リーガルマインドとは

 リーガルマインドとは一般に法的思考力のことを言います。しかし本校のリーガルマインドはこれに加えて、「物事を多面的に捉える力・公正に判断する力・法を活かして社会の調和を保ちながら暮らす力」ととらえています。これらの力を持ちながら、社会の様々な事象に主体的にアプローチし解決策を打ち立てる能力や態度、すなわち「市民性としてのリーガルマインド」の育成を目指しています。

 リーガルマインド類型では、1年生はリーガルマインド特別授業、2年生は「リーガルマインドⅠ」3年生は「リーガルマインドⅡ」を学習します。また、「総合的な探究の時間」の一部を使ってリーガルマインド学習も行っています。

1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

探究テーマ設定に向けての講演

今日は課題探究のためのテーマ設定の仕方について、京都芸術大学の吉田大作先生に講演していただきました。

骨子は5つ。

1 定義を明確にする

2 現状分析を正確に

3 二次情報(書籍)を読む

4 歴史を縦軸に

5 サンプリングとマッピング

吉田先生自らが担当されているお菓子メーカーや行政との作業を具体例として説明していただき、

生徒たちもよく理解できていたようです。

特に探究のテーマは「環境問題」や「少子化」など壮大になりすぎて、結論が不明確になってしまうことを

指摘されていました。「どこの、誰の、何を」という視点の重要さについて生徒たちもはっと気づくことが

あったようです。

これからの探究の過程に今回の講演内容を是非活かして実りある活動にしてほしいと思います。

 

2年リーガルマインド類型生徒の活動風景

2年リーガルマインド類型生徒の活動風景

弁護士出前授業

本日は弁護士の村上先生に来ていただいて、模擬裁判に向けての授業です。

最初に「証拠裁判主義」や「疑わしきは被告人の利益」など基本的ではあるけれど重要な点について

お話をいただきました。

その後、裁判官・検察官と証人・弁護士と被告人の3グループに分かれて証拠についての

検証を行いました。今日は第1回ということもあり、生徒たちはどういう方向性で考えればいいか

わからない様子でした。

弁護士・被告人チーム                検察官・証人チーム

 

裁判官チーム

 

村上先生や我々教員が適宜アドバイスを入れながらの作業です。来週以降もグループごとに模擬裁判に向けての

作業が続きます。今回の事件に対する理解を深めて良い模擬裁判にしていきましょう。

3年リーガルマインド類型生徒の活動風景

3年リーガルマインド類型生徒の活動風景

3年リーガル生、卒業論文が完成しました!

新学期が始まってから2週にわたりゼミ内発表を行い、それぞれの卒業論文の内容を共有しました。そして、今日9月20日(金)は卒業論文の最終製本作業を行いました。一人ひとりが自分のするべきことをしっかり考えて動いてくれたので、とてもスムーズに作業が終わり、次週からの「未来探究」に少し入ることもできました。さすが3年生ですね!

限られた時間の中で卒業論文を完成させることは、とても大変だったと思います。でも、一つのテーマを掘り下げて探究していくことの楽しさも感じたのではないでしょうか。これからも皆さんの探究活動は続いていきます。卒業論文を通じて学んだことを忘れずに!残りの授業もがんばっていきましょう。

リーガルの授業もいよいよ「未来探究」を残すのみとなりました。高校生活最後の探究です!がんばりましょう!

↓ 卒業論文とともに全員で記念撮影