校長室より
体力アップサポーター派遣事業
多可町立中町北小学校において、本校教諭が体育の授業を実施
兵庫県教育委員会が主催する「体力アップサポーター派遣事業」は、小学生の健やかな体力向上を目指して、専門性に優れた地域の体力アップサポーターが小学校に派遣されて指導を行う事業です。
5月15日(水)、多可町立中町北小学校の依頼を受けて、本校の櫻井亮介教諭が体力アップサポーターとして小学校1年生から6年生までの全学年のこどもたちに「ソフトボール投げ」の指導を行いました。櫻井教諭は野球が専門種目で、本校でも保健体育の授業はもちろん、女子ソフトボール部と硬式野球部の顧問を担当しています。当日、櫻井教諭は持ち前の高い専門性を生かして、1年生から6年生までの幅広い年齢層の子どもたちに、その発達段階に応じた細やかな指導を合計約3時間に渡って行いました。
横断幕が新しくなりました ~「たか坊」とともに~
多可高校が育てる「福祉のこころ」
DXハイスクール指定校として さらなるTAKAみをめざす
5月10日(金)、本館校舎の前に掲げられている横断幕の新旧交代を行いました。
写真のとおりの横断幕は、多可高校を取り巻く豊かな自然と、たなびく白雲の上に美しく広がる空をイメージする青を基調として制作しました。タイトルにもありますようにこの横断幕には、本校が大切にする言葉を盛り込んでいます。学校にお越しの際は、是非お近くでご覧ください。
横断幕には、多可町観光PRマスコットである「たか坊」にも登場してもらっています。
「たか坊」は本校美術部の生徒がデザインしました。
進学者検討会
3年生進学者検討会を行いました。
真夏日が続いたかと思えば、朝夕の気温が低く肌寒さを感じたり、日本海側で発達した低気圧とそれに伴う前線の影響で強い風が吹いたり、天候の変化を敏感に感じる毎日です。その中でも、安定した5月の爽やかな日差しは校舎北側の妙見山の新緑を眩しく照らしています。溢れるような生命の力強さを感じる季節になりました。
先日(5月14日)、49回生の3年進学者検討会を行いました。4月19日の進路検討会に引き続いての実施です。第3学年団と第1学年・第2学年から1名(今年度は各学年主任)、進路指導・教務部、教頭・校長が出席して、進学希望者一人ひとりの進学希望先や保護者の意見、本人の学習状況を踏まえてその状態を確認しました。ここでの情報や意見交換を元に個人面談を進め、出願校や対策等を伝えて最終的な出願先を決めていきます。総合型選抜で受験する場合は、早ければ5月下旬~6月上旬にかけてエントリーが始まりますから、この時期の議論は大変重要です。担任の先生や学年主任、進路指導部との間で事前打ち合わせがされている部分も多く、スムーズで丁寧に、また必要な時間を十分にかけて検討会が進みました。私は、個人写真を見ながら一人ひとりの生徒の思いを知ることができました。担任の先生方からの個人の具体的な状況や今後の指導方針の説明に対して、進路指導部から丁寧な志望校の提案や助言があり、また他の委員の先生方からの情報提供も多く、進路指導体制に心強さを感じました。
受験を間近に控えると、期待と不安で気持ちがいっぱいになることがあります。不安な気持ちはネガティブに捉えがちですが、不安があるからこそ、防御したり推進したりすることができると思います。もちろん、どんな種類の不安もそうである訳ではないのですが、受験や自らの将来に対しての不安については、大いに自らを成長させる糧にして欲しいと思います。
さあ、受験を控えた皆さん、自らをしっかり見据えて、落ちついて不安に対応してください。自らの将来に大いに希望をもって精一杯自分の可能性を追求してください。学校全部で皆さんを応援します。
ひょうご学力向上実践研究事業の指定校となりました
DXハイスクールの指定に続いて、兵庫県の「ひょうご学力向上実践研究事業」の重点校に指定されました
事業の趣旨 この事業は、昨年度まで、各教科・領域で行ってきたカリキュラム開発の成果を踏まえて 、令和6年度から完全実施される学習指導要領下で、授業実践研究を行い、授業改善をより一層進めようとするものです。
指定期間 令和6年度から8年度にかけての3年間で、本校を含めて県下15校の県立高等学校が重点校に指定されています。
実践研究方法 各校のスクールポリシーに基づく特色あるカリキュラムに従って、自校に応じた研究テーマを設定して、1人1台端末の活用、生成AI等の活用、きめ細やかな指導体制の充実、実践的な研修、地域人材の活用等を通して、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実させる授業開発を行います。
国語、数学、地歴・公民、理科、外国語、情報、総合的な探究の時間の7つの教科・領域を研究対象とし、オンライン会議システムを活用した専門グループ会議と研究授業を実施して、その成果と課題を見いだして次の取組みに繋げます。
本校では
「生涯学習の土台を培い、社会が求める人材を育成する ~『個別最適な学び』、『協働的な学び』の実現と『学びに向かう力と人間性の涵養』~をテーマとして、すべての生徒に基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ、思考力・判断力・表現力等や、自らの学習を調整する中で生涯に渡って粘り強く学びに取り組む態度を育成することを目的としています。
「指導の個別化」と「学習の個性化」に向けて
個別指導の方法を研究し実践することで、授業において、個々の生徒がもつ課題解決を焦点化して、より効果の高い指導方法を研究します。また、3年の指定期間の中で、生徒の興味・関心やキャリア形成の方向に応じて、探究的な学びにおける課題設定、情報収集、整理や分析、まとめ、発表を行う等、生徒個々に応じた学習活動や課題に取り組む機会をより多く提供して、生徒自身の学びの方法が最適となるように調整する機能を学習活動の中で充実させます。
これらにより、生徒自身が自らの学びの積み重ね方の特徴や自分に適した学習の進め方を身に付けることを目指します。
学びの現状
次は、令和5年度の学校評価に係る生徒アンケートの集約結果です。本事業による実践研究が、各数値の上昇と生徒の主体的学びのための工夫や推進、生徒自身の学びの深化に繋がることと考えます。
DXハイスクールの指定を受けました
高等学校DX 加速化推進事業(DXハイスクール)の採択校に決定しました。
これは、情報や数学等の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した文理横断的な探究的な学びを強化する学校に対して、そうした取組に必要な環境整備の経費を支援する文部科学省の事業です。
この事業に係る本校の取組は、「福祉のこころ」を備え、地域に学び、地域に貢献し、地域を支え、自立して未来に挑戦することのできる人材育成を謳ったスクールミッションに照らして、文系・理系及び教科・科目並びに生徒個々が目指す専門の枠を超えて、豊かな福祉社会実現のための教育活動についてDX加速化を焦点として行い、あらゆる困難を克服しようとする姿勢や能力を備えたDX人材の育成が目的です。
本校の教育活動に新たな視点が加わります。
〈スクールポリシーに沿った育てる生徒像〉
高度なデジタル機器の活用や、情報収集及び情報処理並びに情報活用を適切に行い、高齢者や高齢者を取り巻く人々の暮らしの実情を適確に把握して分析し、地域の福祉関係施設等と適切な連携を構築しながら、より幸せに生きる社会の実現を目指す研究を 積極的に行うことができる生徒。
〈主な想定課題研究テーマ〉
- 福祉関連用具のデザインと開発 介助機器、リハビリやトレーニング機器等広い領域で、運動における骨格検出を材料に、3DCG によるモデリングから3Dプリンターでの出力を経て、新機能を備えた機器開発を行う。
- 福祉関連ロボットのデザイン 介助機能や見た目の効果、見守り効果を視点に介護ロボットや福祉ロボット等のデザインを行う。
- 福祉テーマでのe スポーツ 脳の活性化や認知機能低下予防の効果が報告される e スポーツを高齢者福祉施設との連携で取り入れ、効果検証を行う。
- バーチャル空間の作成及びバーチャルリアリティでの高齢者との交流 仮想空間 で高齢者と交流し、福祉関連器具の デザイン やよりよい福祉社会づくりを提案する。