取り組みのハイライト

2022年8月の記事一覧

令和4年8月22日 東京未来フロンティアツアー1日目B班 「カワサキロボステージ」「日本科学未来館」

東京未来フロンティアツアー1日目B班の11名がお台場にある「カワサキロボステージ」へ訪問し、産業用ロボットの見学・体験をしたあと、75分の研修を受けた。見学・体験では、ロボットアームが持ち上げる座席に座り、360度景色が見渡せるVRゴーグルをかけることで、本当に大空を飛んでいるような感覚を体験した。また、似顔絵を描くロボットはたったの5分で、本人の撮影から完成までさせる様子を見て、技術力の高さに驚いた。そのあとの研修では、川崎重工業㈱の沿革や、産業用ロボットの世界市場、ロボットが活躍する社会など、ロボットがいかに身近で貢献しているかを考える良い機会となった。

「日本科学未来館」では、最先端の科学や技術はもちろん、様々な未来の実現に向けて取り組む研究者の熱心な研究に触れた。

  

令和4年8月22日 東京未来フロンティアツアー1日目A班 「量子科学技術研究開発機構」

東京未来フロンティアツアー1日目、A班の生徒12名が千葉県千葉市にある量子科学技術研究開発機構を訪問した。量子論や量子技術に基づく量子物質・材料科学、生命科学等の先端研究開発を行っている機関である。機関での幅広い研究分野について説明を受けた後、線形加速器「シンクロトロン」を見学し、各分野に分かれて体験実験や見学を行った。

A班では、「量子計測技術の体験」を行った。生命現象を「量子技術」によって捉える研究開発を進めているチームのラボを見学し、その計測方法を実験的に学んだ。

B班では、「PET装置開発現場の体験」を行った。最先端の病気の根源に迫る画像診断方法の1つであるPETについて、投与した検査薬から出てくる放射線を、体外にある検出器で実際に計測した。 

C班では「認知症基礎研究体験」を行った。認知症のモデルマウスの脳切片を染色し、脳に溜まる異常たんぱく質“タウ”を可視化する実験を体験し、事前学習した内容を実際に見ることで、脳疾患について興味関心をさらに深めた。

D班では「水を用いた放射線被ばく量測定実験」を行った。生体内に多く存在する水を利用し、素早く正確に被ばく量を測定する方法について実際に測定を体験しながら、その重要性を学んだ。

  

  

令和4年8月19日 東京未来フロンティアツアー事前学習⑦ オンライン講義「「量子」ってなーに?」

本校PC教室において、東京未来フロンティアツアーで「量子科学技術研究開発機構」を訪問する創造科学科6期生(2年生)、GR選択者(2年生)12名が、事前学習の一環としてオンライン講義を受けた

。以前の事前学習の際、「量子」についえ自分たちで調べても調べたが、その本質を理解することが難しかったことを受け、量子科学技術研究開発機構側のご厚意でオンライン講義を行っていただいた。これまで学んだニュートン力学では説明ができない量子の性質や挙動についてかみ砕いて説明をしていただいた。

不確定さや曖昧さ、粒子と波の性質を併せ持つなど、これまで学んできた概念とは全く異なる量子の理解に苦労しながらも理解を深めることができた。この基礎知識をもとに、訪問先では量子がどのように活用されているのかを体験する。

  

令和4年8月5日 東京未来フロンティアツアー事前学習⑥ 「アジア開発銀行」「参議院会館」

本校PC教室において、東京未来フロンティアツアーで「アジア開発銀行」、「参議院会館」を訪問する創造科学科6期生(2年生)、GR選択者(2年生)5名が、事前学習を行った。

事前学習では、グループごとに事前に調べた各機関がどのような組織なのか、どのような取組が行われているのかを発表し合って情報を共有した。「アジア開発銀行」では、実際にどのような国にどのような目的で融資されたのか具体例を出し、アジア開発銀行の果たす役割などを議論した。「参議院会館」では、ツアーで訪問する本校の卒業生である「宮崎雅夫議員」について、どのような議員活動をされているのかを調べた。特に力を入れておられる活力ある農山漁村づくりについて詳しく調べ、当日の質問を考えた。

  

令和4年8月4日 東京未来フロンティアツアー事前学習⑤ 「物質・材料研究機構(NIMS)」

本校ゆ~かり館において、東京未来フロンティアツアーで「物質・材料研究機構(NIMS)」を訪問する創造科学科6期生(2年生)、GR選択者(2年生)10名が、事前学習を行った。

事前学習では、物質・材料研究機構(NIMS)のフェロー・理事長特別参与である魚崎浩平先生によるオンラインでの講義を受けた。日本の抱えるエネルギー事情や、その解決策の1つとして物質・材料研究機構でも研究が進められている次世代電池についてお話いただいた。

世界で初めて電池が作れられてから現在までの電池開発の流れや、今後の電池開発の指針などを聞くことができた。これらの基礎知識をもとに、実際に訪問した際には、電池の製作を体験させていただく予定である。電池の化学的な仕組みについてはまだ学習していないが、このツアーでの学びと化学での学びが繋がっていく。

また、物質・材料研究機構(NIMS)の施設について、魚崎先生自身の兵庫高校生時代のお話や、卒業後の研究の歩みについてもお話を伺った。