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校長ブログ

【校長ブログ・令和6年度第2回の学校評議員会を行いました。】 R7/02/20

 2月19日(水)に令和6年度第2回の学校評議員会並びに学校関係者評価委員会を開催しました。最初に砂子訪問学級の朝の会の様子をオンライン中継で見学し、小学部低学年と中学部2年生の授業を短時間でしたが見ていただきました。

 会議では、今年度は地域との連携を大きなテーマにしていましたが、特に防災の取り組みとして芦特の防災体制の見直しや今年度実施した研修、全校生徒の取り組みとして「ひまわりプロジェクト」の報告を行いました。続いて支援部より各学部で実施された学校間交流や地域交流の報告、また進路指導部より現場実習や進路についての報告がありました。さまざまなお立場からのご意見やアドバイスをいただき、来年度に向けて今一度課題を整理し、よりよい環境作りをすすめてまいります。

 また、学校関係者評価委員会では、校内アンケート、保護者アンケート、地域アンケートの結果を今年度の成果と課題について報告しました。アンケートの結果とその分析については、後日ホームページにアップいたしますので、ご覧ください。

 休憩中には高等部の喫茶接客班のメンバーが外部の評議員の皆様にコーヒーを出してくれました。普段の練習の成果ですね、とても堂々と自信を持ってお出しできたと思います。皆さん、ありがとうございました。

 最後に、今年度本校の学校評議員8名のご紹介をします。

(写真左)左から、近畿大学教職学部の向後教授、三田谷学園の高野理事、名神あけぼの園の米満園長です。

(写真右)左から、あしや福介家の楢木代表、芦屋市障がい者基幹相談支援センターの鈴木相談員、西宮市手をつなぐ育成会の宮脇副会長、本校PTAの平井会長です。また芦屋市障がい者スポーツ指導者協議会の石野会長は本日ご欠席でした。

  

 

【校長ブログ・堀先生が兵庫県優秀教職員に選ばれました】 R7/02/12

 本校の堀芳美先生(高等部)が、令和6年度兵庫県優秀教職員に選ばれました。おめでとうございます。本年度は兵庫県の小・中・髙・特別支援学校の42名の先生が、それぞれの分野での顕著な成果が認められ表彰を受けています。

 堀先生は今回特に学校防災教育分野での活躍が認められました。H27年度からEARTH(震災・学校支援チーム)に所属し、これまで東日本大震災など被災地の復興支援に関わり、昨年夏季休業中には能登半島地震の被災地にも派遣されました。特に子どもたちの心のケア班での中心的役割を担っておられ、県内外の防災講話や研修の講師なども務めています。

 いま芦特の防災体制の整備が喫緊の課題となるなかで、本校に防災の専門的な知識をもつ教員がいることは非常に心強く思っています。今後の活動にもできるだけ協力し、活躍を願っています。

 

 

【校長ブログ・チャレンジし続けます(中3)】 R7/02/03

 中学部3年生は先週末の2日間、校内実習を行いました。3つのグループ(リサイクル班・クリーン班・作業班)に分かれて、それぞれの課題や目標に合わせた作業に取り組みます。学習環境をうまく整えてあり、自分の課題に長時間取り組む姿や先生の指示をきいてスムーズに作業を進める様子が印象に残りました。

  

 また1月29日には中学部全体の持久走記録会(15分間走)が実施されました。1・3年のグループと2年のグループに分かれて、冷たい風が吹く中でしたがそれぞれの目標に向かって一生懸命に走り続けていました。チャレンジしている姿っていうのは見ている人の心を動かし、本当に素晴らしいですね。生徒たちの姿に、私も仕事へのエネルギーの充填ができました。

 大勢の保護者の皆さまにご声援をいただき、寒い中誠にありがとうございました。

   

 

 

【校長ブログ・総合防災訓練に想う…】 R7/01/27

 1月23日(木)に実施された総合防災訓練ですが、児童生徒が参加する避難訓練としては今年度3回目でした。とにかくマンネリ化しないように、毎回少しずつ変化を持たせて工夫しています。今回は大きな地震→津波警報(全員3階へ避難)→津波注意報(2階と3階に分散避難)のあと、児童生徒は、教職員20名ほどで並行して開設した避難所の見学を行いました。

 また、前日の22日には県立舞子高校環境防災科の高校生約30人が来校し、本校高等部1年生との交流及び共同学習(防災について、全体交流と各クラスに入っての学習)を実施しています。

 さて、子どもたちの避難訓練の様子はもう一つの学校ブログを見ていただければと思います。この日は防災の専門家の正井先生(神戸医療未来大学)と地域の防災士のお二人(足立さん、寺前さん)をお招きしました(PTA役員の方々も参加いただき、避難者役をお願いしました)。また30年前に阪神淡路大震災で犠牲になった約6.400名の方々のご冥福を祈り、全員で黙祷も行いました。

 1年前には能登半島で大きな被害を受け、また先日も宮崎県で震度5弱の地震がありました。芦特の立地を考えると南海トラフ地震への準備を放っておくことはできません。今後も保護者や地域の方々にも参加していただいて、防災訓練や防災研修ができればと考えています。どうぞご協力をお願いします。

 写真左から防災士の寺前さんと足立さん、そして正井先生。

 避難訓練の事前準備として20日には、教職員約50名が参加して避難所開設訓練も行いました。8月に課題となった点を確認しながら設置を行いましたが、簡易ベッドはなかなか組み立てが難しく、やはり体験は何度でもしておくことが大切だと痛感しました。総合防災訓練の当日は20人程度の教職員でシートを引いて通路を確保してから、受付やパーテーション、ベッドの設置がスムーズにできました。 

  

【校長ブログ・山本ジュリーさん文庫を設置します】 R7/01/21

 本校の在宅訪問学級(小学部)に在籍し平成28年在籍中に亡くなった山本ジュリーさんの妹・リリーさんが、1月20日にお母さまとプロジェクト担当の先生と一緒に来校されました。ジュリーさんはちょうどいまの高等部3年生が同級生だったこともあり、お母さまは久しぶりに本校の様子を見て、懐かしさがこみ上げてきているようでした。

 リリーさんは現在マリスト国際学校の7年生(小6)で、学校の「海洋汚染に注目してプラスチックゴミ(マイクロチップ)を集めて、アクセサリー作り販売するプロジェクト」に参加しており、社会貢献としてその収益の一部を本校に寄付することに決めて、実際に本校に足を運んでくださいました。プロジェクト担当の先生や本校の先生方と相談し、本校に「山本ジュリー文庫」を設置し、今後も収益に応じてその都度絵本を寄付いただくことになりましたので、今日は直接その絵本を受け取り、また作成されているアクセサリーの見本を見せていただきました。

 イヤリングはどれもチャーミングなデザインで、色使いもとてもきれいなものでした。もちろんペンダントやほかの小物も作っているようです。また、寄付いただいた2冊の本は、リリーさん自身がとても気に入っているものを選んだとのことです。今後も長くこのプロジェクトが続き、私たちとの関係もつながっていくことを願っています。