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【校長ブログ・校庭に、桜舞い散る】 R6/04/13

 今週は、8日に着任式と始業式、9日に入学式、10日に離任式と年度当初の大きな行事がありましたが、無事に終わりホッとしているところです。砂子訪問学級のお二人もそれぞれ始業式と入学式に参加できました。

  

 毎年3月の卒業式から4月の入学式や離任式にかけて、子どもたちも先生方も、たくさんの人との新しい出会いがあり、またたくさんの人との別れを経験します。ちょうど校庭の桜が満開になり、そして散っていくころです。

 昔高校で勤務していたころによく授業で取り上げた、作家の井伏鱒二さんが訳した漢詩を思い出します。

        この杯(さかずき)を受けてくれ

        どうぞなみなみつがしておくれ

        花に嵐のたとえもあるぞ

        サヨナラだけが人生だ

 この詩の解釈はいくつかあるようですが、私は「生きていると別れはつきもので、いつこの人と別れる時がくるかもしれない。だから、いまこの一緒に過ごす時間を大切にしよう」と読んできました。そして年を重ねるごとに、かけがえのない出会いを大切にしようと思うようになりました。

 子どもたちや先生方、そしてみなさんとの新しい出会いを楽しみにしています。