総長・校長室より
附属中学校合格者発表ー70人が感動の合格ー(R4.2.3)
2月3日(木)10時、1月29日(土)に行いました附属中学校選考試験の合格者発表を行いました。
184人の小学生の受験があり、2.63倍の入試倍率で、70人が合格して合格通知書を渡しました。
掲示板に書かれた合格者の受験番号を発表した瞬間、合格の感動で涙を流している小学生や、保護者と抱き合っている小学生の姿がありました。
合格者は8日(火)までに入学意思確認書を提出してもらうことになっています。
今日の感動を忘れず、残りの小学校生活を送って欲しいと思います。
また、結果が残念であった人も、悔しい思いで一杯だと思いますが、今日まで本校への入学を目指して頑張ってきたことに感謝しています。
今日から、附属高校の入学者選抜の出願が始まっています。3年後に、是非附属高校への入学を目指してもう一度頑張って欲しいと願っています。
校長 小倉 裕史
附属中学校3年生 半導体についての中大連携授業ー最先端の技術を学ぶー(R4.2.2)
2月2日(火)、附属中学校3年生が、技術の時間に、兵庫県立大学高度産業科学技術研究所の渡邊健夫所長から、半導体技術の最先端について学び、勉強する目的も教えてもらいました。
渡邊所長は、現在のS 社やA 社で使用されているスマートフォンの心臓部の半導体技術に携われており、自分が小学校の時に買ってもらった大きな回路や、スマートフォン内部の回路を生徒たちに見せて、わずか1cm2の中に昔は教室の半分くらい必要だったスーパーコンピュータが収まっているという最先端技術の興味ある話をして頂きました。
地方の公立大学である兵庫県立大学が、このような世界の最先端の技術を持っているとは思われないかもしれないが、S-Pring8に併設した、全国の大学にはない放射光施設である「ニュースバル放射光施設」が本学にはあるからだと自信をもって語られました。
半導体市場は現在50兆円規模であるが、10年後には100兆円規模の産業となり、最先端技術を身に付けて働くために、今勉強が必要であり、受験勉強が本当の勉強ではないと中学生に話されました。最先端技術に興味を持つ生徒たちは、熱心に話を聞いていました。
生徒たちには、しっかり勉強して将来最先端技術をけん引する、本校のテーマである「世界のパイオニア」を目指して欲しいと思います。
校長 小倉 裕史
附属中学校入学者選考を実施-2.63倍に微増―(R4.1.29)
1月29日(土)、令和4年度兵庫県立大学附属中学校入学者選考が行われました。
受験者の小学生は、朝8時30分に集合し、午前中は適性検査Ⅰ(45分)と適性検査Ⅱ(50分)、午後からは集団での面接を行いました。
受験した小学生は、緊張した様子でしたが、熱心に取り組んでいました。
定員70名に、昨年度よりも5名増え184名の受験があり、2.63倍の倍率となりました。
本校に入学して、校訓「創進」(創造と進歩の人たれ)のもと、しっかり頑張って欲しいと願っています。
合格者発表は、2月3日(木)10時から、附属中学校の講堂(夢創館)の前で行います。
校長 小倉 裕史
附属高等学校26回生 高校3年間で最後の学年集会ー明日から自主学習、最後まで頑張れー(R4.1.27)
1月27日(木)、附属高校3年生(26回生)の最後の学年集会が、感染症対策でWebで実施されました。
各ホームルーム教室をWebで繋いで、学年主任の古本先生から、入学して学年主任を引き受けた時から、学年主任ではなく26回生160人の担任であると思ってきたという気持ちと、教師生活の最後に卒業させる学年になるであろうという熱い思いを伝えてもらいました。進路の決まっていない人も、決まった人も2月を大事に、県立大学附属高校生として誇りをもって過ごして欲しいということも伝えられました。
1組担任の宮内先生、2組担任の枝澤先生、3組担任の川井先生、4組担任の井上先生、5組担任の吉峯先生、副担任の横幕先生から、1人ずつ26回生に対して、ありがたいお話や面白いお話を頂きました。
生徒たちは、2月の卒業式と前日の予行まで自主登校になりますが、お世話になった先生方の熱い思いを感じていました。
卒業式を成功させようという、3学年団の先生方の思いを感じて、残り少ない高校生活を精一杯過ごしてくれることと思います。私も5クラスすべての教室を覗いて、生徒の様子を見ましたが、26回生には自分の進路に向かって最後まで頑張って欲しいと願いました。
校長 小倉 裕史
中高理科教員 めっき研修会を実施ー銀色や金色に輝く金属ー(R4.1.26)
1月26日(水)、マルイ鍍金(めっき)工業株式会社から井田会長を初め3名の方に、本校の化学教室にお越しいただき、附属高校と附属中学校の理科教員11人を対象に、めっき研修会を開いていただいた。
金属をきれいに磨く工程が一番大切と教えて頂き、銅をニッケルめっきしたり、ステンレスを金めっきしたり、楽しく研修を行いました。電流を流して水素を発生させることによって、金属表面をきれいにし、金属イオンを含む水溶液に着けて電流を流してこすると、見事に、銀色や金色に変化しました。
附属高校や附属中学校の生徒たちにも、キットを使って簡単にめっきができるので、科学の楽しさと不思議を伝えたいと思います。
生徒には、「目指せ、世界のパイオニア」と伝えているだけに、中高一貫校だからこその、教科内での教員研修のこのような機会をもって、教員も資質向上につなげていきたいと思います。
校長 小倉 裕史