総長・校長室より

総長・校長室より

附属中高合同教員研修会ー良いとこ見つけで活力ある職場づくりー(R4.8.23)

 8月23日(火)、本校の中高の教員を対象に、中高合同研修会を実施しました。テーマは「教員に求められる役割と職責~活力ある職場づくり~」で、校長の私が講師を担当し、中高教員約50人が10班に分かれて取り組みました。

 各教員の「自分の強みや持ち味」をラベルに書いて希少性や有用性を分析し、自分の強みを・持ち味を大切にして欲しいと伝えました。

 学校改善と学校教育目標の意味と、Society(ソサエティ)5.0の時代を迎え、学習指導要領の改訂の趣旨と評価の観点について伝え、学校の使命と力の入れどころを押さえ、本校をSWOT分析することにより、外部環境と内部環境の強みを改めて考えてもらいました。

 緑に囲まれた学習環境で、保護者が意欲的であり、兵庫県立大学からの独自の支援や県立大学への特別推薦制度があること。中高一貫校で意欲の高い優秀な生徒が多く、意欲ややる気の高い教員が多く、寄宿舎があり施設も充実していること。

など、本校の強みは他校にないことが多く、強みを活かしてさらなる特色づくりを進めたいと思いました。

 教員一人一人の働き始めてからのキャリアを振り返り、どのような時に力量が付いたか、満足度が上がった時の身につけた能力を振り返り、自己の振り返りには意義があることも伝えました。

 教員の中にはメンタリングやキーパーソンの重要性を伝え、さらなる協力体制のある組織づくりが、働きがいのある職場づくりであることを話しました。

 やってみせ 言って聞かせてさせてみて 褒(ほ)めてやらねば人は動かじ

 話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば人は育たず

 やっている姿を 感謝で見守って 信頼せねば人は実らず

と、山本五十六の言葉を伝え、教員同士も、生徒に対しても、「ほめて任せて信じれば、人は動く・育つ・実る」ことを確認しました。

 教員一人一人が、明日から実行しようと思うことを振り返って、研修を終えました。

 さらに、素晴らしい学校を目指して、教職員と共に頑張っていきたいと思っています。

                                          校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

附属中高 夏季休業前の全校集会ーPDCAサイクルを持ち、ピンチをチャンスにー(R4.7.20)

 附属中学校と高等学校と、夏季休業を迎えるにあたり、全校集会を持ちました。本校は2学期制のため、前期の終業式は9月の終わりですが、夏季休業中をしっかり乗り切って欲しいと、総長、校長からメッセージと、生徒指導担当からの感染症対策と熱中症対策について話しました。

 中高の全校生が体育館に入ると、密になるため、附属高校は体育館、附属中学校は夢造館で別々に実施しました。

 総長は附属中学校に、校長は附属高校で生徒にメッセージを伝えました。附属中学生には前日の部活動の県大会壮行会で校長メッセージを伝え、附属高校生には総長のメッセージも校長から伝えました。

 総長、校長の思いが生徒に届いて欲しいと願っています。40日間の夏季休業を、健康に気を付けて送って欲しい。

                                          校長 小倉 裕史

 

【総長あいさつ】 武尾 正弘 

 ようやく前期の大半は終わり、夏休みに入るわけですが、4月に思い描いた通りの生活や勉強をここまで進めることができましたか? 

 一般社会やビジネスの世界では、PDCAサイクルという言葉があります。

 これはそもそも物を生産する工場で、品質管理の観点から出てきた言葉ですが、Pはプラン、計画、DはDo、実行すること、Cはチェック、結果を評価すること、最後のAはアクションと言って行動するという意味ですが、ここでは結果の評価に基づいて、改善するということを意味します。PDCAは、計画、実行、評価、改善ということです。

  この考え方はものの生産だけにとどまらず、最近はビジネスの世界のあらゆる事柄に拡がってきています。

  皆さんの生活や勉強についても、まず、計画し、それに基づいて実施し、その後、結果について評価して改善し、次の計画に生かすといったPDCAサイクルが必要です。

  でも実際にこれをやるとなったら、どんなことをすれば良いか迷いますね。

 でも大事なことは、まず、計画をノートなどに日付入りで書くことなんです。そして、設定した目標についてはいつまでにそれをやってしまうか期日を決めることなのです。この期間は長くても短くても良く、最初は全く計画通りにはいかないと思いますが、そのノートをみてきっと反省することになると思います。それがPDCAサイクルの第一歩になるのです。 

 これから長い夏休みになると思いますが、まず最初に、計画をノートなどに書くことと、期限を決めることをやって頂いて、皆さん独自のPDCAサイクルをつくることをお願いいたします。 

 それから、コロナ感染がどんどん拡がっている状況にあります。かかっても重症化しないという人もいますが、他人にうつしたり、後遺症がのこることもあり、感染しないに越したことはありません。夏休み期間中もこれまでのルールを十分に守り、節度ある生活を過ごしてください。

 

【校長あいさつ】 小倉 裕史

 今年度は、4月には、高校3年生は延期の延期となった宮古島への研修旅行、高校1年生は3年ぶりの蒜山高原自然教室を無事に実施してスタートしました。文化祭や先週実施できた球技大会などの実施や、黎明寮での朝食の一部バイキング形式に戻すなど、可能な限りの感染対策を取りながら、3ヶ月余りが経ちました。

 私からは、「ピンチはチャンス」「窮(きゅう)すれば転ず、転ずれば通ず」ということをお話しします。

 皆さんは、これまでの高校生活や中学校生活を振り返ってみると、うまくいったこと、感動したこと、失敗したこと、悲しかったこと。それぞれあるかと思います。うまくいったり感動した時は、やる気に繋がったでしょうが、失敗した時や、悲しかった時は、悔しさがこみ上げてきたと思いますし、思い出したくないかもしれません。

 しかし、まず皆さんに伝えたいのは、「ピンチはチャンス」という言葉です。人間は、窮地(きゅうち)に立った時が、チャンスと言われます。ピンチはピンチで、チャンスのはずがないし嫌だと思います。しかし、高校生活だけでなく、これからの人生の中で、一度はもう限界だと感じることがあるかもしれません。また、「窮すれば転ず、転ずれば通ず」という言葉があります。

 窮する(行き詰まり苦しむ)ことで、道を進んでいた際に行き詰まり、転んでしまった。しかし転んだからこそ、そこから見える新たな視点や発見があるものだ。という意味です。つまり、人間はまず「転ぶ」ということがなければ、「通ずる」ということがないと言われます。転んだからこそ、そこから見える新たな視点や発見がある訳です。

 ピンチが訪れて、どうしようもないとならないとき、諦めるしかないかと思ったとき、もう一度引き返そうと思ったとき、方向転換をして(転じて)あらゆる事を見ることで、「こんなところにこんな方法があった。こんな道があったな」と新たな発見ができるのです。

 しかし、これも諦めてしまっては、チャンスは絶対に訪れては来ません。転じてこそ活路が見出されるのですから、何事も最後まで諦めないことが、いかに大切かということです。現在の成績では、目指す進路を諦めなくてはならないのではないかと思っている人もあるかもしれません。しかし、そのピンチを、ピンチで終わらせるか、チャンスに変えるかは、気持ち次第だと思います。

 高校3年生は、人生で一番しんどい夏休みを迎えると思います。頑張って当たり前で、誰も褒めてくれないかもしれません。しかし、しっかり目標を決めて、頑張ったら自分を褒めてあげることも大切です。将来の目的は大事ですし、目的がなければ頑張れません。しかし、身近な目標も定めないと、なかなか頑張れないのも事実だと思います。

 すべては、目的に向かっての種まき(行動)だと思います。まかない種は生えないので、思えばまず行動にうつして種まきをしましょう。まいても、なかなか実を結ばなくて嫌になることがあるかもしれません。しかし、それは、貯金していると思って頑張って欲しいと思います。いつか、多額の利子がついた結果が返ってきます。

 できるか、できないかということよりも、昨日より今日、今日より明日、少しでも向上しようという心がけが、一番大切だと思います。

 夏季休業中は、生活が乱れがちになります。計画を立てて、「昨日よりも今日、今日よりも明日」の気持ちで、一歩一歩進んでください。もしピンチが訪れても、決して諦めず、これはチャンスと思って方向転換して頑張ってみてください。皆さんの頑張りを心から応援しています。

 暑い日が続きますので熱中症対策、そして第7波が到来したと言われていますので、感染症対策を徹底してください。40日間の夏休みをくれぐれも健康に気を付けて過ごしてください。

 

 

 

附属高校職員研修会ーICT機器を活用した事例報告で効果的な授業の工夫を共有ー(R4.7.19)

 7月19日(火)、附属高校の教員全員で、ICT機器を活用した実践の事例報告の研修会を実施しました。

 本校では、すべての教室にホワイトボードとプロジェクターが設置され、2年前から効果k的なICT機器を活用した授業の工夫を行ってきました。今年度の入学生から、新学習指導要領となり、1人1台端末のBYODが導入され、授業でも活用し始めています。

 7人の先生方による、効果的なICT機器の活用、BYODの有効活用について、説明があり、教員は熱心に研修を受けました。すべての教員が、効果的なICT機器を活用できるように頑張って、生徒の授業を効果的に実施できる工夫をさらにしていきます。

                                          校長 小倉 裕史

事例報告

1 授業におけるICT機器の活用事例

 ~Google Classroomを用いた課題提出とJamboardを活用した授業実践~ 宮内 俊輔先生

2 授業におけるICT機器の活用事例 (学年での取組を含む)

 ~Google Classroomを用いた課題提出~ 那須 健治先生

3 授業におけるICT機器の活用事例

 ~数学科におけるJamboardを活用した授業実践~ 中島 健太朗先生

4 ICT機器を活用した個別指導の事例

 ~数学科におけるGmailを活用した個別添削指導について~ 古本 浩之先生

5 進路指導におけるGoogle Classroomの活用

 ~特別推薦入試受験者への事務連絡と総長特別演習~ 疊家 克彦先生

6 BYOD端末の活用事例 ~英語科における音読指導~ 吉峯 旬作先生

7 BYOD端末の活用事例 ~連絡ホワイトボードのJamboardへの移行~ 中野 雅志先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

附属高校 前期球技大会ー各学年の活躍ー(R4.7.14-15)

 7月14日(木)と15日(金)の2日間、附属高校の前期球技大会が行われました。

 新生徒会執行部の最初の学校行事であり、企画や準備、進行を頑張ってくれました。

 当初予定のソフトボールは、初日の雨のため、卓球に変更となりましたが、各クラスで団結して、卓球、バレーボール、バドミントンの競技に頑張りました。

 開会式でも、私からは、感染症対策と熱中症対策とともに、ケガのないように気を付けて頑張るように伝えました。

 感染症対策のため、換気の徹底とともに、応援者も声を出さずに拍手のみでの観戦となりましたが、3年生にとっては最後の球技大会を精一杯楽しんだと思います。感染対策のため、マスクをして競技をしていた生徒もありましたが、大変だったと思います。大きなケガもなく無事に実施できて良かったと思います。

 閉会式での表彰も、全学年が表彰されたことは素晴らしかったと思います。表彰状がもらえたクラスは、おめでとう。残念やったクラスも、想い出になったと思いますし、お疲れさまでした。

 生徒会執行部の生徒達、準備に関わって頂いた先生方も、ありがとうございました。

                                         校長 小倉 裕史

 表彰

卓 球  優勝:2年4組B、準優勝:3年2組B、3位:1年1組A

バレーボール  優勝:3年1組、準優勝:2年4組、3位:1年3組

バドミントン  優勝:2年1組A、準優勝:3年4組A、3位:2年3組B

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

附属高校 初任2年目の教員の公開授業ーICTを活用して主体的な授業ー(R4.7.13)

 7月13日(水)、附属高校に初任2年目の2人の教員による、研究授業が公開されました。

 5時間目目は、保健体育科の小林健太郎先生が、2年1,4,5組のバレーボールの授業でした。サーブ、キャッチ、スパイクなどを、滞空時間を長くして腰を落としてなど自ら見本を見せて生徒を指導して、生徒は熱心にバレーボールに向かっていました。サーブ、キャッチ、スパイクの効果的な練習をあと1時間やってから、実際にゲームをやるようです。また、タブレットでやっている様子を同じ班の生徒が撮影した動画を、先生に提出して次の時間に視聴など、ICTを活用した工夫した授業でした。

 6時間目は、地歴科の鳥居柚希先生が、2年1組の日本史選択者に対して、地方政治の展開と武士「受領と負名」の内容の授業でした。歯切れのよい声で生徒を引き付け、わまりの人と相談して発表させるなど、正解すれば生徒みんなが拍手をするなど、自主的に取り組む授業で、楽しく勉強している雰囲気が伝わりました。醍醐天皇の「延喜の荘園整理令」であるとか、「租税の対象が人から土地へ変わった」ととなど、ポイントを押さえてわかりやすかったです。

                                         校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

附属中学校 English Speach Festival 2022ー英語で自分の思いを発表ー(R4.7.13)

 7月13日(水)、附属中学校のEnglish Speach Festival 2022を、保護者も参観の中行われました。

 1年生は10人が、スライドの写真などを写して興味を持つものを、英語で紹介しました。

 2,3年生はそれぞれ7人が、自分の考えをまとめて、英語でスピーチしました。高校生に決して負けない素晴らしい英語力で、聞いている人を引き付けました。

 最優秀賞は、3年生の西村 舞さんで、各学年1~3位までを武尾総長から表彰を受けました。

 本校の特徴である国際理解教育の基礎であると、素晴らしい時間を過ごしました。発表した生徒達に、準備や練習も大変だったと思いますし、体育館で緊張の中、自分の思いを伝えられて大きく成長したことと思います。自信をもって今後の中学校生活を送って欲しいと思います。

                                           校長 小倉 裕史

 結果

最優秀賞 3年 西村 舞

1年 1位 Honoka HIGASHI、2位 ViVi Anne TELFER、3位 Manaka IWATO

2年 1位 Takuto KOBAYASHI、2位 Itsuki KISHIMOTO 、3位 Tamami MURAKAMI

3年 1位 MaI NISHIMURA、2位 Yua TAKASE、3位 Ako SHIRAI

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

附属高校2年生 OB・OG講演会ー卒業生の活躍からキャリア教育を学ぶー(R4.7.9)

 7月9日(土)、附属高校2年生(28回生)を対象に、本校の卒業生で活躍されている方を6人招いて、高校時代や今の仕事についての話を聞く講演会が、創進会(同窓会)主催で実施されました。

 講師として来校されたのは、本校1回生で私立高校の英語教員をしながら書家である藤原 信也さん、4回生で会社の人事総務担当執行役員で公認会計士の平井 直大さん、生命保険会社勤務でファイナンシャルプランナーの土井 佑木さん、地元の大手化学会社の研究者の久留島 康功さん、9回生で環境衛生研究所勤務で臨床検査技師の横田 隼一郎さん、17回生で地元大手会社のエンジニアスタッフの松田 正大さんの6人です。

 自分達が高校の時の話とともに、進路を決めるまでのいきさつや、働きながらの苦労、そして今の仕事の内容と共に、生徒達にいろんなアドバイスを頂いきました。

 1回生が入学した頃は、グランドがまだなく体育館でしか体育ができず、半年後にグランドができても歩道橋はなく、グランドまで片道10人くらいかけて移動していた話や、学校の回りの木々はまだ小さく、今では大きな木になっているが、建物は大きく替わっていないと懐かしんで頂いた。

 生徒からは、「しっかりと相手に自分の意思を伝えることが大切だということがわかった。」「公認会計士の仕事が難しいことがわかり、AIの発展の中で作業を伴う仕事は人間が行っている点に興味を持った。」「生命保険会社は愛の形をつくる仕事であるという言葉が印象に残った。」「化学メーカーと機器メーカーを同じ物を考えていたが、化学メーカーが主に材料を研究することができることを知り、進路について考える良い機会になった。」「臨床検査技師は、患者のために常に勉強し続けているところがすごいと思った。今後、社会人になった時に私も学び続けたいと思った。」「楽しいと思えることを勉強すべきと思った。」「挫折した時の対策として前もって準備しておくことが大切と聞き、仕事以外でも当てはまると思ったので、前もって準備することを意識して生活を送ろうと思った。」などと述べてくれました。

 仕事の内容だけでなく、今後の進路や将来のキャリア教育に大きな影響を与えるよい機会になったと思います。

 来年度には創立30周年を迎える本校ですが、卒業生が活躍してさらに素晴らしい学校を目指したいと思います。

                                        校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

附属高校の生徒会認証式ー新旧生徒会が引き継ぎ第29代生徒会執行部スタートー(R4.6.17)

 6月17日(金)1時間目、第29代生徒会役員の認証式を行いました。山田善一(やまだよしかず)新生徒会長をはじめ16人の生徒会役員に、総長名での任命書を、校長から1人ずつ激励の言葉を添えて渡しました。16人の中には、2年生13人、1年生3人で構成され、昨年度生徒会執行部として活躍した3人も継続してくれています。

 第28代の吉本葉大(よしもとようだい)前生徒会長をはじめ、16人の生徒会役員からバトンタッチをしました。

 校長の私からは、第28代生徒会執行部が、2年ぶりの球技大会を実施して誰もわからない状況の中で頑張ってくれたこと、学校周辺の清掃活動をしてくれたこと、避難所運営ゲームを実施したこと、オープン・ハイスクールや体育大会で工夫して取り組んだこと、中学校生徒会と連携して中高合同新聞の「月刊附属」の発刊をはじめたこと、文化祭で「αーMuse(ア ミューズ)のテーマでみんなが楽しみ一手間加えた+αでキッチンカーの手配など、今できることを精一杯頑張ったことへの感謝の気持ちを伝えました。

 また、第29代生徒会生執行部には、先輩の思いを引き継いで、附属中との連携と共に県立大学生との連携や、総長・校長室での話し合いの機会を設けるなど、さらに通常の教育活動に近づけるように頑張って欲しいと激励しました。

 引退する第28代生徒会執行部の1人1人から、急遽今の気持ちを伝えてもらいました。吉本前生徒会長からは、「○○だけでは成り立たない」という言葉を全校生に伝えてくれました。「生徒会だけ」ではできないことがたくさんあります。構成豊かな16人が堂々と思いを発表してくれた姿に頼もしく、感動しました。

 山田新生徒会長からは、先輩達の生の思いを聞いて、みんなで一緒に頑張っていきたいと語ってくれました。

 第28代生徒会執行部が頑張ってきた思いは、第29代生徒会執行部や全校生に届いたことと思います。

 「自ら考え、自ら学び、個性を伸ばす 目指せ世界のパイオニア」の本校のスローガンを、1人1人が大切にして熱中症対策と感染症対策を心がけつつ、さらに通常の教育活動に近づけて、さらに素晴らしい学校にしていきたいと思います。

                                         校長 小倉 裕史

 

 

 

 

県立大学理学部学生が附属高校の授業見学(R4.6.16)

 6月16日(木)、兵庫県立大学理学部の講義の一環で、数学の教員免許取得者のための「数学科教科指導法」を受講している大学生18人が、本校の授業を見学しました。

 1年生5組では、数学科の中島健太朗先生が、セットアップして今週から使用を始めた1人1台端末のBYODを使用した「理数数学Ⅰ」の授業を公開しました。手元の端末の画面をプロジェクターでホワイトボードに映して、生徒は自分の席で端末のポインターで説明するなどの、新たな取組がありました。効果的にBYODを活用し、今後の新たな使い方が楽しみでした。

 2年5組では、数学科の窪田行博先生が、パソコン画面からグラフをホワイトボードに写して説明するなどのICTを効果的に活用した「理数数学Ⅱ」の授業を公開しました。生徒達は、熱心に解説する先生の話に聞き入っていました。

 授業見学後の、大学生の感想では、「自分たちの高校時代に受けた授業と全く違う」とか「効果的にICTを活用して、BYODで前に出て説明しなくてよいので緊張せずハードルが低くて良かった」や「先生がわからないところは隣と相談するように指示して良い雰囲気で生徒が学んでいて良かった」など、見学して始めて知ることや、今の時代のICTの活用の授業のスタイルに学ぶことが多くて大変良かったと話していました。

 高校生と大学生が連携して、高大連携のいろいろな取組がさらにできることを楽しみにしています。

                                         校長 小倉 裕史

 

 

 

 

 

寄宿舎で県立大学生を招いたアフタースクールゼミ開始ー中高生が熱心に取り組むー(R4.5.12)

 5月9日(月)から、寄宿舎「黎明寮」の学習室に兵庫県立大学理学部の学生を講師に招いて、アフタースクールゼミが正式に始まった。また、5月12日(木)からは、今年度から本格入寮となった中学生のゼミも始まった。

 寮生父母の会の主催で、月曜日は高校生の理科、火曜日は高校生の数学、水曜日は高校生の英語、木曜日は中学生の数理英を、昨年度に完成した学習室で、問題集等のわからないところを質問する寺子屋形式で実施しています。7月末までの各8回の実施で、基礎学力の向上と学習習慣の定着を図る。

 高校生39人、中学生7人の希望に対して、県立大学理学部の学生5人がチームを組んで対応しています。中には、寮生ではない高校生で、保護者の送迎により受講している生徒も2人ある。

 生徒に取って歳の近い大学生からは、中高の教員では伝えられない興味ある話もあり、生徒達は熱心に手を上げて取り組んでいる。

 中高大連携の本校でしかできない、価値ある取組が定着し、切磋琢磨して頑張って欲しい。

                                         校長 小倉 裕史