総長・校長室より
附属高校29回生(1年生)1泊2日の蒜山自然教室ークラスの団結と学年の絆ー(R4.4.27-28)
4月27日(水)~28日(木)の1泊2日で、附属高校1年生の蒜山自然教室が実施されました。コロナ禍のため、一昨年は中止、昨年は地元の光都で1日の短縮での実施でしたが、今年度は心配された天候にも恵まれ、無事に3年ぶりに予定通りに全日程が実施できました。
1日目は、蒜山高原での昼食後に、25kmウォークで、桜や菜の花など寒いためにまだ綺麗な自然の中を、蒜山の三山を見ながら高原を歩くのは大変でしたが、生徒達は本当によく頑張って歩きました。各担任の先生方は、生徒と一緒に歩き、2カ所のチェックポイントを通過して、到着したときには感動の達成感がありました。私は電動自転車を借りて、生徒の最後尾や先頭集団などを行き来しながら、生徒の様子を写真に納めました。
夕食後のキャンプファイアーでは、「火の神」の役となり、吉峯先生が用意した衣装を身にまとっての登場。前日に、録音した台詞に合わせて、トーチ棒で各クラスのトーチ棒に点火。5つの火を表して、29回生の団結に繋げるシナリオでした。中心の大きな火を取り囲み、中島先生が「水の神」として、野活委員の生徒を精霊として様々な出題をして、生徒達は楽しい時間を過ごしました。
2日目は、各クラスでのクラス行事、各担任が工夫して大変盛り上がっていました。それぞれの担任の個性がありました。宿舎を後にして、キャンプセンターでの大縄飛び大会では、辻先生が得意の英語での挨拶から始まり上手な司会進行に感動しました。各クラスでの練習の後、各クラス2チームでそれぞれ1分間にとんだ回数の合計で競いました。練習では好調だった3組は残念ながら準優勝。優勝は2チームとも多く飛んだ5組でした。1~3位は蒜山3山の上蒜山、中蒜山、下蒜山、4位は蒜山で有名なジャージー牛、5位はすいとんと、それぞれ凝った賞の表彰状が学年主任の川井先生から渡されました。体育大会の前哨戦ともなる、初めてのクラス対抗に盛り上がりましたが、他のクラスも応援する生徒の姿勢に、予想以上の成長を感じました。1位の5組には、クラス全員に校長賞として、カスタードまんじゅうをプレゼントしました。
各クラスで炊事棟に分かれての、飯ごう炊飯はなかなか火が付かないクラスもあり戸惑いましたが、火を見る機会の少ない生徒に取って、素晴らしい経験となったと思います。薪をくべても煙ばかりが出て、息苦しい思いをしながら、なかなか炊けないご飯、かき混ぜすぎかと思うカレーも、生徒に取っては自分達の力でご飯を作った喜びと、ご飯のありがたさを感じたことでしょう。
蒜山高原センターでのお土産物購入も、予定通り40分確保して、ソフトクリームなどを美味しく食べて満足な顔で帰路に着きました。
行きも帰りも、3月に全線開通した播磨道の山﨑ジャンクションと播磨新宮インターを通って便利になったと感じました。
生徒の嬉しそうな笑顔を、沢山写真に撮りながら生徒の成長を感じました。ずっとカメラを持って知らない間に900枚を越える写真を撮っていました。
写真を撮るたびに、「ありがとうございます」の気持ちの良い声を掛けてくれる生徒も増え、「校長先生、沢山の写真をありがとうございます」と解散した後に言ってくれた生徒もありました。気持ちの良い挨拶は、人間関係を良くし、信頼を築き、自己アピールにもなり、お互いに爽やかな気持ちも良くなる人間として絶対に大切なことです。多くの人はできていますが、相手が言っても挨拶ができない生徒もまだあり、生徒全員が気持ちよく自然に挨拶ができるようになれば、もっと素晴らしい学年になると思います。
中野先生がHPの文章の下書きをしてもらったものに、私が撮った写真を添付して、26回HPを更新することができました。帰ってからも急いでスマートフォンからあげたHPを見直し、文章の修正や写真の追加などしていますので、一度見ていただいた方も見直ししていただければありがたいと思います。(HPの各回生の29回生のところに掲載)
撮影した全ての写真は紹介できませんが、一人一人が日頃できない貴重な経験をして、頑張れば達成できる精神や、クラスの団結、学年団の絆をもとに、今後の高校生活を頑張って欲しいと願っています。生徒達の3年後の成長が本当に楽しみです。
29回生の学年団の先生方は、学年主任の川井先生の感謝の気持ちを常に大切にされ25kmウオークで全距離歩けない生徒とも最後まで行動を共にされる姿、副主任兼4組担任の吉峯先生の生徒の立場に立って司会進行や生徒指導をされる姿、1組担任の枝澤先生の先頭車両として他の先生と連携して日程や時間調整をされる姿、2組担任の田中先生の常に生徒に寄り添ってクラスをまとめようとされ生徒と共に行動される姿、3組担任の辻先生の養護教諭と連携して保健安全に関する指示やクラスを愛し大縄飛び大会を最大限に盛り上げようとされる姿、5組担任の中島先生のキャンプファイヤーで自ら「水の神」として様々なゲームを盛り上げ「水の神が綺麗なお湯をお風呂に入れておきました」とユーモアあふれる姿や早朝から生徒の起床の様子を気にして階段などに立っておられる姿、副担任の中野先生の行事ごとにBGMを用意して生徒達の様子を声かけをしながらビデオに撮り続けHPの文章の案を準備する姿など、各先生が分担してそれぞれの役割を果たしていただきました。養護教諭の玉田先生も体調不良や足を捻挫したり虫に刺された生徒に対して丁寧に対応いただきました。生徒からは見えないところでも、自ら沢山行動していただきました。校長として本当に感謝していますし、教員の生徒たちとの距離もずっと近づいたように思います。
本校の教員は、誰もが生徒一人一人を大切にして生徒のために全力を尽くす先生方ばかりです。厳しいことも申し上げることもあるかと思いますが、本校の校訓「創進」の精神で、生徒一人一人が「新しいものを創造し、よりよい方向へ進歩」できるように全教職員で今後も取り組んでいきますので、ご支援ご協力をお願いいたします。
(写真は29回生のHPの欄に多く掲載していますので、引き続きご覧頂ければ幸いです)
校長 小倉 裕史
附属中学校2年生プロジェクト学習開始ー探究活動に熱心に取り組んだー(R4.4.26)
4月26日(火)、附属中学校の特色ある探究活動である、2年生のプロジェクト学習が今日から2年間にわかる取組がスタートしました。
それぞれの10の希望の班にわかれて、初回の今日は、班長が講師の先生方を控室に呼びに来て、どのような学びをするのか、どのようにまとめるのかについての説明を、興味深く聞いていました。生徒たちの探究心に火がついて「創進」の気持ちで、目指すパイオニア!で頑張って欲しいと思います。
10班の「Super Hero!!(起業家について考え・調べ・体験)」については、斎藤元彦兵庫県知事の直轄の事業で、企業者教育を取り入れた、「Biz World」 を、附属中学校と附属高等学校を含めて県下6校の指定を受けた学校で実施をはじめ、本校ではプロジェクト学習の1つの班で、社会科学として起業家教育を学ぶことになりました。成果が楽しみです。
校長 小倉 裕史
1班 蛇類の骨学的研究 池田忠広先生
2班 節足動物のインベントリー調査 山崎健史先生
3班 植物はどんなふうに成長するか 京極大助先生(本日ご欠席で、資料を使って高下先生が説明)
4班 「もったいない」からはじめよう:身近なアップサイクルの理解と実践 衛藤彬史先生
5班 学校周りのチョウ類調査 中濱直之先生
6班 天文と宇宙 高山正輝先生
7班 カルス培養 園部誠司先生
8班 マイコンを使って人と関わるロボットを作ろう 山添大丈先生
9班 化学と電気のエネルギー交換 八重真治先生
10班 Super Hero!!(起業家について考え・調べ・体験) 芹澤和彦先生、尾崎健二先生、田中隆先生、大澤篤先生
附属高校27回生(3年生)2泊3日の宮古島での研修旅行(R4.4.19-21)
4月19日(火)~21日(木)の2泊3日で、附属高校3年生の宮古島での研修旅行を無事に実施しました。
昨年度の秋に3泊4日で計画していたのが3月に延期で、さらにコロナ禍のため今回へ再延期で実施できました。
学校発ー神戸空港ー下地島空港着と、姫路駅発ー関西空港ー宮古空港着の2つに分かれての行きかえりなり、写真屋さんが同行されない、姫路駅発ー関西空港ー宮古空港着のグループに私は同行しました。
1日目は、宮古島海中公園で合流、前浜ビーチを見学し、東平安名崎で灯台をバックに旧(2年生)クラスでの写真撮影。ホテルブリーズベイマリーナホテルに到着し、バーベキューとビュッフェに分かれての夕食。海のきれいな大自然に魅了された研修となりました。
2日目は、午前中は、マリンスポーツ体験と伝統工芸体験の選択研修で、シュノーケリングやシーカヤックを体験した生徒は、こんがり焼けて普段しない体験を楽しんだ。伝統工芸体験は、サーターアンダギー作り、万華鏡&ジェルキャンドル作り、シーサー作り、チガヤ作り、貝殻ストラップ&ブレスレット作り、チョークアートのそれぞれの体験を楽しんだ。海宝館で全員での昼食後、佐良濱漁港でハーリー競漕を行いました。急遽実施した決勝戦では、優勝と準優勝チームに校長から景品をプレゼント。クラス団結しての応援も素晴らしかったです。ホテル前で、新(3年生)クラスでの写真撮影後、前日とは別のコースで2日目を終えました。
3日目は、かるかの里で入村式をして、28家庭に分かれて農家体験のファームビジットを行いました。各家庭に招かれ、美味しいものを食べたり、海を見に行ったり、サーターアンダギーつくりをしたり、山羊に餌を与えたり普段できない様々な体験をして生徒たちは戻ってきた。教職員の昼食も、生徒が受け入れをして頂いたレストランで、生徒が手伝ったそばを美味しくいただいた。再び、下地島空港と宮古空港に分かれて、兵庫まで帰ってきました。
充実した素晴らしい研修旅行で、1000枚以上の写真を撮り、ホームページにもアップしました。生徒達の笑顔溢れる姿を写真に収めるとともに、生徒との距離も近く色々と話してくれる生徒もあり、嬉しかったです。
(詳細記事はHPの27回生のところをご参照ください)
生徒達にはケジメ、健康管理、悔いの残らない研修旅行の「けけく」を伝えてきましたが、生徒たちの楽しい姿に一緒に触れて大変良かったです。
これからは、進路決定の大事な時期を迎えます。目標をしっかりと持って、団結したクラスの仲間と共に諦めずに頑張って欲しいと願っています。
(27回生のHPも引き続きご覧頂ければ幸いです)
校長 小倉 裕史
黎明祭の実施ー寄宿舎での中高生の歓迎ー(R4.4.11)
4月11日(月)、寄宿舎「黎明寮」で、附属高校1年生46人と附属中学生1年生12人を歓迎する黎明祭が実施されました。
感染症対策のため、飲食ができず簡易での実施となりました。拍手で新入生を迎えた後、高校3年生の寮長2人による、上手な司会と進行によって会が進められました。武尾総長の挨拶の後、寮生父母の会の山本会長から歓迎の挨拶を頂き、新入生によるジャンケン大会が実施されました。クオカードを掛けてのジャンケン大会で盛り上がりました。
寮生父母の会の役員の方々、寄宿担当の先生方、今だからできる精一杯の歓迎会が実施できました。
弁当は各部屋での食事となり残念ですが、いつか盛大な会が実施できる時が来れば嬉しいと思いました。
感染症対策の実施で若干不便な生活を強いることになりますが、多くの小学校や中学校から集まってきたメンバーですので、早く仲良くなって、寮生活に慣れて、楽しい学校生活を送って欲しいと願っています。
校長 小倉 裕史
離任式と対面式ーお世話になった先生とのお別れと在校生との出会いー(R4.4.11)
4月11日(月)、附属高校の離任式と対面式が体育館で実施しました。八重前総長、尾崎前事務長をはじめ、附属高校に関わった9人の先生方をお別れをしました。また、新1年生と、2,3年生との対面式が行われ、進入生代表の挨拶と生徒会長からの歓迎の挨拶がありました。
また、附属中学校でも、対面式のあと離任式が行われ、八重前総長、尾崎前事務長をはじめ附属中学校に関わった6人の先生方とお別れをしました。
お世話になった先生方とのお別れに当たって、在校生に様々なアドバイスを頂きました。
対面式では、感染症対策のため中高別々での実施でしたが、全校生が一同に集まった今年度最初の行事となり、新入生を温かく迎えて、充実した学校生活を送って欲しいと思いました。
校長 小倉 裕史
転出された先生方 (転出先)
八重 真治 総長(兵庫県立大学大学院工学研究科・兼務解消)
尾崎 隆博 事務長(県立山﨑高等学校)
附属高校
小林 ひとみ 先生(ご退職、本校の育児短時間勤務職員補完嘱託員へ)
安原 秀晃 先生(県立太子高等学校)
足立 隆弘 先生(県立姫路特別支援学校)
井上 孔一 先生(ご退職、本校非常勤講師へ)
横幕 英雄 先生(ご退職、本校非常勤講師へ)
馬場 裕子 先生(県立姫路南高等学校)
岡田 央人 先生(ご退職)本日欠席
附属中学校
伊勢 志保 先生(相生市立矢野川中学校)
山田 寿美子 先生(姫路市立夢前中学校)
前川 あい 先生(たつの市立揖西東小学校)本日欠席
堀田 壮一郎 先生(神港学園高等学校)本日欠席
三村 康汰 先生(福岡市立壱岐中学校)本日欠席
杉本 國昭 さん(ご退職)