学校長挨拶

 

兵庫県立有馬高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 

本校は三田市の中心部に位置する緑豊かな学校で、最高の学習環境となっています。前身は、明治29年に設置された有馬農業補習学校で、その後、幾多の変遷を経て、昭和23年に三田農林学校と三田高等女学校を統合し、現在の有馬高等学校となりました。今年度、128年目となる県下で4番目に歴史と伝統のある学校で、地元では「有高(ありこう)」の名で親しまれています。

本校の校訓は「まこと」です。これには、「つよく、きびしく、たのしく」という理念のもと、誠実に偽りでない心を持って、本物としての生き方を貫き通すという思いが込められています。また、初代校長の「本気であれ」という教えを汲みつつ、全日制の人と自然科と総合学科、そして定時制の相互の理解と友情を貫く人間性を強調したものと伝えられています。

本校が常に地域をリードする基幹校として発展する中、本校の卒業生であることに誇りを持ち、いつも後輩たちの活躍を楽しみにしておられる3万6千人を超える卒業生が多数おられることを心強く感じています。

本校では、総合学科におけるキャリアデザインやコミュニケーション能力向上を目指した「探究的教育」と、人と自然科における地域資源を双方向で活かした「農業教育」の両輪で、地域を担う人づくりを目指しています。さらに、少子高齢化が顕著である現在、地域をリードする基幹校として、地域に根付き、地域に貢献できる生徒の育成に努め、地域活性化の起爆剤になるよう取り組んでいきたいと考えています。今後とも、本校の校訓である「まこと」の精神を胸に、こころ豊かに高い志を抱き、未来を主体的に切り拓いていく人づくりを目指し、教職員が心を一つに全力で邁進してまいります。どうぞ皆様方のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

                                                                       (令和6年4月)

校長 小川 秀雄