校長室より
授業参観・PTA総会・三年生進路説明会
5月10日(土)、保護者の皆様にご来校いただきだきました。平素より本校の教育にご理解と協力をしてくださり、誠に有難うございます。
三年生の皆さんには、5月2日の進路ガイダンスに引き続き、今日も進路選択に役立つ情報が提供されました。学年主任からは、「スケジュール管理」と「主体的に動くこと」、この二点を大事にして欲しいという話がありました。
進路指導部長、生徒指導部長、学年の枠を超えて職員一同、無事の進路決定を応援しています。進取の精神で!
交通事故に気をつけましょう
兵庫県教育委員会を通じて、全県立学校に自転車事故への注意喚起(兵庫県警察本部より)が届きました。
令和6年までの5年間に自転車に乗った小、中学生及び高校生が死亡したり、負傷した事故について月別の死亡・負傷者数の最多は6月で、520 人に上ります。
年始から気候が暖かくなるにつれて、こどもの自転車による交通事故死傷者数は増加し、6月にピークを迎えます。これは4月から通学等で使い始め、慣れた時期に運転がおろそかになっている可能性があります。
多可高校では、4月23日に交通安全講習が開かれました。自転車安全利用五則を覚えていますか?被害者にも加害者にもならないよう、時間に余裕を持って行動し、一旦停止の標識にも気をつけて登下校してください。
新緑の頃
連休の合間です。お蔭様で今日も教育活動は続いています。校舎の窓からは、緑あふれる景色が広がっています。
夜には、創立50周年実行委員会が開催されました。多可高校を愛する方々の集まりです。いつも有難うございます。今後ともよろしくお願いいたします。
福祉のこころ
福祉と聞いて思い浮かぶことは?楽しいアイスブレイクの後、複数の問いかけがありました。福祉の漢字に込められている二つの意味とは?福祉という言葉がなかった時代、何と言われていたのだろう?
福祉には、幸せという意味と、生活を豊かにするという意味があります。そして、福祉という言葉がなかった時代は救済と呼ばれていました。
自分の頭を使い、友達や先生と意見を交換して、考えが深まります。終わりの振り返りでは、一時間の授業の感想が沢山書かれていました。
敬老の日の発祥は多可町八千代区、故郷を愛し、共に豊かな時間を過ごしましょう。
本日も晴天なり
本日から三者面談が始まりました。折角の機会ですので、学校での様子をお聞きになったり、ご家庭での様子もお知らせください。5月10日(土)の午前中には、PTA総会があります。当日は1時間目の授業を参観していただけます。是非ご来校いただき、普段の校内の様子をご覧になってください。
今日から3年生福祉ボランティア類型の生徒が作った鯉のぼりが校内に展示されています。それぞれの個性が表れています。
「妙見のはるけき峰を 仰ぎ見て・・・」暑すぎず、寒すぎず、過ごしやすい季節です。ソフトテニス部の側で部活動を見学をする生徒の姿も見えました。共に汗を流しましょう!
Welcome to "あすみる"
こんにちは。多可町生涯学習まちづくりプラザ 「あすみる」"Asmile" が4月3日にオープンし、本校生も開館式に出席しました。
木の香りが漂う館内は明るく開放感があります。図書館の開館時間は午前10時から午後6時まで(毎週月曜と最終木曜は休館)ですが、あすみる自体は午前8時30分から午後10時まで開いており、館内の自習スペースで、自由に学習することができます。ぜひ訪れてみて豊かな時間を過ごしてください!
【所在地】
〒679-1114
兵庫県多可郡多可町中区岸上281-17
TEL 0795-32-1250(代)
FAX 0795-32-5171
桜舞い散る道の上で
お元気ですか?桜吹雪が舞う中、多可高校の生徒達は、4月11日(金)は校外学習に出かけました。一年生は近くの余暇村公園、二年生は京都清水寺周辺、三年生はUSJへ。それぞれクラスメイトとかけがえのない想い出を作ったことでしょう。
そして14日(月)から授業が始まりました。総合的な探究の時間では、地域の講師の方々に来ていただき、和太鼓を習ったり、本の読み聞かせを教わったりしています。
お昼休みには、多可町商工会共同連携事業「JOBトライやる」の参加募集説明会が開かれました。地元の企業で社会勉強をさせていただきます。
放課後は部活動に参加したりして、日常生活を充実させています。事務室、校長室、職員室前の廊下は、日本文化部の生徒が生け花を華道の先生から習っており、今日もお花を生けてくれました。ありがとうございます。
野球部の生徒は日々、練習に励んでいます。顧問の先生から丁寧な助言を受けています。
どの花もそれぞれに美しいですが、カラーのように、姿勢よく胸を張りたいものです…。
たかの風を受けて
このたび、着任するにあたり、前任の藤井俊校長先生から「たかの風」という冊子をお借りしました。在校生の皆さんが書いた文章を一つ一つ読んでいると、学校周辺の魅力が伝わってきました。多可町のグッドポイントとして紹介されていたのが、「人の温かさ、自然の豊かさ、そして地域の産物」です。
多可高校の周囲は、豊かな自然に恵まれています。その中で、生徒たちは伸び伸びと成長しています。
すれ違うときはお互いに挨拶を交わし、始業式・入学式・離任式で演台に飾られていた美しい花は、式典終了後、日本文化部顧問の先生が校内の各所に生け直してくれました。
新年度は力が入り過ぎます。体調には十分気をつけて、心身を労りつつ最善を尽くしましょう。
出会いをありがとう
優しさを感じる空間
多可高校に赴任して間もない頃のことです。
ある授業を見学に行きました。着任して初めての見学でした。授業の終わりの挨拶の後、自分の出した消しゴムの屑を丁寧に机の上で集めてゴミ箱に捨てに行っている人がありました。よく見るとその授業を受けていたほとんどの人が同じことをしていました。自分の出したゴミは自分で始末する。ごく当たり前のことなのですが、とても新鮮で爽やかな光景でした。このような心がけは、決して授業に取り組む姿勢や意欲と無関係ではないと思うのです。さらに、それをクラスのほぼ全員の人が行っている。ふと周囲を見回すと、やはりその教室はなんとも言えず美しい空間でした。床にゴミやほこりなどありません。黒板の溝は隅々までチョークの粉が拭き取ってあります。とても清々しくて、その場で勉強をはじめとしていろいろな活動をしている人が生み出している環境がまた温かく、心安らぐ気がしました。落ち着いて学習に集中できる快適な場所でした。「お互いが、しっかりした目標を持ち、前に進もうとする」ために、集団の中に良い「雰囲気」を作り出すことは必要だと思います。
誰もが気持ちよく学校生活を送るために、本当の意味での優しさがここにはあると思いました。
私が小学校時代に読んだ絵本「モチモチの木」の中で、じさまが「人間、優しささえあれば、やらなきゃならねえことはきっとやるもんだ」と言います。本当の意味で皆が優しい心を持っていれば、一緒にいる人の立場や気持ちをよく理解して、一緒に取り組める空間ができます。課題を解決して成果を生み出せる空間ができます。
多可高等学校には、そのような空間がどこにでもあります。
卒業式前後に先生方に送ったものです。
令和6年度3学期終業式
令和6年度の終業式を終えました
式辞
皆さんおはようございます。令和6年度も終業式の日を迎えました。今年度も、妙見祭、体育大会、修学旅行等の行事や部活動はもちろん、小学校での和太鼓演奏や読み聞かせ、様々な地域交流、フレンドシップコンサートや防災ジュニアリーダー、DXハイスクールの取組、タイ王国から短期留学生も迎えました。週明けには、多可町商工会と連携で行っているJOBトライやる報告会があります。
皆さんが主体となって活躍する場面が多くあったこと、とても誇らしく思います。
今日の午後は、合格者説明会があります。先日の合格発表で合格者が喜んでいる様子を校舎から見た人もあったと思いますが、私自身もとても新鮮で嬉しい気持ちになりました。今年は雪の予報があったので、担当の先生の提案で多目的ホールで発表を行ったことも大成功でした。今日は少し天気予報の話から入ろうと思います。何日も前から天気のわかる予報ってすごい技術ですよね。この日の予報はドンピシャだったので、特にそう思ったのですが、最近の天気予報は精度が高くて驚くことがあります。
天気予報は、日本では明治時代に始まったそうですが、最初は東京の交番での1日3回の掲示だったそうです。それも日本全国でたった一つの予報でした。日本の天気は・・という具合です。今の天気予報は、天気図の移り変わりから、予報官の「勘」に頼っている訳ではありません。地球全体の大気の動きを数値的にシミュレーションするため、世界で1、2を争うようなスーパーコンピュータによる計算の結果なんです。
しかし、このように精度の高い天気予報もほんの少しの間違いがあると、途方もなく違った結果になってしまうことが知られています。このことは1960年代にアメリカの数学者で気象学者のエドワード・ローレンツが発見しました。彼は、気象を研究していた際、わずかな違いが天気予報に大きな影響を与えることに気が付きました。この発見は、バタフライ効果と呼ばれるようになりました。「ブラジルでの蝶の羽ばたきはアメリカで竜巻引き起こすか」という講演もしています。
このように少しの間違いが、後に大きな影響を及ぼすバタフライ効果は自然の中だけのことでなく、社会での物事でも、自分の行動でも言えることだと私は思っています。例えば、何か行動をしようとしたとき、最もよい方法はわかっているのに、それがしんどいからと、より楽な方法を選んだり、自分に与えられた役割の負担が大きそうだから、それを避けて通ろうとしたり、・・・・・・・ そうすると自分自身はもちろん、周囲にとっても想像以上に将来にわたって大きな影響を及ぼすことがあります。正しくない行動の選択から何年も経過してから、その悪い影響を思い知ることがあります。
一期一会という言葉がありますよね。一生に一度の出会い、その気持ちで丁寧に真剣に過ごさなければならないと思います。そのときの自分の行動や選択は、何年か後に自分を助けてくれることもあれば、その逆も大いにあります。先ほどの人の行動のバタフライ効果は、自然界の出来事以上に人生に関わる影響が強いと考えます。
現実には、この人とはもう会わないと思っていても、世界は狭いもので、どこかで会います。直接その人とは会わなくても、不思議と自分のことを誰かから聞いて知ってましたという人には何度も会います。
統計学で知られる"6次の隔たり"という理論があります。
人には平均44人の知り合いがいて、6人分の知り合いを掛けると、つながる可能性があるのは、44人の6乗つまり、72憶5631万3856人。世界の人口は約80億人ですから、理論的には6人の数珠つなぎで世界中の誰とでもつながる可能性がある、という考え方が"6次の隔たり"です。
九州で「北海道の知人を紹介してください。もしいなければ、北海道に知人がいそうな人を紹介してください」と人々に尋ね回った結果、北海道の人に辿り着くまでの平均人数は7人だったという結果があります。
探偵!ナイトスクープで、「日本最西端の与那国島で最初に出会った人に友人を紹介してもらい、何人目で明石家さんまさんに辿り着くか」という企画の結果は7人でした。
自然界のバタフライ効果以上に人間社会のバタフライ効果は、このような人のつながりのために、そのときの判断や選択のミスが、後の自分や周辺に与える影響はとても大きいのです。
何かの役割から自分が逃げたとしたら、誰かがそこをカバーしないといけない、そのマイナスの影響はどんどん広がって、何年かたって、もしかしたら何十年もたって、自分を貶めることになるかもしれない、でも逆にほんの少し頑張ってそこを乗り切ったら、自分の能力アップや経験値のアップだけでなく、先ほどの6次の隔たりのようにどんどん広がって、自分を助けてくれることが必ずあります。
ただ、自然界とは違って、人の行動はやり直しができます。ときどき自分を振り返ってみてください。取り返しがつかなくなる前に、反省点があれば修正してください。どうしても誰かに助けてもらわなければならないときは、当然あります。そのときは、それが権利であったとしても助けてもらうことが当たり前と思わないでください。周囲に気持ちよく助けてもらえることもその人の力だと思いますが、助けてくれる人は時間とか労力とか自分のどこかを犠牲にしていることがあります。深く感謝の気持ちをもって、次は自分が助けてあげてください。
何度も言ってきましたが、いつでも誇り高く生きてください。「自分の立場をきちんと理解して、その立場であることが恥ずかしくないように正しくそして強く振る舞ってください」
明日から春休みです。新2年生も新3年生も、4月には、何よりも元気で全員がここに集まることが出来るよう心から願っています。
最後に、多可高校は今年、創立50周年を迎えます。多可高校が地域から愛される学校として歴史を重ねるとともに、一人ひとりが健康で幸せな毎日を送ることが出来ますよう心から願い、3学期終業式の言葉とします。
今回もたくさんの表彰伝達を行いました
★ 多可町年賀状コンテスト 優秀賞
★ 文書デザイン検定 1級:2名 2級:7名
★ 情報処理技能検定 準1級:2名 2級:3名
★ 球技大会 ボッチャ優勝 2年1組C バスケットボール優勝 2年1組
ドッジボール優勝 2年2組 バドミントン優勝 2年2組