインしたTシャツなどのグッズ販売、そしてやはり今年も現れてくれました。人と自然科の生徒が販売実習を頑張っていたら出てきてくれる妖精さん、人と自然科公式ゆるキャラ「ひとっしー」です。
当日は約850人の方に来場、約13000株の苗を購入いただきました。春の農業祭は大成功でしたね。ご購入いただいた皆さま、生徒の学びの成果を『購入』という形で『評価』『応援』いただき本当にありがとうございました。また、長時間お待ちいただいた方、ご理解、ご協力ありがとうございました。
閉会式の後、最後の春の農業祭となる3年生の集合写真です。(ちなみに生徒が嬉しそうに手にしている白い紙は、春の農業祭、販売実習の振り返りをまとめるレポート用紙(宿題)です。みなさんが農業祭を通して何を学び、気付きを得たのか、レポートを読むのが楽しみです。
なお、農場には多少の花苗、野菜苗が残っており、平日の10:00~16:00に以下の通り販売しております。
これからも有馬高校人と自然科の農産物をどうぞよろしくお願いします。
人と自然科 学校設定科目『地域自然保護』今年もスタートしました
有馬高校人と自然科の魅力の一つとして挙げられるのが、ここでしか学べない授業『学校設定科目』がたくさんあるということです。
たとえば県立と自然の博物館を訪れ、研究員から専門的な講義を直接聞くことができる1年生の『人と自然』。フラワーアレンジメントに関する知識や技術が2年間集中的に学べる『フローラルアート』。身近な地域の環境保全に関する手法について学べる『ナチュラルキープ』などユニークな科目がたくさんあります。中でも生徒に人気なのが、3年生で選択できる学校設定科目『地域自然保護』です。今年も19名の生徒が選択し、4月16日(火)第1回目の授業がスタートしました。
この授業は学校から車で約15分の位置にある県立有馬富士公園をフィールドとし、公園を訪れるゲストに自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。活動はなんと今年で15年目。この授業を受講したいから人と自然科を選ぶ受検生もいるとのこと。とても嬉しいですね。
昨年先輩が企画・実践した体験プログラム(ありまふじ夢プログラム)に関する記事はこちら
さて第1回目の授業は、人と自然の博物館の研究員である遠藤先生、藤本先生、そして福本先生より、有馬富士公園の紹介、公園で取り組んでいる里山管理、さらには夢プログラムを企画するにあたってのアドバイスについてお話をいただきました。まずは自己紹介です。
ほとんどの生徒が幼い頃有馬富士公園を訪れたことがあるとのこと。そしてこの授業を選択した理由、さらには意気込みについて一人一人発表しました。
そしていよいよ『有高版ありあふじ夢プログラム』のスタートです。まずは人と自然の博物館の先生方から有馬富士公園の紹介です。有馬富士公園は「里地里山」をテーマとしている公園で、年間来園者数80万人。すごい集客力ですね。施設内にはかやぶき民家があり、その周囲には棚田が広がり、そこに隣接する有馬富士が里山の役割を担っています。
次に公園で実際に行われている夢プログラムについて紹介いただきいただきました。公園を愛する地域の方がホストとなり、来園者に様々な体験プログラムを提供しています。この授業では1学期に「里守の会」「元キッピーフレンズ」「緑の環境クラブ」の3つの団体が提供する夢プログラムを体験します。
そして遠藤先生を中心に公園で取り組んでいる「ありまふじ棚田里山プロジェクト」について説明いただきました。仲間(ボランティア)を募って、下草刈りや棚田の整備、貴重な地場野菜の栽培など、実践を通して里山について学び、利用し、守る活動が始まっています。これらの活動についてスライドや資料を使い、わかりやすく説明していただきました。
最後に今年1年間で体験プログラムを企画する私たちに向けてのメッセージとして、
自己満足や無謀、義務感の内容にならないように「自分がしたいこと(Wants)」「できること(Can」「求められていること(Needs)」この3つが重なるプログラムを考えていきましょう。
とボランティア活動に取り組むための大切なポイントについて教えていただきました。
人と自然の博物館の先生方、貴重なお話ありがとうございました。さて、いよいよ来週から有馬富士公園での学習活動がスタートします。次回はパークセンターの職員の方から園内の見学を通して有馬富士公園の概要を学ぶ予定です。この授業では、人博の先生だけでなく、パークセンター職員、県土木事務所職員、夢プロの先輩方、三田市自然学習センターコミュニケーターの皆さま・・・・・など様々な団体の方が生徒の学びをサポートしてくれています。本当にありがとうございます。
生徒の皆さん。これから1年間、体験・実践を通して楽しみながら、学びを深めていきましょう。
人と自然科 「野菜班」課題研究 ①
新学期になり、授業も始まりました。人と自然科「野菜班」の課題研究も本格的にスタートです。今年は、「イチゴ」「ナス」「トマト」「軟弱野菜」「ヤマノイモ&黒豆」の5つの野菜に
ついて研究を行います。春休みから計画を立てて種まきや鉢上げなどを行っています。
「イチゴ班」は収穫が始まりました。人工授粉をマメに行ってきた成果があり上々の出来栄えです。
「ナス班」は植え付ける畑の耕うんです。初めて使用する管理機、扱いを教わっていきます。
「トマト班」は先日、植え付けた苗の誘引を行っていきます。今年はどんなミニトマトが
できるでしょうか?
「軟弱野菜班」は春休みの種まきをしたものを植え付けていきます。
夏場に向けて軟弱野菜は栽培しにくいとされていますが、栽培方法を工夫して
取り組んでいきます。
「ヤマノイモ&黒豆班」は種いものヤマノイモの植え付けです。今まで
有馬高校では栽培していなかったため今回の研究が今後の指針となります。
それぞれの班が試行錯誤して研究に取り組んでいる様子を今後も報告します。
お楽しみに!
人と自然科 春の農業祭まであと2日
1年生のオリエンテーション合宿も終わり、いよいよ人と自然科も令和6年度が本格的にスタートでを切りました。今年も人と自然科の生徒の活躍をブログを通して紹介していきます。
さて、4月20日(土)には令和6年度 「春の農業祭」が開催されます。今年は第20回の記念の年です。春の農業祭は野菜苗・草花苗を地域の方に販売するイベント。この日に向けて春季休業中も人と自然科の生徒は総合実習Bの授業で実習を頑張ってきました。
苗の栽培に必要な土を作って
野菜や花のたねを一粒一粒播いていきます。繊細な作業ですね。
そして発芽し、成長した苗をポリポットに鉢上げしていきます。
そして潅水など、約1か月間丹精込めて育苗してきました。
野菜苗はトマト、ミニトマト、中玉トマト、ナス、ピーマン類など20種類前後
草花苗はベゴニア、サルビア、マリーゴールド、ダリア、ダイアンサスなど15種類前後準備しています。
今年は3月下旬~4月にかけて草花苗は天候にも恵まれ順調な仕上がりです。一方野菜苗はタネがうまく入手できなかったこともあり、例年準備しているパプリカや万願寺トウガラシなど、種類が少なめになていることご了承ください。
春の農業祭を前に農業クラブ本部役員の生徒がポスター・看板を作り
市道横フェンスに3カ所に設置しました。
設置したポスターはこちら
農業祭当日、自家用車は正門より入場いただき、職員に指示に従い体育館側(右折)・総合学科棟前(左折)をご利用ください。正門前、並びに農場横の市道には絶対に駐車しないようお願いします。
(※昨年4月から、三田市ふるさと学習館前の有料駐車場が閉鎖となりましたのでご留意ください。)
皆さまのお越しをお待ちしております。
第一学年オリエンテーション合宿3日目②
各クラス昼食後、14:00から退所式を行いました。
今回のオリエンテーション合宿は何物にも代えがたい経験だと学年主任が話していましたね。
この合宿で深めることができた友人との仲・クラスの仲をこれからの学校生活でも生かしてほしいと思います。
定刻通り14:30に施設を出発し、途中淡路SAで休憩を挟みながら無事16:30に到着し、解散しました。
行きのバスでは騒がしかった車内も、帰りは静寂に包まれた車内となっていました。
15日(月)には課題考査、16日(火)からは授業が始まりますので、週末はゆっくりと体を休めて週明けからまた頑張りましょう。
第一学年オリエンテーション合宿3日目①
最終日です。
本日は退所日でもあるので、朝起きてから部屋の掃除などの帰る準備を始めました。
朝のつどいでは、国旗県旗掲揚後にラジオ体操をし、本日の予定や意気込みなどを他団体と共有しました。
他団体の方とのつどいも今回が最後でした。これまでの他団体の代表あいさつは常に同じ方がされており、今回も同じ方があいさつをされていました。本日のあいさつの中で、「宿舎内で有馬高校生から挨拶されました。しかも自分の名前を覚えていて、『〇〇さんだ、こんばんは。』という挨拶でした。自分が高校生だったらまずできないし、嬉しかったです。」とありました。昨日の研修ではグループの垣根を越えて交流していて凄い思っていましたが、団体の垣根を越えて交流していたと知りとても驚きました。
また、つどいの終わりには施設職員の方から朝の掃除やラジオ体操に意味があることを教えていただきました。
本日は、4,5,6組が飯盒炊爨でした。
火起こし役と食材調理役に各班分かれて準備を始めました。
一つのかまどに飯盒と鍋を置いて、調理スタートです!
火加減を調節しながら、野菜と牛肉に火を通しています!
煙の影響で目に涙を浮かべながらカレーを作っていました。
どの班も役割分担をして、協力し合いながら作ったカレーライスはとても美味しかったですね!
食後も協力して、丁寧に食器やかまどの掃除ができていましたね。
1,2,3組はカッター訓練をしました。
カッター訓練では、始めに通信係の生徒と教員がカッターの操作や無線通信の方法についてレクチャーを受け、安全に運航する準備をしました。
その後全員が合流して、カッターの説明や櫂の説明を受け、救命胴衣を着用してカッターに乗船しました。
カッターに乗船後、ロープ係がカッターを列になるようにつなぎ、原動付きボートで海まで引っ張ってもらって、広い海原で切り離しました。
切り離し後は、櫂の操作に慣れるためそれぞれ自由に櫂を動かしてから、段階的に動きを合わせていきました。
通信係やロープ係、予備員、艇長も交代しながら櫂の操作を経験し、訓練中盤に入る頃には、どのグループも櫂の操作に慣れ、ある程度の速度で前進していました。
最後は海から船着場までノンストップで漕ぎ続けて、帰港しました。
1時間弱の訓練で、下船後は疲れた顔をしていましたが、最後の振り返りでは皆で協力し良い経験になったと答えていました。
第一学年オリエンテーション合宿2日目②
午後からは、「目標とするクラス像」をテーマにブレインストーミングをしました。
5人一班で実施し、出てくる考えやまとめ方が班ごとに異なっており、完成した模造紙も多種多様で、感心しました。
また、体育館で集団行動の練習をしました。
体育の時間に学習する基本的な動きである、「気を付け」「休め」の動きを基本として、「右向け右」「回れ右」などの動きを正確かつ揃えて行動する練習を繰り返しました。
最初はバラバラだった列や幅も練習の回数を重ねるごとに揃い、集団としての動きがとても綺麗でした。
今後の体育の授業では「ラジオ体操」も扱うと言っていましたね。
姿勢から指先まで、全神経を集中させて美しい集団を作っていきましょう。
夕べのつどいで、本日の活動について振り返り、その後近くの浜辺でクラス別集合写真を撮りました。
夕食後は、入学後初のクラス対抗戦となる校歌コンクールでした。
どのクラスも短い練習時間を感じさせない歌声で、素晴らしい勝負となりました。結果は1-5の優勝で、準優勝は1-4でした。
第一学年オリエンテーション合宿2日目①
「朝のつどい」では、国旗県旗を掲揚後、ラジオ体操して、宿泊している他団体の方と本日の予定や意気込みを共有しました。その後朝食を摂り、午前の活動に臨みました。
午前、1,2,3組は飯盒炊爨でカレーを作りました。
火を起こして薪を燃やすことから始め、同時進行で具材などの調理をしました。
薪での調理は慣れていないためかなり苦戦し、試行錯誤しながら火力を調節していました。
火がすぐ消えて困っていたら別の生徒が近くの落ち葉や枝をかき集めてきたり、火力が弱い班がいたら他の班員が火のついた薪を分けたりとみんなで協力していました。
班員同士で協力し、また班の垣根を越えて協力して作ったカレーは美味しかったのではないでしょうか。
食後も協力して片付けをしました。
その裏で、4,5,6組はカッター訓練をしました。
各クラス2隻に分かれ、それぞれ指導者の指導の元、海に船を漕ぎ出しました。
始めはオール操作に慣れず上手く動かすことができませんでしたが、次第に慣れ、最後は協力して船を漕ぐことができました。
カッター訓練後、訓練の振り返りをして終了しました。
第一学年オリエンテーション合宿1日目④
夕べのつどいでは、他の宿泊団体の方と共に本日の振り返りをしました。
他団体も2泊3日のようで、残り2日間もお互いに研修を頑張れたらと思います。
夕食はバイキング方式でした。淡路産だったのか、玉ねぎのサラダが美味しく印象的でした。
夕食後は入浴してから校歌の練習をし、22:30に就寝しました。
第一学年オリエンテーション合宿1日目③
昼食後、北淡震災記念公園で施設見学をしました。
野島断層の見学。
施設の外の桜が綺麗でした。
北淡震災記念公園を出発後、無事国立淡路青少年交流の家に到着しました。
入所式の様子。
この後、夕べのつどいの予定です。
第一学年オリエンテーション合宿1日目②
自転車安全運転講習会は無事修了式を終えました。
講義室では、自転車の点検や交通ルールなどを学び、終わりに確認テストを受けました。
技能訓練では、教習所内の道路や交差点を利用して、車からの死角やながら運転の危険性、安全確認の大切さなどについて経験しました。
イヤホンで音楽を流しているところへ車が接近する体験。
傘さし運転しながらスラローム体験。
車の死角の体験。
安全確認体験。
修了式と修了証書授与。
第一学年オリエンテーション合宿1日目①
本日より有馬高校オリエンテーション合宿が始まります。全3日間の行程を定期的にブログ更新していきます。
朝、バス6台で有馬高校を無事出発しました。
現在は、自転車安全運転講習会を受けています。
離任式
3月末でご異動、ご退職された先生方が在校生に挨拶に訪れてくれました。
皆さんと同じように、新しい環境での生活をスタートされた先生方より、関わりのあった2,3年生にメッセージをいただきました。
有高で皆さんとの関わりを通して感じられたこと、人生を歩んでいくにあったてのアドバイス、思い出など、心温まるお話と共に、これからの社会を担っていく皆さんへのエールが体育館に広がっていきました。生徒の皆さんも、それらの言葉と思いを受け止めるべく、ステージ上に立っておられる先生方を見つめていました。
生徒や教職員が創った花道を通って有高を後にされた先生方の、今後のご活躍とご多幸をお祈り申し上げます。
新しい出会いの花道も、ご自身を成長させてくれる心地良いものでありますように。
有高でのご指導、ご尽力に感謝いたします。ありがとうございました。
令和6年度始業式・入学式
桜が満開となった4月8日、新学年がスタートしました。体育館では新2,3年生が春休みを経て久しぶりに集い、新着任の先生方をお迎えした後、始業式が行われました。
新たに有馬高校に着任された先生方、ようこそ有馬高校へ。生徒たちも食い入るようにステージ上に立たれた先生方を見つめていました。そして、ステージ上の先生方も背筋を伸ばして生徒たちと向き合ってくださいました。これから、お互いのよろしくお願いいたします。
始業式では小川 秀雄校長先生より式辞をいただきました。
新2,3年生に進級した皆さんへ、「1年後、あるいは2年後にはどこに居たいか」と問いかけられました。夢が見つかっている人はもちろん、そうでない人も、こうした節目の時には目標や将来について考えていこう、理想に近づくように意識を変えていこう、と励ましの言葉をいただきました。
続いて、皆さんの関心ごとの一つである学年の先生方の紹介がありました。まだ自分のクラスも担任の先生も分かっていない中、こちらも食い入るように前を直視する生徒の姿が見られました。
1年間、よろしくお願いいたします。
午後からはご来賓の方々をはじめ、保護者、教職員が見守る中、79回生の入学式が執り行われました。
新入生の靴箱で黒光りしていた革靴が目に留まりました。これからの通学を支えてくれる大切なアイテムの一つですね。
79回生235名の入学が校長先生より許可され、式辞をいただきました。新入生の皆さんに対して校長先生からは「優秀な生徒であって欲しい」と。『優秀』とは、読んで字のごとく「優しさに秀でた人」という意味です。新入生の皆さん一人一人が人に優しく、地域に貢献し、誰からも愛される人に成長していくことを期待します。先輩方や同級生、教職員と共に歩んでいきましょう。
育友会会長さま、清陵会会長さまからも祝辞をいただき、ありがとうございました。
1年生学年団の先生方の紹介もされ、いよいよスタートです。校訓の『まこと』を念頭に、人との関わりを通して花びらを1枚1枚開かせていきましょう。
新年度がスタートしました!
春めく4月1日、小川 秀雄学校長がご着任され、新年度がスタートしました。
校舎内のしだれ桜や花々が新年度のスタートを応援するかのように満開となって色を添えてくれています。
春休みを過ごしている進級生徒の皆さん、新入学の準備をしている新入生の皆さん、そして有馬高校から新たな歩みを始められる皆さん方の新たな春が、校舎内のしだれ桜と同じように次の春に向かって絶え間なく日々を紡いでいくことを願っています。
校訓の『まこと』と共に。
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