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校長ブログ
【校長ブログ・EARTHの活動報告(能登半島地震の被災地支援)】 R6/08/09
本校の高等部・堀教諭が7月29日から5日間、EARTH(被災地の教育復興を支援する兵庫県の教職員のチーム)の一員として、能登半島地震の被災地である珠洲(すず)市の小中学校支援に派遣され、職員研修や子どもたちの学習・余暇活動のサポートを行いました。その報告の一部をご紹介します。
皆さまもご存じのように、能登半島地震は今年の元日に起きました。もう7ヶ月以上が経ちますが、珠洲市は今もなお手つかずで解体作業が進んでいない場所が多くあり、学校も5校が避難所になったままです。学校の裏山が崩れて応急処置がされたままで、グラウンドには仮設住宅が建ち、そんな中で子どもたちも大人たちもひと息つく間もなく過ごしている様子だったと報告してくれました。「珠洲市内は、時が止まったままです」と言われた言葉が心にささりました。
30年前の阪神・淡路大震災が起きた時、私自身は川西市のアパートに一人暮らしで、尼崎市の武庫工業高校に勤務していました。アパートの外の塀が倒れ、学校のすぐ横を走る新幹線の高架の足が崩れ、学校のグラウンドには大きな亀裂が入りましたが、幸いなことに在校生と学校関係者はその家族も含めて全員無事でした。当時の武庫工業高校の在校生の半数は神戸から通ってくる子どもたちで、私も担任として数名の生徒とともに連絡の取れない家庭の安否確認に歩いて向かったことを覚えています。伊丹駅周辺、西宮北口から三宮までの状況は、現在の街の様子からは想像できない惨状でした。
昨日(8月8日)には宮崎県沖で震度6弱の地震が起き、津波注意報が発表されました。南海トラフ地震の発生の可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられ、気象庁から臨時情報が出されていますので、皆さまも地震への備えを再確認ください。
特にこの芦特の立地を考えると、大きな地震への対応を自分たちのこととして取り組まなければなりません。この夏休み期間中に、災害発生時の避難について芦屋市との話し合いや避難所開設訓練、また地域の方や地域の小中学校の先生方にも参加いただいて防災研修を実施します。PTA役員の皆さまにも参加・協力いただくことになっています。今後は、保護者の皆さまはもちろん、地域の方々と連携して進めてまいります。ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
以下の写真は、今回EARTHが支援に入った珠洲市の現状とそこでの活動の様子です。
学校の教室から見える町の景色 学校の裏山崩壊
グラウンドには仮設住宅 子どもたちの通う通学路
学校の先生方への研修と交流の様子 避難経路の確認
また、今回のEARTHの活動は、「子どもの心のケア学ぶ 兵庫の教職員招き研修」との見出しで、地元の新聞にも取り上げられました。「阪神大震災を機に設立された兵庫県教委の震災・学校支援チームEARTHの教職員14人が、珠洲市緑丘中で市内の教職員約70人と意見交換し、被災した子どもたちに心のケアを行う大切さを説いた」と交流の写真入りで紹介されました。
【校長ブログ・夏休み…先生方はいま…】 R6/08/08
夏休みに入って、約3週間が過ぎようとしています。
先生方は子どもたちが夏休みに入ると、まず1学期の成績をつけ、校内の全体研修や自主研修に参加し、また教室の整理やワックスがけ、高等部では技能検定の指導や引率などで忙しい日々を過ごしています。専門性の向上のため個別に校外の研修に参加される先生もおられます。校務員さんも、普段子どもたちがいるときにはできない校舎の補修や清掃を計画的にしてくださり、ありがたいです。
今年はほとんど雨が降らずにあまりに暑い日が続くので、子どもたちが育てているヒマワリやさまざまなプランター野菜、そして体育館の南側の畑で育てている野菜が心配です。先生方がいろいろと枯れないように工夫したり、交替で水やりをしてくださっています。
特に畑はとにかく毎日水やりがかかせませんし手入れも必要ですが、子どもたちにぜひとも自分たちで育てた野菜を収穫させてやりたいという思いで、この炎天下の畑作業に向かっておられます。
最初に植えた小学部のヒマワリがそろそろ咲きそうです。子どもたちが登校する9月にたくさん咲いている姿を見せたいですね。
なお、8月13日、14日は平日ですが学校閉庁日にしています。この2日間教職員は不在となりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
【校長ブログ・県立川西カリヨンの丘特別支援学校の開校式に行ってきました】 R6/08/02
先日、この4月に開校した県立川西カリヨンの丘特別支援学校の開校式に行ってきました。
校舎の正面に学校のシンボル、カリヨンの鐘が設置されています。「カリヨン」は幸せを呼ぶ平和の鐘、平和の象徴とされ、学校近くの通りもカリヨン通りと名づけられています。鐘は兵庫工業高校の生徒たちがフレームをデザインし、相生産業高校の生徒たちが制作したそうです。
ランチルームの横がオープンスペースになっていて、定期的に地域の皆さんにも来ていただけるカフェが開店されています。また、教室の窓のカギが二重になっていたり、掃除道具入れも教室の壁と一体化していたり、いろいろと工夫されていました。また式典の後は、児童生徒の発表や喫茶サービスがあり、とても楽しい時間を過ごしました。
【校長ブログ・私たち、夏休みでも頑張っています!】 R6/07/29
夏休みに入りましたが、技能検定を受ける高等部2・3年の生徒(約20名)は登校して練習に励んでいます。兵庫県の技能検定にはビルクリーニング、喫茶サービス、物流・品だし、パソコンの4部門があります(パソコン部門の検定は11月にあります)。それぞれ目標の級を目指して、熱心に取り組んでいます。
今年の夏の検定は、物流・品だし部門が7月30日に阪神特支で、ビルクリーニング部門が7月31日に本校で。喫茶サービス部門は8月1日にこやの里特支で実施されます。本番は慣れない場所で、また競技の審査員や観客がいる中でとても緊張もするでしょうが、練習の成果を出してきてください。みんな頑張ってね!
ビルクリーニング部門は、モップ・ダスタークロス・テーブル拭きの3種目に分かれています。
喫茶サービス 物流・品だし部門
【校長ブログ・1学期が終わりました。】 R6/07/23
朝からかなりの数の蝉が鳴き、強い日差しが照り付ける日々が続きます。もうすぐ梅雨明けのようですが、さらに暑くなるのはかなわないですね。先日の終業式に今年はじめて体育館のクーラーを使用しましたが、とても快適に過ごすことができました。ただし今年度は予算の関係で、全校行事時に使用することとしています。
さて、7月19日(金)に1学期の終業式を行いました。終業式では、1学期の全校の取組として実施した「いのちのひまわりプロジェクト」の話をしました。各学部学年、また砂子訪問学級のひまわりは、いまぐんぐんと大きくなっています。すでにひまわりの観察をしている学年もあります。また、2学期には咲いたあとのひまわりの種取りを子どもたちにやってもらいます。取った種をまた近隣地域にもつなげていきたいと考えています。
終業式に続いて、児童生徒会の副書記に当選した2名の認証式、そして児童生徒会役員から今年のスローガンの発表がありました。メインスローガンは「つながる」です。校内はもちろん、校外にもつながりを広げていきたいですね。
午後は、砂子訪問学級で終業式を行いました。行事の時はいつも看護師さんが交替で参加してくださいます。8月のサマースクールには本校からも6名の先生方が参加される予定で、にぎやかになりそうです。また、砂子のひまわりがとっても大きくなっていて、びっくりしました。
今年度から夏休み中の登校日がありませんので、次回の登校は9月2日(月)になります。
依然として本校ではコロナ等の感染者は、数は少ないですが毎日のように報告があります。手洗い・うがいなどで予防に努め、体調管理して元気に夏休みを過ごしてください。
【校長ブログ・「いのちのひまわりプロジェクト」が進んでいます】 R6/07/08
今年度から始まる県の新しい事業の一つに「絆プロジェクト」があります。特別支援学校に在籍する児童生徒が近隣校等との交流及び体験活動を推進するとともに、居住する地域との結びつきを継続し、共生社会の担い手を育成する事業です。本校では「防災」をテーマにした取り組みを進めており、その一つとして「はるかのひまわり」(下記の資料を参考)の栽培を全学部・学年、訪問学級で行い、防災教育やいのちの教育につなげていきます(芦特では「いのちのひまわりプロジェクトと」と名付けています)。今後は潮芦屋地域の団体や施設、近隣諸学校との共同の交流活動に発展させていきたいと考えています。
玄関前の花壇には一足早く高等部の農園芸班が育てたひまわりが咲いていますが、各学部学年で5月から種を蒔き始め、プランターや正門前やグラウンドのフェンス沿いにぐんぐんと育っています。また、高等部の地域サービス班が地域の団地花壇に種まきをしてくれました。秋には団地の方々と一緒に種取りをするなどして、近隣に活動を広げていきたいです。
【校長ブログ・サッカー部の試合の応援に行ってきました】 R6/07/02
芦特には3つの部活動があります。スポーツクラブ芦屋と文化芸術部とサッカー部です。
先週の日曜日に三木総合防災公園のグラウンドで行われたサッカー部の試合の応援に行ってきました。保護者の方や先生方も駆けつけてくださり、応援にも熱がはいります。芦特の在校生ではA・Bの2チームが出場し、みんながひたむきに一生懸命ボールを追っていました。今日が初めての試合だという生徒も何人かいましたがよく走りまわっていました。惜しくも2チームとも予選を突破できませんでしたが、経験に勝るものはないなと改めて感じさせてくれる素晴らしい時間になりました。今日は両チームとも、キーパーの動きがとてもよかったと思います。これから、どんなチームになっていくのかなと成長がとても楽しみです。
芦特にはOBのサッカーチームもあります。卒業後もこのようにサッカーを通じて仲間と一緒に余暇を楽しむことができる機会はあまりないので、貴重な取り組みだと思っています。とにかく、在校生チームとOBチームの引率に関わってくださっている先生方、また応援に駆けつけてくださった先生方、ありがとうございました。
また、先週の水曜日には学校の近くにある芦屋学園のグラウンドで練習をさせていただきました。芦屋大学サッカー部の大学生にも少し手伝っていただいて、一面芝生の広いグラウンドで試合前の良い練習ができました。今後は、芦屋学園サッカー部の中高生とも交流をしていく予定です。
【校長ブログ・現場実習/校内実習を終えて】 R6/06/20
高等部3年の現場実習、高等部2年の校内実習が先週で終わり、今週から平常の授業に戻りました。
私も実習先に10か所ほど巡回訪問させていただきました。約10年前に学年主任だったころと比べると作業所の数も格段に増えており、また作業内容自体もさまざまなものに取り組んでおられるのが印象的でした。担当者の方々にお話を聞かせていただくこともでき勉強になりました。
今後はいよいよ卒業後の進路を決めていく段階になっていきます。まずは今回の現場実習の振り返りをして課題を共有し、今後の学校生活で修正していきましょう。訪問先では、私が関わった5期生の卒業生の何人かとも出会い(もちろんみなさん私のことをちゃんと覚えていて)、近況を知ることができました。 とても懐かしく、出会えてよかったです。
高等部2年生の校内実習では、普段とは違う生徒や先生と一緒に、授業とは違って仕事に取り組みます。すごく緊張したり、また一日中立ち仕事で頑張ったりと、それぞれ自分の目標達成に向けて頑張っていました。各班の作業内容もスモールステップで取り組めるように段階的になっていたり、補助具を作られていたりと工夫されていました。
また今週から本格的にプール指導が始まっています。また、各学年の校外学習なども予定されており、児童生徒たちはたくさんの経験を積んでいると思います。これから梅雨の時期となり、どんどん暑くなっていきます。体調を整えて、学校生活を楽しみましょう。
※6月17~28日の2週間、教育実習生4名が実習を行っております。我々の後輩になるかもしれない人材です。大切にしっかりと育てていきたいと思っています。
【校長ブログ・校務員さん、いつもありがとうございます】 R6/06/10
学校で働く人、第2弾です。今日は校務員さん(2名)のお仕事の一部を紹介します。
まず何といっても広い敷地の植栽の刈り込みなどの手入れが大変です。正門左右の生垣の剪定はもちろん、校舎の裏手もきれいになっています。また今年はカラスが巣を作っていることに気づいて、すぐに枝を払ってくださいました(下右写真)。すぐに対応してくださり助かりました。
校舎内外の修繕だけでなく、グラウンドの整備もしてくださいます。下中の写真は、雨が続くとグラウンドの芝生に大量の苔が発生し滑るので薬をまくのですが、子どもたちの安全を考えて自然由来の無害な苔とり液を使ってくださっています。また校内には、子どもたちの植えた花々もきれいに咲いていますが、ところどころに校務員さんが植えた花々も目を楽しませてくれています(下右写真)。いろいろな気遣いがうれしいですね。
暑い日も寒い日も「子どもたちがケガをしないように」「子どもたちが学校で過ごしやすいように」と口ぐせのように言って仕事をされていて、無理なお願いでもいつも丁寧になんとかしてくださり本当に感謝しています。
お願いばかりになりますが、これからもよろしくお願いします!
【校長ブログ・さあ、本番!】 R6/06/04
先週は、子どもたちは、さまざまな「本番」を経験しました。
まずは、5月29日の高等部1年生の体育の授業参観。天気にも恵まれ、グラウンドでの競技に一生懸命取り組みました。デカパン競争に着せ物競争など楽しい競技で盛り上がりました。保護者の方の応援も力となったことでしょう。
6月1日は小学部・中学部の運動会が行われました。前日かなり雨が降り心配されましたが、当日は爽やかな風が吹く絶好の運動会日和となりました。どちらも大勢の保護者の方が応援に来られ、熱い声援や拍手をたくさんいただきました。
グラウンドでは中学部が徒競走、大玉転がし、台風の目、そしてダンスと見どころいっぱいの競技・演技が行われました。全員がこれまでの成果をしっかりと発揮し、協力して取り組めましたね。
小学部は1~3年生と4~6年生のグループに分かれての競技や演技です。本番は一度限りなので、うまくいった人もいれば、うまくいかなかった人もいますが、一生懸命に練習してきた時間と経験に変わりはありません。きっと成長していることでしょう。それぞれの競技や演技は一人一人の課題に合わせた目標設定をしていますが、集団で取り組む様子は高学年が経験豊富だなと感じました。
さて、大きな学校行事が一つ終わりましたが、今週から来週にかけて高等部3年生が校外での5日間の現場実習が始まりました。また、高等部2年生も来週は校内実習です。それぞれ自分の進路選択に向けて、大きな経験となります。またプールも始まりますね。
皆さん、これからもさまざまことに挑戦し、経験を増やしていってくださいね。
【校長ブログ・運動会が楽しみだ ! 】 R6/05/24
今日(5月24日)は、小学部は体育館、中学部はグラウンドで運動会の予行が行われました。
小学部では元気いっぱいの子どもたちの体操で始まりました。残念ながら中学部との兼ね合いで小学部の方は少ししか見ることができませんでしたが、来週の本番を楽しみにしておきます。
さて、グラウンドではずっと爽やかな風が吹いていて、見ているには過ごしやすかったのですが、子どもたちには少しが良すぎたかもしれません。本番の天気が気になるところです。生徒たちの競技と演技は、練習を重ねてきた成果がしっかりとあらわれていて、中学部全体で協力する雰囲気がよく伝わってきました。
あと一週間、しっかりと体調を整えて本番を迎えてほしいです。
小・中学部の保護者の皆さま、6月1日の運動会をお楽しみに!
※ 新旧のPTA役員の引継ぎが終わったとの報告がありました。旧役員の皆さん、昨年度は本校が県のPTA会長校に当たっており、会議を主催したり、県全体の会議に参加していただいたり本当にお疲れさまでした。役員の方々には、今年度お世話になります。よろしくお願いいたします。
【校長ブログ・素敵な作品たち】 R6/05/07
鯉のぼりの季節となりました。 明日からは懇談週間で、家庭訪問や学校での懇談になっております。保護者の皆さま、よろしくお願いいたします。
さて学校が始まって一か月がたち、校内のあちこちに子どもたちの作品が飾られています。
校内を歩いていると、それぞれの授業での作品やクラス目標、また学年目標もありました。あとクラス旗の制作も進んでいるようです。様々なアイデアや工夫で、とても素敵な作品ばかりです。
【校長ブログ・給食、いただきます】 R6/05/04
学校には教員だけでなく、いろんな職種の人が関わって働いています。今日は給食に携わる人たちの紹介です。
まずは予算の範囲内で栄養のバランスを考えて、給食の献立を考えているのは栄養教諭です、そして調理員さんたちが毎日380食を作ってくださっています。
上の写真はこの日の作業の一部ですが、ご飯を40キロ炊いてよそい、ブロッコリーを25キロとサトイモ6キロ(約400個)を洗った後、切っているところです。もちろんこの後もいろいろな準備や作業が続き、最終的にはランチルームに提供する分とクラスで食べる食管とに分けて提供していただきます。提供時間が決まっているので、本当に休む暇なく仕事をされていました。見ているだけでも大変なお仕事です。
それでは、皆さんに感謝していただきます。残食があまりでませんように。
4月30日 5月1日 5月2日
【校長ブログ・芦屋の街並みと言えば…】 R6/04/27
先週末、高等部1年生の校外歩行を覗いてきました。学校から歩いて芦屋市総合公園まで約1.5キロほどの道のりで、生徒たちはちょうど芝生の上でリバーシで盛り上がっていました。この日は曇天で爽やかな風が吹き、自然の中での活動を満喫していました。
リバーシは単純でフリスビーくらいの大きさの円盤状のマットをただひっくり返していくだけなのですが、やることが分かりやすく、目の前のことに集中し競争心もでて、それによって運動量も確保できるという優れものです。1分間もすると結構きついです。きっとこのあとのお弁当もおいしかったに違いありませんね。
ところで昨年芦特に戻ってきて、また今日のように芦屋の街のあちこちに出かけることが多くなって、そのたびに私が思い出すのが村上春樹さんの小説に描かれる風景です。ご存じの方も多いと思いますが、芦屋で育った村上さんの初期の小説の原風景は、芦屋川河口から臨港線沿いに夙川河口までの昔の海岸沿い周辺が中心になっています。村上作品の中で私のお薦めの作品は、短編なら「図書館奇譚」、長編なら「1Q84」、そして旅行記として最高なのが「遠い太鼓」です。でもまあ、せっかく芦屋近くにお住まいなら、まずはデビュー作の「風の歌を聴け」を読んでみてください。私は高校生の頃に初めて読んで、すっかりはまってしまいました。
【校長ブログ・秘密の約束】R6/04/22
先週末に中3生が校内探検で校長室にもやってきました。みんなマナーを守りながらしばらく校長室で過ごし、各クラスの代表者に来室確認シールを貼ると、喜んで帰っていきました。
その帰り際に一人の男子生徒が、担任の先生とある約束をしたことを教えてくれました。約束したことを誰かに伝えたかったのでしょう、私とも指切りをして礼儀正しく挨拶をして出ていきました。自分の課題に意識を向けることは誰だって難しいです。それをやってみようとする彼とそれを支える先生方をこれから見守っていきたいと思います。
さて、中庭に出てみると目の前のキリシマツツジが咲き始め、青々と茂った桜の木陰の芝生で小学部の子どもたちが活動していました。たった一週間でこんな風に木々の姿がすっかり変わり、きっといろいろなことが少しずつ変化しているのだと感じます。ちょっとした小さな変化にも気づけるようでありたいなと思う時間でした。
【校長ブログ・校庭に、桜舞い散る】 R6/04/13
今週は、8日に着任式と始業式、9日に入学式、10日に離任式と年度当初の大きな行事がありましたが、無事に終わりホッとしているところです。砂子訪問学級のお二人もそれぞれ始業式と入学式に参加できました。
毎年3月の卒業式から4月の入学式や離任式にかけて、子どもたちも先生方も、たくさんの人との新しい出会いがあり、またたくさんの人との別れを経験します。ちょうど校庭の桜が満開になり、そして散っていくころです。
昔高校で勤務していたころによく授業で取り上げた、作家の井伏鱒二さんが訳した漢詩を思い出します。
この杯(さかずき)を受けてくれ
どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
サヨナラだけが人生だ
この詩の解釈はいくつかあるようですが、私は「生きていると別れはつきもので、いつこの人と別れる時がくるかもしれない。だから、いまこの一緒に過ごす時間を大切にしよう」と読んできました。そして年を重ねるごとに、かけがえのない出会いを大切にしようと思うようになりました。
子どもたちや先生方、そしてみなさんとの新しい出会いを楽しみにしています。
【校長ブログ・去年のいまごろは…】R6/04/06
校長の大多和です。
去年の今ごろは、この広い校長室に一人でいると、よーし頑張ろうという気持ちが湧いてくるのですが、一方で時々いろいろな判断に迷いながら進んできたことを思い出します。
そんな時に勇気づけられたのが、これまでお世話になった校長先生方からいただいた胡蝶蘭の花々でした。迷ったときは、先輩の校長先生方がやってこられたことを思い出しながら、こうしようと決断することも多かったです。
昨年4月の校長室 ⇒
この胡蝶蘭は「恩送り」と言って、いただいた校長先生方に直接お返しするのではなく、次に新しく校長になられた先生方に花を贈ることでお返しをしていくんだと聞きました。この4月には私も昇任された校長先生方にいくつか贈らせていただきました。
今年は、本校の校長室に胡蝶蘭はありませんが、大勢の教職員が芦特を支えてくれているという実感があります。皆さまのお力もお借りしながら、チーム芦特で頑張ります。よろしくお願いします。
【校長ブログ、はじめます】R6/04/03
4月3日
校長の大多和です。
つれづれなるままに…とはいかず、忙しい日々を過ごしています。今年度は教頭先生がお二人とも替わられるなど、29名の新しい教職員を迎えてのスタートです。新しいチーム芦特として、みなさまと一緒に取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
私も2年目となり、日頃から子どもたちには挑戦しようと言ってきましたので、今年度は何か始めたいと思い、校長ブログをはじめました。
さて、今日は朝から雨が降っていますが、先週末から暖かい日差しがもどってきました。校庭の桜が一気に花を咲かせています。
学校にある桜は、ソメイヨシノではなく潮風に強く丈夫なオオシマザクラで、葉っぱが出ると同時に花が咲き、その後桜の実(さくらんぼ)がたくさんつきます。今日の様子では残念ながら始業式・入学式が実施される来週には散り始めているかもしれませんね。ただ、高等部の生徒たちが正面の花壇やプランターに色鮮やかな花を植えてくれていて、とっても華やかです。来校時にはぜひご覧ください。
来週には、在校生が学校に戻ってきます。また各学部の新入生もやってきます。本校教職員一同、皆さんに会えることを楽しみに待っています!