総長・校長室

2022年1月の記事一覧

附属中学校入学者選考を実施-2.63倍に微増―(R4.1.29)

 1月29日(土)、令和4年度兵庫県立大学附属中学校入学者選考が行われました。

 受験者の小学生は、朝8時30分に集合し、午前中は適性検査Ⅰ(45分)と適性検査Ⅱ(50分)、午後からは集団での面接を行いました。

 受験した小学生は、緊張した様子でしたが、熱心に取り組んでいました。

 定員70名に、昨年度よりも5名増え184名の受験があり、2.63倍の倍率となりました。

 本校に入学して、校訓「創進」(創造と進歩の人たれ)のもと、しっかり頑張って欲しいと願っています。

 合格者発表は、2月3日(木)10時から、附属中学校の講堂(夢創館)の前で行います。

                                   校長 小倉 裕史

 

附属高等学校26回生 高校3年間で最後の学年集会ー明日から自主学習、最後まで頑張れー(R4.1.27)

 1月27日(木)、附属高校3年生(26回生)の最後の学年集会が、感染症対策でWebで実施されました。

 各ホームルーム教室をWebで繋いで、学年主任の古本先生から、入学して学年主任を引き受けた時から、学年主任ではなく26回生160人の担任であると思ってきたという気持ちと、教師生活の最後に卒業させる学年になるであろうという熱い思いを伝えてもらいました。進路の決まっていない人も、決まった人も2月を大事に、県立大学附属高校生として誇りをもって過ごして欲しいということも伝えられました。

 1組担任の宮内先生、2組担任の枝澤先生、3組担任の川井先生、4組担任の井上先生、5組担任の吉峯先生、副担任の横幕先生から、1人ずつ26回生に対して、ありがたいお話や面白いお話を頂きました。

 生徒たちは、2月の卒業式と前日の予行まで自主登校になりますが、お世話になった先生方の熱い思いを感じていました。

 卒業式を成功させようという、3学年団の先生方の思いを感じて、残り少ない高校生活を精一杯過ごしてくれることと思います。私も5クラスすべての教室を覗いて、生徒の様子を見ましたが、26回生には自分の進路に向かって最後まで頑張って欲しいと願いました。

                                     校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中高理科教員 めっき研修会を実施ー銀色や金色に輝く金属ー(R4.1.26)

 1月26日(水)、マルイ鍍金(めっき)工業株式会社から井田会長を初め3名の方に、本校の化学教室にお越しいただき、附属高校と附属中学校の理科教員11人を対象に、めっき研修会を開いていただいた。

 金属をきれいに磨く工程が一番大切と教えて頂き、銅をニッケルめっきしたり、ステンレスを金めっきしたり、楽しく研修を行いました。電流を流して水素を発生させることによって、金属表面をきれいにし、金属イオンを含む水溶液に着けて電流を流してこすると、見事に、銀色や金色に変化しました。

 附属高校や附属中学校の生徒たちにも、キットを使って簡単にめっきができるので、科学の楽しさと不思議を伝えたいと思います。

 生徒には、「目指せ、世界のパイオニア」と伝えているだけに、中高一貫校だからこその、教科内での教員研修のこのような機会をもって、教員も資質向上につなげていきたいと思います。

                                      校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  

附属中学校 新生徒会役員で初めての全校集会ー「一期一会」のスローガンのもとでの出発ー(R4.1.24)

 1月24日(月)、附属中学校で第14代生徒会役員の初めての全校集会が行われました。

 生徒会副会長の片山葵子さんの司会で進行され、新生徒会長の定森佑夏さんの、最初のあいさつの中で、今年の生徒会スローガンを「一期一会」と決め、出会いを大切にすると共に、「笑顔」と「時間」を大切にしていきたいと述べてくれました。

 各専門委員会から、各委員長が緊張していましたが、準備をしっかりして、元気よく今年の目標を話してくれました。

 附属中学校での、友達や先生との素晴らしい出会いを大切にして、中学校生活を送って欲しいと願っています。

 さらに、生徒会役員がスキルアップして、附属中学校の伝統を受け継いで言って欲しいと思います。まずは、初めての全校集会、お疲れ様でした。

                                        校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

                                       

附属中学校 新春百人一首大会ー五色百人一首で勝負ー(R4.1.21)

 附属中学校で、1月21日(金)に新春百人一首大会が実施されました。

 本来であれば、座って向かい合ってのかるた大会となりますが、コロナ感染症対策で、同じ方向に向かって座った机で、小倉百人一首ではなく、20枚ずつ5色に分けた「五色百人一首」で実施しました。

 全校生の中で、決勝に勝ち残った30人が、国際理解教室で決勝戦を戦いました。それぞれが2人勝負を5人と各15枚のかるたで対戦して、勝ち負けの(勝った数+1)に(取ったかるたの枚数の合計)を掛けた数で競いました。

 かるたの読み手は、国語科の山田先生、橋本先生、三村先生の3人で、交替で上手に読み、上の句を読めば、生徒達は素早く反応して大きな声を出すことはできませんでしたが、国際理解教室が生徒のやる気と熱気であふれました。

 「小倉山・・・・」と私の名前の上の句が読まれると、誰が札を取るのかな?と、私も興奮して見ていました。

 表彰式は、1月24日(月)の全校集会で、生徒会図書委員長の角田さんから上位3人が表彰されました。1位は、2年生の末永明花莉さんで、決勝5戦全勝で、75枚中59枚を取った354点でした。2位は、3年生の前図書委員長の竹中友唯さんで、昨年度は決勝には残ったものの最下位で、悔しさをバネに必死で頑張って覚えた結果だと語ってくれました。3位は3年生の安川弥来さんが続きました。残念ながら表彰されなかった人も、決勝に残った人は、よく覚えていて素晴らしいと思います。

                                       校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表彰者

1位 2年 末長 明花莉 354点、2位 3年 竹中 友唯 306点、3位 3年 安川 弥来 265点 

附属中学校 探究活動「プロジェクト学習発表会」-3年生が2年間の成果を堂々と発表ー(R4.1.20)

 附属中学校では、兵庫県立大学や附置研究所、県立人と自然の博物館、西はりま天文台などから講師を招いて、自然科学や社会科学の探究活動を、10班に分かれて、2,3年生の2年間「プロジェクト学習」として取り組んでいます。

 1月20日(木)、3年生が2年間の成果をまとめた口頭発表を行う「プロジェクト学習発表会」を実施しました。本来は、2年生もポスター発表を実施することになっていましたが、感染症対策で保護者の来校を控えて、この日は、生徒のみで3年生のパワーポイントでの口頭発表のみを行いました。

 自然科学や社会科学についての知識・理解を深め、自ら課題を見つけ調査方法を考え、研究を行う能力を高めるとともに、研究の成果をわかりやすく報告・発表することを目的としています。生徒たちは各班で発表者を分散して、7分間の持ち時間を最大限に使って発表を行いました。

 発表自体もも頑張っていましたが、発表後の生徒からの質問や、専門家の講師の先生や、附属高校の先生からの質問にも、相談しながらしっかりと答えていたことが、大変素晴らしいと感動しました。

 発表を聞いて感動したこと、頑張って鋭い専門家からの質問に堂々と答えていたことと、数日前の練習時よりも格段に成長していること、生徒からの意欲的な質問も多かったこと、高校生の課題研究発表会に決して負けていない他の中学校にはない兵庫県一番の中学校の取組として自信を持つことを、最後に生徒に伝えました。

 2年間ご指導いただいた、県立大学等の先生方に心から感謝申し上げます。

 2年生は、2月8日に改めて、ポスター発表を全校で実施しますので、3年生の発表を刺激を受けて頑張って欲しいと思います。

 参加いただけなかった保護者の皆様には、急遽の変更でご迷惑をおかけいたしました。発表の様子をビデオに編集してみて頂きますので、楽しみにして頂きしばらくお待ちください。

                                     校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年口頭発表順

8班 自作クリーンベンチでカルス培養を行う(カルス培養班)

3班 身近な鳥を調べてみよう(野鳥の会)

5班 植物の生育やその立地環境を調べる(植物班)

2班 学校と渓谷~何が苔の種数の違いをもらたすのか~(苔コッコ探検隊)

1班 疑似化石の作成(化石班)

6班 他の惑星で生きるには・・・(天文班)

10班 豊かさの実態と景気対策(経済経営班)

4班 主脈長と側脈対数の関係性を調べる(葉っぱ班)

9班 ドップラー効果について調べよう(法則班)

7班 身近なもので地下探索(地下探索班)

 

寄宿舎「黎明寮」で「寮生を送る会」ー寮生活での繋がりの大切さを忘れずにー(R4.1.17)

 1月17日(月)、附属高校3年生が、大学入学共通テストの自己採点を終えて、18時から寄宿舎「黎明寮」の食堂で「寮生を送る会」を行いました。

 コロナウイルス感染症対策のため、在校生の参加はなく、飲食もなしでの実施でしたが、寮生父母の会や2年生の寮長などが準備をしてくれました。高校3年生の担任団をはじめ、生徒指導・寄宿舎運営部の先生方が参加しました。

 総長、校長、教頭、舎監さんから、卒業生にそれぞれ思いを述べました。在校生から卒業生へ、卒業生から在校生へ記念品が贈られました。

 食堂の魚市さんの、豪華お弁当は、各部屋で食べることとなりました。日頃から、美味しい食事を提供いただいて寮生を支えて頂いたことに感謝申し上げたい。

 私からは、華やかなお別れ会はできず、2年間寮生活で感染症対策などで無理をお願いしたことに対する感謝の思いを伝えました。また、12月に実施した、高校3年生のアンケートで、学校生活で一番の思い出は、第1位が「学校行事」、第2位が「部活動」であるが、寮生が30人くらいであるにも関わらず、全体の第3位が「寮生活」を挙げていることを紹介し、寮生活での絆を忘れずに、今後進学しても頑張って欲しいと伝えました。

 卒業しても、またいつか、母校や黎明寮を訪れて欲しいと願っています。

                                     校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

附属中学校 生徒総会実施・13代から14代生徒会役員へー「百花繚乱」を忘れずにー(R4.1.17)

 1月17日(月)、附属中学校で第2回生徒総会が実施された。第13代生徒会執行部の最後の行事で、この1年間の取組について振り返りました。年間目標、年間活動報告、成果と課題などを各専門員会の委員長から報告してくれました。スローガン「百花繚乱」のもと、「それぞれ違う咲き方を一人一人が自分の意思を持ち、自ら進んで行動し成長する」ことを目標に取り組んでくれました。最後には、3年生の生徒会執行部8人が1人1人が「先輩の苦労を見ていて、失敗もあったが仲間に助けられて頑張ってこれたこと」や「緊張しやすかったのが慣れたこと」や「苦手なこともできるようになった」ことなどを話してくれました。相原美南生徒会長は、「1年間ありがとう」の気持ちと「成長できたこと」「新たに0円ストアのボランティアで地域とのつながりができたこと」などを伝えてくれました。私からは、附属高校に行っても、「百花繚乱」の思いは引き継いで、残り3年間本校で頑張って欲しいと伝えました。本当にお疲れさまでした。

 続いて、第14代生徒会執行部の認証式を行い、新生徒会長の定森佑夏さんをはじめ8人の新生徒会役員に任命書を渡しました。先輩の思い引き継ぎ、さらに魅力ある附属中学校にして欲しいと思います。附属中学生1年生のアンケートから、附属中学生が、附属高校生との交流を望んでいる意見が多いことを伝え、新生徒会執行部としては是非附属高校の生徒会と交流するなどして、中高一貫校としての連携を深めて欲しいとお願いしました。

 さらなる、附属中学校が活気ある魅力的な学校になることを、心から願っています。

                                    校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

附属中学校 第14代生徒会役員

生徒会長 定森 佑夏

生徒会副会長 片山 葵子、原田 雅大

生活委員長 冨賀見 智晴 

学習委員長 大林 想汰

美化委員長 元西 一惺

図書委員長 角田 美咲

保健安全委員長 関 彩花

 

「ひょうご安全の日」ー精一杯真心こめて助け合う気持ちをー(R4.1.17)

 1月17日(月)、阪神・淡路大震災が起こって27年目の「ひょうご安全の日」に、附属高校では朝に全校放送で、附属中学校は全校集会で、震災について話した。

 今でも震災で苦しんでいる人がいることを忘れず、どんなに苦しい状況であっても、できる人ができる範囲で、精一杯真心こめて助け合う気持ちが大切であることを伝えた。

 生徒たちは真剣に話を聞いてくれましたが、ボランティア精神の大切さもわかって行動して欲しいと願っている。

                                      校長 小倉 裕史

 

 阪神・淡路大震災の追悼(概要)

 阪神淡路大震災が発生してから、今日で27年目を迎えました。今日、1月17日は、「ひょうご安全の日」と定められ、県内各地で防災に関する行事が行われています。

 27年前の1995年(平成7年)1月17日午前5時46分、兵庫県南部地震といわれる、淡路島北部沖を震源とするマグニチュード7.3の直下型地震が発生し、最大震度7を記録しました。

 この地震によって、戦後最大の都市型災害が起こり、多くの方々が犠牲となられました。この阪神淡路大震災によって、6434名の尊い命が一瞬に奪われ、負傷者も約4万4千名(43,792名)で、それまで賑やかであった神戸や阪神間の街並みが一瞬に変わりました。皆さんと同じ19歳以下の未成年者は、569人が犠牲になりました。

 阪神淡路大震災について、皆さんは、写真などで見たことがあるかもしれませんが、阪神高速道路が倒壊し、学校や病院をはじめ多くの建物が倒壊したり、火災によって焼失し、今日のような真冬の寒い中、多くの人が体育館などでの避難生活を余儀なくされました。自宅の倒壊を免れた人も水道・ガスなどのない生活を送り、JRを初めとする交通機関も長らく寸断され不便な生活を送る大変な状況になりました。

 高校2年生の人は、昨年、淡路の野島断層保存館に行って感じたことと思います。

 今では、街並みも完全に復興して震災の爪痕を見ることはありませんが、震災で家族や自宅、会社など大切な物を失って、今もなお苦しまれている方が多くいることを忘れてはなりません。今では誰でも知っているボランティアという言葉も、阪神淡路大震災当時はあまり知られていませんでしたが、避難所となった高校で、高校生が被災者のために、献身的に働いていました。自分自身も被災したにもかかわらず、学校の再会がいつになるかもわからない中、一生懸命働いていました。普段は、両親や友達に甘えて暮らしていた高校生たちが、たくましくボランティア活動をする姿は感動的でした。阪神淡路大震災で根付いたボランティア精神は、11年前の、平成23年の東日本大震災(マグニチュード9.0、死者15,879人、行方不明者2,700人)や、平成28年の熊本地震においても、大きな力を発揮しています。

 どんなに苦しい状況であっても、できる人が できる範囲で 精一杯真心を込めて助け合う そんな気持ちが一番大切ではないかと思います。私たち一人ひとりが、精一杯 諦めずに最後まで頑張る その思いを忘れなければ、どんなに苦しい状況でも、必ず道が開かれ、乗り越えていけると信じています。

「人の行く ウラに道あり 花の山」

 中学生には、冬休みのしおりに書きましたが、人と同じ道ではなく、人のしない努力をする そうすれば素晴らしい花の山、自分の目的が達成できると思います。

 高校3年生は、昨日までの2日間の大学入学共通テストお疲れさまでした。これから自己採点をして出願する大学を決めることとなりますが、ある意味これからが本当の頑張り時です。最後まで諦めずに頑張ってください。

 

 

附属高等学校「数学コンテスト」での上位者の表彰ーさらに満点を目指してー(R4.1.11)

 附属高等学校で、12月24日(金)に1~3年の全校生で、「数学コンテスト」を実施しました。

 このコンテストは、学校全体で、数学の基礎的な問題を解く機会を共有することにより、数学の学習に対して意欲・関心を高めさせることを目的とし、基礎的な問題の理解度を図ることで、学年ごとの数学力を比較・分析し、今後の授業や進路指導の資料として活用するため、本校で毎年実施しています。

 本校の数学の教員が問題を作成し、1年生で習う理数数学Ⅰの「数学Ⅰ・A」の範囲からの出題された数学①は、1~3年生444名が試験に臨み、2年生で習う理数数学Ⅱの「数学Ⅱ・B」の範囲からは出題された数学②は、2,3年生289名が試験に臨みました。

 実施した「数学コンテスト」の上位3名を総長・校長室で表彰しました。

 担当の田中賢也先生から、「昨年よりも難しい問題にしたので100点はいなかったが、大学共通テストに向けてしっかり頑張って欲しい」との思いを語ってもらいました。

 本校独自の取組で、数学の力を付けて、特に3年生は、間違ったところをしっかり見直して「大学入学共通テスト」では満点を目指して欲しいと願っています。

                                    校長 小倉 裕史

 

表彰者

数学①

1位 3年4組 今岡 大輝

2位 3年4組 山口 潤

3位 3年4組 木村 奈津樹

数学②

1位 3年4組 安川 唯月

2位 3年4組 山脇 愛理

3位 3年4組 伊藤 晴人