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2024年7月の記事一覧

夏季オープン・ハイスクール ー学校概要説明資料ー

令和6年度夏季オープン・ハイスクールを実施しました 

7月22日(月)、主に中学校3年生や保護者の皆さんと中学校教員や多可町と西脇市の関係課の方々にお越し頂き、夏季オープン・ハイスクールを実施しました。。オープンニングの和太鼓による歓迎演奏から始まり、校長、生徒会長の挨拶、生徒会による学校概要説明と福祉科主任教諭による動画を交えた福祉ボランティア類型の学びの説明、その後は体験授業と部活動体験・説明等を行いました。新生徒会の執行部が説明や案内役を務めました。当日は、二十四節気の一つである「大暑」にあたる日でしたが、体育館を含めた活動場所での適切なエアコン使用や、屋外においても設営されたテントでの適時の休憩を挟みながら安全に実施することができました。

夏季オープン・ハイスクールにお越し頂きましたすべての皆様、暑い中ありがとうございました。深く感謝しております。11月の秋季オープン・ハイスクールでは、授業風景や施設設備について新しい情報をお伝えする予定です。ご来校を心よりお待ちしております。

次の資料は、生徒会が説明を担当しました学校概要のスライド資料です。

多可町高校生議会の準備が始まりました

高校生議会ワークショップ

7月19日(金)、1学期終業式や生徒会認証式を終えた日の午後、多可町高校生議会に参加する新生徒会のメンバーが本校多目的ホールに集まりました。多可町議会議員の皆様、議会事務局の皆様をお迎えして令和6年度多可町高校生議会の準備ワークショップを行うためです。高校生議会の主な目的は、公職選挙法の改正により2016年7月から選挙権が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられたことを機会に、社会の出来事を自分たちで考え、主体的に行動できる人材を育成するための主権者教育の充実です。この取組を通して、人々の声がどのように行政に届けられるのか、それがどのように形になるのかを実際に経験し、政治への関心が深まります。また、自らの住む地域をより理解することができます。今後、第2回目のワークショップを7月26日(金)にも実施し、質問通告書を7月29日(月)に提出します。その後、8月6日(火)のリハーサルを経て、8月8日(木)に本番を迎える予定です。

昨年度の質問です。「買い物弱者を減らすには」「恋人の聖地を建立して!」「多可町の農産物を一カ所で買える場所」「産坂における安全性について」「多可フェスの開催を!」「体育館にも涼しいエリアを!」「多可町にショッピングモールを建設して、町に活気を!」「フィールドアスレチックの建設を」「街灯を増やして明るい町に!」「加美区でもう一度お祭りを!」「路線バスの増便・コンビニが欲しい」「記念碑を立てたい」「タブレットの補助で負担を軽減」「空き家を公共施設に」「アイスの自販機の設置を」「バス停の位置の変更を!」

さて今年は、どんな質問が出るのか楽しみです。

 

DX

DXハイスクールに係る取組を具体化します

本年度指定を受けた文部科学省の高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)に係る本校の取組概要です。学びの環境整備や組織体制等をまとめています。今後はさらに、細部の調整を含めて発信します。

 

インターンシップ激励会

インターンシップに臨むにあたって

2年生の就職希望者は、夏季休業中〈7月23日から3日間、8月20日から3日間〉にインターンシップを行います。インターンシップは「社会に出る前の職場体験」ですが、実際の仕事を体験したり、仕事をしている人の話を直接聞いたりして、実務経験やキャリア形成等の大切な意味があります。すなわち実際の業務を通じて、専門的なスキルや職場でのコミュニケーション方法を学ぶことや、 自分の興味や適性を探って将来の職業選択に役立てることが期待できます。

激励会では、校長から「期待」と「不安」と「適度な緊張感」をもって、これまで学んで培ってきたことを自信として取り組んでくださいとのことを話し、いつも言われる挨拶の大切さを改めて伝えました。進路指導部長さんは、「話を聞く姿勢」の重要性についての注意で改めて気持ちを引き締め、事前指導と事後指導を合わせたインターンシップの日程、事業日誌の注意事項、言葉遣い、挨拶、主体的で積極的な行動、感謝の気持ちをもって一緒に仕事をしたいと思われるように頑張ってくださいと話されました。

今後の人生に繋がる貴重な体験が待っています。

 

1学期終業式

終業式・生徒会認証式・離任式

7月19日(金)1学期終業式の日を迎えました。校長式辞では、普段の授業風景、生徒会活動、学校行事、部活動等の様々な場面で目の当たりにした1学期の生徒の皆さんの頑張りと活躍に敬意を表した後、イソップ寓話にある「3人のレンガ積み」の話をしました。

田舎道を旅人が歩いていると、辛そうにレンガを積んでいる男の人に出会いました。旅人はその男の人に「何をしているのですか?」と尋ねました。「見た通りレンガを積んでいるんだ!自分は暑い日も寒い日も、日がな一日レンガを積んでいるんだ。そのおかげで、指先も体中もボロボロになってしまった。楽な仕事をしている人はいっぱいるのに、自分は全くついてない!」それを聞いた旅人は、男の人を慰めて歩きだしました。

しばらく歩くと、別の男の人がレンガを積んでいました。しかし、先ほどの男の人のように辛そうではありませんでした。旅人はこの人にも「何をしているのですか?」と声をかけました。男の人は「レンガを積んで壁を作っているんだ!」と答えました。旅人が「大変ですね」と言うと、男の人は「そんなことはないよ。仕事を見つけるのが大変な中で、仕事があるだけでもありがたい。おかげで、自分は家族を養うことができている」と話しました。旅人は男の人を励まして、また歩き出しました。

 すると、さらに別の男の人がレンガを積んでいました。今度の男の人は、とてもいきいきとして楽しそうでした。旅人はこの人にも「何をしているのですか?」と尋ねました。男の人は「レンガを積んで大聖堂を作っているんだ!」旅人が「大変ですね」と声をかけると、男の人は「とんでもない!自分たちが作った大聖堂で、たくさんの人が喜びを分かち合って、悲しみが癒される!自分たちは歴史に残るとても大きな仕事をしているんだよ!」旅人は、男の人に感謝の言葉を残して、明るい気持ちで歩き出しました。

同じことに取り組むにしても、そのことに対する意識の違いで、モチベーションがまるで違います。もちろん完成度も随分と違うのでしょう。生徒の皆さんの授業での一場面や各種検定試験への取組、学校行事や部活動等への取組は3人目のレンガ積みと共通する部分があったはずです。

終業式後、新生徒会執行部(7・11投票)の認証式を行いました。選挙管理委員長さんから、新生徒会執行部の名前が全校生に改めて紹介され、ステージ上で新生徒会長さんが代表して認証書を受け取りました。新生徒会長さんの「多可高校にしかないことや多可高校にしかできないことを、多可高校の魅力として大切にして、多可高校での3年間が多可高校でよかったと皆さんが将来思えるように頑張りたいと思います」との言葉が力強く心に残りました。

教務部長 武富先生、進路指導部長 勝田先生、生徒指導部長 船井先生のお話を聞いて、行事の最後に外国語指導助手Emily先生の離任式を行いました。Emily先生には、1年前から1年生から3年生までの主に英語コミュニケーションの授業でお世話になりました。常に穏やかなEmily先生は、英語の先生と一緒に丁寧に一生懸命に英語の指導をして頂きました。もっと長い期間多可高校にいていただきたかったのですが、ご事情でお別れすることになりました。兵庫県教育長からの「感謝状」と日本国総務大臣からの「JET絆大使認定証」を全校生に披露してお渡ししました。Emily先生から日本語でご挨拶を頂いて、生徒会代表が英語で感謝の言葉を述べ、花束とメッセージカードの贈呈がありました。

Emily先生、これからもご健康に留意され、別のステージでご活躍ください。ありがとうございました。深く感謝しています。絆親善大使として日本と多可高等学校のことを忘れないでください。

 

福祉ボランティア類型の学び3

「福祉用具」専門相談員講座

「福祉用具の活用方法」や「利用者にとって福祉用具はどのような効果があるのか」を主にして、西脇市の介護ショップ「赤とんぼ」から3名の専門員の方にお越し頂き、福祉用具専門員であり福祉住環境コーディネーターの資格をお持ちの 越川 行雄 様の講義を聞きました。お持ち頂いた様々な福祉用具の具体的な機能等の説明を聞き、実際に使用する体験をしました。福祉用具専門員の方には、福祉用具利用者の心身の状況や生活環境に合わせて、利用者が適切な福祉用具を選定できるように提案する役割があります。また、福祉住環境コーディネーターの方は、医療・福祉・建築についての体系的な幅広い見識の上で、高齢者や障害者の方々に対して、可能な限り自立していきいきと生活できる住環境を提案し、各種の専門家と連携しながら適切な住宅改修プランを提示します。7月16日(火)の講座では、福祉ボランティア類型2年生の「生活支援技術」、同類型3年生の「介護実習」の授業において、福祉用具に係る内容に住宅改修プランのお話も頂き、最先端の福祉技術について学びました。

電動車椅子、歩行器、ポータブルトイレ、歩行サポート手すり、介護用ベッド、移乗サポートロボット ハグ(Hug)等、様々な用具について知ることができました。

第106回全国高等学校野球選手権兵庫大会

多可高校・氷上西高校 対 山崎高校(2回戦)

第106回全国高等学校野球選手権大会兵庫大会。本校にとっての初戦は兵庫大会2回戦、淡路佐野運動公園第1野球場における7月13日(土)第2試合でした。部員数が少ないながらもここまで必死で練習し、鍛え上げてきた本校チームは、氷上西高校の1年生1名と女子マネージャー1名とともに山崎高校と対戦しました。開始前7分間のシートノックも試合の一部であるかのような緊張感の中で、選手達は放たれるゴロやフライをきちんと処理し、いいリズムの送球を繰り返してグラウンドの感触を確かめました。美しい 字の軌跡を描いたキャッチャーフライでノックを締めると、グランド整備中の束の間の休息とミーティングや準備の時間が、応援スタンドもベンチと共に戦意を高めるかのようでした。先攻の多可・氷上西は初回、先頭打者が安打で出塁しましたが、後続を断たれました。その後、2回裏までの山崎高校の得点で、苦しい展開を強いられましたが、いくつかのピンチをチーム全員ででしのぎました。その後も投手の力投と大切な場面での野手の好守備が光り、3回以降は得点を許しませんでした。1球1球のプレーに対する選手の集中が応援スタンドにも伝わり、随所で拍手や歓声が上がりメガホンを打ち鳴らす音が響きました。試合については勝ちを収めることは叶いませんでしたが、この日までチームとともに歩んできた選手一人一人の思いは、これからも途絶えることなく、いつも人生のエネルギーとして、挑戦しようとするとき、継続すべきとき、乗り越えるべきとき、飛躍するとき、そして羽ばたくときに大きな力を与えてくれることと思います。昨年秋の新チーム結成以降、秋季大会と春季大会でそれぞれで勝ちを収めて成長を続けたチームの夏が終わりました。                                               

選手、マネージャーの皆さんお疲れ様でした。遠いところ応援に駆けつけてくださいましたたくさんの保護者やご家族の皆さん、本校OBの皆さん、大会運営に関わってくださった皆さん、応援に加わっていただいた多くの学校の関係者の皆さん、そして山崎高校と氷上西高校の選手、マネージャー、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

躍動する選手を見て、本校職員として誇りに思うとともに、応援してくださる皆さんの声援や拍手、そして見守っていただける眼差しが心に残りました。

1年生 進路ガイダンス 

働くとは

高等学校卒業後の進路に係る2023年度の文部科学省調査では、大学または短大進学60.0%、専門学校進学23.5%、就職9.3%、その他6.4%でした。夏季休業中の三者面談や2年生での類型希望調査を前に、「働くとは」をテーマに(株)さんぽう専任の講師をお招きして話を聞きました。

社会人として求められる人物像上位10項目は、「コミュニケーション能力が高い」「意欲的」「素直」「真面目・誠実な人柄」「明るい性格」「専門的なスキルの持ち主」「前向きな考え方」「行動力がある」「精神的に逞しい」「主体性がある」「忍耐力がある」です。働くことの意義は、人それぞれに「生活のため」「社会貢献」「自己実現」等が多いですが、どのような分野に働く場所や役割を見出すにしても、その準備のために基礎学力を身に付けて自ら行動すること、体験を重ねて自らを磨き続けることは必要不可欠です。そのために、P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)のサイクルを理解して、うまく回すことが大切です。

高校生の進路選択における悩みは「学力の不足」「自分の適性?」「方向性?」「情報の集め方」「経済的な不安」「親との意見の相違」「進学か就職か?」等ですが、毎日の授業を大切に受けること、苦手意識のハードルを越える経験を繰り返すことを心がけてください。そして夢や希望へのチャレンジ精神を強く持ってください。

チャレンジする過程で見えていなかった道も見えてくると思います。 

                       

 

 

 

デートDV防止授業

対等な関係をつくるために

7月12日(金)、「デートDV防止授業」を多可町生涯学習課のご協力で、NPO法人女性と子ども支援センター「ウィメンズネット・こうべ」から講師2名の方にお越し頂いて、全校一斉に実施しました。

初めに役割劇による問題提起です。役割劇は「放課後の予定を巡っての会話」「スマホを巡る口論」「彼氏のことで同性の友人に相談」の3つのシーンを各学年から2名づつ出演した代表者が行いました。それぞれのシーンにおいて、カップルの一方が相手を支配しようとする様子が伺えました。デートDVでは相手のことを怖いと感じたら、それは既に暴力であり、殴る・蹴るといった『身体への暴力』だけでなく、束縛や監視、脅し、酷い言葉等の『心への暴力』やSNSへの嫌な書き込みやパスワードの悪用等の『インターネットを使った暴力』、さらに『経済的暴力』や『性的暴力』があります。異性と交際経験のある10代のうち、女性43.8%、男性26.7%が何等かのDVを受けた経験があると答えています。デートDVの要因として「ジェンダー・バイアス」があります。これは、男女の役割について固定的な観念を持つことで、社会の女性に対する評価や待遇が差別的であることや社会的・経済的実態に係る思い込みや偏見等を指します。この話の中で、「女性らしさ? 男性らしさ?」に係る自分たちの感覚について4人ほどのグループで意見を交換しました。「強い」「優しい」「かわいらしい」等の発言がありましたが、DVの背景にある男女格差は、世界経済フォーラムが発表する『ジェンダーギャップ指数2024』で国際的に比較されています。『政治・経済・教育・健康の4部門』について、男女間にどれだけの格差が存在しているかを分析して国ごとにスコア化し、それを元にして、ジェンダー平等達成度に順位をつけたものです。これによると日本は4部門総合で118位(146ヶ国中)で、昨年度(125位)に比べてわずかに前進しましたが、達成度が高いとは言えません。上位は、1位アイスランド、2位フィンランド、3位ノルウェーで北欧諸国が占めています。後半の時間での役割劇は、前半と同じシチュエーションで行われましたが、今度は互いに対等で望ましい関係にある会話が繰り広げられ、劇後の出演者へのインタビューでも心地よさが伝わってきました。

 

デートDVに遭遇したとき、絶対に一人で悩まずに、SOSを発信して信頼できる人に相談してください。どんな場合でも暴力以外に解決できる方法があります。心を決めたら幸せな人生を築くことができます。友人から相談を受けたら、ゆっくり聞いてあげてください。あなたは悪くないこと、自分を大切にすることを強く伝えてください。そして、大人に相談してください。また、相談できる機関がたくさんあることを知っておいてください。

どんなに傷ついても、人には必ず回復する力があります。あなたの知識や一言が誰かを助けるきっかけになるのです。

 

 

 

 

生き方講演会 ~歴史の上に立って未来を考える~

『多可』の歴史と文化 多可が育んできたこと

「生き方講演会」は、講師の方のご経験や知見をもとにしたお話しから、生き方を考える機会として毎年実施しています。本年は、那珂ふれあい館長 安平勝利 先生に講師としてお越し頂きました。那珂ふれあい館は、東山古墳群や町内の出土品の展示、多可町文化財調査や研究及び啓発が行われており、地域研究と歴史学習の拠点です。

「多可高校の場所は、多可町の中で最も良い所なんです。しかも、多可の始まりの場所なんです。」この言葉から講演が始まりました。※ 写真は本館3階(海抜約145m)から南を撮影したものです。平野部(海抜約108m)を見渡せます。

多可は、日本独自の文化に大きな影響を与えた『山田錦』『敬老の日』『杉原紙』の3つの文化発祥の地です。山田錦は日本酒という和食文化に大きな影響を与え、八千代区野間谷から広がった敬老の精神が全国で継承され、和紙を代表する紙の一つである杉原紙は紙文化に大きな影響を与えました。近代前半までの多可郡は今の西脇市全部と神河町の一部を含んでいましたから、今回の話の『多可』は今の多可郡と西脇市全般を指しています。奈良時代の地誌『播磨國風土記』には、多可の由来となった巨人伝説の記述があります。「昔、巨人がいて、常に背をかがめて歩いていた。南の海から北の海へ、東から西へと巡り歩いているうちに、この地にたどりついた。巨人は『他の所は低いので、ずっと背をかがめていなければならなかった。でも、ここは高いので背が伸ばせる。ああ、高いなあ』と言った」多可高校周辺の東山古墳群は、6~7世紀に築かれました。12基の古墳のうち1号墳は石室が12.5mもあり県内最大級です。また、12号墳からは珍しい陶棺が出土しました。このような東山古墳群は、大陸から伝わった当時の最新土木技術でつくられ、最新の副葬品が納められています。この事実は、中央政権と関係が深いリーダーの存在を示唆しています。東山古墳群を築いた人々は、後に役所の建設や、政治的運営の中心を担い、多可郡の基礎をつくりました。まさに、本校の位置は、多可の始まりの地で、多可がスタートする所として当時の人が選んだ最も良い場所なのです。多可は長い歴史の中で、今も継承される『杉原紙』や『山田錦』、お年寄りを大切にし、敬意を払うとともにその知識や経験を活かした村づくりをする『敬老の心』を育みました。また、但馬国、丹波国、播磨国に接してまたがる多可は、隣接する地域の文化を融合して新しいものを生み出せる地であったのです。これらのことは、独特の気候風土と併せて、長い歴史の中で多可の人々の気質、アイデンティティの形成に影響してきました。

歴史は、古(いにしえ)から連続した出来事や人々の営みの積み重ねであって、現代の生活と無関係の遠い昔話や物語ではありません。各地ごとに、異なる歴史の積み重ねで築かれた文化がその地の気候風土や生活環境と相まって、現代に暮らす人々の感性やものの見方、考え方に影響を及ぼすことも少なくないでしょう。言い換えれば、生まれて過ごす土地や環境が違えば、少し異なる考え方や見方になることは避けにくいのかも知れません。しかし、互いに受け入れ融合することで新しく素晴らしいことが、さらに育まれるのではないでしょうか。

「歴史の上に立って未来を考える」ことで「よりよい方向性が見える」 ことを忘れないでおいて欲しいと思います。