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2024年8月の記事一覧

職員研修を実施しました

本校は、今年度より3年間、ひょうご学力向上実践研究事業の研究指定校として、日々の授業改善に取り組んでおります。

 

今回は京都大学の奥村好美先生をお招きし、日々の授業で実践できる評価方法についてグループワークに取り組みました。

 

定期テストだけでなく、授業における様々な取り組みを通して、生徒一人ひとりの成長を捉え、より効果的な授業実践ができるような手法を教えていただきました。

 

 

人と自然科 県庁緑化活動に伺いました(9月は有馬高校の作品が展示されています)

 夏休みも残り1週間を切りました。人と自然科の生徒は変わらず当番で『総合実習』(別名:農場当番)という授業に取り組んでいます。今は9月に入ってすぐに始まる、秋野菜(ダイコン・ハクサイなど)の栽培準備を頑張っています。

 さて、8月28日(水)人と自然科のフラワーアレンジメント班の生徒4名が兵庫県庁を訪れ、緑化活動を行いました。兵庫県には農水産高校が12校あり、1年を通して各校が輪番で県庁2号館ロビーに草花苗や観葉植物などの各校の特色を活かした実習作品を展示し、庁舎の緑化ならびに環境整備に貢献しています。

 昨年度(令和5年度)県庁緑化活動に対し教育長より感謝状をいただきました・・・に関する記事はこちら

 今年度有馬高校は9月を担当します。本来ならば8月の終わりに作品を設置予定でしたが、台風10号の接近により前倒しで伺いました。

 令和6年度も人と自然科農業クラブフラワーアレンジメント班が担うことになりました。展示に向け5月からデザインを考え、6月から作品の制作に取り掛かり、夏休み中も毎週登校し作品を完成させてきました。

 

 ちなみに有馬高校人と自然科といえばフラワーアレンジメント。フラワーアレンジメントに関する知識や技術を集中して学習できる学校設定科目『フローラルアート』があり、集中的に技術を習得することができます。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 さらに技術を向上させたい生徒は、農業クラブフラワーアレンジメント班に所属し、国家資格のフラワー装飾技能士の資格取得やコンテストへの参加などで大活躍しています。

 夏季休業中資格取得第4弾 国家資格フラワー装飾技能士に挑戦しました・・に関する記事はこちら

 第19回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて銀賞・銅賞・奨励賞受賞しました・・に関する記事はこちら

 第22回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 銅賞受賞・・・に関する記事はこちら

 話を戻し設置当日、公用車に作品を慎重に積み込み・・・県庁に到着。作品を壊さないように慎重に降ろしていきます。

 

 そして学校で練習したとおり作品を組み立てていきます。

 

  最後に全体を見て微調整。納得のいく作品を展示できたようです。

 

 完成した作品はこちら。タイトルは『季節のアルバム~守りたい自然と伝統~』です。

 作品コンセプト

 日本の四季折々の自然や伝統的な行事を大切にし、これらの美しい景色を残していきたい、という想いを込めて制作しました。カラフルな花を使用し、多様な生き物たちが生き生きと活動する様子や、私たちの季節ごとの思い出を表現しています。

 

 人と自然科で農業とそれを取り巻く環境を学んでいるからこその作品ですね。ポイントは後方の4つの作品。それぞれ春夏秋冬を表しています。

 作品にはあちこちに個性あふれる多様な生き物たちが隠れていますので是非探してみてください。最後に記念写真です。

 私たちの力作は、9月いっぱい、県庁2号館ロビーにて展示しています。県庁を訪れる際はぜひご覧ください。

人と自然科 夏季休業中 農業インターンシップに5名の生徒が頑張りました

 いよいよ夏休み最終週となりました。これまでもブログで紹介してきましたが、人と自然科の生徒は資格取得や農業クラブの各種競技会などなど充実した時間を過ごした生徒が多かったですね。そして夏休み中は当番で『総合実習』(別名:農場当番)という授業があり、作物の管理実習を学んできました。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 1年生の夏休み当番実習の一コマ ハクサイの播種 秋野菜の栽培スタートしました・・・に関する記事はこちら

 夏休み中の『総合実習』と並行して行われたのが、農業インターンシップです。ひょうご農林機構、そして阪神農業改良普及センターのご支援で将来本気で農業をやりたい、将来農業関連の大学や大学校に進学し就農したい、農業関連産業への就職を目指したい、目標実現のため実践的な農業を学びたいという生徒を対象に農業インターンシップを企画・実施しています。今年は5名の生徒が兵庫県内、そして有馬高校がある三田市で活躍されている4軒の先輩農家様にお世話になり、栽培・管理方法や流通、販売、さらには心構えなどを直接ご指導いただきました。

 それでは今年お世話になった農家さんでの研修を報告します。

 まずはたつの市にある『株式会社博農』です。ニンジンやキャベツ、ブロッコリー、ダイコンなどの野菜類を中心に大規模に栽培されている農業法人です。中でもお客様のニーズに合わせた、野菜のオーダーメード栽培が特徴です。そして代表取締役の八木さんは後継者育成にも力を入れておられ、多くの研修生を受け入れ、就農に導いておられます。

 

 今回は5月に開催された、第1回農業法人仕事説明会に参加し、八木さんから直接農業に対する熱いお話を伺い、ぜひ株式会社博農で夏休みに農業インターンシップを行いたい、と申し出た生徒2名が研修を行いました。

 5月に開催された、第1回農業法人仕事説明会に参加しました・・に関する記事はこちら

 2名の生徒は3泊4日で農業インターンシップを行いました。終了後に話を聞くと、基礎的な技術を学ぶ学校とは少し異なり、大規模経営だからこその発展的な技術が体験できたとのこと。さらに技術習得はもちろん、作業中や一緒に食事をとったりする時間に、八木社長や他の研修生と農業に関する様々な話をしたことが、一番ためになったとのことでした。 そして、将来農業に関する仕事に就きたいという気持ちが強くなったそうです。

 

  次は『おおにし農園』です。おおにし農園では、多品種の作物を、農薬をできる限り使わない農法で栽培し、直接消費者に新鮮な野菜を届けておられます。そして将来三田市で農業をやりたいという研修生も積極的に受け入れている農家さんです。おおにし農園さんには、農業系の大学進学後、就農、もしくは関連産業への就職を希望している1年生の生徒が6日間お世話になりました。

 

 研修中は早朝よりスイートコーンの出荷準備や、学校では栽培していないバターナッツやプッチーニ、コリンキーなど野菜の収穫、調整作業、圃場での谷上げ作業や除草作業、そして直売所であるパスカルさんだへの出荷作業も経験させていただいたようです。終了後感想を聞くと、実際に農家さんの下で農業を体験し大変さが分かったが、それと同じくらいたくさんの学びを得ることができた。ここで学んだことは今後あらゆる場面で活かしていきたい・・・とのこと。充実した実習となったようです。

 3軒目は『今西農園』です。本校のOBでもある今西さんは、高校時代の学びを礎に、洋ランの切り花農家として経営をスタートさせました。現在は阪神間唯一のカトレアに特化した経営をしておられ、年間約3万輪を生産。国内にとどまらず海外にも出荷しておられる三田市の認定農業者です。今西農園では、どうしても花卉農家で研修をしたいと強い希望を持っていた2年生の生徒が6日間実習を行いました。

 

 研修中は、カトレアの切り花の出荷補助はもちろん、親株の移動や害虫防除に関する作業など、現在は洋ランの栽培を行っていない有馬高校では学べないことをたくさん経験できました。そして、実際に今西さんが栽培しているカトレアを使ったフラワーアレンジメントも教えていただきました。有馬高校でも授業でフラワーアレンジメントを学んでいるため、今後の学びに活かせる体験だったようです。実習中には草花苗や切り花などで経営を成立させる難しさなど、実践的なお話も聞くことができ、充実した研修となったとのことでした。

 最後は三田市にある『中上農場』です。中上さんも本校の卒業生で、トマトやキュウリ、軟弱野菜などの施設野菜を複合的に栽培し経営されており、親方農家として多くの研修生を受け入れ、新規就農者を輩出されている兵庫県農業経営士の農家です。中上農園では農業関連学科への進学、そして将来は農業関連産業への就職を目指している、2年生の生徒が6日間研修を行いました。 

 実習ではキュウリの収穫や、ツルの管理、トマトの管理作業、そして最終日に巡回に行かせていただいたときには、キュウリ栽培に向けた支柱の組み立ても学んでいました。研修後に話を聞くと、学校の実習よりもさらに大変で、農業を営むことの厳しさを感じたとのこと。でもそれと同じくらい農業のやりがいも感じられたと笑顔で話してくれました。そして、研修中に中上さんの御婆様からいただいた『農業は栽培過程が一番重要だよ』という言葉がとても印象的で、農業への思いがさらに強くなったとのことでした。

 

 5人とも農家で実践的な管理や収穫、調整などの技術を学ぶことはもちろん、農家の方々から実際に農業経営していく上での厳しさや楽しさなど、現実的なお話をたくさん聞かせていただいたこと、そして同じ研修生と思いを分かち合ったことが印象に残った、とのことでした。これこそが農業インターンシップの意義だと思ってます。今回の経験を活かし、将来の進路につなげてください。

 今年度お世話なりました農家の皆様、そしてこのような機会をつくっていただいたひょうご農林機構、阪神農業改良普及センターの皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

人と自然科 第72回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定しました

 夏休みも残り10日程となり、高校野球夏の甲子園も決勝を残すのみ。今年は私たち人と自然科の生徒と同じく農業を学ぶ仲間である、秋田県立金足農業高校が甲子園に出場し、本校の人と自然科の生徒も応援団を結成し、吹奏楽部とともに甲子園に応援に行きましたね。

 高校野球甲子園 秋田県立金足農業高校応援に関する記事はこちら

 そんな中、有馬高校の実験室をのぞいてみると、必死に発表練習を頑張っている生徒が・・・ 

 農業高校生の甲子園に向け頑張っている生徒でした。農業高校生にとっての甲子園といえばもちろん、農業クラブ連盟大会ですね。8月21日(火)~22日(水)兵庫県加西市民会館に、近畿6府県から農業高校生が集結し「農業高校の甲子園(地区最終予選)」第72回近畿学校農業クラブ連盟大会が開催されました。

 この大会には近畿各府県大会を勝ち抜いた選手が出場。有馬高校からも7月の兵庫県学校農業クラブ連盟大会意見発表会にて最優秀賞を受賞した生徒が、兵庫県の代表選手として出場しました。

 第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 前編 (競技会当日)に関する記事はこちら

 第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 後編 (大会式典・結果発表)に関する記事はこちら

  この大会で最優秀賞(1位)を獲得した生徒のみが、近畿ブロックの代表選手として、全国の農業高校生8万人の頂点を目指し、10月に岩手県で開催される全国大会に出場する権利を得ることができます。まさに甲子園ですね。

 お昼ご飯には、京都府連盟の生徒と一緒にお昼ご飯を食べました。全国の農業高校生と交流できるのが農業高校・農業クラブ活動の魅力ですね。

 ちなみに話を聞くと、一人の生徒は京都府連盟会長で、開会式で旗手をもって入場する生徒で、そして二人は同じ意見発表会に出場する選手とのこと。お互いの健闘を誓い合いました。

 そして開会式。

 近畿ブロックに所属している2府4県の連盟旗入場です。今年は兵庫県が近畿ブロックの事務局を担当しているため、兵庫県連盟旗が最後に入場です。

 

 開会式の後、いよいよ競技が始まります。発表を前に誰もいない会場の隣の公園で最後の練習です。タイムもばっちりで準備万端です。

 

 そしていよいよ競技開始。この日は日頃の研究成果を10分以内で発表するプロジェクト発表会

 

 そして学校での学びや様々な体験を通して感じた意見を7分以内で発表する意見発表会が行われ、近畿ブロックただ一つの代表枠を争います。本校から兵庫県代表として出場したN.Sさんは分野Ⅱ類(国土保全・環境創造)に出場。

 背中から緊張感が伝わってきますね。発表順位は3番です。

  発表のタイムは6分54秒(7分を越えると減点となります)で、発表内容もノーミス。発表後本人に尋ねると、少し力んでしまった。もっと気持ちを込めて発表できた・・・とのこと。本当に意識が高いですね。

 日は変わり、8月22日(木)大会2日目です。舞台上には最優秀賞受賞者に授与される盾とトロフィーが並べられていました。

 

 いよいよ結果の発表です。最優秀賞の名前が呼ばれその場で立ちます。

 なんと本校から出場したN.Sさんが意見発表会分野Ⅱ類で見事最優秀賞を獲得。10月22日(火)~24日(木)に開催される第75回日本学校農業クラブ全国大会令和6年度岩手大会に、近畿ブロックの代表として出場が決まりました。有馬高校人と自然科としては意見発表会3年連続の出場となります。

 表彰式では、近畿学校農業クラブ連盟より賞状とトロフィーを、そして毎日新聞社様より賞状と盾を頂きました。

 表彰後はプロジェクト発表会・意見発表会で最優秀賞を獲得した生徒による代表者模範発表です。本校のN.Sくんも前日の競技会よりもさらに完成度の高い素晴らしい発表で、発表後会場からは大きな拍手が沸き上がりました。

 

 そして来年度近畿ブロック連盟の事務局校(近畿大会の運営を担当)である、奈良県立磯城野高校の代表生徒からのあいさつ、そして全員で農業クラブイメージソング『美しい未来へ』を熱唱しました。(歌手のさだまさしさんが作詞・作曲された曲です)

 

 そして会場全体で手拍子が起こる中、2府4県の連盟旗が退場し、大会は成功裏に終了しました。運営を担当された兵庫県立播磨農業高校の皆さま、本当にありがとうございました。

 

 大会も無事終了。そんな時、昨日一緒に昼食をとり、意見発表会Ⅱ類でライバルとして戦い、優秀賞(2位)を受賞した京都府連盟の選手が『全国大会に行けなかった僕の分まで頑張ってほしい』と激励に来てくれました。二人は握手をしてお互いを称え合い、そして『全国大会で最高の発表ができるように頑張る。ありがとう。』と応えていました。

 最後に記念写真です。今回は意見発表会の校内代表に選ばれてから約4ヶ月間、指導を担当された先生と一緒に写真を撮りました。

 

 県大会・近畿大会で有馬高校農業クラブを応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。すでに農業鑑定競技会で全国大会出場を決めている2名の選手とともに、全国大会岩手大会での全国制覇を目指し残りの2か月間頑張ります。1.2年生の皆さんも大活躍の先輩を目標に、日々の授業や実習を頑張っていきましょう。

人と自然科 ハクサイの播種 秋野菜の栽培がスタートしました

 お盆も終わり、いといよ夏休みも後半戦に突入しました。(生徒の皆さん、宿題は計画的に進んでいますか。)そのような中、人と自然科の生徒は『総合実習B』の授業として、当番制で実習を行っており、野菜の播種や鉢上げ、ブドウの収穫の準備、剪定枝や竹林の間伐材のチップ化・・・などの実習をとおして知識や技術を学んでいます。

 

 そして8月19日(月)の実習では、1年生の生徒が『農業と環境』の授業で栽培を学ぶハクサイの播種を行いました。

人と自然科教育課程表はこちら.pdf 

 『農業と環境』の授業では2学期にハクサイとダイコンの栽培を学びます。ちなみに1学期にはスイートコーンの栽培を学び、7月には北摂第一幼稚園の園児と一緒に収穫会を行いました。とっても楽しかったですね。

農業と環境 園児の皆さんと一緒にスイートコーンの収穫を楽しみました・・・に関する記事はこちら

 話を戻し、早速ホワイトボードで本日の実習内容について説明を受け、さらにたねまきの方法について実演を通して学びました。ちなみに今年度栽培するハクサイは『黄づつみ73』という品種で、半分に切ったら中央が鮮やかな黄色で、なにより根こぶ病や黄化病などの耐病性があるのが特徴です。

 

 説明を受けた後、早速実習開始です。 まずは3号ポリポットをトレイに並べ、培養土を入れます。水がたまる約1センチのスペースを確保するのがポイントです。

 

 そして、指で植え穴を開け、種子を落としていきます。ハクサイの種子は非常に細かいため、今回はコーティング種子(小さな種を機械などで播種しやすいように加工されている種子)を使います。

 

 種子を落とした後は、両側の土を寄せ覆土します。ハクサイは好光性種子なので、深くなりすぎないように(もちろん種子が浮き出ないように)するのがポイントです。

 

 播種したポットを並べ、かん水をしたら播種は終了です。培養土の量もほぼ一定ですね。入学して約5か月が経ち、少しずつ技術が身についていますね。

 

 『農業と環境』の授業では、2学期に入るとすぐにダイコンの播種を行う予定です。そして自分の担当区が設けられ、生徒が責任を持って管理を行います。11月上旬には収穫を迎え、秋の農業祭(今年は11月9日(土)を予定しています)で販売、品評会を行う予定です。

 昨年度秋の農業祭に関する記事はこちら

 秋の農業祭に来られる地域の方に喜んでもらえるように、立派なハクサイを栽培しましょうね。

 ちなみに・・・ハクサイの播種が終わった後も、ハクサイ・ダイコンの栽培を行う圃場の土壌消毒に関する実習や・・・

 5月に田植えをしたもち米の除草

 5月に行った田植え実習に関する記事はこちら

などなど様々な実習を通して技術を学び、充実した時間となりましたね。暑い中の実習お疲れさまでした。

人と自然科 夏季休業中資格取得第4弾 国家資格フラワー装飾技能士に挑戦しました

 夏季休業もあっという間に後半戦に突入しました。相変わらず人と自然科の生徒は「総合実習B」の実習授業(別名農場当番)で当番で生徒が登校し、作物の管理を頑張っています。今年は雨がほとんど降っていないので、かん水作業が本当に大変です。

人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 

 さて、人と自然科の生徒は夏季休業中も、それぞれの興味関心、将来の進路実現を目指し、様々な資格取得に励んでいます。先日も3つ目の建機系資格として、伐木等業務(チェンソー)特別教育に関する記事を紹介しました。

 夏季休業中資格取得第3弾 伐木等業務(チェンソー)特別教育を実施しました・・に関する記事はこちら

 そしてチェンソーの資格取得を頑張っているちょうどその頃、学校の造園材料実験室(別名フラワーのお部屋)をのぞいてみると・・・

 こちらも真剣な表情で頑張っている”人と自然科”の生徒の姿がありました。8月10日(土)に実技試験が行われたのが、フラワーアレンジメントに関する国家資格、フラワー装飾技能士です。今年度は、農業クラブフラワーアレンジメント班に所属している2年生の生徒4名が3級に挑戦しています。実技の試験合格に向け4月から基礎的な練習を開始。実技試験前には特別非常勤講師の先生を招いてより一層力を入れて練習を行ってきました。(ちなみに昨年は2級にも3名の生徒が合格しています。)

 3級の実技試験の内容は、花束(リボン含む)、ラウンドアレンジメント、そしてブートニアの制作です。すべての作品を時間内に規定通りの形に制作しなければ合格できません。そのため、繰り返し練習を行いました。

 一つ目は花束(リボン含む)の制作です。制限時間は35分。まずはリボンは約3分を目安に垂を10センチになるように測り、ねじりながら形を整えていきます。そして花束本体を制作していきます。カーネーションの花を30cmにカットし、アセビやレザーリーフをスパイラル状に重ねていきます。そして最終的にアーチ状になるように微調整して完成です。

 スタンダードカーネーションが正三角形と正六角形になるように、そして花よりアセビが出ないように調整するのがポイントです。

 

 次はラウンドアレンジメント。制限時間は30分です。まずは専用のかごに吸水性フォームをセットし、底辺のスタンダードカーネーションを6本、正六角形に配置します。次にレザーリーフを間に刺していき、その上にスプレーカーネーションを配置していきます。そして中心に18cmのスタンダードカーネーションをまっすぐ配置し、ドーム状になるように高さと角度を調整し、最後にアセビでスポンジを隠すように埋めていき完成です。

 

 ポイントはアセビが花よりも出ないこと、あとは円錐状になってしまわないように角度を調整することがポイントです。

 

 最後はブートニア。制限時間は25分です。まずはリボンの準備です。7cmにリボンを切りファイブループを作りワイヤーで固定します。そしてレザーリーフファンとアセビ、デンファレをそれぞれ既定の長さにカットし、ワイヤリングとテーピングの技術を用いて軸を曲げながら組み立てていきます。

 最後にリボンで巻き上げ、事前につくっておいたリボンをつけ完成です。

 実技試験では制限時間内に正確に制作する必要があり、ストップウォッチを片手に何度も繰り返し練習をしていました。そして来る8月10日(土)の実技試験に挑戦しました。生徒に聞くと、練習の成果が十分に発揮でき、全員手応えがあったとのことです。

 ちなみに7月14日(日)には筆記試験がすでに終わっており、あとは8月下旬の結果発表を待つばかりとのことです。全員合格できていることを祈りましょう。

 ちなみに・・・今年は農業クラブフラワーアレンジメント班に3名の1年生が入部しました。人と自然科の卒業生の中には、取得した資格を活かし、フラワーアレンジに関係する仕事に就いている先輩もたくさんいらっしゃいます。夢の実現に向け、頑張りましょう。応援しています。

ウィンマリー高校最終日!⑧

最終日8/7(水)はプログラム終了の式典が午前中に開かれ、

午後は最後に皆でビスケット・お好み焼きを作りました。

1時間目の授業を受けた後体育館に集まり、今回のプログラム終了のための式典が開かれました。

ウィンマリー高校の校長先生から記念品をいただき、有馬高校の校長先生のスピーチ後

有馬高校代表生徒1名が挨拶をさせていただきました。

午後は最後に皆で料理をしました!

オーストラリアのANZAC(アンザック)ビスケットと日本のお好み焼きを作り、

皆で美味しくいただきました。

 

 

最後のお別れの時には、ホストファミリーの方々も学校に来ていただき

ウィンマリー高校の保護者の方・先生方・生徒の全員でお見送りしていただきました。

別れ際、有馬高校の生徒の中には泣いている生徒もおり、ウィンマリー高校の皆さんが

本当に温かく受け入れてくださり関わってくださったことを改めて実感しました。

ありがとうございました。

ウィンマリー高校を15時に出発し、シドニー空港でオーストラリア最後の食事を取った後、

21時前に出発予定です。

 

人と自然科 夏季休業中資格取得第3弾 伐木等業務(チェンソー)特別教育を実施しました

 8月に入っても暑い日が続いていますね。そんな中でも人と自然科の生徒は総合実習Bの実習授業(別名農場当番)に毎日当番で生徒が登校し、作物の管理を頑張っています。

 そして夏季休業中多くの生徒が頑張っているのが資格取得です。人と自然科の生徒は在学中、漢字検定やビジネス文書実務検定などの一般的な検定はもちろん、日本農業技術検定やフラワー装飾技能士、生物分類技能検定など農業学科で学んでいるからこそ取得可能な資格取得にも挑戦することができます。先日も夏季休業中の実施する資格取得第2弾として、フォークリフト技能講習を実施しました。

 夏季休業中資格取得第2弾 フォークリフト技能講習を実施しました・・・に関する記事はこちら

 そしてこの夏最後の建機系最後の資格として、8月3日(土)~8月5日(月)の3日間、1年生から3年生の希望者26名を対象に、伐木等業務(チェンソー)特別教育を実施しました。(私有地の木を切るなど、個人でチェンソーを利用する場合は資格は必要ありませんが、将来企業や自治体活動で使用する場合は資格(特別教育の受講)が必要となります。)

 

 まずは有馬高校にて2日間、学科講習と簡単な実技講習です。座学では伐木等作業に関する知識、チェーンソーに関する知識、振動障害及びその予防に関する知識、関係法令の4項目を学びます。

 スライドや映像を用いて、伐木する際の刃の入れ方や、木の倒し方などの伐木技術、チェンソーに使用するの燃料や潤滑油、機械の握り方や姿勢、振動障害やその予防、災害事例、関係法令など、安全にチェンソーを操作する知識についてしっかり教えていただきました。

 

 2日目の後半からは実習服に着替えて実技に入っていきます。実技前、最後の座学は関係法令についてです。安全に関する様々な決まりについて学びました。

 

 そしていよいよ実技スタート。安全装具の着脱を学んだあと、翌日実際に使用するチェンソーを使ってエンジンのかけ方を学びました。 翌日の伐木実習にむけ準備は万端ですね。ちなみに2・3年生の生徒で農業機械の授業を選択(以下の教育課程表参照)している生徒は、エンジンのかけ方や構造についてスムーズに理解できましたね。

R6入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 

 3日目は会場をキャタピラー講習センターに移し、いよいよ伐木実習です。

 

 まずは伐木の準備。昨日までの座学で学んだ内容を活かし、燃料である混合油とチェンソーオイルを充填しエンジンのかかり具合を確認します。 

 そして安全用具を着用しエンジンをかけて・・・

 

 まずは基本の切り方である丸太の玉切りを想定した鋸断(きょだん)です。最初は教習所の講師の先生方の手助けを頂きながら進めていきましたがすぐに慣れ、一人で切断できるようになりました。農業機械はとにかく使うことで上達します。

 待ち時間は小屋の中で目立ての練習です。作業中の事故原因のほとんどが目立てが不十分で刃の切れ味が悪く、余計な力を加えてしまうことだそうです。丸棒やすりを使って、やすりの角度を約30度で研いでいきます。

 

 現場に戻ります。次に突っ込み切り。刃の先端を丸太にさして四角形、もしくは三角形に抜く切り方です。刃が丸太の中に入ったら見えないので難易度が高くなります。上手く抜けましたね。

 

 そしていよいよ立木の伐倒です。

 

 学科講習で学んだ通り、まず倒したい方向に受け口を作ります。水平に下切りし、角度30~45度で斜め切りします。

 

 そしてチェンソーの刃を丸太の中心に入れ、切れ込みを作る芯切りを行った後、追い口切りです。反対側に受け口の高さ2/3程度に刃を入れます。その際切り込みすぎず『つる』と呼ばれる切り残される部分を残しておくことがポイントです。

 

 そしてくさびを打ち込み、倒していきます。

 

  切り口を見てみると・・今回は少し短いですが『つる』と呼ばれる部分が残っていますね。この『つる』があることによって安全に意図した方向に倒すことができます

 

 予定していた実技講習も無事終了し、最後はメンテナンスです。

 

 講習を受けた26名全員がライセンスを取得することができました。受講した皆さん。3日間の講習お疲れさまでした。今年度夏の建機系資格はこれで終了。来年度はアーク溶接・刈払い機・小型車両建設機械の3つの資格取得講習を予定しています。(1年おきに交互に実施しています。)人と自然科の皆さん。自身のスキルアップのために在学中様々なことにチャレンジしましょう。

サッカー観戦と文化交流を行いました!⑦

本日8/6(火)は1日ウィンマリー高校で過ごしました。

1時間目はバディと一緒に授業を受け、2時間目はクリケットやインドアサッカー、ドッジボールを行いました。

クリケットはウィンマリー高校生の皆さんから見本を見せていただいた後、

実際にゲームを行いました!

 

 

 

 

 

 

3時間目はサッカー観戦!ウィンマリー高校vs他校の試合を観戦しました。

数多くのチームが出場しているトーナメントを勝ち抜き、その準決勝が今日行われ、

学校の生徒・先生方、そして有高生の全員で応援しました!

結果は負けてしまいましたが、とても盛り上がり、熱戦となりました。

 

 

 

 

 

最後の4時間目は有高生がウィンマリー高校生の皆さんに

「折り紙」「けん玉」「だるまさんがころんだ」など、日本の遊びの紹介・体験を行いました。

明日がウィンマリー高校生の皆さんと過ごせる最後の日です!

共に過ごす貴重な時間を大切に、そして楽しんで欲しいと思います。

Let’s go to TARONGA ZOO!

本日8/5(月)はシドニーへ再び訪れ、TARONGA ZOO(タロンガ動物園)に行きました。

朝電車を待っているときに、休日はどのように過ごしたのか生徒たちに聞いてみると、

「ブルーマウンテンに登った!」「ボンダイビーチへ行った!」「コアラと写真を撮った!」といった返事が返ってきました。

週末はホストファミリーと充実した時間を過ごせたようです。

最寄駅に到着すると、そこからはフェリーで動物園へ!

 

 

 

 

 


タロンガ動物園では14時までバディの生徒と自由行動の時間をとりました。

コアラ、カンガルー、ラクダ、ゾウ、キリンなどの動物に加えて、

オーストラリアでしか見ることのできない爬虫類・両生類を見ることができ、楽しむことができました。

最後はぬいぐるみやTシャツなどのお土産を買いました。

明日は当初の予定と変わって、1日ウィンマリー高校で過ごす予定です。