2023年2月の記事一覧

特色選抜・推薦入試合格者発表

2月20日(月)午後、普通科理数探究類型特色選抜及び美術科推薦入試の合格者発表を行いました。合格者番号が張り出されると歓声が上がり、親子で抱き合って歓喜する姿が見られました。3月17日(金)には第3学区複数志願選抜の合格者発表が予定されています。

 

 

 

「高校生SDGs探究発表会」に参加しました!

2月5日(日)10:00~15:30、兵庫高校で開催された令和4年度「高校生SDGs探究発表会」に、理数探究類型2年生・生物班の生徒7人が参加し、ポスター発表を行いました。

午前は、東京都立大学の佐藤真久教授による「探究×SDGs-“複雑性”に向き合い、生涯を通して運用する探究能力の獲得へ-」という基調講演でした。従来の探究学習が、単に「仮説→調査・実験→考察・結論→発表」にとどまっていたのに対して、SDGsに求められる新しい探究は、課題の解決案提示→実際に解決策を実行→振り返り・共有まで求められていることを詳しく説明されました。

生物班が明石公園の現状を調査・研究しそれに基づく「明石公園魅力UP大作戦」を提案したこと、今年度実際に多様性を高める草刈りや樹木に銘板を取り付ける取り組みなどを実施したことは、新しい時代の要請に応えたものだという確信を得ることができました。

午後は、4クールのポスターセッションが行われ、2回のポスター発表を行いました。ポスター発表は初めてでしたが、しっかりとできたと思います。

閉会行事の講評では、神戸大学の石川慎一郎教授が、講評を行いました。

その中で、「提案の社会実装(施行実施)」の実例として、明石高校の発表で「明石公園で小学生と樹木銘板の作成、共同草刈り」を行ったことが紹介されました。

第3回学校評議員会開催

2月20日(月)、今年度最後となる第3回学校評議員会を開催しました。学校側より、学校改革の現状、75回生の進路状況、各部各学年の1年間の取組状況等を説明した後、学校評議員の方々からご意見をうかがいました。その中で、本校に対する高い評価と大きな期待の声をいただきました。さらに魅力・特色ある学校へと進化・深化していけるよう、引き続き取り組んでいきます。

 

2月10日、理数探究類型課題研究校内発表会で、1年間の研究成果を披露!

2月10日(金)5・6校時に、課題研究校内発表会を開催しました。

課題研究は、理数探究類型2年生が1年間、週1時間の「理数探究Ⅱ」の授業で取り組んできたものです。週1時間では到底足りず、放課後に残って実験やスライド作成を行いました。

各班、持ち時間5分~7分で、スライドを用いて熱心に研究発表をプレゼンテーションしました。発表後は、熱い質疑応答が行われました。

課題研究のレベルは年々向上し、今年はどの班の研究も内容が深く高レベルでした。

発表の様子

1 数学・情報 プログラミング研究によるゲームの作成

2 物理 表面張力についての考察

3 化学 不明薬品の調査隊

4 化学 自作アルコールストーブの可能性を探る

5 数学・情報 返却BOX内の返却物回収ロボットの製作

6 化学 明石高校内の植物から香料を抽出し、利用法を考える!!

7 数学・情報 登校管理システムの作成

8 生物 明石公園の植物を研究し、
植物の多様性を活かした明石公園の魅力アップ大作戦

9 物理 非線形抵抗(非直線抵抗)の特性を調べる

10 生物 明石高校の校庭内の樹木の研究

11 化学 人工宝石の作成方法の検討

 

全体の様子

理数探究類型1年生の生徒も参加。的確な質問も多く出されました。

最後に、九州工業大学の 木村 智志 先生から指導助言を頂きました。

課題研究「明石公園の魅力UP大作戦」が「兵庫SDGsスクールアワード2022優秀賞」(教育長表彰)を受賞しました!

教育長から表彰

76回生(現2年生)、75回生(現3年生)の理数探究類型生物班が取り組んできた課題研究「明石公園の植物調査&魅力UP大作戦」が、「兵庫SDGsスクールアワード2022優秀賞」を受賞し、3年生の代表生徒と担当教諭が、1月24日、県公館で教育長から表彰されました。

受賞ビデオ作品

 

2年生に校長から表彰伝達

2月1日には、2年生の課題研究の授業があり、冒頭、校長から2年生のメンバーに表彰伝達されました。

兵庫県立大学准教授2名と植物の研究者を招いて出前授業

2月1日の授業には、兵庫県立大学の髙田知紀先生と、嶽山洋志先生、明石公園の自然の研究者・柴田剛先生をお招きして、出前授業をしていただきました。

まず、生徒が準備しているポスターで発表。その後、生徒が疑問に思っていることを出しました。

「明石公園の在り方を巡って、今、どんな議論が行われていますか?」という核心をつく質問が最初に出て、明石公園の在り方検討会の座長の髙田先生と副座長の嶽山先生が、丁寧に今後の構想をお話しくださいました。明石公園の利用に際しても、その在り方の話し合いに関しても、誰も排除せず包み込む「インクルーシブな公園」を目指しているというお話に、胸が躍る思いをしました。

「私たちは明石公園の自然は豊かで多様性があるとしていますが、そもそも自然が『豊かである』とか『多様性がある』とはどういうことですか」という生物学の核心を突く質問もでました。専門家である柴田先生が、3つの多様性(生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性)など、生物学の基礎について詳しくわかりやすく説明してくださいました。

明高生が 市民参加による公園作りに大きく貢献!

最後に、生徒たちの研究に対して、「300種類を超える植物図鑑をつくったことは画期的」、「明石公園の在り方を巡る問題提起はありがたい」、「自分たちで草刈りや樹木への銘板の取り付けなど実践の先頭に立っていることは画期的」、「明石公園の在り方に関する議論にも、積極的に参加して欲しい」などと、激励をいただきました。

3月末に市民向け研究発表会を計画

2月5日(日)には、「高校生SDGs探究発表会」(於兵庫高校)で発表します。

さらに、3月末には、明石公園で市民の方々や明石公園に関わる方々に来て頂いて、研究発表会を行う予定です。