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校長ブログ

【校長ブログ・総合防災訓練に想う…】 R7/01/27

 1月23日(木)に実施された総合防災訓練ですが、児童生徒が参加する避難訓練としては今年度3回目でした。とにかくマンネリ化しないように、毎回少しずつ変化を持たせて工夫しています。今回は大きな地震→津波警報(全員3階へ避難)→津波注意報(2階と3階に分散避難)のあと、児童生徒は、教職員20名ほどで並行して開設した避難所の見学を行いました。

 また、前日の22日には県立舞子高校環境防災科の高校生約30人が来校し、本校高等部1年生との交流及び共同学習(防災について、全体交流と各クラスに入っての学習)を実施しています。

 さて、子どもたちの避難訓練の様子はもう一つの学校ブログを見ていただければと思います。この日は防災の専門家の正井先生(神戸医療未来大学)と地域の防災士のお二人(足立さん、寺前さん)をお招きしました(PTA役員の方々も参加いただき、避難者役をお願いしました)。また30年前に阪神淡路大震災で犠牲になった約6.400名の方々のご冥福を祈り、全員で黙祷も行いました。

 1年前には能登半島で大きな被害を受け、また先日も宮崎県で震度5弱の地震がありました。芦特の立地を考えると南海トラフ地震への準備を放っておくことはできません。今後も保護者や地域の方々にも参加していただいて、防災訓練や防災研修ができればと考えています。どうぞご協力をお願いします。

 写真左から防災士の寺前さんと足立さん、そして正井先生。

 避難訓練の事前準備として20日には、教職員約50名が参加して避難所開設訓練も行いました。8月に課題となった点を確認しながら設置を行いましたが、簡易ベッドはなかなか組み立てが難しく、やはり体験は何度でもしておくことが大切だと痛感しました。総合防災訓練の当日は20人程度の教職員でシートを引いて通路を確保してから、受付やパーテーション、ベッドの設置がスムーズにできました。 

  

【校長ブログ・山本ジュリーさん文庫を設置します】 R7/01/21

 本校の在宅訪問学級(小学部)に在籍し平成28年在籍中に亡くなった山本ジュリーさんの妹・リリーさんが、1月20日にお母さまとプロジェクト担当の先生と一緒に来校されました。ジュリーさんはちょうどいまの高等部3年生が同級生だったこともあり、お母さまは久しぶりに本校の様子を見て、懐かしさがこみ上げてきているようでした。

 リリーさんは現在マリスト国際学校の7年生(小6)で、学校の「海洋汚染に注目してプラスチックゴミ(マイクロチップ)を集めて、アクセサリー作り販売するプロジェクト」に参加しており、社会貢献としてその収益の一部を本校に寄付することに決めて、実際に本校に足を運んでくださいました。プロジェクト担当の先生や本校の先生方と相談し、本校に「山本ジュリー文庫」を設置し、今後も収益に応じてその都度絵本を寄付いただくことになりましたので、今日は直接その絵本を受け取り、また作成されているアクセサリーの見本を見せていただきました。

 イヤリングはどれもチャーミングなデザインで、色使いもとてもきれいなものでした。もちろんペンダントやほかの小物も作っているようです。また、寄付いただいた2冊の本は、リリーさん自身がとても気に入っているものを選んだとのことです。今後も長くこのプロジェクトが続き、私たちとの関係もつながっていくことを願っています。

 

 

  

【校長ブログ・みんなのアート展で、本校から2名が受賞しました!】 R7/01/21

 1月19日に第20回みんなのアート展の授賞式が県立美術館で行われました。なんと昨年度の濱部くん(中学部)に続いて、今年度も高等部3年の青木優門くんが兵庫県市長会会長賞を受賞しました。作品名は「ぶらさがってるコアラA」。「A」の文字にぶら下がっているコアラの構図もユニークですが、なんともいえないコアラの表情や配色も鮮やかです。表彰式はとっても緊張したようですが、いい経験になりましたね。

 また、兵庫県教育委員会賞に高等部3年兵井聖稀くんの作品「男前ブーツ」が選ばれました。こちらもまた素晴らしいタッチと色使いでかっこいいですね。

 毎年みんなのアート展の会場は、県内の特別支援学校の作品が内外にずらりと展示されていて、制作にかけられたエネルギーを感じますし圧倒されます。オリジナリティあるれる作品ばかりで、自分の想像力をかき立てられます。

 これからも、みなさん創作活動頑張ってください。おめでとうございます。 

    

【校長ブログ・セブンイレブン潮芦屋店の皆さま、お世話になりました】 R7/01/20

 セブンイレブン潮芦屋店がこの1月15日をもって閉店となりました。この潮芦屋の地に地域貢献としてコンビニを開店して(当時はマルハチがありませんでした)20年間、本当にお疲れさまでした。店長の小椋さんをはじめコンビニのスタッフの皆さん、またコンビニの2階を拠点に地域活動されていた河原林さんには本当にお世話になり感謝しております。

 本校高等部2・3年生「職業」の地域サービス班は、平成29年より8年間、毎週水曜日にこのセブンイレブン潮芦屋店で年間を通じて実習でお世話になりました。コンビニは全国に約5万7千店舗(2023年、日経新聞社)あるようですが、このように特別支援学校の実習を定期的かつ継続的に実施しているところは他に聞くことがありません。そのような貴重な機会を地域貢献と障害者の雇用促進のためにと快く引き受けてくださってきました。

 ちょうど私自身が地域サービス班の立ち上げを担当していたこともあって、とても思い入れの強いプログラムでした。これからもできるだけ学校の外での活動を継続したいと考えますが、いったんコンビニでの実習はお休みとなります。

 小椋さんと河原林さんはこの後も地域貢献としての活動を継続されますので、本校の地域との交流(芋ほりや秋祭りなど)は引き続き継続される予定です。今後もよろしくお願いいたします。

 

【校長ブログ・13期生の「20歳のつどい」が行われました】 R7/01/14

 1月12日(日)に本校・多目的室で、13期卒業生35名とその保護者、そして13期生に関わった先生方15名が参加して、20歳(はたち)のつどいが開催されました。

 この会は13期卒業生の保護者の皆さんが中心になって企画され、保護者や先生方も一緒に、卒業生たちの20歳のお祝いをするものです。お祝いのメッセージカードだけでなく、写真屋さんによる一人一人の記念写真や集合写真、またその写真をすぐにプリントしてそれぞれにプレゼントされました。

 近況報告のあと、歌やダンスで久しぶりに会う同級生や先生方との時間は本当にあっという間に過ぎましたが、参加した皆さんは本当にいい表情で参加していました。また明日から、それぞれの場所で頑張るエネルギーを充電できたように思います。

 企画運営、進行でお世話いただいた保護者の方々や先生方、お疲れさまでした。ありがとうございました。

 

 

 

 

【校長ブログ・高島市長(芦屋市)が来校されました!】 R7/01/10

 本当に寒い日が続きますが、子どもたちは元気いっぱいです。

 9日、高島崚輔芦屋市長が新年の挨拶周りで本校にもお立ち寄りくださいました。今回初めての来校でしたが、子どもたちも先生方も歓迎ムードで出迎えることができ、市長もとても感激されていました。

 滞在は15分でしたが、本校の課題として防災を中心とした地域連携についてのお話しをさせていただきました。また、教育についても積極的に取り組んでおられますので、改めて授業見学や子どもたちとの交流もお願いしました。

 次回の来校時には子どもたちの学ぶ様子をゆっくり見ていただきたいです。 

 

 

【校長ブログ・あけましておめでとうございます】 R7/01/08

 新年あけまして、おめでとうございます。

 2025(令和7)年が始まり、今日から3学期のスタートです。各学部の最高学年の皆さんは、卒業まで残り少ない時間を悔いのないように精一杯過ごしてほしいと思います。

 さて、いつも子どもたちには「チャレンジしてね」と言っているので、昨年から私も年始の初挑戦として、模造紙に干支を描いて始業式に披露しています。普段絵を描くことがありませんから満足いくものではありませんが、四苦八苦しながら挑戦している時間はそれなりに楽しいです。

 今年は巳(み)年。よく言われるように、脱皮しながら成長する姿を学校としても見せていきたいものです。

 今年も芦特の第一の目標は、子どもたちが安心して通える安全な学校づくりです。 保護者の皆さまや地域の皆さまと一緒になって、一つ一つ課題を解決していきたいと思っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

【校長ブログ・1年の締めくくりはサンタクロースがお見送り】 R6/12/27

 2024年も残りあと4日となりました。今年の元日に能登半島地震が起こってからもう1年がたつのかと、改めてあっという間の日々だったことを思い返します。

 芦特では、12月23日(月)に砂子訪問学級で、24日(火)には本校でそれぞれ2学期終業式を行いました。終業式では、2学期に修学旅行や宿泊行事などそれぞれが自分の課題や目標に向かって挑戦していた姿をたくさん見ることができたことを伝え、実際に学習発表会で頑張った姿をダイジェストで見てもらいました。本当は最後に高等部3年生の合唱を披露してもらう予定でしたが、本校でもインフルエンザ感染者が出ている状況なので、ビデオでの鑑賞となりました。

 終業式後には、技能検定のパソコン部門での認定証の授与が行われました。高等部の2・3年生11人が挑戦し、それぞれ部門別の認定証を手にしました。おめでとうございます。

 下校時には、サンタの衣装に着替えてお見送り。

 皆さん、体調にはくれぐれも気を付けて、良い年をお迎えください。1月8日、また元気な姿を見せてください!

  

【校長ブログ・本校PTAが、教育長表彰を受けました。】 R6/12/23

 12月21日(木)兵庫県教育委員会東灘庁舎で、藤原教育長よりPTAの活動に対して教育長表彰がありました。毎年顕著な活動を行ったPTA数団体が表彰されます。令和5年度本校PTAは兵庫県特別支援学校PTA協会の会長校として、県の特別支援教育第四次推進計画の策定に向けた会議やスクールバス検討委員会などの会議に保護者代表として参加したことや、学校の防災関係行事にも積極的に関わり、障害基礎年金の学習会を実施したことなどが評価されました。表彰式には、昨年度の杉田PTA会長に出席していただき、教育長と歓談するなど貴重な時間を過ごしました。

 昨年度の役員の皆さまには、よりよい芦特を創るためにいろいろと相談させていただきながら、ご支援ご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。今年度の役員の皆さまとも、ご意見をお聞きしながらより良い学校づくりを進めてまいります。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

【校長ブログ・外部講師を招いて、授業が行われました。】 R6/12/16

 先週の木曜日は、たまたまですが高等部の各学年で外部講師を招いての授業が行われました。外部講師をお呼びすることで、子どもたちにとって普段は経験できない内容を教えていただく貴重な時間となります。教員も事前打ち合わせの時間を取って研修を受けるなど、まずは自分たちが学んでから授業に臨みます。

 高等部2年生全員を対象に、地域スポーツ体験の授業で芦屋市障がい者スポーツ指導者協議会から講師をお呼びして、ボッチャ体験が行われました。今年のパラリンピックでテレビ放映されるなど競技として注目されたこともあって知名度があがり、講習会などに呼ばれることも多くなったとおっしゃっていました。授業の後半では実際に試合形式で体験しましたが、大いに盛り上がりました。

 

 高等部3年生ではマナー学習の授業の中で、17名の生徒を対象に「みちしるべ神戸」から外部講師をお呼びしての特別講習会が、また、高等部1年生の作業学習の授業の中では、9名の生徒を対象にNPO法人「フクロウの夢」の方から新聞紙を再利用した新聞エコバッグ作りを教えていただきました。エコバッグ作りの授業は、12月13日の讀賣新聞の朝刊に記事として掲載されました。

 

 

 

【校長ブログ・新しい三輪自転車がやってきました!】 R6/12/13

 本格的な寒さがやってきましたが、日中の日差しがある間は少し暖かさも感じられます。小学部の子どもたちは、元気いっぱい中庭で遊んでいます。

 今日は新しい三輪自転車のお披露目がありました。毎年、寺下援護会からの寄附金で備品を購入させていただいていますが、今年は「災害時用ノーパンク三輪自転車」を購入させていただきました。小学部の子どもたちが安全に乗って遊べるのと同時に、災害時にも役立つ仕様になっています。ハンドルの部分は折りたためるようになっており、変速ギアつきで災害時の移動や荷物運搬ができ、空気入れ不要でパンクしない自転車です。

 さっそく人気の自転車になりました。大切に使ってくださいね。

   

【校長ブログ・明日は高等部の学習発表会・作品展です】 R6/12/6

 先週末の小中学部の学習発表会・作品展はたくさんの方に足をお運びいただき、ありがとうございました。この場をかりて、お礼申し上げます。児童生徒たちも日頃の練習の成果を十分に発揮した素晴らしい演技をみせてくれました。

 さて、明日は高等部の学習発表会・作品展です。今日も体育館では、最後の練習をしています。どの学年もさまざまな工夫を凝らした発表になっており、見どころいっぱいです。どうぞご来場いただき、迫力ある発表をご覧ください。

 また、作品展も準備が整いました。会場は体育館前から奥に入った新館の1階です。こちらの方も家庭・美術・陶芸などの授業の作品がずらりと並んでいますので、お見逃しなく!

 

 

 

【校長ブログ・作品展もぜひご覧ください】 R6/11/29

 いよいよ明日は、小中学部の学習発表会です。楽しみですね。

 ピロティでは、作品展も開催されています。どの作品も工夫を凝らした作品ばかりで、じっくり見入ってしまいました。手形や足型、また色をつけたアルミホイルを使った作品や陶芸作品など、ずらりと並んでいます。

 そうそう、校務員さんの作品も忘れてはなりません。毎日毎日落ち葉をきれいにかき集めてくださっているのですが、今日は芸術作品になっていました。色づいた木々もちょうど見ごろなのですが、その根元には大きなハートマークが! 素晴らしいセンスですね。みんなほっこりしていることでしょう。

 また、中庭のベンチも白くきれいに塗り直してくださいました。感謝です。

 

【校長ブログ・学習発表会が近づいてきました。】 R6/11/25

 このところ毎日、暗くなっても体育館の電気がついています。いよいよ今週末・来週末に迫った学習発表会のために、先生方が舞台上のバミリ(立ち位置や道具の置き場所が分かるようにする印)のつけ直しや、音響や照明の最終確認をしてくださっています。

 校長室が体育館のすぐ前にあるので、練習する子どもたちの様子がよくわかります。時々こっそりのぞいて、子どもたちの演技や合奏、そして合唱を楽しんでいます。本番の数日前にはリハーサルがありますが、また本番とは出来栄えが違っているのですよ。一人で演技する場面があったり全員でまとまってする場面があったりするのですが、それぞれの課題に沿った目標があって、時間をかけて学年全員で一つのものを作り上げる機会というのは、人生の中でもそう何回もありませんから貴重な体験です。練習していても保護者の皆さんの前でうまくいくかどうかは分かりませんが、本番まで練習してきた経験を大切にしたいです。

 ぜひ本番を見に来ていただいて、見守っていただければ幸いです。

 

【校長ブログ・「あしとくCafe」、盛況です】 R6/11/24

 毎週水曜日、高等部2・3年生は「職業」の授業です。今年も「喫茶接客」班による「あしとくCafe」が開店しました。メニューはいろいろありますが、やはりコーヒーがおすすめです。今年は地元の「ヒロコーヒー」から講師を招いて、コーヒーの入れ方をレクチャーしていただきました。生徒たちはしっかりと接客の練習もして頑張っています。

 

   

【校長ブログ・ひまわり、その後…】 R6/11/12

 暑い暑いと言っていたのが嘘のように、朝晩は冷え込むようになり寒いくらいです。

 さて、今年度新しく学校全体で取り組んだ「はるかのひまわりプロジェクト」のその後の様子をなかなかお伝えすることができていませんでした。いまではさすがにヒマワリも枯れ、たくさん種ができて種取りも済んだところなのですが、時期を遅らせて種をまいたヒマワリがまだ少し咲いていました。子どもたちが植えた場所はだんだんと更地になっていっています。

 子どもたちにとっては、種まきから始まり、水をやり雑草を抜くなど世話をしながら(夏休みには先生方にもお手伝っていただきながら)、大きな花を咲かせやがて枯れていくヒマワリの姿をしっかりと観察できたのではないかと思います(種ができた花に網をかぶせておかないと、鳥が食べにくるようです)。校内ではところどころにクラスで取り組んだ観察日記が掲示してあるのを見ると、それも学びにつながりました。またヒマワリのいいところは、大きな種ができて土に落ち、またそれが次のいのちにつながっていくことを観察しやすいところです。今回は取れた種を児童生徒会のお仕事として近隣の地域の施設や小学校等にもらっていただいて、次のヒマワリを咲かせようというところまでやってみます。また来年、大きなヒマワリが校内だけでなく、この潮芦屋地区のあちらこちらに咲いてくれると嬉しいですね。

【校長ブログ・雨中での「潮芦屋ふれあい秋祭り」】 R6/11/05

 11月2日(土)はこの地域の「潮芦屋ふれあい秋祭り」が行われました。毎年、本校高等部の「地域サービス班」が潮芦屋地区の夏祭りに参加していたのですが、夏祭りは盆踊りなどがあって夜にかけて行われるので今年度から秋祭りに変更となりました。この日はあいにく雨でしたが、幾つかのお店と神輿かつぎは実施され、本校高等部の生徒たちが芦屋大学サッカー部の大学生と一緒に神輿をかついで近隣の施設を1時間ほど練り歩きました。

 笛の拍子に合わせて「わっしょい、わっしょい」の元気なかけ声で、老人ホームや病院など数か所でとても歓迎されました。生徒も最初はそのかけ声に圧倒されていたのですが、だんだん慣れて声を出したり大きな団扇を振ったり、とても良い経験になったことと思います。

 また、戻ってきたころになんと高島芦屋市長がこのお祭りに激励に訪問され、生徒たちとも少し話を交わしていただきました。高島市長には以前から学校訪問を依頼していましたが、今年も残念ながら本校の学習発表会への見学は日程が調整できないとのお返事でした。ただ普段の子どもたちの様子をぜひ見させてほしいとのことでしたので、近々実現させたいと思います。

 

 

【校長ブログ・スポーツの秋!】 R6/11/01

 芸術の秋に続いては、スポーツの秋。10月29日(火)にスポーツ庁の「アスリート派遣事業」を利用した体育の授業が高等部3年生を対象に行われました。

 派遣されたアスリートは、プロ野球の横浜DeNAベイスターズの正捕手として活躍された 黒羽根 利規 選手です。引退されてからは、さまざまな子どもたちを相手に野球教室などで指導されているとのことで、生徒たちをひきつける話術もあって、大盛り上がりの2時間となりました。授業の最後はゲームをしたのですが、ヒットを打った時は大きな拍手がおき、空振りが続くと周りから「〇〇くん、頑張れ〜」と声援がとぶなど、打ったり守ったりするだけではなく野球の楽しさをみんなで味わうことができました。

 黒羽根選手、本当に楽しい時間を作っていただいて、ありがとうございます。そうそう、黒羽根選手は日本ハムに移籍した時に大谷翔平選手と同僚だったそうですよ…

 

 

【校長ブログ・中3修学旅行 第2日】 R6/10/25

 眠りの浅い人もいたようですが、体調不良を訴える生徒もなく今日もスタートできました。朝食をとったあと、退所式を行いました。琵琶湖が一望でき、素晴らしい眺めでした。

 

 今日は本当に雲一つない快晴で、琵琶湖博物館までの湖畔道路から景色も湖面がキラキラ光ってとても美しかったです。琵琶湖博物館では一つ一つの水槽がとてもきれいで、また工夫された展示がされており、みんな興味をもって眺めていました。昼食は琵琶湖カレー。ごはんの形が琵琶湖の形になっていました。

      

 さて、修学旅行最後の目的地は、カップヌードルミュージアムです。さすがに疲れていたのでしょう、そこまでの道のりのバス内はとても静かでした。駐車場からミュージアムまで少し歩きましたが、行く道のマンホールの図案まで、チキンラーメンのひよこちゃんでした。大勢の人が来ていてびっくりしましたが、各自オリジナルのカップヌードルを作って大満足でした。

 すべての行程を終え、先ほど予定通りに学校到着しました。すでに保護者の方もお迎えに来ていただいており、ありがたかったです。「元気いっぱい、みんなと楽しむこと」が一番の目標でしたが、大成功の修学旅行でした。また月曜日に元気な姿を見せてください。

 

【校長ブログ・中3修学旅行 第1日】 R6/10/24

 今日は暑くも寒くもない秋晴れで、過ごしやすい一日でした。観光バスに乗り込んで、京都・滋賀方面へ1泊2日の旅の出発です。

 京都までの道のりでまずは「大阪くらしの今昔館」を見学。私は初めて訪問しましたが、江戸時代の大阪の街並みが実物大で再現されていたり、ジオラマが多数展示されていたり、結構見応えがありました。

 

 

 

 次に鉄道博物館では昼食以外はクラス活動で楽しみました。ちょっと遅めの昼食は各自持参のお弁当なので、笑顔いっぱいで食べている姿が印象的でした。お友だちや先生と一緒に少し長い時間の滞在でしたが、みんな約束を守ってスムーズに見学できました。またここではお土産も購入し、それぞれ満足のいく買い物ができたようです。

   

 

 

 今日の予定は順調に進めることができました。そしてホテルへ。今のところ体調を崩す人もなく疲れた様子も見せず、部屋でくつろいだあと、お風呂でさっぱりして夕食。部屋からは琵琶湖がきれいに見えます。

 

 

【校長ブログ・芸術の秋です】 R6/10/22

 暦では秋が来ているはずですが、まだ日中は暑い日が続いています。これまでさまざまな秋を感じることで豊かな日本を感じてきたので、今日は私が最近出会ったアートを二つご紹介します。

 いま、六甲山頂付近の施設で「神戸六甲ミーツ・アート 2024 beyond」が開催されています。この芸術祭は2010年から毎年開催され今年も50組以上のアーティストの作品を見ることができます。実は本校高等部に勤務の原田明夫先生の作品が選ばれて出品されており、私も見に行ってきました。自然の地形の形を活かし3Dプリンターを使って掌で触れることのできる作品が並んでいました。形がユニークで発色が鮮やか、また素材が丈夫で自由に手にとって鑑賞できるのが良かったです。「風の教会エリア」の旧六甲スカイヴィラの中で展示されています。全てを一日で回るのは車でもとても無理ですが、六甲山系からの眺めやちょっと色づいた木々に心癒される時間を持てました。11月24日までです。ご興味ある方は気分転換にどうぞ。

 

   もう一つはこちらの "Just Smile!!" という冊子です。障害者と健常者をつなぐファッションマガジンとのサブタイトルがついています。この冊子については本校の教員から教えてもらうまで知らなかったのですが、今回の冊子には本校の卒業生がモデルとして掲載され、笑顔で格好よく写っています。自分が楽しいと思えることがあるのは、本当に羨ましいですね。

 

 

 

 

 

【校長ブログ・小6修学旅行 第2日】 R6/10/11

 2日目の今日も良い天気です。ただ、昨晩児童1名が発熱で保護者に迎えに来ていただくことになってしまいました。ホテルに着いたときは平熱でしたが、夕食後に急に熱が上がってきました。本人は、温泉と遊園地を楽しみにしていたので、本当に残念です。修学旅行は特に事前準備を万全にして臨むのですが、すべて順調にいくことはなかなか難しいものですね。

 

 

 ということで、今日は児童1名での旅行となりました。朝食を終えてホテル周辺を散策した後は、隣接する遊園地でアトラクションに乗って楽しむことができました。ホテル前の中庭には庭いっぱいにイルミネーションの準備が進められていたのですが、11/1から楽しむことができるとのことで残念でした。

   

 

 

 

 この2日間は子どもたちもこれまで経験したことがないこともあったと思いますが、なんでも前向きに取り組んでたくさん笑顔を見せてくれたことに修学旅行の大切さを改めて実感しました。3連休をはさみ、また火曜日から学校が始まります。また、先生方といろいろなことを学んでいきましょう。

 

【校長ブログ・小6修学旅行 第1日】 R6/10/10

 朝晩は急に涼しくなりましたが、昼間はまだまだ暑さが残る日々が続いています。服装もどうするか悩ましいですね。

 さて今日から1泊2日の小学部の修学旅行です。児童2名での修学旅行となりましたが、元気いっぱいでのスタートです。午前中は北神戸のショッピングモールのゲームセンターで遊び、そしてフードコートでのお昼ごはんです。どれで遊ぶか、何を食べるかもできるだけ自分で選んで決められるように時間もゆったりとってありました。

 

 フードコートでの昼食は、二人ともマクドナルド。プラレール付きのセットで満足そうでした。昼食後は、それぞれデザートを買って、外遊びです。ショッピングモールの北側に大きな公園があり、そこで遊具で遊んだり、まったりとした時間を過ごしたりしました。

  

 ホテルに着いた時には、少し疲れた様子もありましたが、夕食の豪華なバイキングには元気な姿を見せてくれました。このあと、大浴場でのお風呂を楽しむ予定です。

  

  

 

【校長ブログ・14期生の皆さん、お帰りなさい!】 R6/10/9

 先週10月5日(土)、この春に卒業した14期生の同窓会が本校の多目的室で開催されました。

 卒業生39名、保護者32名、そして14期生に関わった先生方(すでに他校に転勤された先生も含めて)22名が参加して、久しぶりの再会に大いに盛り上がりました。司会も卒業生がしてくれたのですが、いきなり感無量で声が詰まってしまった姿が印象的でした。卒業して半年が経ちましたが、みんなそれぞれの新しい場所で少しずつ慣れてきたところで、頑張っているとの報告がありました。

 振り返ると14期生は、高等部の3年間コロナ禍でずっと活動を制限されて、修学旅行をはじめとしてさまざまな学校行事が例年通りにはできなかった学年ですが、そういう状況でも自分たちで工夫して、自分たちなりのやり方で楽しんでいたことを思い出しました。芦特での3年間で日々積み上げて紡いできたやさしさとたくましさが、新しい環境でも発揮されていることでしょう。

 また会える日を楽しみにしています。頑張ってください。

 

【校長ブログ・高3修学旅行 最終日】 R6/10/04

 今朝は急に激しい雨が降ってきましたがすぐにやみ、今日も順調にスケジュールを進めることができました。いまは昼食を終え、品川駅から全員無事新幹線に乗り、新大阪に向かっているところです。改めて無事に保護者の皆様に引き渡すことができることを嬉しく思っております。

 さて今朝も体調不良を訴える生徒もなく、朝食後はすぐに品川の AQUA PARKに向かいました。ゆっくりと見て回るだけの時間はありませんでしたが、デジタルを駆使した展示水槽やペンギンショーなど楽しむことができました。

 

 

 

  

  昼食は中華料理。ちょっと高級なお店でびっくりしました。おいしかったです。そして品川駅での乗り込みもみんなスムーズでした。

  2泊3日は長いようであっという間でした。生徒たちにとっては忘れられない、かけがえのない3日間になったと思います。帰ってから、ゆっくりと修学旅行の話を子どもたちとしていただければと思います。

 みんなそれぞれ頑張った3日間で、とても疲れていると思います。土日でリフレッシュして、また月曜日に元気に登校をしてきてください。

【校長ブログ・高3修学旅行 第2日】 R6/10/03

 修学旅行2日目。昨晩は疲れからか微熱の人もいましたが、今朝は平熱に戻り元気に朝食会場にやってきました。朝食のメニューは、それぞれにパン、オムレツ、ウィンナーが配膳され、それにサラダやごはん・味噌汁・ヨーグルトなどがバイキング形式で取れるようになっていました。

   

 今日はとにかく雨が心配でしたが、なんとか一日持ってくれました。夕方20分ほどぱらついただけで、あとは曇天で、逆に暑さを感じずに過ごすことができました。ホテル部屋(8階)からの景色も抜群でした。よかったのは、雨予報だったせいかディズニーランドは予想よりはるかに人が少なく、いろんなアトラクションにあまり待たずに乗ることができました。

    

 さて早いグループはホテルを朝9時過ぎに出発しましたが、いつものクラスとは違うグループでの活動です。どのアトラクションに乗るか、また昼食も夕飯もディズニーランドで食べたのですが、果たしてグループのみんなが乗りたいものに乗れ、食べたいものを食べ、そして楽しい時間が過ごせたのでしょうか…

 私は一日Gグループと一緒に行動していました。かなりの数のアトラクションに乗り、みんなワイワイ言いながら楽しむことができました。残念ながら他のグループとほとんど出会う機会がなく、写真が余り撮れていません。ご容赦ください。

 

 

 

 

 それぞれのグループに応じてホテルに帰ってくる時間は違いましたが、特にトラブルやケガ体調不良も、また迷子になったとの報告もなく、無事に全員がホテルに戻ってきました。いろいろ子どもたちからディズニーの感想を聞きたいところですが、まだ明日があるので、今晩はお風呂に入って疲れをとって早めに寝てくださいね。

 明日はもう最終日。もう一日、昨日今日のように全員が楽しめる修学旅行を最後まで続けましょう。

    

【校長ブログ・高3修学旅行 第1日】 R6/10/02

 今年度の高3の修学旅行は、久しぶりの東京方面2泊3日です。明日の天気は少し心配ですが、今日は一日好天で暑いくらいでした。みんなワクワク・ドキドキ、本当に楽しみにしていたことがわかります。

 今日から3日間、夜になりますがブログを配信しますのでお楽しみください。ただ、同行するクラスやグループの関係で、掲載する写真の生徒が偏ったものになるかもしれませんので、ご了承ください。

 学校を出発して、新大阪駅に予定通り到着。その後新幹線に全員スムーズに乗り、名古屋駅を過ぎたところでお弁当を食べ、東京まで順調に到着! 素晴らしいスタートとなりました。

  

   

 バスに乗り込んで、いざスカイツリーへ。集合写真を撮った後は、クラス行動です。今日も展望台は混んでいましたが、素晴らしい景色を堪能していました。間近でスカイツリーを見上げると、さすがに圧倒されますね。ここでお土産を買う人もチラホラいました。

    

 

 またバスに乗り込んで、いよいよホテルに向かいます。この3日間お世話になるのは東京ベイ舞浜ホテルです。夕食会場をみると、右隣が滋賀県の特別支援学校、左隣が福島県の特別支援学校でした。夕食はそれぞれに大きなハンバーグとサラダにスープが並べられ、足りない人にはカレーが食べられるようになっていました。飲みすぎ食べ過ぎがなければいいのですが…満足な夕食をすませて、みんな部屋に戻りました。今のところ体調を崩す生徒はいませんが、疲れているのは間違いないです。ぐっすり寝てくださいね。

 明日はディズニーです。また、楽しい一日が待っています。雨が降りませんように!

 

 

 

 

 

 

【校長ブログ・給食試食会がありました】 R6/09/26

 昨日(9/25)、コロナ禍でしばらく実施できていなかった給食試食会を5年ぶりに開催しました。保護者の方、32名にご参加いただきました。栄養教諭より、給食の栄養管理や行程、調理場の説明、また食育の実施例などの話のあと、試食の時間を取りました。

 昨日の献立は、牛乳、ご飯、さばの竜田揚げ、切り干し大根のレモン風味サラダ、すましじる でした。これを350円で食べられるのは本当に幸せですよね。

 試食後のアンケートでは「竜田揚げはさばの骨もなく、衣がサクッとしていてとてもおいしかった」「家の味付けが濃いので気をつけようと思います」「薄味だけど汁物は具だくさんで、またレモン風味のサラダもとてもおいしかった」「食べやすく工夫され、愛情を感じました」「大人気メニューのレシピを教えてほしい」「衛生面が徹底されていて安心しました」などの回答をいただき、これからも子どもたちに喜んでもらえる給食を考えて提供していきたいと思います。調理員さんたちにも、保護者の皆さまから好評だったことをお伝えします。  

  

【校長ブログ・ショック!折れたヒマワリ…】 R6/09/17

 さて、夏休み中は先生方にお世話をお願いしていた、子どもたちが植えたヒマワリが咲き始めました。校内の玄関前と入ってすぐ右脇のヒマワリは本当に立派な花を咲かせています。また校舎2階のベランダにも、潮芦屋のコンビニ前の畑にも、砂子訪問学級でも楽しむことができます。コンビニ前の畑は、高等部の地域サービス班や農園芸班が水やりや草抜きをしてくれています。地域の自治会の方も台風で倒れないようにと添え木してくださいました。ありがとうございます。こういう交流が今後も続いていきますように。

 と喜んでいた矢先、この日曜日に水やりに来た教員が見つけたのは、無残にも途中で折れたヒマワリでした。正門外側に横一列に並んだヒマワリが折られていました。今朝報告を受けて、本当に悲しく残念でなりません。子どもたちが世話をし成長記録をつけて、咲くのを楽しみにしているというのに。教員がすぐに添え木をして補強しましたが、うまく持ち直して咲いてくれることを祈っています。 

           

 

【校長ブログ・地域スポーツ体験(高等部)】 R6/09/12

 高等部では毎年各学年が地域スポーツ体験を実施しています。

 今年度は高1と高3がカヌー体験、高2がボッチャです。カヌー体験は近隣の施設を利用した芦特独自の珍しい体験活動ですし、またボッチャも今年のパリ・パラリンピック競技としてテレビ放映されて世間の認知度も上がったのではないでしょうか。

 私も芦特で毎年カヌー体験を実施していましたが、実施までの準備には相当時間をかけて行っていました。やはり海上での体験ですから、どうしても危険が伴います。また近年はこの時期なので熱中症の対策もします。もちろん教員は実際に試乗して、研修を受けます。

 さて本当に暑い日が続きますが、当日の午前中は雲も少し出ていたこともあり、なんとか実施できました。カヌーの転覆もなく、体調不良者を出すこともなく終え、帰ってきた生徒たちの満足そうな顔を見ることができました。また一つ成長してくれたことと思います。

 

【校長ブログ・さあ、2学期が始まりました】 R6/09/04

 大型台風が日本列島に上陸し、各地で被害が出ましたが、この地域はさいわいにも難を逃れました。

 さあ、2学期のスタートです。始業式・終業式ではいつも大スクリーンを使って、少し話をさせてもらいます。今回は2学期の心構えがいいかな、パラリンピックの話題にしようかなど迷いましたが、9月1日が防災の日ということもあり防災について話をしました。夏休み中の校長ブログにも掲載している内容ですので、お時間があればぜひご覧ください。ちなみに本校にはEARTH(兵庫県 震災・学校支援チーム)の教員が2名(高等部の堀先生と中学部の池田先生)おり、ユニフォーム姿で紹介しました。自然災害が起こった時の対応や避難後のケアなどを専門的に学んでおり、芦特にとっても心強い存在のお二人です。

    

 始業式のあとは、①「いのちのひまわりプロジェクト」に参加している児童生徒全員に対してアンバサダーの任命式、②中学部・濵部君の感謝状贈呈式(1年間教育委員会に絵が飾られます)、③高等部の技能検定受検者各部門への認定証の授与と続きました。今年度の技能検定は、3部門延べ29名の生徒が受検し、それぞれの認定された級の賞状が授与されました。

①「いのちのひまわりプロジェクト」     ②感謝状贈呈          ③技能検定認定証授与 

【校長ブログ・防災研修を行いました】 R6/08/28

  8月23日(金)は本校で防災研修を実施しました。

 午前中は、芦屋市の防災安全課地域防災係の3名をアドバイザーにお呼びして、本校職員による避難所開設訓練を行いました。約40名の本校教職員が参加し、実際に何名かの避難者が利用されるとの想定で開始。受付や簡易テントの設置、誘導など事前に役割分担をしていても、実際にやってみると課題は次から次へと出てきました。感染症対応の手順で進めましたが実際には省略できそうな部分や、停電するとクーラーや扇風機も使えなくなるなど…皆さん、汗だくになって取り組みました。今後の検討課題はたくさんありますが、防災安全課の方から「皆さんそれぞれが、とてもよく動いておられました」とのお言葉を励みに、避難所開設マニュアルの見直しをします。

  

  午後は、①全体会として、能登半島地震の現地支援に実際に当たられた正井佐知先生(神戸医療未来大学)とEARTH(兵庫県教職員による震災・学校支援チーム)の小寺真穂先生(県立舞子高)・堀芳美先生(県立芦屋特別支援)からの報告・講演、②分科会として、7つのグループに分かれてワークショップを実施しました。参加者は本校全教職員、遠くは「災害時学校支援チームおかやま」の3名の先生方、また近隣では潮見小・潮見中・西宮今津髙・シニアライフコート潮芦屋・本校PTAなど、総勢168名の方々が地域の防災について一緒に考える時間となりました。

 私の参加した「南芦屋地域の防災について考える」班では、EARTH員のつながりから近隣地域の学校からも参加していただき、発災時の避難方法や避難経路とそれに伴う課題についての情報交換ができました。実際発災時には、本校が避難所となっても物資は拠点避難所である潮見小に届くことになります。今回初めて潮見小の校長先生や防災担当者と顔を合わせて情報共有することができ、とても価値ある研修となったように思います。

 今後はさらに地域の自治会や施設の方との情報共有が必要と考えています。ぜひ地域の皆さんと一緒に防災について考え、準備していく機会を作っていきますので、どうぞその時はご協力ください。

 

       全体会             消火訓練               南芦屋浜地域の防災について考える

 

    発電機の操作体験            消火栓の使用体験           カードゲーム「クロスロード」

【校長ブログ・濵部陽介くん、おめでとう!】 R6/08/21

 今年1月の「みんなのアート展」で市長会会長賞を受賞した、本校中学部2年の濵部くんの作品「自由すぎる世界」が、これから1年間兵庫県教育委員会に飾られることとなり、昨日(8月20日)教育長感謝状贈呈式がありました。会場には6名の受賞者が集まり、またその作品が飾られ、藤原教育長より感謝状が手渡されました。他の5名が高校生という中で、とても緊張したと思いますが、落ち着いて堂々と参加できました。「自由すぎる世界」はA4ぐらいの小さな作品ですが、とてもユニークでなんともいえないゆるく優しいイメージの人々がキャンバスいっぱいにぎっしりと描かれた作品です。またこのタイトルも秀逸ですね。今日の神戸新聞の朝刊にも受賞者たちの写真入りで、記事が掲載されています。

 濵部くん、これからも思い切り楽しんで絵を描き続けてください。2学期の始業式で、全校生にも披露しましょう。

 

【校長ブログ・EARTHの活動報告(能登半島地震の被災地支援)】 R6/08/09

 本校の高等部・堀教諭が7月29日から5日間、EARTH(被災地の教育復興を支援する兵庫県の教職員のチーム)の一員として、能登半島地震の被災地である珠洲(すず)市の小中学校支援に派遣され、職員研修や子どもたちの学習・余暇活動のサポートを行いました。その報告の一部をご紹介します。

 皆さまもご存じのように、能登半島地震は今年の元日に起きました。もう7ヶ月以上が経ちますが、珠洲市は今もなお手つかずで解体作業が進んでいない場所が多くあり、学校も5校が避難所になったままです。学校の裏山が崩れて応急処置がされたままで、グラウンドには仮設住宅が建ち、そんな中で子どもたちも大人たちもひと息つく間もなく過ごしている様子だったと報告してくれました。「珠洲市内は、時が止まったままです」と言われた言葉が心にささりました。

 30年前の阪神・淡路大震災が起きた時、私自身は川西市のアパートに一人暮らしで、尼崎市の武庫工業高校に勤務していました。アパートの外の塀が倒れ、学校のすぐ横を走る新幹線の高架の足が崩れ、学校のグラウンドには大きな亀裂が入りましたが、幸いなことに在校生と学校関係者はその家族も含めて全員無事でした。当時の武庫工業高校の在校生の半数は神戸から通ってくる子どもたちで、私も担任として数名の生徒とともに連絡の取れない家庭の安否確認に歩いて向かったことを覚えています。伊丹駅周辺、西宮北口から三宮までの状況は、現在の街の様子からは想像できない惨状でした。

 昨日(8月8日)には宮崎県沖で震度6弱の地震が起き、津波注意報が発表されました。南海トラフ地震の発生の可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられ、気象庁から臨時情報が出されていますので、皆さまも地震への備えを再確認ください。

 特にこの芦特の立地を考えると、大きな地震への対応を自分たちのこととして取り組まなければなりません。この夏休み期間中に、災害発生時の避難について芦屋市との話し合いや避難所開設訓練、また地域の方や地域の小中学校の先生方にも参加いただいて防災研修を実施します。PTA役員の皆さまにも参加・協力いただくことになっています。今後は、保護者の皆さまはもちろん、地域の方々と連携して進めてまいります。ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

 以下の写真は、今回EARTHが支援に入った珠洲市の現状とそこでの活動の様子です。

     学校の教室から見える町の景色           学校の裏山崩壊

     グラウンドには仮設住宅            子どもたちの通う通学路

   

         学校の先生方への研修と交流の様子             避難経路の確認

 また、今回のEARTHの活動は、「子どもの心のケア学ぶ 兵庫の教職員招き研修」との見出しで、地元の新聞にも取り上げられました。「阪神大震災を機に設立された兵庫県教委の震災・学校支援チームEARTHの教職員14人が、珠洲市緑丘中で市内の教職員約70人と意見交換し、被災した子どもたちに心のケアを行う大切さを説いた」と交流の写真入りで紹介されました。

 

 

             

 

【校長ブログ・夏休み…先生方はいま…】 R6/08/08

 夏休みに入って、約3週間が過ぎようとしています。

 先生方は子どもたちが夏休みに入ると、まず1学期の成績をつけ、校内の全体研修や自主研修に参加し、また教室の整理やワックスがけ、高等部では技能検定の指導や引率などで忙しい日々を過ごしています。専門性の向上のため個別に校外の研修に参加される先生もおられます。校務員さんも、普段子どもたちがいるときにはできない校舎の補修や清掃を計画的にしてくださり、ありがたいです。

 今年はほとんど雨が降らずにあまりに暑い日が続くので、子どもたちが育てているヒマワリやさまざまなプランター野菜、そして体育館の南側の畑で育てている野菜が心配です。先生方がいろいろと枯れないように工夫したり、交替で水やりをしてくださっています。

 特に畑はとにかく毎日水やりがかかせませんし手入れも必要ですが、子どもたちにぜひとも自分たちで育てた野菜を収穫させてやりたいという思いで、この炎天下の畑作業に向かっておられます。

 最初に植えた小学部のヒマワリがそろそろ咲きそうです。子どもたちが登校する9月にたくさん咲いている姿を見せたいですね。 

 なお、8月13日、14日は平日ですが学校閉庁日にしています。この2日間教職員は不在となりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

  

【校長ブログ・県立川西カリヨンの丘特別支援学校の開校式に行ってきました】 R6/08/02

 先日、この4月に開校した県立川西カリヨンの丘特別支援学校の開校式に行ってきました。

 校舎の正面に学校のシンボル、カリヨンの鐘が設置されています。「カリヨン」は幸せを呼ぶ平和の鐘、平和の象徴とされ、学校近くの通りもカリヨン通りと名づけられています。鐘は兵庫工業高校の生徒たちがフレームをデザインし、相生産業高校の生徒たちが制作したそうです。

  

 ランチルームの横がオープンスペースになっていて、定期的に地域の皆さんにも来ていただけるカフェが開店されています。また、教室の窓のカギが二重になっていたり、掃除道具入れも教室の壁と一体化していたり、いろいろと工夫されていました。また式典の後は、児童生徒の発表や喫茶サービスがあり、とても楽しい時間を過ごしました。 

       

【校長ブログ・私たち、夏休みでも頑張っています!】 R6/07/29

 夏休みに入りましたが、技能検定を受ける高等部2・3年の生徒(約20名)は登校して練習に励んでいます。兵庫県の技能検定にはビルクリーニング、喫茶サービス、物流・品だし、パソコンの4部門があります(パソコン部門の検定は11月にあります)。それぞれ目標の級を目指して、熱心に取り組んでいます。

 今年の夏の検定は、物流・品だし部門が7月30日に阪神特支で、ビルクリーニング部門が7月31日に本校で。喫茶サービス部門は8月1日にこやの里特支で実施されます。本番は慣れない場所で、また競技の審査員や観客がいる中でとても緊張もするでしょうが、練習の成果を出してきてください。みんな頑張ってね! 

  

ビルクリーニング部門は、モップ・ダスタークロス・テーブル拭きの3種目に分かれています。

  

     喫茶サービス                  物流・品だし部門

 

【校長ブログ・1学期が終わりました。】 R6/07/23

 朝からかなりの数の蝉が鳴き、強い日差しが照り付ける日々が続きます。もうすぐ梅雨明けのようですが、さらに暑くなるのはかなわないですね。先日の終業式に今年はじめて体育館のクーラーを使用しましたが、とても快適に過ごすことができました。ただし今年度は予算の関係で、全校行事時に使用することとしています。

 さて、7月19日(金)に1学期の終業式を行いました。終業式では、1学期の全校の取組として実施した「いのちのひまわりプロジェクト」の話をしました。各学部学年、また砂子訪問学級のひまわりは、いまぐんぐんと大きくなっています。すでにひまわりの観察をしている学年もあります。また、2学期には咲いたあとのひまわりの種取りを子どもたちにやってもらいます。取った種をまた近隣地域にもつなげていきたいと考えています。

 終業式に続いて、児童生徒会の副書記に当選した2名の認証式、そして児童生徒会役員から今年のスローガンの発表がありました。メインスローガンは「つながる」です。校内はもちろん、校外にもつながりを広げていきたいですね。

  午後は、砂子訪問学級で終業式を行いました。行事の時はいつも看護師さんが交替で参加してくださいます。8月のサマースクールには本校からも6名の先生方が参加される予定で、にぎやかになりそうです。また、砂子のひまわりがとっても大きくなっていて、びっくりしました。

 

 今年度から夏休み中の登校日がありませんので、次回の登校は9月2日(月)になります。

 依然として本校ではコロナ等の感染者は、数は少ないですが毎日のように報告があります。手洗い・うがいなどで予防に努め、体調管理して元気に夏休みを過ごしてください。

 

【校長ブログ・「いのちのひまわりプロジェクト」が進んでいます】 R6/07/08

 今年度から始まる県の新しい事業の一つに「絆プロジェクト」があります。特別支援学校に在籍する児童生徒が近隣校等との交流及び体験活動を推進するとともに、居住する地域との結びつきを継続し、共生社会の担い手を育成する事業です。本校では「防災」をテーマにした取り組みを進めており、その一つとして「はるかのひまわり」(下記の資料を参考)の栽培を全学部・学年、訪問学級で行い、防災教育やいのちの教育につなげていきます(芦特では「いのちのひまわりプロジェクトと」と名付けています)。今後は潮芦屋地域の団体や施設、近隣諸学校との共同の交流活動に発展させていきたいと考えています。

 玄関前の花壇には一足早く高等部の農園芸班が育てたひまわりが咲いていますが、各学部学年で5月から種を蒔き始め、プランターや正門前やグラウンドのフェンス沿いにぐんぐんと育っています。また、高等部の地域サービス班が地域の団地花壇に種まきをしてくれました。秋には団地の方々と一緒に種取りをするなどして、近隣に活動を広げていきたいです。

 

【校長ブログ・サッカー部の試合の応援に行ってきました】 R6/07/02

 芦特には3つの部活動があります。スポーツクラブ芦屋と文化芸術部とサッカー部です。

 先週の日曜日に三木総合防災公園のグラウンドで行われたサッカー部の試合の応援に行ってきました。保護者の方や先生方も駆けつけてくださり、応援にも熱がはいります。芦特の在校生ではA・Bの2チームが出場し、みんながひたむきに一生懸命ボールを追っていました。今日が初めての試合だという生徒も何人かいましたがよく走りまわっていました。惜しくも2チームとも予選を突破できませんでしたが、経験に勝るものはないなと改めて感じさせてくれる素晴らしい時間になりました。今日は両チームとも、キーパーの動きがとてもよかったと思います。これから、どんなチームになっていくのかなと成長がとても楽しみです。

 芦特にはOBのサッカーチームもあります。卒業後もこのようにサッカーを通じて仲間と一緒に余暇を楽しむことができる機会はあまりないので、貴重な取り組みだと思っています。とにかく、在校生チームとOBチームの引率に関わってくださっている先生方、また応援に駆けつけてくださった先生方、ありがとうございました。

    

 また、先週の水曜日には学校の近くにある芦屋学園のグラウンドで練習をさせていただきました。芦屋大学サッカー部の大学生にも少し手伝っていただいて、一面芝生の広いグラウンドで試合前の良い練習ができました。今後は、芦屋学園サッカー部の中高生とも交流をしていく予定です。

       

 

【校長ブログ・現場実習/校内実習を終えて】 R6/06/20

 高等部3年の現場実習、高等部2年の校内実習が先週で終わり、今週から平常の授業に戻りました。

 私も実習先に10か所ほど巡回訪問させていただきました。約10年前に学年主任だったころと比べると作業所の数も格段に増えており、また作業内容自体もさまざまなものに取り組んでおられるのが印象的でした。担当者の方々にお話を聞かせていただくこともでき勉強になりました。

 今後はいよいよ卒業後の進路を決めていく段階になっていきます。まずは今回の現場実習の振り返りをして課題を共有し、今後の学校生活で修正していきましょう。訪問先では、私が関わった5期生の卒業生の何人かとも出会い(もちろんみなさん私のことをちゃんと覚えていて)、近況を知ることができました。 とても懐かしく、出会えてよかったです。

  高等部2年生の校内実習では、普段とは違う生徒や先生と一緒に、授業とは違って仕事に取り組みます。すごく緊張したり、また一日中立ち仕事で頑張ったりと、それぞれ自分の目標達成に向けて頑張っていました。各班の作業内容もスモールステップで取り組めるように段階的になっていたり、補助具を作られていたりと工夫されていました。

  また今週から本格的にプール指導が始まっています。また、各学年の校外学習なども予定されており、児童生徒たちはたくさんの経験を積んでいると思います。これから梅雨の時期となり、どんどん暑くなっていきます。体調を整えて、学校生活を楽しみましょう。

 ※6月17~28日の2週間、教育実習生4名が実習を行っております。我々の後輩になるかもしれない人材です。大切にしっかりと育てていきたいと思っています。

 

 

【校長ブログ・校務員さん、いつもありがとうございます】 R6/06/10

 学校で働く人、第2弾です。今日は校務員さん(2名)のお仕事の一部を紹介します。

 まず何といっても広い敷地の植栽の刈り込みなどの手入れが大変です。正門左右の生垣の剪定はもちろん、校舎の裏手もきれいになっています。また今年はカラスが巣を作っていることに気づいて、すぐに枝を払ってくださいました(下右写真)。すぐに対応してくださり助かりました。

  

 校舎内外の修繕だけでなく、グラウンドの整備もしてくださいます。下中の写真は、雨が続くとグラウンドの芝生に大量の苔が発生し滑るので薬をまくのですが、子どもたちの安全を考えて自然由来の無害な苔とり液を使ってくださっています。また校内には、子どもたちの植えた花々もきれいに咲いていますが、ところどころに校務員さんが植えた花々も目を楽しませてくれています(下右写真)。いろいろな気遣いがうれしいですね。

         

 暑い日も寒い日も「子どもたちがケガをしないように」「子どもたちが学校で過ごしやすいように」と口ぐせのように言って仕事をされていて、無理なお願いでもいつも丁寧になんとかしてくださり本当に感謝しています。

 お願いばかりになりますが、これからもよろしくお願いします!

 

 

【校長ブログ・さあ、本番!】 R6/06/04

 先週は、子どもたちは、さまざまな「本番」を経験しました。

 まずは、5月29日の高等部1年生の体育の授業参観。天気にも恵まれ、グラウンドでの競技に一生懸命取り組みました。デカパン競争に着せ物競争など楽しい競技で盛り上がりました。保護者の方の応援も力となったことでしょう。

  

 6月1日は小学部・中学部の運動会が行われました。前日かなり雨が降り心配されましたが、当日は爽やかな風が吹く絶好の運動会日和となりました。どちらも大勢の保護者の方が応援に来られ、熱い声援や拍手をたくさんいただきました。

 グラウンドでは中学部が徒競走、大玉転がし、台風の目、そしてダンスと見どころいっぱいの競技・演技が行われました。全員がこれまでの成果をしっかりと発揮し、協力して取り組めましたね。

   

 小学部は1~3年生と4~6年生のグループに分かれての競技や演技です。本番は一度限りなので、うまくいった人もいれば、うまくいかなかった人もいますが、一生懸命に練習してきた時間と経験に変わりはありません。きっと成長していることでしょう。それぞれの競技や演技は一人一人の課題に合わせた目標設定をしていますが、集団で取り組む様子は高学年が経験豊富だなと感じました。

  

   さて、大きな学校行事が一つ終わりましたが、今週から来週にかけて高等部3年生が校外での5日間の現場実習が始まりました。また、高等部2年生も来週は校内実習です。それぞれ自分の進路選択に向けて、大きな経験となります。またプールも始まりますね。

 皆さん、これからもさまざまことに挑戦し、経験を増やしていってくださいね。

【校長ブログ・運動会が楽しみだ ! 】 R6/05/24

 

   今日(5月24日)は、小学部は体育館、中学部はグラウンドで運動会の予行が行われました。

   小学部では元気いっぱいの子どもたちの体操で始まりました。残念ながら中学部との兼ね合いで小学部の方は少ししか見ることができませんでしたが、来週の本番を楽しみにしておきます。

    

 

   さて、グラウンドではずっと爽やかな風が吹いていて、見ているには過ごしやすかったのですが、子どもたちには少しが良すぎたかもしれません。本番の天気が気になるところです。生徒たちの競技と演技は、練習を重ねてきた成果がしっかりとあらわれていて、中学部全体で協力する雰囲気がよく伝わってきました。 

  

   あと一週間、しっかりと体調を整えて本番を迎えてほしいです。

   小・中学部の保護者の皆さま、6月1日の運動会をお楽しみに! 

 ※ 新旧のPTA役員の引継ぎが終わったとの報告がありました。旧役員の皆さん、昨年度は本校が県のPTA会長校に当たっており、会議を主催したり、県全体の会議に参加していただいたり本当にお疲れさまでした。役員の方々には、今年度お世話になります。よろしくお願いいたします。

 

【校長ブログ・素敵な作品たち】 R6/05/07

 鯉のぼりの季節となりました。 明日からは懇談週間で、家庭訪問や学校での懇談になっております。保護者の皆さま、よろしくお願いいたします。

 さて学校が始まって一か月がたち、校内のあちこちに子どもたちの作品が飾られています。 

 校内を歩いていると、それぞれの授業での作品やクラス目標、また学年目標もありました。あとクラス旗の制作も進んでいるようです。様々なアイデアや工夫で、とても素敵な作品ばかりです。

 

 

 

【校長ブログ・給食、いただきます】 R6/05/04

 学校には教員だけでなく、いろんな職種の人が関わって働いています。今日は給食に携わる人たちの紹介です。

 まずは予算の範囲内で栄養のバランスを考えて、給食の献立を考えているのは栄養教諭です、そして調理員さんたちが毎日380食を作ってくださっています。

   

 上の写真はこの日の作業の一部ですが、ご飯を40キロ炊いてよそい、ブロッコリーを25キロとサトイモ6キロ(約400個)を洗った後、切っているところです。もちろんこの後もいろいろな準備や作業が続き、最終的にはランチルームに提供する分とクラスで食べる食管とに分けて提供していただきます。提供時間が決まっているので、本当に休む暇なく仕事をされていました。見ているだけでも大変なお仕事です。

 それでは、皆さんに感謝していただきます。残食があまりでませんように。

  

       4月30日            5月1日             5月2日

【校長ブログ・芦屋の街並みと言えば…】 R6/04/27

    先週末、高等部1年生の校外歩行を覗いてきました。学校から歩いて芦屋市総合公園まで約1.5キロほどの道のりで、生徒たちはちょうど芝生の上でリバーシで盛り上がっていました。この日は曇天で爽やかな風が吹き、自然の中での活動を満喫していました。

      

 リバーシは単純でフリスビーくらいの大きさの円盤状のマットをただひっくり返していくだけなのですが、やることが分かりやすく、目の前のことに集中し競争心もでて、それによって運動量も確保できるという優れものです。1分間もすると結構きついです。きっとこのあとのお弁当もおいしかったに違いありませんね。

 ところで昨年芦特に戻ってきて、また今日のように芦屋の街のあちこちに出かけることが多くなって、そのたびに私が思い出すのが村上春樹さんの小説に描かれる風景です。ご存じの方も多いと思いますが、芦屋で育った村上さんの初期の小説の原風景は、芦屋川河口から臨港線沿いに夙川河口までの昔の海岸沿い周辺が中心になっています。村上作品の中で私のお薦めの作品は、短編なら「図書館奇譚」、長編なら「1Q84」、そして旅行記として最高なのが「遠い太鼓」です。でもまあ、せっかく芦屋近くにお住まいなら、まずはデビュー作の「風の歌を聴け」を読んでみてください。私は高校生の頃に初めて読んで、すっかりはまってしまいました。

  

【校長ブログ・秘密の約束】R6/04/22

    先週末に中3生が校内探検で校長室にもやってきました。みんなマナーを守りながらしばらく校長室で過ごし、各クラスの代表者に来室確認シールを貼ると、喜んで帰っていきました。

                       

 その帰り際に一人の男子生徒が、担任の先生とある約束をしたことを教えてくれました。約束したことを誰かに伝えたかったのでしょう、私とも指切りをして礼儀正しく挨拶をして出ていきました。自分の課題に意識を向けることは誰だって難しいです。それをやってみようとする彼とそれを支える先生方をこれから見守っていきたいと思います。

                

 さて、中庭に出てみると目の前のキリシマツツジが咲き始め、青々と茂った桜の木陰の芝生で小学部の子どもたちが活動していました。たった一週間でこんな風に木々の姿がすっかり変わり、きっといろいろなことが少しずつ変化しているのだと感じます。ちょっとした小さな変化にも気づけるようでありたいなと思う時間でした。

             

【校長ブログ・校庭に、桜舞い散る】 R6/04/13

 今週は、8日に着任式と始業式、9日に入学式、10日に離任式と年度当初の大きな行事がありましたが、無事に終わりホッとしているところです。砂子訪問学級のお二人もそれぞれ始業式と入学式に参加できました。

  

 毎年3月の卒業式から4月の入学式や離任式にかけて、子どもたちも先生方も、たくさんの人との新しい出会いがあり、またたくさんの人との別れを経験します。ちょうど校庭の桜が満開になり、そして散っていくころです。

 昔高校で勤務していたころによく授業で取り上げた、作家の井伏鱒二さんが訳した漢詩を思い出します。

        この杯(さかずき)を受けてくれ

        どうぞなみなみつがしておくれ

        花に嵐のたとえもあるぞ

        サヨナラだけが人生だ

 この詩の解釈はいくつかあるようですが、私は「生きていると別れはつきもので、いつこの人と別れる時がくるかもしれない。だから、いまこの一緒に過ごす時間を大切にしよう」と読んできました。そして年を重ねるごとに、かけがえのない出会いを大切にしようと思うようになりました。

 子どもたちや先生方、そしてみなさんとの新しい出会いを楽しみにしています。

 

 

【校長ブログ・去年のいまごろは…】R6/04/06

 校長の大多和です。

 去年の今ごろは、この広い校長室に一人でいると、よーし頑張ろうという気持ちが湧いてくるのですが、一方で時々いろいろな判断に迷いながら進んできたことを思い出します。

 そんな時に勇気づけられたのが、これまでお世話になった校長先生方からいただいた胡蝶蘭の花々でした。迷ったときは、先輩の校長先生方がやってこられたことを思い出しながら、こうしようと決断することも多かったです。

        昨年4月の校長室 ⇒  

 この胡蝶蘭は「恩送り」と言って、いただいた校長先生方に直接お返しするのではなく、次に新しく校長になられた先生方に花を贈ることでお返しをしていくんだと聞きました。この4月には私も昇任された校長先生方にいくつか贈らせていただきました。

 今年は、本校の校長室に胡蝶蘭はありませんが、大勢の教職員が芦特を支えてくれているという実感があります。皆さまのお力もお借りしながら、チーム芦特で頑張ります。よろしくお願いします。

【校長ブログ、はじめます】R6/04/03

4月3日

 校長の大多和です。

 つれづれなるままに…とはいかず、忙しい日々を過ごしています。今年度は教頭先生がお二人とも替わられるなど、29名の新しい教職員を迎えてのスタートです。新しいチーム芦特として、みなさまと一緒に取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

 私も2年目となり、日頃から子どもたちには挑戦しようと言ってきましたので、今年度は何か始めたいと思い、校長ブログをはじめました。

 さて、今日は朝から雨が降っていますが、先週末から暖かい日差しがもどってきました。校庭の桜が一気に花を咲かせています。

      

 学校にある桜は、ソメイヨシノではなく潮風に強く丈夫なオオシマザクラで、葉っぱが出ると同時に花が咲き、その後桜の実(さくらんぼ)がたくさんつきます。今日の様子では残念ながら始業式・入学式が実施される来週には散り始めているかもしれませんね。ただ、高等部の生徒たちが正面の花壇やプランターに色鮮やかな花を植えてくれていて、とっても華やかです。来校時にはぜひご覧ください。

  来週には、在校生が学校に戻ってきます。また各学部の新入生もやってきます。本校教職員一同、皆さんに会えることを楽しみに待っています!