兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
学年・専門部
続 人と自然科 第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 後編 (大会2日目)
さて、今年の農業クラブ県大会も最終日を迎えました。
第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 前編(大会1日目) に関する記事はこちら
加西市民会館に県下11校の農業高校生が集合。昨夜は発表の疲れでみんなぐっすり寝られたようです。
農業クラブ県連盟副会長の開会宣言の後、成人代表より結果発表があり、表彰者が壇上に呼ばれました。
今年の有馬高校人と自然科の結果は以下の通りです。
プロジェクト発表会 (学校でのプロジェクト研究を10分以内で発表する競技)
分野Ⅲ類(資源活用・地域振興)優秀賞 3-1 Y.K O.K 1-1 U.Y H.Y
意見発表会(学校での学びや様々な体験を通して感じた意見を7分以内で発表する競技)
分野Ⅰ類(農業生産・農業経営)優秀賞 2-1 I.K
分野Ⅱ類(国土保全・環境創造)最優秀賞 3-1 N.S
分野Ⅲ類(資源活用・地域振興)優秀賞 3-1 N.N
農業鑑定競技会(農具や機械、植物の病気害虫など、農業に関する知識を競い合う競技)
分野果樹 最優秀賞 3-1 T.M
分野草花 優秀賞 3-1 Y.Y
1学科1クラスしかない少数ながら精鋭ぞろいの人と自然科。他の大規模農業高校に負けず劣らずの素晴らしい戦いを行い、出場したすべての競技で上位3賞に入賞という前代未聞??の大活躍という結果でした。
まずは優秀賞を獲得したプロジェクト発表会。あと一歩及ばず最優秀賞・近畿大会出場は逃しましたが、優秀賞の獲得は人と自然科としては4年連続5回目の受賞という快挙です。
そして意見発表会ではⅡ類の生徒が最優秀賞を獲得。4年連続優勝カップを有馬高校にもって帰ることができました。N.Sさんは8月21日~22日兵庫県で開催される、近畿学校農業クラブ連盟大会に兵庫県の代表として出場する権利を得ました。(近畿大会で最優秀賞を受賞した場合、全国大会に出場となります。まさに農業高校の甲子園・インターハイです。)そしてⅠ類・Ⅲ類に出場した2名の選手も3位と2位の優秀賞という結果。惜しくも近畿大会にコマを進めることはできませんでしたが、発表競技での3賞入賞は本当にすごいことなんです。
農業鑑定競技会では、2分野で最優秀賞を含む入賞。入賞した2名とも全体2位以内の成績であったため、10月に岩手県で開催される日本学校農業クラブ全国大会への出場を決めました。
表彰後は模範発表。最優秀賞を受賞し、近畿大会に兵庫県代表として出場する選手が全参加者の前で発表します。意見発表会分野Ⅱ類で最優秀賞を獲得した本校の生徒も、会場が静まり返るほどの素晴らしい発表をしてくれました。
そして式典の後半では参加者全員でFFJの歌斉唱。全国の農業高校生が歌える農業クラブ連盟歌です。大きな声でみんなで歌い、最後は拍手が沸き起こりました。感動です。
最後は県連盟クラブ旗引継ぎ。今年度事務局である播磨農業高校から次年度事務局校の山崎高校に県連盟旗が引き継がれました。そして引き継がれた県連盟旗を先頭に、有馬高校を含む11校の農業高校のクラブ旗が退場し、大会は終了となりました。
最後に獲得した賞状やカップ・盾を手に、校長先生を囲んでみんなで記念撮影です。兵庫県のマスコットキャラクター「ハバタン」と播磨農業高校のマスコットキャラクター「播農ぴよ吉」も駆けつけてくれました。
これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。意見発表会で兵庫県代表として近畿大会に出場する選手は、全国大会出場を目指し頑張りましょう。そして農業鑑定競技会で10月に岩手県で開催される全国大会に出場する選手は全国制覇を目指しさらに学習を深めましょう。後輩の皆さんも先輩を目標に、日々の授業や実習を頑張り、来年につなげていきましょう。これからも人と自然科生徒の活躍にご期待下さい。
人と自然科 第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 前編 (大会1日目)
夏休みに入った講義棟をのぞいてみると・・・暑い中毎日、一生懸命発表練習をしている姿が
人と自然科の生徒にとって夏といえば・・・もちろん農業高校の甲子園・インターハイとも呼ばれる、農業クラブ連盟大会各種競技会です。農業高校の生徒が日頃の授業や実習で身につけた知識や技術、そして農業クラブ活動等をとおして経験したことをまとめ、発表し、兵庫県さらには近畿・全国の農業高校生と競い合う大会です。有馬高校は昨年も県大会、近畿大会を突破し全国大会にコマを進めています。
今年の第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会は事務局校の播磨農業高校がある加西市で開催。出発前には早朝からクラスの仲間や農場の先生に加え、校長先生・教頭先生、事務長先生も激励に来てくださいました。
7月23日(火)には農業鑑定競技会(農具や機械、植物の病気害虫など、農業に関する知識を競い合う競技)が開催され、野菜・草花・果樹の3部門に1年生から3年生まで校内大会を突破した16名の生徒が出場しました。(競技会場は一切撮影NGのため、入口のみの紹介です。参考までに校内大会の記事をご覧ください)
そして7月24日(水)・25日(木)には大会の花形競技である、プロジェクト発表会と意見発表会が開催され、加西市民会館に県下11校の農業高校生が集結しました。
県連盟副会長の開会宣言により、いよいよスタートです。まずはクラブ旗入場。
県連盟旗を先頭に県下11校の農業クラブ会長が旗を持ち入場します。まるで甲子園の入場のような光景です。有馬高校も人と自然科110名の代表として、農業クラブ会長が歴史ある有馬高校農業クラブ旗を持ち、堂々と入場しました。県下11校の農業クラブ旗が並ぶ光景は圧巻です。
県連盟会長や多くの来賓の方から歓迎や激励の言葉をいただき、開会式は滞りなくすすみ無事終了。
いよいよ午後からは競技会に入ります。これまでの準備、練習の成果を十二分に発揮できるように、発表直前まで先生との打ち合わせ、そして炎天下の中屋外で最後の調整です。
そして競技会直前、プロジェクト発表会の選手代表の一声で円陣を組み、お互いハイタッチして士気は最高潮。いよいよ発表競技のスタートです。
プロジェクト発表会 (学校でのプロジェクト研究を10分以内で発表する競技)
分野Ⅲ類(資源活用・地域振興) 3-1 Y.K O.K 1-1 U.Y H.Y
そして意見発表会(学校での学びや様々な体験を通して感じた意見を7分以内で発表する競技)には、3つの分野に学校代表がそれぞれ出場しました。
分野Ⅰ類(農業生産・農業経営)2-1 I.K
分野Ⅱ類(国土保全・環境創造)3-1 N.S
分野Ⅲ類(資源活用・地域振興)3-1 N.N
発表会は一発勝負。プロジェクト発表会は10分以内、意見発表会は7分以内で発表します。緊張の中、今まで積み重ねた準備と数えきれない練習を糧に自信に満ち溢れた、そして有馬高校人と自然科の代表としての誇りを持ったすばらしい発表でした。本当に頑張りましたね。100点満点です。
ちなみにこの日発表競技に出場した生徒は、近くの施設に宿泊。県内の農業高校生とボッチャや花火などを行い交流したとのこと。
全国の農業高校生とつながりができるのが農業クラブ活動の魅力ですね。
さて、競技の結果は翌日の大会式典で発表です。結果は続 人と自然科 第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 後編 (大会式典)で紹介します。
人と自然科 夏季休業中資格取得第1弾 ガス溶接技能講習を実施しました
いよいよ夏休みがスタートしました。人と自然科では在学中、様々な資格取得講習を独自に実施、斡旋しています。先日も有馬高校を会場として行われた日本農業技術検定試験に11名の生徒が挑戦。さらに9月に行われる危険物取扱者試験にも10名の生徒が申し込むなど、各々が自身の興味関心のある資格に挑戦しています。そして夏休みは自由に活用できる時間が確保しやすいため、多くの生徒が様々な資格・検定に挑戦しています。
中でも人と自然科の生徒に人気があるのは建機系資格。今年度第1弾として7月21日(日)と22日(月)に、ガス溶接技能講習が行われ、1~3年生の希望生徒17名が挑戦しました。
1日目はキャタピラー教習所講師の先生を有馬高校にお招きし、学科講習です。この資格は技能講習のため、翌日に学科試験があり、不合格の場合は補習をして再試験を受ける必要があります。全員合格できるようにしっかり学びましょう。
教本やスライド、実物の機材や映像などを用いてしっかり学習します。ガス溶接等に用いる可燃性ガスのアセチレンや、支燃性ガスの酸素を中心としたガスの種類、それぞれの性質や発火温度、比重、発熱量・・・
ガス溶接に欠かせないガス容器の取り扱い方法や圧力調整期(ゲージ)、ゴムホース、吹管、点火用ライターの構造や取り扱い方法、火災や粉じん爆発の災害事例やその防止方法などを学んでいきます。大切な部分は教本にマーカーでラインを引いていきます。この資格は技能講習のため翌日には学科試験があり、不合格の場合お金を払って補習と再試験を受ける必要があります。お金と時間を無駄にしないように、講師の先生の言葉を聞き逃さないよう真剣に話を聞いていました。
2日目はキャタピラー教習所に場所を移し、学科講習&学科試験&実技講習です。このあと実施される学科試験に向け、講義が始まる前から自主学習している姿も見られました。
まずは1日目に学んでいなかった労働安全衛生法や高圧ガス保安法などの関係法令について学びました。事業者は作業中の危険を防止するため必要な措置を講じなければならないこと、そして労働者も事業者が講じている安全に必要な措置を守らなければならないことなどが法令で定められているとのこと。普段の農業実習にもつながりますね。
そしていよいよ学科試験。結果は・・・全員合格で一安心。発表時には拍手が沸き起こりました。
そしていよいよ実技講習に移ります。
ボンベとガス溶接機をつなぎ圧力計を装着します。
そして安全具を装着。目を傷めないためのサングラスとヒューム(鉄が混ざった煙)を吸わないためのマスクもしっかり装着します。
準備ができたらまずは鉄の切断技術を習得します。点火用ライターで着火。酸素の量を手元で調節します。火の色が青白く変わりましたね。
一定のスピードで、炎と母材の距離も一定にしながら進めていくのがポイントです。上達するためには待ち時間もほかの人がやっている姿を見ることが大切です。あっという間にみんな技術を習得し、一人で作業を行うことができるようになりました。
切断技術を身に付けた後は、2枚の板を接合する溶接を学びます。
両端を仮止めし、一定のスピード、幅で進めていきます。
早速つなぎ目を確認。上手く溶接できましたか?
このように2日間かけて実施したガス溶接技能教習も、全員資格を取得することができ無事終了。みんな笑顔で手を振りながら学校に戻っていきました。
ちなみに今年の夏休み中にはガス溶接以外にもチェンソーとフォークリフトの資格取得講習が希望者を対象に行われます。また、国家資格であるフラワー装飾技能士の筆記、実技試験に挑戦する生徒もいます。自身の将来の進路目標実現のため、頑張りましょう。
第2回オープンハイスクールを実施しました
7月20日(土)第2回オープンハイスクールを行いました。
朝早くから、中学生や保護者の方々が本校を訪れてくださりました。
高校生スタッフも事前に打ち合わせを行い、訪れた方に有高の魅力を伝えようと、準備を重ねて当日を迎えました。
担当分けをした持ち場に分かれて来校者をお迎えしました。
受付、誘導、教室での出迎えなど、初めての経験をする高校生スタッフも多い中、中学生に楽しんでもらいたい思いで、応対にあたっていました。
今回のオープンハイスクールでは、各クラスに分かれて有高の紹介動画を視聴いただいた後、体験授業を受けていただきました。
中学校では体験できない授業もあり、高校での学びに興味を持ってもらえたでしょうか。
体験授業後は高校生スタッフとの座談会。
中学生からの質問に有高生が答えます。
始めはお互いに緊張していましたが、中学生に話しかけていくうちにだんだんと打ち解けていき、笑顔で話をすることができました。
高校生スタッフを中心としたオープンハイスクールはいかがでしたでしょうか。
不慣れでご迷惑をおかけした点もあったと思いますが、有高のことや雰囲気、生徒の様子が少しでも伝わっていれば嬉しいです。
高校生スタッフは、「中学生と話ができて楽しかった」「やってみてよかった」「ぜひ有高に来てほしい!」などの感想を述べていました。高校生スタッフにとっても良い経験になったようです。
ご参加くださった皆さま、暑い中、ありがとうございました。
また、有高でお会いできるのを楽しみにしております。
第2回NIE「私の推し記事コンクール」優秀賞受賞
兵庫県NIE推進協議会が主催した「私の推し記事コンクール」で3年のNさんが優秀賞を受賞しました。
NIEとはNewspaper In Educationの略で、教育現場に新聞を取り入れていこう、という取り組みのことです。本校は研究指定を受けて2年目になります。
春休み課題として現2,3年生総合学科の全員が課題としてそれぞれの「推し記事」を探し、それに対する意見や感想等をまとめ、NIE推進協議会に提出していたものの中から今回特に優秀だったということで表彰を受けました。
1,2年生は夏休みの課題として「新聞コンクール」が出されています。自分の興味がある分野に関する記事を探し、意見をまとめてください。皆さんの素晴らしい作品を楽しみにしています!
1学期終業式
暑さが増した7月19日。1学期の終業式が体育館で行われ、校長先生に講和をいただきました。
春からの有高生の活躍で、新聞に取り上げられた記事を紹介されました。有高生の新聞記事インタビューに答えた「言葉」には意義があることを唱えられました。
また、過ぎ去った日には戻れない、やり直しができないこともある。だからこそ、一生懸命に生きていくことの重要性を話され、やり直しはできずとも、『見直し』はできると。目の前にやってきた夏休みも、後悔ない青春の日々を過ごしてください、と締めくくられました。
有意義な夏休みを過ごしましょう。
続いて、夏休み中、オーストラリアに短期研修に行く14名の生徒団の挨拶がありました。
異国文化に触れ、価値観や異文化生活を体感し、学びを深めたい思いを語ってくれました。現地で学びんだことを、有高に持ち帰って報告会で共有くださいね。
そして、卓球部女子ダブルスが近畿大会出場にあたり、壮行会が開かれました。
継続は力なり、努力の賜物で勝ち取った近畿大会への出場権を手にした以上、精一杯の闘いをしてくれることと思います。
全校生が応援しています!
その他、各方面の部活動で活躍した生徒の皆さんの表彰伝達も行われました。
皆さんの頑張り、努力が、周囲の人の力にもなっています。
入賞おめでとうございます。
いよいよ夏休み。どんな風に過ごすかは自分自身。
9月2日、生き生きと美しい表情の皆さんに会えることを期待しています!
産業社会と人間 「大学訪問」
総合学科の1年生は、7月12日(金)に大学訪問を行いました。
訪問先の大学は
1コース・・・兵庫医科大学→関西学院大学三田キャンパス
2コース・・・神戸親和大学→関西学院大学上ヶ原キャンパス
3コース・・・神戸女学院大学→武庫川女子大学
4コース・・・大阪工業大学→関西学院大学三田キャンパス
の4つの中から、事前に自分の興味関心と進路希望に合わせて選択しました。
朝まで雨が降っていましたが、日中は曇り空でこの時期らしい蒸し暑さもありましたが、生徒たちは大学の職員や学生の説明に熱心に耳を傾け、進んで質問をする様子も見られました。また、実際にキャンパス内を歩き、様々な施設を見させていただくことで、大学の雰囲気を感じ取ることができました。
夏休み中に各大学でオープンキャンパスが行われます。今回訪れた大学を再び訪れても良いでしょうし、また違う大学を訪れてみても良いと思います。1年生は卒業後の進路に対してまだまだ実感が湧かない人もいると思いますが、情報収集は進路決定をしていくうえでまず初めにすべきことです。ぜひ自分から積極的に動いて、進路についての知識を深めていきましょう。
三田小学校 自由研究応援プロジェクト
7月16日午後。ここは三田小学校ビオトープ前。
三田小学校6年生の夏休みの宿題に『自由研究』がある、と聞きつけた有高生7名(総合学科3年生、1年生)は、お困りごと、ご相談ごとはお任せあれ!とばかりに三田小学校を訪問させていただきました。
7名の中には卒業生もいます。探究活動を行っている総合学科の生徒は、自分たちが探究したことやその方法、アイデアが少しでも小学生の役に立てば、という思いでした。
小学校を懐かしく感じながら打ち合わせをし、緊張しつつ、6年生が待つ体育館へ。
拍手で迎えられてほっとしたのか、自己紹介では笑顔が見られました。
そもそも『自由研究』とは何でしょう。一緒に考えます。6年生は一生懸命に聞いてくれました。
クラスごとに分かれてのアドバイスも真剣なまなざしで、高校生の話を聞き入ってくれ、やる気がみなぎります。
小学生は屈託なく質問をしたり、話しかけたりしてくれました。
グループを回りながら話をしているうちに、自分たちが役に立っている、という実感が湧いてきたようです。
時間終了時には、6年生から感謝の拍手をいただきました。
高校生の学びや達成感も大きく、「小学生の柔軟な意見に驚いた」「行こうかどうか迷ったけど、行って良かった」「楽しかった」と、校長室で感想を述べていました。
三田小学校の6年生のみなさん、校長先生をはじめ、職員のみなさま、温かく迎えてくださり、また貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
自由研究、がんばって取り組んでください。そしてまた、いつでも話しかけてくださいね。
有高生もいつでも質問に応えられるように、勉学に励んでいきたいと思います。
探究活動や自由研究で、実りある夏休みにしましょう!
人と自然科 収穫までもう一息 ブドウの袋掛けを行いました
人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しており、ベリーAは2年生の『果樹と緑』の授業で、ピオーネは3年生で『果樹と緑』コース(科目)を選択した生徒を中心に、そしてマスカットは全学年の生徒が『総合実習B』(別名放課後の農場当番)の授業で栽培を学んでいます。
1学期期末考査前には、一粒一粒丁寧に粒を抜き、房の形を整える摘粒作業を行いましたね。
ブドウの栽培 現在摘粒作業中です・・・・に関する記事はこちら
1学期期末考査に全力を出し切った生徒たちは、翌日からすぐに気持ちを切り替えてブドウ畑に向かいます。あっという間に粒が大きくなり、しっかり育っていますね。
そして夏休み前最後の作業となる袋がけの実習を行いました。袋がけは、鳥害や虫害、裂果、日焼けなどを防いだり、ブドウ表面に付着するブルームと呼ばれる白い粉(乾燥などから身を守るため、ブドウ自身が出す油脂成分。)が取れるのを防ぐことを目的に行う作業です。有馬高校で栽培する3種類のブドウ合わせて約1600房すべてに袋掛けを行います。
まずは最後となる房の確認、『修正摘粒』です。摘粒ができているか、裂果がないか最終確認する大切な作業です。今回袋がけをしたら次房を触れるのは収穫後となり、房を整える最後のチャンスです。
今年も考査中にしっかり梅雨の雨が降ったため、特にピオーネで粒が大きくなり詰まってしまい、結構時間がかかってしましました。
そしていよいよ袋がけです。紙袋を受け取り、各自の担当区に入っていきます。
袋の口に隙間がないように、袋の上部で丁寧に止めていきます。
ひと房残らず袋掛けすることはもちろん。口の綴じ方も注意が必要で、広がっているとそこから雨が入ってきてカビ(病気)が発生したり、害虫が入ってくるのでしっかり止めます。しっかりできましたか?
袋掛けは約1時間で完了しました。白い袋がぶら下がっている光景は爽快ですね。
そして袋掛け終了後はブドウ畑を電気柵で囲みます。アライグマによる食害を防ぐためです。
近年有馬高校で一番悩まされている害獣はアライグマです。(今年は特に害獣被害が目立ちます。アライグマに加えてカラスも大暴れしています。)先日収穫交流会を行った、1年生が「農業と環境」の授業で大切に栽培していたスイートコーンもかなりやられてしまいました。
園児の皆さんと一緒にスイートコーンの収穫を楽しみました・・に関する記事はこちら
アライグマの鼻の高さをイメージしながら、電気線を張っていきます。これで大丈夫・・・と信じたいですね。定期的に見回りに行きましょうね。
さて、夏休みに入ると、「総合実習B」(別名夏休みの農場当番)がスタートし、実習でかん水(水やり)や副梢などの枝管理を定期的に行う予定です。収穫までもう一息です。頑張りましょう。
ちなみに有馬高校のブドウは、在校生ならびにその保護者限定での販売となります。(過去、ブドウが足りないなど地域の方にご迷惑をおかけした経験から、現在は一般販売を行っておりません。)2学期始業式でブドウ販売に関するお知らせを生徒に配布し、販売日(学年ごとに設定しています)をお知らせます。ご確認ください。
人と自然科「クラインガルテン⑥」スイートコーンの収穫
連日、酷暑の毎日ですがクラインガルテンの野菜は元気です!
5月に定植して2ケ月、アライグマやカラスなどの被害もありましたが、
スイートコーンを収穫する日がやってきました。
まずは収穫の方法の説明です。
収穫の目安は絹糸(ひげ)の色が茶色になった頃が目安になります。
畑に行き、収穫のスタートです。次々と収穫を終えて満面の笑顔です。
それが終われば担当圃場で誘引や収穫などの管理実習です。
最後に今回の収穫物をもって記念写真です。
1学期の授業形式のクラインガルテンは本日で終了です。1学期お疲れさまでした。
次回は8月、夏野菜の片づけと秋冬野菜の種まきをおこないます。2学期からも授業の様子を発信していきます。
各学年 進路行事
7/9(火)に各学年で進路行事が開催されました。
1年「進路講演会」
1学年対象に進路講演会を行いました。講演会では、1年生からの準備の重要性、自分が学びたい学部学科選びのポイント、進路実現のために今から何をすべきかなどについての話がありました。放課後には早速進路指導室を訪ね、オープンキャンパスの案内や大学のパンフレットを手に取る生徒の姿が見られました。
2年「分野別説明会」
1時間目は、講義棟で進学希望者を対象に、進学や受験全般についての講演会を行いました。2時間目、3時間目は分野別に各教室に分かれ、自分の興味がある分野について大学・専門学校の方の話を聞きました。大学や専門学校ではどのようなことを学ぶのか、そのためにはどのような準備をしたらいいのかなど、より具体的な内容について知ることができました。自分の学びたい分野について理解を深めるとともに、進路希望をより明確にするためのよい機会になりました。
また、就職希望者には、就職講座を行いました。講座では、高卒就職のメリットや求人票の見方、有馬高校の就職指導・支援などについて、卒業生のエピソードやアドバイスをまじえながら詳細な説明がありました。年々人数が減ってきている就職希望者ですが、この機会に高卒就職について理解を深めてほしいと思います。
3年「難関大学対策講座・学校別入試対策講座」
大学進学希望者対象に、入試対策講座を開催しました。外部から専門の講師の先生に来ていただき、現在の大学の入試実態について詳しく説明を受けました。近年の入試の傾向や受験準備としてすべきことなど具体的な内容を聞き、生徒たちは改めて受験に対する意欲が高まったようでした。
その後各教室に分かれ、学校別説明会を行いました。各学校の特色や入試についてなど、大学の方から直接話を聞くことができ、非常に有益な情報を得ることができました。大学入試を目前にひかえ、講師の先生方の話に真剣に耳を傾ける生徒たちの姿が見られました。
また、7/10(水)には3年対象「看護医療講座」、「専門学校講座」を行い、出願時の注意事項や入試に向けてなど、受験に向けての具体的な内容について説明を受けました。7/19(金)には、「4年制大学・短大講座」も実施する予定です。
まもなく夏休みを迎えます。自分の将来や進路について考えを深め、進路実現のために今自分がすべきことに取り組んでほしいです。また、3年生にとっては進路実現に向けて本格的に動き出す時期です。有意義な夏休みになるように願っています。
人と自然科 園児の皆さんと一緒にスイートコーンの収穫を楽しみました。
人と自然科1年生農業と環境の授業では、4月からスイートコーンの栽培をとおして農業に関する基礎的な知識や技術を学んできました。
授業では担当区を任され、たねまきから収穫まで、責任を持って各自が管理してきました。
スイートコーン収穫にむけラストスパート・・・に関する記事はこちら
そして1学期期末考査が終わり、いよいよ7月9日(火)、北摂第一幼稚園の園児46名を農場に招き、スイートコーンを一緒に収穫する交流会を行いました。スイートコーンの絹糸(ひげ)も茶色に変わってきて、収穫適期を迎えていますね。
ちなみに交流会前日には、園児の皆さんが段差や雑草でつまずかないように、みんなで環境整備をしました。
まずは高校生代表のお兄さんから「いまからスイートコーンを収穫に行きます。楽しく収穫しましょうね。そして優しく取ってあげてください。」と歓迎のあいさつを行いました。そして園長先生から「園児のみんなこの日を楽しみにしていました。本当にありがとうございます」とお礼の言葉をいただいた後、園児からも一斉に「よろしくおねがいします」と元気いっぱいのあいさつをもらいました。
あいさつの後はお兄さん、お姉さんと手を繋いでペアを作り、楽しくいろんな話をしながら早速スイートコーンが栽培されている畑に向かいます。
そしてお兄さん、お姉さんの手をひっぱり、自分よりも背の高いスイートコーンのジャングルの中に突撃です。みんな見えなくなりましたね。
どんどん前に進んでいくとペアの高校生が担当した区域に到着。たくさんあるスイートコーンの中から、大きいものを選び、一緒に力を合わせてもぎ取ります。
立派なスイートコーンが収穫できましたか?おいしそうなスイートコーンをGETです。やったね!!
楽しくなって次々収穫。どんどん袋の中がいっぱいになっていきます。
自慢のスイートコーンをもって仲良くなったお兄さん・お姉さんと一緒に記念写真です。
収穫が終わった後も、幼稚園での生活や、人と自然科での楽しい毎日について、お互いいっぱいお話ししましたね。
そしてあっという間に終わりの時間に・・・もうすぐお別れです。最後に代表のお兄さんから「今日は楽しかったですか。楽しかった人は手を挙げてください。」という質問に、園児から一斉に手が上がりました。交流会は大成功です。
バスまでみんなでお見送りです。何度もハイタッチを繰り返しているシーンがあちこちで見られ、なんだか切ない気持ちになりましたね。短かい時間でしたが、本当に充実した交流会でした。
私たちが一生懸命栽培したスイートコーンを、おうちの人と一緒においしく食べてくださいね。北摂第一幼稚園のみなさん楽しい時間を本当にありがとうございました。
人と自然科 1年生「農業と環境」 スイートコーン収穫にむけラストスパート
人と自然科1年生「農業と環境」の授業では、現在はイネとスイートコーンの栽培を行いながら農業に関する基礎的な知識や技術を実践的に学んでいます。
先日も教育実習生指導の下、田植え実習を行い、イネ(モチ米)は順調に生育しています。
農業と環境の授業で田植え実習を行いました・・に関する記事はこちら
そして5月に圃場に定植したスイートコーンも順調に生育しており、収穫間近となっています。
5月の定植後も授業では「土寄せ」(倒伏を防ぐために土を株元に寄せる作業)や「捕植」(生育が悪い株を新しい苗に植え替える作業)
別名命のオーディションともいわれる「間引き」(1か所に2本育ててきたスイートコーンの芽を1本に絞る作業)
「追肥」(植物の生育を見ながら追加で肥料を与える作業)を3回(だんだんスイートコーンが大きく成長しているのが写真で分かると思います)
【1回目】 【2回目】 【3回目】
生育が順調かどうか判断するための「葉齢計算」(葉の枚数を計算する)や害虫が発生していないかの「観察」
「除草」(雑草をとる作業)や「中耕」(土を耕し、土の中に空気を入れる作業)
「受粉」(株ごと揺らして花粉を周囲に飛ばし、受精を促し、実の詰まったスイートコーンにする作業)
「穂切り」(スイートコーン最大の敵である害虫の「アワノメイガ」の被害を少なくし、農薬の使用を少なくするために、雄穂を切り落とす作業)
などなど1年1組の生徒は授業内だけでなく、昼休みや放課後も自主的に畑に足を運び、管理・観察を行う姿も多くみられます。本当に素晴らしいですね。
そして6月最終週現在は以下のような状態。絹糸(スイートコーンのひげ)の部分が少し茶色くなってきました。
この調子で順調に生育したら7月第2週には収穫を迎える予定です。しかし収穫までに心配なことが2つ。これから梅雨終盤を迎える天候と、最近有馬高校の農場をうろついているアライグマやカラスなどの動物(害獣)です。このような困難を乗り越え、収穫を迎えることができたスイートコーンは、北摂第一幼稚園の年中さんと一緒に収穫を楽しんだり、市道横の販売所にて地域の方にも販売予定です。
おいしいスイートコーンが収穫できるように、みんなで祈りましょう。
人と自然科 ひとはく連携セミナー3回目 アフリカの古代湖の魚から進化について学ぶ
6月21日(金)人と自然科1年生学校設定科目「人と自然」の授業で、今年度第3回目となる「ひとはく連携セミナー」を行いました。
有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の専門員から、各分野のユニークかつ専門的な講義を直接受講することができます。前回第2回目も太田 英利研究員から「生物の「種」について」をテーマに講義をいただきました。
前回のひとはく連携セミナー2回目 生物の「種」について学ぶ に関する記事はこちら
そして第3回目となるこの日は人と自然の博物館内にあるホロンピアホールにて、高橋 鉄美研究員より、『タンガニイカ湖での調査』をテーマに古代湖に住む魚の生態やそれを通した進化について講義を頂きました。
まずはタンガニイカ湖について・・・世界には約20ほどの古代湖が存在していますが、タンガニイカ湖は1000万年前にできた湖だといわれています。アフリカのザンビアにある大きな湖で、全長650km。その距離は三田市から仙台市と同じ距離になり、地球上の18%の水を占めるといわれている巨大な湖です。
そんなタンガニイカ湖は水深も約1400mあり、この湖には多くの魚が生息しているそうで、そのほとんどが固有種なのだそうです。その中でも特にシクリッド科(カワスズメ科)と呼ばれる魚が特徴的で、例えば歯に注目したらコケを食べる種が歯がブラシのように進化したり、うろこを食べる種は毛抜きのように進化したり・・・など多様な進化を遂げている個体が多く存在しているとのことでした。
講義中盤では、実際に高橋先生が現地調査した現地の生活や動物の生態についても教えていただきました。アフリカでよく食されているホロホロチョウやチニョンゲ、チャンゴンゴなどの熱帯魚の食べ方、ウルウルと呼ばれる小さなハチやサバンナモンキー、カメレオンなどの現地では身近な動物についても、特性や危険性などについて紹介していただきました。
そして最後に調査から見えた生物の進化について説明いただきました。一つの祖種から多くの種に急速に分化し、分化した種が異なる環境に適応する力を持つことを適応放散といいます。そしてタンガニイカ湖のシグリット科の魚においては、口内保育という独特の育児方法と岩住みという特徴から異所的種分化を行いやすいということが分かってきたとのことでした。さらに性選択と自然選択との連動をもたらす形質「マジックトレイト」の一例として、オスとメスでサイズが異なる例やpHの耐性などについての影響も教えていただきました。
専門的な内容はまるで大学の講義のようで難しい部分もあったようですが、振り返りのレポートを見ると「興味深い内容で面白かった」「生物の進化について理解できた」など前向きな感想も多く充実した時間となったようです。
さて、次回の人博連携セミナーは、夏休みを挟んだ9月20日(金)『鳥たちの多彩なコミュニケーション』と題して太田菜央研究員より、鳥たちの鳴き声や行動の意味について学ぶ予定です。楽しみですね。
人と自然科 スマート&大型農業機械ふれあい体験会にお邪魔させていただきました
人と自然科の生徒が学ぶ『農業』において、生産性を高めるために活躍してきたのが農業機械です。2年生の選択科目にも『農業機械』の授業があり、エンジンの仕組みや燃料の種類、性質を学ぶだけでなく、実際に刈払機やトラクタなどの操作方法も、座学と実習をとおして学んでいます。
しかし有馬高校の農場は、大規模な農家さんに比べると小さく、農業機械も小型のものを使用しています。さらに近年、農業者の⾼齢化や労働⼒不⾜を補うために、デジタル技術を活⽤し農業の⽣産性向上を図る技術が搭載されたスマート農業機械が開発され、活躍していますが、残念ながら有馬高校にはまだ導入されていません。
田植えに向けトラクタ耕うん実習を行いました・・に関する記事はこちら
そのような状況の中、6月21日(金)有馬高校のすぐ目の前にある三田小学校で、5年生を対象とした『農業機械に触れる体験学習会』が企画され、最新のロボットトラクタや、日本最大級の耕うん用トラクタが間近に見ることができるとのこと。そこで農業を学んでいる人と自然科の生徒もぜひご参加どうですか?とお誘いいただき、3年生の生徒が喜んで参加させていただきました。
小学校到着後、まず目の前に現れたのが、横幅5.5mのロータリ&ハロー(畑を耕し、土を砕く作業機)を装着した巨大なトラクタです。
実際に三田市内の大規模農家さんで活躍しているとのことです。農機具メーカーの方によると日本最大級の大きさなのだそうです。後ろの作業機が折りたたむ姿はまるで巨大ロボットのようでしたね。
次はラジコン草刈り機です。
1台は斜面の草を刈るのに適した草刈り機で、エンジンオイルが偏らないように、斜面の角度に応じてエンジンも傾く構造をしていましたね。そしてもう一台はまるでクモのような姿をしており、前後左右縦横無尽に移動する姿に魅了されましたね。
次は田植機とコンバインです。
田植機は6条植え(一度に6列イネの苗を植えることができる)で、GPSがついており直行アシスト機能がついています。そしてコンバインは4条刈(一度に4列のイネを刈ることができる)で、機体についているセンサが作業情報をタブレット端末に伝え、日々の作業情報を蓄積し、作業管理・機械情報管理を分析することができるとのことです。(ちなみにこのコンバインが今回登場した農業機械の中で一番高額とのことでした。)
そして最後はロボットトラクタです。
事前にタブレットPCで耕うんなどを行うコースを設定しておくと、運転席に誰もいない状態で、リモコン操作でトラクタが作業を行います。今回は実際に30m×30mの枠を水田に見立て、無人運転を見せていただきました。
畑の端に近づくとスピードを落とし旋回。そして直進に入るとスピードを上げる姿は感動でしたね。そしてタブレットにはトラクタの前方に付けられたカメラから送られていた映像も観ることができましたね。
約1時間、農機具メーカーの方に丁寧に説明していただきました。今回の体験会は小学5年生の子供たちに、最新&大型の農業機械の姿を見せてときめきを与え、農業への興味、関心を高めることが目的と伺っていましたが、私たち農業を学ぶ高校生も十分ときめきましたね。
今回お誘いいただいた三田小学校の先生方、そして農機具メーカー『株式会社ヰセキ』の皆様、このような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
人と自然科 ブドウの栽培 現在摘粒作業中です
6月も後半となり、近畿地方もいよいよ梅雨に突入しました。そんな中でも人と自然科の生徒は『総合実習』の授業を中心に実習を頑張っており、例えば野菜苗の土づくりや・・・
学校樹を使った樹木の剪定・・・
大温室の熱帯果樹の管理(今年もバナナに花が咲き、たわわに実がついています。)など、楽しく技術を身に付けています。
そして人と自然科の人気の一品、ブドウ栽培も順調に進んでいます。ちなみに有馬高校ではベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しており、ベリーAは2年生の生徒が必修(全員)で『果樹と緑』の授業で、ピオーネとマスカットは3年生の『果樹と緑』の授業で選択した技術を学んでいます。
4月から栽培をスタートさせ、栽培は順調に進んでおり、5月下旬~6月上旬にかけて種なしや果実の肥大を目的としたジベレリン処理も実施しました。
その後も生徒はブドウの栽培技術を毎週のように学んでおり、茎と葉の間からでた「副梢」を摘んだり、まきひげを除去したり、伸ばしたつるが地面に付かないように、そして果実に栄養が行きわたるように先端を止める「摘芯」という技術を学びました。
そして6月下旬に入り生徒が頑張っているのが、「摘粒」という技術です。ベリーAの場合は1房75粒。ピオーネの場合は45粒を目標に一粒一粒抜いていきます。まずはピオーネ栽培中の3年生の様子です。
梅雨に入ったということでこれから雨の日が増えてきます。今はまだ小粒ですが、ブドウの粒は雨が降るたびに肥大するので、ブドウ畑に行くたびに房が詰まっています。そこで房の内側にある上向き、下向きの粒や変形の粒、割れた粒を抜いていきます。ピオーネは房をゆすってみて、支梗(粒の塊)が独立して動いたら完成です。
続いてベリーA栽培中の2年生の様子です。抜きすぎると房がすかすかになり、残しすぎたら粒が割れてしまいます。完成形を予想しながら行うので、もっとも技術と経験が必要な作業といえます。時には玉直しといい、粒の位置を変えながら円筒型に整えていきます。
ベリーAは最終的に房を釣り針上に曲げられるようになったらOKです。この作業が7月上旬まで続き、いよいよ袋がけに入っていきます。9月の収穫に向けあと一踏ん張りです。
みんな真剣な表情ですね。
さて、収穫したブドウは有馬高校の生徒、保護者限定に販売します。現時点では9月第2週を予定していますが、今後の天候によって変わってくるので2学期に始業式に配布予定の『ブドウ販売について』のお知らせを楽しみに待っていてください。
美味しいブドウを皆さんに購入していただけるように頑張りましょう。(もちろん一週間を切った1学期期末考査も全力で頑張りましょう。)
人と自然科「クラインガルテン」⑤害虫防除と鳥除け
今年は少し梅雨入りが遅いようです。クラインガルテンの実習は晴れに恵まれて順調です。
12日はトウモロコシ栽培の難敵であるアワノメイガの防除を行いました。
アワノメイガは成虫が雄穂に卵を産み付け、実を食害する害虫です。これを防除するためには
薬剤散布が効果的です。
生徒が教室と圃場で説明を行い、1株ずつ粉状の薬を散布していきます。
約1時間かけて共有のトウモロコシ圃場の散布を終了しました。担当区域では、
つるなしインゲンの収穫もスタートです。
収穫を終えていい笑顔です!
19日は鳥除けのための紐張りです。
鳥は羽根に障害物が当たると嫌がります。この性質を利用して紐を張る
鳥除けを行いました。
今回は前回のアワノメイガについての生態や薬剤に頼らない防除方法について
説明を行い実習のスタートです。
紐を張るコツは「張る高さ」「緩まずピンと張る」ことです。
協力してしっかり張ることはできましたか?
いよいよ来週からナスやピーマン、トマトなどの収穫できそうです。
これで安心ですね。
有高祭レポート⑤最終
楽しかった有高祭の最終時間。
全校生が体育館に集い、校長先生のお話を伺ったり、各部門での最優秀賞・優秀賞を称え合ったりしました。
スローガン通りの『笑顔満祭』の有高祭だったと思います。
有高生はもちろん、ご来校くださった皆さまも楽しんでいただけたのではないでしょうか。
校長先生のお話にもあったように、『終わった後が肝心』です。最高のパフォーマンスを披露できたのですから、その力を良い方向に活かしていきましょう。
また、準備や運営で大変なこともあったかと思います。でも、生徒の皆さんと有高祭の感想を話していると「楽しかった」「たくさん売れて良かった」「3年生の劇がすごかった」など、前向きな意見を聞くことができました。
大変を乗り越えた証ですね。皆さんの心に、心地良い感覚が芽生えていることを願います。
今後の生活につなげていってください。
そして、ご来場くださった皆さま、ご協力いただきました方々に感謝いたします。ありがとうございました。
それでは有高祭レポート、これにて終了です!
有高祭レポート④
有高祭レポートもいよいよ佳境に入って参りました!
2日目の舞台発表の様子です。
3年生のクラス劇、有志発表、吹奏楽部の演奏にと盛りだくさんでした。1日目には演劇部の発表もありましたね。
体育館は終始熱気に包まれ、笑顔満祭に来場者が楽しんでいました。
いろいろな場所で、笑顔満祭な有高祭でした。
有高祭レポート③
有高祭レポート3回目です。
今回は、体育館に飾られていたクラス旗のご紹介です。
放課後、残ってコツコツと締め切り日までに仕上げた各クラスの力作をご覧ください。
学年ごとに最優秀賞・優秀賞が投票により選ばれました。
3年生。
2年生。
1年生。
皆さんは、どの旗に心揺さぶられますか
有高祭レポート、もう少し続きます。
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