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<SSH>高大連携~神戸薬科大学:実験実習講座~

研究紹介を通じた薬学への誘い

 

 3月14日(火)神戸薬科大学で「研究紹介を通じた薬学への誘い」の実験実習講座に参加してきました。

2つの研究室(生化学研究室、薬品化学研究室)を訪れ、研究室の内容の講義を受けたあと、それぞれの研究室で実験実習を行いました。

生化学研究室では、糖鎖機能の解明を目指して研究を行っていて、研究内容の簡単な紹介、研究設備の紹介、生化学的手法あるいは分子生物学的手法を用いた実験を行いました。

薬品化学研究室では、薬のタネとなる新しい化合物の合成を目指し、研究を行っていました。研究内容の簡単な紹介、実際の合成実験 (局所麻酔薬の合成における最初の段階) を行いました。

<生徒感想>

・二度目の参加でしたが、前回とは違った分野での実験ができて知識の幅が広がりました。自分の手で化学反応を起こせて楽しかったです。

・色々な機械を使って面白い実験ができたのでいい機会になりました。現役の大学生の方のお話も聞けて参考になったのでまた来たいと思いました。

・大きな実験機器を使うのに初めは緊張しましたが、少しずつワクワクするようになりました。局所麻酔の実験では思うように進まないことが多かったですが、最終的に完成できて良かったし、薬の大切さを学ぶことができました。

〈SSH〉令和4年度 科学講演会

令和5年3月8日(水) 神戸芸術工科大学環境デザイン学科教授の長濱伸貴先生をお招きして、

「科学技術と環境デザイン」についてご講演いただきました。

21世紀の都市の課題は「デザイン」、「プログラム(機能)」、「パフォーマンス(性能)」の三つを

考慮しなければならないという視点で、西神中央駅周辺の再開発から宮城県の震災復興事業、

北京の露天風呂など、具体的な事例を示しながらお話ししていただきました。

以下は、講演会を聞いての生徒の感想(抜粋)です。

・街のデザインは景観をよくするだけではなく、環境に配慮し、住み良さを追求していることがわかった。将来して 

 みたいことの幅が広がった講演会になった。

・保育園などさまざまな例を示しながらアートがどのように科学技術と結びついているのかを説明してくださったの

 で、私もいつか関わる機会があればこの講演会のことを思い出して活かしたいと思いました。私たちが住んでいる

 地域でも活用できる事例があったので、身近なことを調べて挑戦してみたいと感じました。

・環境をデザインするときに科学が用いられていることを初めて知った。分野と分野を掛け合わせて世の中のものは

 出来ていて、1つの分野を学ぶだけでなく視野を広げる必要があると思った。

・身近な建造物のデザインは単純な計算だけでなくアートなど色々な要素からできていることをしらなかったので見

 方が広がりました。また、建物は環境に配慮していることも大切ですが、子供たちが楽しんで遊んだりすごしたり 

 出来るなど、多面性を持ったものが重要になってくることが分かりました。京都の庭は作られたのが江戸というこ

 とを知り、あんなに対称的な庭を作るのはものすごい技術だなと驚きました。

 

<SSH>令和4年度 3校合同発表会

令和4年度 3校合同発表会

 令和5年3月4日(土)9:00~12:00、令和4年度3校合同発表会を実施しました。

 この交流は、令和元年度から始まりました。3校とは、兵庫県立明石西高等学校国際人間科・兵庫県立明石清水高等学校普通科人と環境類型・兵庫県立明石北高等学校自然科学科の3校です。

 今年度は、新型コロナウイルスへの対策(室内換気、マスク着用)をしっかり行い、3年ぶりに対面で実施することが出来ました。

 国際系(3班)・インターンシップ系(5班)・自然科学系(5班)と、合計12班の異なる内容を発表しあうことで様々な問題について議論する場となっています。

<各校の発表タイトル>

【兵庫県立明石清水高等学校】

 「おもちゃの必要性とは」

 「必要不可欠な存在へと導いたのは?」

 「知ってる?今の地球のこと」

 「利用者さんに寄り添う上手なコミュニケーション方法とは?」

 「赤ちゃんとどう接すればいいの?」

【兵庫県立明石西高等学校】

 「Election for young people in Japan」

 「Quality-of-Life and Music」

 「Hawaiian Fula and Care」

 

【兵庫県立明石北高等学校】

 「ブルーライトカット眼鏡~ブルーライトを抑制できる眼鏡の特徴~」

 「オニヤンマ君は虫よけ効果があるのか」

 「濡れている物質の摩擦係数とその変化について」

 「色の違いによる表面温度の違い」

 「酵母の働きを生活に生かす」

 <生徒の感想>

  • この経験がよい学習になるとおもいます。ありがとうございました。
  • 三校それぞれの特長を吸収しあっての発表が出来ればいいなと思いました。
  • 3校で全然特色が違うので普段勉強しない、あまり考える機会がない分野に触れることができてよかったです。
  • 今回他の高校のプレゼンテーションを聞いていいところをたくさん見つけることができたのでこれからの自分のプレゼンテーションにも取り入れていけたらいいなと思います。
  • それぞれの学校で発表内容だけでなく発表の仕方や調査の仕方など、色々な面において特徴を感じられてとても興味深いなと思いました。この経験をこれから活かしていきたいです!ありがとうございました!
  • どの高校のプレゼンもとてもクオリティが高く、色んな発見がありとてもいい経験になりました。

<SSH>高丘地区小中高連携事業 小学校プログラミング授業

高丘地区小中高連携事業 小学校プログラミング授業

 2月9日、16日の二日に分けて、明石市立高丘東小学校、高丘西小学校の6年生のプログラミングの授業に、本校自然科学科1年生が授業のアシスタントとして参加しました。

 プログラミング基盤micro:bitを使い、ボタン操作やセンサーによってLEDを制御するプログラミングを学習する授業の中で、本校生は、プログラミングで困っている児童に対して指導、援助をしました。

 「小学生と同じ目線で話す」「自分が答えを言うのではなく、ヒントを与えたり、どうしてそうなるのかの原因を教える」「できるだけ堅苦しくならずお兄ちゃん感覚で接する」「わかりにくいところは噛み砕いてなにか身近なものに例えて教える」などと、地域の理数教育を支えていく本校SSH、自然科学科生としての振る舞いには感心させられました。

 授業の終盤には、STEAM研修で作成したmicro:bitを使ったプログラミング動画を上映し、授業で使ったものと同じmicro:bitで、複雑な制御やゲームを作れることを紹介しました。プログラミングの実演も行い、短時間で作成された高度なプログラミングに小学生は歓声を上げていました。

<SSH>令和4年度SSH課題研究発表会

令和5年2月7日、令和4年度SSH課題研究発表会を実施しました。

 アカデミックルームをメイン会場、リモート会場として物理教室を設定し、新型コロナウイルス感染対策として、分散形式で密を避ける形で行いました。自然科学科1年生だけでなく、本校SSH運営指導委員の先生方、兵庫県教育委員会指導主事様、JST西地区担当主任専門員様、兵庫県理数系学科・コース設置学校長様を聴衆としてお迎えし、自然科学科2年生が行ってきた課題研究の成果を発表しました。

 運営指導委員の先生からは、「中間発表より研究がしっかりとすすんでおり、課題研究に意欲的に取り組んだことがうかがえる。」「データのとり方や分析の仕方など、力づくな場面があったものの、1年間の積み上げの成果が出ていた。」という意見があり、さらに、1年生が積極的に質問していた点について、「2年生になってからの探究に期待できる。本質的な質問も多かった。この学校の取り組みの成果が出ている。」との意見をいただきました。

 

 発表テーマ

1.ブルーライトカット眼鏡~ブルーライトを抑制できる眼鏡の特徴~

2.ねじれとせん断張力の関係について

3.自転車の速度と水しぶきの高さについて

4.ダイラタンシー現象の効果を持続させる方法

5.光触媒によるベンゼンの除去

6.アンモニアを消臭する

7.オニヤンマ君は虫よけ効果があるのか

8.濡れている物質の摩擦係数とその変化について

9.溶けにくいチョコレートを作る

10.色の違いによる表面温度の違い

11.酵母の働きを生活に生かす

<SSH>教科横断型授業(生物基礎×保健)

教科横断型授業(生物基礎×保健)

 2月3日(金)に、1年5組の授業で、教科横断型授業「生物基礎×保健」を実施しました。授業内容は「骨髄移植」です。

授業後、アンケートを実施しました。

「骨髄バンクをしっていますか?」・・・・・内容も含めて知っている、言葉だけは知っている→97%

「骨髄移植をしっていますか?」・・・・・・内容も含めて知っている、言葉だけは知っている→97%

「献血について」・・・・・・・・・・・・・将来してみたい→76.5%

「末梢血幹細胞移植をしっていますか?」・・内容も含めて知っている、言葉だけは知っている→61.8%

以上のアンケート結果でした。

授業後の「骨髄移植のイメージ」については、

・思ったよりドナーさんの負担が大きいなと思った。ただそれを待っている患者さんも多くいるので末梢血細胞移植が早く発展してほしいと思った。

・骨髄移植は割と身近なもので、患者さんもドナーが見つかったから安心ということではなく拒絶反応が起こってしまうという恐怖も持ち合わせているものだとわかった。

・骨髄移植はドナーの負担も大きいし、骨髄移植を受けてもなくなってしまうことも。

のように、医療技術の進歩と生命(いのち)について考える感想が多々ありました。

また、授業後の感想からは、

・臓器移植などのバンクに入ることに前向きになった。

・骨髄移植だけでなく、献血も進んで行うほうが多くの患者が助かると思いました。骨髄も血液も種類と量が必要だとわかりました。献血は血を抜くため、怖くてしんどいイメージでした。そのためやったことがありませんでしたが、献血にもさまざまな種類があると知り、一度やってみたいと感じました。

・自分も献血をしたいとおもった。

など、同様な意見が多数見られました。 

<SSH>第15回サイエンスフェア in 兵庫

第15回サイエンスフェア in 兵庫

 1月29日(日)に神戸大学統合研究拠点、兵庫県立大学情報科学キャンパス、甲南大学FIRSTで「第15回サイエンスフェアin兵庫」が開催されました。

 本校からは、自然科学科2年生の課題研究6班が発表に、残りの自然科学科2年生と1年生は聴衆として参加しました。3年ぶりとなる現地での開催で、直に発表を聞いてもらう緊張感や、他校生との交流など、Web開催では得られない体験ができました。この発表会の開催に尽力された兵庫「咲いテク(Science&Technology、Sci-Tech)」運営指導委員会の皆様、ありがとうございました。

  本校生発表テーマ

口頭発表

「アンモニアを消臭する」「雨天時の自転車通学を快適にする方法」「色の違いによる表面温度の変化」

ポスター発表

「ダイラタンシー現象と溶液の関係」「濡れている時の摩擦係数の変化」「デスロール<ねじれと張力の関係について>」

 

<SSH>卒業生活用事業

2年 自然科学科「スタートアップ・起業で広がる未来の選択肢」

 12月17日(金)に本校卒業生(32回生)株式会社バリューズフュージョン代表取締役CEO 竹内慶太 様に、経済産業省起業家教育プロジェクト「スタートアップ・起業で広がる未来の選択肢」の講話を行っていただきました。

 卒業生の活躍を身近に感じることが出来生徒達は講話後質問をする場面も見られました。

高校生にとって、起業という言葉は知っていても実際はどのようなことなのか?など考える機会になりました。現在の問題を解決し新たな創造をすることとで社会課題の解決をすることを学びました。

<SSH>1年自然科学科 地学講義

1年自然科学科特別講義

「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」

 12月14日(水)、本校アカデミックルームにて、特別講義「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」を行いました。1年生自然科学科全員が参加し、講師として「産業人OBネット副理事長の板倉範幸先生(本校SSH運営指導委員)」をお迎えし、2時間の講義を行いました。

第1部は、宇宙の基礎知識、宇宙の始まり、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギー、重力波

第2部は、宇宙の解明と科学の歴史、第2次科学革命時代、宇宙の謎に迫る.

途中の休憩時間の質問時間では足りず、講義が終わっても5、6人の生徒が板倉先生を囲み質問していました。生徒同士でも自分の意見を述べ合い、意見交換をしていました。

この講義を聴いて、「宇宙に興味関心が高まりましたか?」というアンケート項目では、91.1%の生徒が「とても高まった」「高まった」と回答してます(講義実施前は、興味が無かったと回答したのは50%)。

講義を受けることで新しいことを知る機会になったと思います。

※下記の画像は、講義を受けて気になった語彙を10個書いてください。という問いに対してテキストマイニングを実施した結果です。