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【校長ブログ・芦屋の街並みと言えば…】 R6/04/27

    先週末、高等部1年生の校外歩行を覗いてきました。学校から歩いて芦屋市総合公園まで約1.5キロほどの道のりで、生徒たちはちょうど芝生の上でリバーシで盛り上がっていました。この日は曇天で爽やかな風が吹き、自然の中での活動を満喫していました。

      

 リバーシは単純でフリスビーくらいの大きさの円盤状のマットをただひっくり返していくだけなのですが、やることが分かりやすく、目の前のことに集中し競争心もでて、それによって運動量も確保できるという優れものです。1分間もすると結構きついです。きっとこのあとのお弁当もおいしかったに違いありませんね。

 ところで昨年芦特に戻ってきて、また今日のように芦屋の街のあちこちに出かけることが多くなって、そのたびに私が思い出すのが村上春樹さんの小説に描かれる風景です。ご存じの方も多いと思いますが、芦屋で育った村上さんの初期の小説の原風景は、芦屋川河口から臨港線沿いに夙川河口までの昔の海岸沿い周辺が中心になっています。村上作品の中で私のお薦めの作品は、短編なら「図書館奇譚」、長編なら「1Q84」、そして旅行記として最高なのが「遠い太鼓」です。でもまあ、せっかく芦屋近くにお住まいなら、まずはデビュー作の「風の歌を聴け」を読んでみてください。私は高校生の頃に初めて読んで、すっかりはまってしまいました。