兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
カテゴリ:農業部
人と自然科2年生 総合実習で花壇の植え付けを行いました
6月3日(木)人と自然科2年生総合実習(草花部門)の授業で、正面玄関階段横の花壇の植え付けを行いました。
まずは冬に植え付けを行ったパンジー・ビオラを抜くところから実習スタート。備中ぐわで土を耕し、牛糞たい肥を混ぜ込みます。土を平らにならしたら、花壇の準備は完璧です。
次に、自分たちで生産している草花苗の中から、植えたい草花を選びます。植え付ける苗の数も自分たちで計算し、花の種類や色合いなどじっくり考え選びました。
草花苗を選んだら、いきなり花壇に植えるのではなく、まずはポットのまま土の上に並べ、株間や色のバランスなど花壇全体のことを考え調整します。
配置が決まれば早速植え付け開始。植える位置がずれないよう、互いに声を掛け合いながら協力して植えていきます。みんな真剣です。
無事にすべての草花苗の植え付けが終了。センスあふれる可愛らしい花壇が完成しました。
班員全員で記念撮影。マスクの下は、みんなとびきりの笑顔です!
人と自然科では、現在も草花苗を販売しています。草花苗ご購入等で有馬高校にお越しの際は、ぜひ花壇もご覧ください。
人と自然科3年生「フラワーアレンジメント」チャレンジ教室開講しました
6月1日(火)人と自然科3年生学校設定科目「フローラルアート」の授業で、チャレンジ教室が開講しました。この授業は、地域の方を受講生としてお招きし、2年生の「フローラルアート」で学んだフラワーアレンジメントの基礎知識や技術を生かし、教えながらさらにアレンジメント技術を向上させるという取り組みです。
今年度も定員を超える応募があり、その中から厳正なる抽選で選ばれた7名の受講生の方が決定。開講式では校長先生からご挨拶をいただき、その後お互いの自己紹介からスタートです。
この日の講座内容は、「バスケットアレンジメント」の制作です。生徒一人一人がこの講座のために用意した「チャレンジ教室説明プリント」をペアの受講生の方にプレゼントしました。
早速授業開始。講師の先生から全体の流れの説明を受けました。
まずは吸水性スポンジのセットから。器の大きさに合わせてスポンジをカットし、優しく器に押し込みます。
次に花材をカットし、スポンジに挿します。今回使用した花材は、スタンダードカーネーション、スプレーカーネーション、アセビ、タマシダです。どのようなカーネーションを選べばよいのか、花材カットの手順も生徒がしっかりアドバイス。できるだけ茎が真っすぐのものを選び、茎は必ずななめカットにします。ななめカットにすることで、茎の切り口の表面積を大きくなり吸水率がアップします。また、スポンジの中でななめの茎が引っ掛かりとなり、挿した花が安定します。
花材がカットできたら花を挿す位置を丁寧に説明し、バランスよく挿していきます。
約1時間半かけて完成した作品がこちら。素敵なアレンジメントが完成しました。
次回のチャレンジ教室は6月15日(火)です。これから1年間よろしくお願いします。
人と自然科 地域自然保護 天文を通したプログラム体験
6月1日(火)人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業は、さんだ天文クラブの方から天文を通したプログラムを体験しました。この授業では県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。
今回は有馬富士公園で天文を通した体験プログラムを提供されている、さんだ天文クラブの代表、加瀬部さんにお世話になりました。
まずはさんだ天文クラブが普段有馬富士公園で行っている昼間の天体観測について実際に体験しました。特殊な望遠鏡を用いて、太陽と金星を観察しました。
この日はこの時期には珍しい快晴。金星はもちろん、紙に映した太陽にはくっきりと黒点が観察できました。
さらに特殊なフィルムを通して直接太陽を見てみると、プロミネンスも観察できました。
太陽、金星を観察した後は大ホールに移動し、クラブの活動紹介や天体についてのお話を頂きました。
先日話題になった皆既月食はもちろん、光年や惑星、恒星などの専門用語の説明、さらには国際宇宙ステーションの話など、興味深いお話をたくさんいただきました。
また、地球・月・太陽の大きさとそれぞれの距離をわかりやすくイメージするためにラムネ玉を用いてのクイズもありました。
地球の直径が12mm、月の直径が3mmの飴玉とすると、地球と月の距離は38cmの位置にあります。その場合地球の飴玉と太陽の距離はどのくらい離れた場所に位置しますか?
皆さん分かりますか?生徒は休憩時間も惜しんで考えていました。
ちなみに答えは150mです。以下の距離が離れているのかわかりますね。
いろいろお話しいただいた最後は、MITAKAというソフトを使い、1000光年先まで宇宙旅行しました。
最後に質問が出るなど、生徒はとても興味をもち充実した時間となったようです。加瀬部さんありがとございました。
次回は公園の棚田を使ったプログラムを行う予定です。。
人と自然科 パスカルさんだ一番館 フラワーアレンジメント オリンピックver. 展示しています
有馬高等学校人と自然科で行われている様々な学習活動の中の特徴的な一つとして、フラワーアレンジメントがあげられます。今年も実践的な授業が始まっています。
学びの成果発表の一つとして、有馬高校のご近所にある「パスカルさんだ一番館」様に作品展示をさせていただいており、先日新バージョンを設置しました。
毎日大勢のお客様で賑わっているパスカルさんだ1番館。草花苗を販売しているスペースを通って自動ドアを入ったすぐ右側
ありましたね
今回のテーマは東京オリンピック2020。マスコットキャラクターのソメイティーとミライトワがお客様をお出迎えです。赤や白、青色のアーティフィシャルフラワー使って表現しました。
オリンピック開催については、新型コロナウィルス感染拡大により、いろいろ心配されていますが、無事開催できることを願って制作しました。最後にわかりやすいよう、オフショットを載せておきます。
パスカルさんだ一番館をご利用の際はぜひご覧ください。
人と自然科 ブドウのジベレリン処理(1回目)実施しました
有馬高校人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカットの3種類のブドウを栽培しています。(ちなみに1年生の生徒がベリーAを、3年生の生徒がピオーネ、マスカットの栽培を担当しています。)
例年よりも3週間ほど早い梅雨入りとなりましたが、現時点では順調に生育しています。生徒は芽かき、誘引、整房、摘穂などの作業を自主的に取組み、技術を習得しています。5月下旬に入り、重要な作業の一つであるジベレリン処理を行いました。
ジベレリン処理はブドウを無核化(種なし)にする重要な作業です。ペリーAの1回目の適期は、満開の2週間前、そしてピオーネの適期は満開~3日程度となっています。ベリーA、ピオーネとも栽培期間中2回実施します。(1回目は無核化、2回目は肥大が目的で行います。)
房の形が整っているか最終確認した後、いよいよジベレリン液につけます。
そのときのコツはカップの中で房を揺すります。これにより粒に付着した気泡を浮き上がらせ、まんべんなく液を付着することが出来ます。
房を浸した後は軸を軽くたたき、余分な液を落とします。これにより乾燥し濃度が高くなったために起こる薬害(火傷のようになる症状)を防ぎます。
上手くできましたか?今回液に浸かっていない粒は種が残ってしまします。慎重に行い、約1時間で実習は完了です。特に1年生の実習日には雨が降っていましたが、全員集中して頑張っていました。入学して約2ヶ月が経とうとしていますが、早くも顔つきが『農業人』の顔になって来た人が多くなってきました。誇らしいです。
人と自然科ではブドウの栽培においても自分の担当区が設けられており、生徒は放課後も農場に足を運び自主的に管理を行っています。そして収穫したブドウは有馬高校人と自然科、総合学科の生徒、保護者限定で9月上旬に販売会を開催する予定です。
今年も無事販売会が開催できますように・・・・。
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