バレーボール部
〈女子バレー部〉引退をする3年生へ
先日の県総体を振り返り、合わせて引退をする3年生に感謝と激励をさせていただきます。
附属が対戦した小野高校戦に先立って、hコートの第1試合では香寺高校と社高校との対戦がありました。この大会は、高校3年生にとって引退をかけた最後の大会です。第1試合の補助役員を小野高校と附属でそれぞれ4名ずつ担当しましたが、本校からは3年生の控え選手が補助役員を担当しました。当初は1年生のバレー経験者が担当する予定でした。しかし、3年生が進んで補助役員を引き受けてくれました。補助役員の経験が豊富な3年生が担当することで、第1試合のスムーズな進行に協力してくれました。コートに立つ選手は6名ですが、控えの選手も含めた全員で附属の役割を果たして、全員で試合に臨んでいることを3年生の先輩たちが示してくれたように思います。3年生の部員が「For the team」の精神を後輩に教えてくれたとも思います。
勝ち上がった小野高校は、今春の東播3部リーグを全勝で通過して2部に昇格しています。附属にとっては格上のチームです。その小野高校を相手によく拾って繋ぎました。附属のバレーは、3年生エースと3年生のレシバーによって試合の流れを引き寄せてきました。今回は相手が強くて勝つことはできませんでしたが、2人を中心に附属らしい拾って繋ぐバレーを選手全員で実践しました。
キャプテンと副キャプテンは1年前の新チームでの最初のミーティングで「バレーを好きになろう」と部員のみんなに語りかけました。その言葉通りバレーが好きだということを実践し続けた1年間でした。その思いに後輩たちもよく応えました。
3年生の5名はこの大会をもってバレー部引退となります。この5名の中には、キャプテン・副キャプテンのように小学生からバレーを始めた選手もいますが、高校から始めたバレー初心者も2名います。なかなかサーブがネットを越えなかったのですが、今では練習試合でも大会でもしっかりサーブを打てるようになりましたし、レシーブも上達しました。バレーは生涯スポーツです。附属でのバレーの経験が、将来の出会いや進路を広げてくれるかもしれません。
5名の3年生は、これから受験生としての生活が本格的に始まります。バレー部での取り組みが自信となって新たな道を切り拓いていかれることを願っておりますが、時には後輩の指導に体育館を覗いてもほしいとも思います。