リーガルマインドとは一般に法的思考力のことを言います。しかし本校のリーガルマインドはこれに加えて、「物事を多面的に捉える力・公正に判断する力・法を活かして社会の調和を保ちながら暮らす力」ととらえています。これらの力を持ちながら、社会の様々な事象に主体的にアプローチし解決策を打ち立てる能力や態度、すなわち「市民性としてのリーガルマインド」の育成を目指しています。
リーガルマインド類型では、1年生はリーガルマインド特別授業、2年生は「リーガルマインドⅠ」3年生は「リーガルマインドⅡ」を学習します。また、「総合的な探究の時間」の一部を使ってリーガルマインド学習も行っています。
1年リーガルマインド類型生徒の活動風景
1年リーガルマインド校外学習 ~JICA関西~
7月14日(火)午後、リーガルマインド類型1年生がJICA関西へ校外学習に行きました。
はじめに、JICA海外協力隊としてブラジルで活動された遊川さんから、現地での体験談をお話しいただきました。日本とブラジルの意外なつながりや、海外協力隊として活動する中で感じたやりがいや苦労など、実際の経験に基づいた貴重なお話を伺うことができ、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
続いて、JICA関西の職員の方から、JICAの役割や国際協力の取組について説明を受けました。開発途上国への支援をはじめ、国際社会が抱えるさまざまな課題に対してJICAがどのような事業を展開しているのかについて理解を深めることができました。
その後は展示室を見学し、世界各国の文化やSDGsに関する資料を見学しました。実際に各国の民族衣装を試着するなど、体験型の展示を通して、楽しみながら世界の文化や国際協力への理解を深めることができました。
今回の校外学習を通して、生徒たちは国際協力や多文化共生について学び、世界の課題を自分自身のこととして考える貴重な機会となりました。
2年リーガルマインド類型生徒の活動風景
神戸地方裁判所見学
7月9日(木)の午後、リーガルマインドⅠの授業の一環として神戸地方裁判所へ行き、法廷見学と裁判の傍聴を行いました。裁判所の入口では所持品検査が行われ、厳しいセキュリティチェックを受けての入館でした。
当日はまず、空き法廷で、裁判所で働いている方々のお話を聞き、裁判所は、裁判官と弁護士と検察官だけで成り立っているのではないことを知ることができました。そして、裁判の進め方や法廷についての説明を受け、普段はなかなか体験することのできない裁判官の席に座ったり、法服を着せてもらったりしました。生徒たちも案内をしてくださった広報の方にいろいろ質問をして興味津々でした。傍聴に際する注意点を聞いて傍聴に向かいました。
人定質問から始まり、冒頭陳述や証拠の確認など生徒たちはメモをとりながら真剣に傍聴していました。次回の裁判の予定の繰り合わせなど実際の裁判の進め方を細部まで見学でき、刑事裁判のリアルな部分を知ることもできました。今回の裁判は、裁判官が被告人の方に、黙秘権の確認をし、人定質問をしていく、また、検察官の方が一つひとつの事実を丁寧に被告人に質問している様子を傍聴でき、2学期から始まる模擬裁判に向けて多くの学びがありました。
猛暑の中、丁寧に対応してくださった裁判所の職員の皆様、本当にありがとうございました。
2学期に行う模擬裁判で自分は何の役割になるかまだ決まっていない中で、色々な立場の方の様子を真剣にうかがっている生徒たちの姿が印象的でした。良い模擬裁判になるようこの経験を活かしていきたいですね。
3年リーガルマインド類型生徒の活動風景
卒業論文作成に向けての特別講義
4月10日(金)7時間目に、神戸親和大学の教授を本校にお招きし、3年生を対象に卒業論文の書き方に関する講義を実施しました。
講義では、論文作成の基本的なルールや構成、引用の仕方などについて、初歩から丁寧にご指導いただきました。生徒たちは真剣な表情で話を聞きながら、重要なポイントを一つひとつメモに取り、理解を深めていました。
また、授業後半には、講義内容を踏まえて文章の不適切な部分を見つけるペアワークにも取り組みました。互いに意見を出し合いながら、論理的に考える姿が多く見られ、学びを実践へとつなげる有意義な時間となりました。
3年生にとっては高校生活の集大成となる卒業論文です。今回の講義で得た知識を生かし、それぞれが自分の考えをしっかりと表現した、充実した論文を完成させてくれることを期待しています。
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