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校長室より

令和6年度県立多可高等学校 第49回体育大会

49回め体育大会テーマは「革命」 

去る9月27日(金)、令和6年度体育大会を行いました。前日の予行も爽やかな秋晴れ、本番も絶好の体育大会日和に恵まれました。ブログや動画で紹介していますように、予行から本番にかけて、学校全体の弾けるような躍動感溢れる雰囲気の中で、日頃の学びの成果を披露し、充実感と達成感の中、思いでいっぱいの行事を創り上げました。

開会の挨拶

今皆さんの力強い行進を見て、心が震える思いでここに立っています。そんな行進を見せてくれた皆さんに心から敬意を表します。改めて 皆さん おはようございます。

昨日に続いて本日も、朝から体育大会には絶好の天気に恵まれました。昨日午前の予行や予選、午後の練習でチームとして個人として、良かったところを意識して、改善すべき点は修正をして、より高い完成度で本日を迎えていると思います。

さて、今年のテーマは「革命」。1年生の若い力、2年生の力強さ、3年生の底力を総合して、一人一人の中にそして、多可高等学校として大きな革命を起こす。革命という言葉の意味はいろいろな表現がありますが、急激な物事に発展や変革を起こすという意味で、本当に力強いテーマが設定されました。

今日はこのテーマが意味する通り、多可校生一人一人の思いを集結して、チームの中で自分の存在をはっきりと意識しながら、多可高校第49回体育大会を皆さんの力で作り上げてください。

 そして、朝早くから駆けつけてくださいましたご来賓の皆様、保護者の皆様、本当にありがとうございます。また、地域の皆さま、今日は半日ご迷惑をおかけしますが、ご理解をいただきますよう、この放送を通してお願い申し上げます。本日は存分に多可高生の躍動する姿をご覧ください。また力強く温かいご声援をいただけましたら幸いです。 

それでは、多可高校生の皆さん 皆さんの誇り高い意識の中で自らの役割を果たしてください。 感染症熱中症に注意しながら、3年生にとっては高校生活最後の体育大会で素晴らしい思い出、未来につながる思い出を作ってください。以上挨拶とします。

閉会の挨拶 講評

皆さん お疲れ様でした。

昨年度もそのように感じましたが、今年も予行と本番を見て本当に美しい体育大会だと感じました。

美しいと感じたのは、皆さんが全力で真剣に躍動する姿だけでなく、一人一人がクラスというチームの一員として、様々な工夫をして、上手くいかなかったことを次に繋げようとする姿やお互いに心底応援し合う姿、勝ったチームをたたえる姿等が本当に気持ちよく目に入ってきたからだと思います。

今回も、優勝という目的のもと、各種目で目標を掲げて、予行から予選、そして今日の本番に臨みました。その目的を達成するために、場合によっては具体的な目標を修正したり、増やしたりすることがあったと思いますが、そうやってその時と状況に応じてきちんと考えて、発生する課題を解決したり、たとえ失敗してもそれが次への糧になるように活動に挑むことはとても大切なことで、すべての学びに通じると思います。明日からの皆さんの生活のすべてに通じると思います。皆さんに将来起こりうるいろいろなハードルを乗り越える準備ができたと思います。

 本日は、これまでの準備段階から指導の中心になって頂いた体育科の先生、そして迅速かつ的確な動きのすべての先生方、生徒会や体育委員をはじめとした運営担当や各部活動の生徒の皆さんによって、素晴らしい体育祭となりました。 最後まで熱心に応援してくださった保護者の皆様、ご来賓の皆様に深く御礼申し上げます。皆様の暖かい声援によって、生徒は全力で競技に取り組むことができました。心から感謝を申し上げ、講評といたします。

 

表彰伝達

教科「福祉」と「情報」で計53名を表彰

9月2日(月)の始業式・着任式の終了後に表彰伝達を行いました。7月に実施された第12回兵庫県高等学校福祉教育フェア2024と情報処理検定協会検定試験の結果によるものです。

兵庫県高等学校福祉教育フェア2024 7名

7月30日(火)、兵庫県立日高高校三木記念ホールで実施された第12回兵庫県高等学校介護コンテスト奨励賞3名と第11回兵庫県高等学校ベッドメイキングコンテスト奨励賞4名を表彰しました。介護コンテストは課題に対する介護の技術を競うもので、課題は、「A 移動の介護  B 排泄の介護 C 身支度の介護 D 食事の介護の」のA~Dを組み合わせたものです。べッドメイキングコンテストは、褥瘡予防の観点からシーツ等の正確性や見た目、ベッドメイキングを行う際の環境整備等が総合的に審査されます。出場者は、コンテスト直前までの大変熱の入った練習で学習成果を発揮しました。

情報処理検定協会検定試験 46名

プログラミング技能検定試験1級に4名合格、同検定2級に17名が合格しました。これは、アルゴリズム・プログラミング言語(JavaScript)の知識や技術を基盤とした動きのあるWebページの作成を通じて、情報に関する課題を発見し、解決する力を身に付けることを目的として実施されています。

情報デザイン検定試験1級に5名合格、同検定試験2級17名合格、同検定3級に3名が合格しました。本検定試験は、HTML・CSSの構造を理解し、その知識や技術を基盤としたWebページの作成を通じて、目的や意図のある情報を受信者に分かりやすく伝達する手法を身に付けることを目的として実施されます。

教科「情報」でも日頃の学びを、存分に発揮しました。

 

 

 

2学期が始まりました

2学期始業式・着任式

例年になく暑い日が続いた夏休みを終えて、9月2日(月)に始業式を行いました。今年の8月の平均気温は、日本各地の多くの観測点で史上最高を記録し、地球規模の深刻なこの暑さは、オーストラリアで8月としては史上最高の41.6℃の記録をもたらしました。オーストラリアは南半球であるのに・・・・です。また、8月8日(木)の夕方には日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、その直後に南海トラフ地震臨時情報が気象庁から発表されました。そのような中でも、夏季休業中の本高校生は、補習授業、就職や進学に係る面接練習、各種書類作成、インターンシップをはじめ、部活動や地域ボランティア活動、未来をひらく少年会議や多可町高校議会等への参加などに積極的に活動し、さらに成長した逞しい顔を9月最初の日に見せてくれました。

始業式後の着任式では、8月からお迎えしたALTのノース・ジェシー先生をご紹介しました。ジェシー先生は英語と流暢な日本語でご挨拶され、生徒会役員から歓迎の言葉がありました。アメリカ西海岸のカリフォルニア州のご出身で、この度、ジョージア州から来日されました。

始業式  -校長式辞概要-

皆さんおはようございます。あっという間の夏休みでした。今、こうして皆さんの元気な顔を見ることができて嬉しく思ってます。夏休み中も、補習、部活動やボランティア、インターンシップや就職や進学に係る面接練習、福祉コンテストや、生徒会の皆さんは多可町議会など様々な分野で大活躍でした。

いよいよ2学期が始まりました。すぐに3年生の就職試験があり、今日は大学や専門学校の進学に係る大切な情報の開示があり、今月の末には体育大会、10月には修学旅行があります。その後推薦入試も始まります。 

さて、令和6年度もすでに5ヶ月が過ぎたのですが、改めて皆さんに強く認識して欲しいことがあります。高校生活というのは、誰しも3年間と考えると思いますが、私はそうは思っていません。「1年勝負」なんです。どの学年の生徒の皆さんにとっても1年勝負なんです。その年度にそのときの生徒の構成で、さらに今の先生のメンバーのままこの学校で皆さんと向き合うことができる環境は、後にも先にもこの1年しかないのです。

だから、先生方もこの1年でできる最高の学校生活を皆さんに与えようと頑張ります。授業でも学校行事でも、部活動でも生徒会活動でも同じです。皆さんは、そんな中で精一杯自らを磨いてください。「頑張ったら夢が叶う」そんな世界的な視点で見たら決して当たり前でないこの環境にいることを意識して、常に今よりも高みを目指してください。そんな無限の可能性を秘めて頑張る皆さんの中で、先生方も自分自身を磨いています。

皆さんは輝くダイヤモンドの原石なんです。世界で最も硬いダイヤモンドを磨くことができるのはダイヤモンドしかありません。生徒の皆さんのダイヤモンドを先生方が磨き、先生方のダイヤモンドを皆さんが磨く・・・。多可高等学校はそんな素晴らしい学校だと私は信じています。そして、そんな現場にいることが出来る私達教職員自身もとても幸せだと思っています。

何かに取り組もうとしたとき、どこに行っても、「それをやっても効果がない」「やっても無理」「少し様子をみて」といった考えで、新しい取組に抵抗する人があります。急にやって劇的に効果が出ることは困難です。でも、例えば3回やってみて1勝2敗だったら十分OK、3連敗でも経験の積み重ね、百の試みで1の成果がでたらOK、そんな心がけでいてください。あまり効果がないということは、薄い紙くらいの効果があると言うことです。そんな薄い紙を何枚も積み重ねて、厚みをもたせるような努力をすることです。僅差や微差を大切に出来ない人は成果を出せず成長もできません。何の保証も約束もないことに対して、見返りを求めず努力できることを20歳までに身に付けて欲しいと思います。皆さんの来るべきときに備えてください。

夏休み明けでちょっと気持ちがしんどい人もいるかと思います。無理しないで先生でも誰でも伝えてください。後ほどHRでプリントを配布しますので、そちらに相談してもらってもかまいません。皆さんが元気で過ごしてくれることを祈っています。

  

県立多可高等学校創立50周年記念事業

創立50周年記念事業第1回実行委員会を開催しました

県立多可高等学校が令和7年度に創立50周年を迎えるにあたり、記念式典をはじめ生徒集会室環境整備、記念誌発行、名簿発行等の記念事業を計画しています。これら事業推進のための実行委員会を立ち上げ、その第1回会議を7月29日19時から本校多目的ホールで実施しました。実行委員会は、今のところ同窓会関係11名、歴代PTA会長8名、現PTA役員等8名、現職教員13名等から構成され、当日の会議では記念事業概要説明等の全体会の後、「記念式典」「記念誌編集」「名簿編集」「財務」「祝賀会」等の分科会で、役割の確認や今後の作業予定等について確認しました。今後、本HPでも事業の進捗状況等を報告します。

 

AED講習会

AED講習会を実施しました

夏季休業中の7月29日(月)、西脇消防の方々にご指導を頂き、部活動の部員や教員を対象にAEDの講習会を実施しました。エアコンの効いた体育館に集合して、講話と実技による丁寧な指導でAEDの使用方法だけでなく熱中症の予防や救急処置方法について学びました。

AED(自動体外式除細動器)は、「Automated External Defibrillator」の略語で、心臓に電気ショックを与えることで「除細動」を行うものです。AEDが電気ショックを与えるのは、心臓が痙攣を起こしてポンプとしての機能が不全となる「心停止」の状態と判断されたときです。心臓が完全に止まって、もう動かないという状態は特に「心静止」と呼ばれ、AEDの適応はできません。「除細動」とは、心臓が痙攣(細動)した状態を「取り除く」ことを指しますが、AEDは心臓に電気ショックを与えることで除細動を行います。

AEDが医療・救急関係者以外でも使用できるようになって今年の7月でちょうど20年が経過しますが、この間に8000人以上の命がAEDによって救われたそうです。