1年リーガルマインド類型生徒の活動風景
冬休み中の取材の様子
リーガルマインド1年生の生徒たちは、2月の「SDGS探究活動の発表」に向けて冬季休業などを利用して大学の先生や様々な施設等に取材に行きました。取材場所は冬休み前に探究しているテーマに基づいて自分たちで探しました。また、取材内容は10月に朝日新聞社の方を講師に招いて行った「インタビュー講座」を思い出しながら準備を行いました。大学の先生に取材に行ったグループは先生の書かれた論文をしっかりと読んで取材に臨んだようです。取材当日はどのグループも最初は緊張していましたが、始まると時間を忘れて熱心に質問を行い、とても充実した時間になりました。発表まであと1か月。今回の取材を最大限に活かしてよい発表会にしましょう。
取材にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
インタビュー講座
10月7日(金)、14日(金)と2週にわたって朝日新聞社の方を講師に招いてインタビュー講座を行いました。
毎年、1年生のリーガルマインド特別授業では企業や大学などの各テーマの専門の方に取材に行き、SDGs探究の内容を深めています。それに向けての事前学習として、今年度初めてこの講座を実施しました。
まず、1日目は「インタビュー取材とは」という講義を受け、その後2人1組になりペアインタビューを行いました。「限られた時間の中でいかに質問を深堀りできるか」ということにチャレンジしました。
この講座を通してインタビュ―の際には準備が非常に大切で、インタビューさせて頂く相手をできるだけ調べて最低でも質問は10個用意することや、当日の心構えなど多くのことを学ぶことができました。
2回目の講座はインタビューの実践です。3人1組になり「インタビューする人」「インタビューされる人」「写真を撮る人」の役割にわかれ、全員がどの役もできるようにローテーションをしてインタビュー実践を行いました。場所も、グループで相談して図書室、中庭、玄関前の中から最もリラックスできる場所を選びインタビューを実施しました。
最初は「難しい」と戸惑っていましたが、始まってみると、どのグループも時間を忘れてインタビューを行っている様子が印象的でした。写真を撮る係の人もインタビュ―される人の最高の表情を撮ろうと様々な工夫をしていました。
今回インタビューした内容を新聞記事にして提出する予定です。どのような記事が出来上がるでしょうか?とても楽しみです。
今回の講座で学んだことを探究活動での取材に活かしていきましょう。
JICA関西訪問
7月15日(金)の午後、1年生のリーガルマインド特別授業の一環としてJICA関西を訪問しました。1年生にとっては初めての校外での学習です。
まず最初にJICA関西の職員の方よりJICAの事業説明をしていただきました。短い時間の中で現在世界がおかれている状況や、日本が支援するだけではなく東日本大震災の時には世界中から多くの支援を受けたことなど、様々なことを知ることができました。またSDGsについての知識もより深めることができました。
続いて、JICA海外協力隊経験者の方よりボランティアの体験談を聞きました。今回は中米のホンジュラスの小学校教育に携わった青木様よりお話を聞くことができました。実際に体験された写真や動画を利用しての講演は非常に興味深くあっという間の1時間でした。ホンジュラスという国を通して貧困と教育の関係についても深く学ぶことができました。最後の質疑応答の時間には多くの質問が出て、大変有意義な時間となりました。
最後はJICAの施設見学です。生徒たちはSDGsの特別展示などを熱心に見学していました。きっと今後のSDGsの探究学習に活きてくると思います。
お忙しい中、今回の校外学習に携わっていただいたJICA関西の方々本当にありがとうございました。
SDGs新聞活用授業
6月3日(金)の7時間目の1年生リーガルマインド特別授業は先週に引き続き、朝日新聞社の方に講師として来ていただき「新聞活用授業」を行いました。この授業は、新聞を「SDGsの17の視点」から読むことを目標としています。新聞をただ読むのではなく、SDGs付箋を使用することで「思考を見える化」していくというものです。
まず、前回の授業を振り返ったあと、一部ずつ配られた今日の朝刊を読み、新聞記事がSDGsのどのゴールに関連していくかを考え付箋を貼っていきます。その付箋には「なぜそう思ったか」を一言つぶやきます。みんな与えられた時間で真剣に新聞を読んでいました。その内容を班で共有した後、教室に掲示してある新聞に付箋を貼りかえていきます。あっという間に新聞にはたくさんの付箋が貼られていきます。その中には、同じ記事でも違うゴールの付箋が貼られているものもありました。一つの問題には多くのSDGsが複層的に絡んでいることに気づくことができたようです。最後は、全体で今日の授業の気づきを共有しました。文化祭明けからはいよいよ本格的な探究活動に入っていきます。SDGsをさらに自分ごととして捉え、深く考えていけるようがんばりましょう。
「2030 SDGsゲーム」を通して考える
考査最終日の26日の午後、1年生のリーガルマインド特別授業の一環として朝日新聞社の方を講師に招き、「2030 SDGsゲーム」を行いました。
このゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりをシミュレーションするというものです。ゲームでは与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行い、最終的に各チームに与えられたゴールを達成します。しかし、どのプロジェクトを実行するかで世界の状況(経済・環境・社会の状況)が刻々と変わっていきます。この24名のアイデアにより2030年の世界が作られていくのです。
ファシリテーターより簡単に説明を受けた後、早速ゲームのスタートです。どのグループも自分たちのゴールを達成するために必死です。しかし、自分たちのことだけに必死になっていると、世界のバランスは崩れていきます。
前半戦終了後の休憩時間にはどのグループも休むことを忘れて、必死で他のグループと交渉していました。そして、いよいよ後半戦。2030年のゴールを目指してゲーム再開です。少しずつ世界の状況にも目を向け始める人が増えてきます。さらに交渉の輪もだんだん大きくなっていきました。さて、結果は、、、。みんなの協力がありゴールを達成できたチームは12チーム中10チームでした。世界の状況も授業の前半よりはバランスがよくなっていました。ゲーム終了後の振り返りの時間には、多くの人がゲームを通してSDGsや社会について考えさせられたり、新たな気づきがあったという発表をしてくれました。
これから本格的なSDGsの探究活動が始まります。今日のゲームで学んだことを今後の探究活動に活かしていきましょう。
弁護士によるいじめ予防授業②
5月13日(金)の7時間目は、前回に引き続き弁護士の先生による「いじめ予防授業」を行いました。今日の授業の大きなテーマは、前回出た宿題をもとにグループで議論を行い、いじめの本質に迫るというものです。
宿題は①なぜいじめはなくならないのか、②いじめをなくすためにはどのような方策が考えられるか、について考えてくるというものでした。全員がしっかりと宿題に取り組んできたようで、グループ議論ではホワイトボードに書ききれないくらい多くの意見が出ていました。
その後は各グループ代表者の発表です。今回は発表だけではなく、発表した内容に対して他のグループが必ず質問をするというルールがありました。これがなかなか難しい!しかし、質問をすることで発表がより深いものになっていきます。また、出た質問に答えることで自分たちのグループの意見を改めて振り返ることもできました。
授業の最後に、弁護士の先生方に「自分の意見や考えをしっかりと持つこと」、「周囲の意見や考えをよく聞くこと」、「議論の積み重ねによって具体的な結論を導き出すことの重要性」について話していただきました。まさにリーガルマインドでの学びですね。今日学んだことをこれからに活かしていけるよう行動していきましょう。弁護士の先生方ありがとうございました。
弁護士によるいじめ予防授業①
5月6日(金)の7時間目のリーガルマインド特別授業では、弁護士の先生に来ていただき「いじめ予防授業」を行いました。この授業は「いじめ」を本質的に理解し、様々な立場から物事を考えていくことを目的とした授業で、今週と来週の2週にわたって行います。
授業の前半にはロールプレイを行いました。入学して2回目の授業なので、恥ずかしさが出てしまうかと心配しましたが、みんな積極的に取り組むことができました。
授業の後半は「なぜ、いじめかどうかを被害者が決めるとされているのか」についてグループで議論をしました。弁護士の先生からは、まず思ったことを書き出していくことが重要というアドバイスをいただきました。どのグループも全員が積極的に意見を出し、ホワイトボードがあっという間に埋まっていきます。その意見をどの班もうまくまとめ発表することができていました。次回は今日の最後に出された宿題をもとにさらに議論をすすめていきます。充実した時間にできるよう、準備をしっかりとしておきましょう。
45回生リーガルマインド特別授業が始まりました!
4月22日(金)7時間目、45回生のリーガルマインド特別授業が本格的にスタートしました。
まずは「24名が仲良くなろう」を目標にアイスブレークを行いました。最初はグループでの1人1分の自己紹介と高校生活への抱負の1分スピーチです。どのグループも大盛りあがりです。1分間をしっかりと使いきり、身振り手振りも使って楽しく元気よく取り組むことができました。アイスブレークの最後は一言も話さず全員で誕生日の若い順に並んでいくゲームを行いました。今度はジェスチャーなどを駆使してコミュニケーションをとり、あっという間にパーフェクトな形で並ぶことができました。
そして、いよいよ今日の本題「マンダラート」の作成です。「マンダラート」とは発想法の一つで目標設定と達成のために自分の考えを書き出し明確にしていくものです。今日のメインテーマは「社会で活躍する」です。ここからは一気に全員が集中モードです。次回どのような「マンダラート」ができあがるか楽しみです。まずは1年間、「考える」「周りの人の意見を聞く」「自分の意見を言う」「自分を表現する」これらのことを心に留めてリーガルマインドの授業をがんばりましょう。
令和4年度 リーガルマインド特色類型対面式
4月11日(月)の放課後、リーガルマインド特色類型の対面式を行いました。
図書室に本年度入学生24名と2・3年生の代表生徒が集まりました。
最初に校長先生からお話をしていただきました。昨年度の卒業生のリーガルマインド生の活躍や身につけてほしい力などについてお話をしてくださいました。その後、2・3年生の代表生徒たちがリーガルマインドで体験したことや1年生への歓迎メッセージをしっかりとした自分の言葉で話をしてくれました。それを受けて、1年生の代表生徒が先輩の話を聞いて感じたことや今後の抱負を話してくれました、高い目的意識を持ってこのリーガルマインド特色類型に入学してくれたことがよくわかる堂々とした挨拶でした。その後、担当教員よりこの1年間のリーガルマインド特別授業の説明を行いました。
いよいよ来週の金曜日から授業が始まります。1年間、リーガルマインドの授業を楽しみながら、主体的に話し合い、考え行動できる人を目指していきましょう。
1年生校外学習(日本銀行神戸支店)
3月16日(水)の午後、リーガルマインド類型1年生は日本銀行神戸支店に校外学習へ行きました。本年度最後の授業です。
見学では、まず日本銀行についてのDVDを鑑賞し業務や役割などについて学びました。その後は、実際の1000円札を利用して偽造防止技術について学習しました。
この写真はルーペを使用してマイクロ文字を読んでいるところです。みんな真剣です。
説明の後は展示ルームで実際のお札の重さや記者会見の様子などを体験させてもらいました。
これは1億円を持っているところです。思っていたより小さくて驚いていました。そして、阪神・淡路大震災時の日本銀行の様子や対応についての説明を受けました。混乱した状況の中で必死に対応されていた当時のお話に真剣に耳を傾けていました。そして、最後は店内での業務の様子を見学しました。
今回の見学では、普段あまり意識をすることのない経済や金融について身近に感じることができ、貴重な体験となりました。
この1年、44回生のリーガルマインド類型の皆さんは積極的に授業に参加し、熱心に活動することができました。この1年のリーガルマインド特別授業で体験したことを2年生からの学びに活かしていきましょう。