学年・専門部
人と自然科「クラインガルテン」2学期その6 あと2回になりました・・・
今回は11月20日(水)の授業について紹介します。
5月からスタートした「クラインガルテン」の授業、今回で19回目となります。
秋の収穫も最終、カリフラワーの収穫を行いました。残念ながら担当区域のものは
夏からの高温傾向でまだ収穫できず・・・違う時期に定植した3年野菜班のカリフラワーを
収穫します。
収穫する方法を説明して収穫スタートです。最近は「白色」だけでなく「オレンジ色」や
「紫色」のカリフラワーもあります。受講生の方には何色が良いかを選んで収穫して
もらいます。
収穫を終えて、生徒・受講生とクラインガルテンの圃場で記念撮影です。
いよいよ、来週が受講生の方と一緒に授業する最終回となります。
今日みたいないい天気だと良いですね。
人と自然科 農業クラブ 第59回新しい農業を目指す高校生等の集いに参加
11月14日(木)兵庫県立嬉野台生涯教育センターにて、第59回新しい農業を目指す高校生等の集いが開催され、兵庫県立有馬高校人と自然科からも1・3年生の生徒13名のクラブ員(生徒)が参加しました。(2年生の生徒は修学旅行期間中ということで残念ながら今年は参加できませんでした。
この事業は県内に11校ある農業学科を持つ高校、そして兵庫県立農業大学校の生徒が毎年集い、将来の進路に役立てること、そして同じ農業を志す仲間としての連帯感を養うことを目的とした会で、県内から就農や農業関連産業への就職に興味を持っている生徒が163人が集まりました。
ちなみに、近年人と自然科には農業に興味関心を持った生徒が多く在籍しており、卒業後の進路においても農学系国公立大学、私立大学への進学はもちろん、農業や農業関連産業への就職を目指した農業大学校への進学も多くなっています。
ちなみに今年度も、3名の生徒が農業・環境系国公立大学を、8名の生徒が農業系私立大学への進学を目指しており、国公立大学1名をはじめ合格の報告が続々と入ってきています。(詳しくは後日HPにて紹介いたします。)
話は戻し、開会式では兵庫県学校農業クラブ会長挨拶の後、今年度兵庫県学校農業クラブの事務局の兵庫県立播磨農業高校がある加西市の市長や兵庫県農業青年クラブ連絡協議会の会長様からの励ましの言葉を頂きました。
開会式の後、午前中は今年度、株式会社AGRICHを立ち上げた小山内 陽介氏から講演をいただきました。小山内さんは県立農業高校、そして県立農業大学校を卒業したのち、姫路市にある有限会社夢前夢工房でに雇用就農され修行。そして2015年に独立就農を果たし、路地ブドウと野菜等の複合経営をされています。
小山内さんが農業を目指したきっかけは、農業高校時代のブドウ栽培だったようで、自身が栽培したブドウを初めて食べたときの感動は今でも忘れられないとのことです。そしてブドウ栽培を中心に経営している現在、お客様がリポーターとして1シーズンに何度も足を運んでくれることがやりがいになっているそうです。
そして最後に私たち後輩へのメッセージとして、『皆さんも私もまだまだ農家の卵。まだまだできないこと、知らないことだらけですが自分の目指す農業の形を作り上げていきましょう。そして儲かる農業を目指していきましょう。』と励ましの言葉をいただいました。
昼食を挟み、午後からは分科会です。水稲(豆類・野菜・農産加工)、水稲(露地野菜・豆類)・施設野菜・果樹・酪農(乳製品加工)の5つの分科会に分かれ、先輩農業者との座談会を行いました。 生徒は自分が興味のある分科会に分かれて参加します。
「どの仕事でも同じだが、やったことだけ返ってくる」「自身は成功の第一の秘訣。自信が身につくほど日々考え努力してほしい」「様々なことに挑戦しいろいろな物事にアンテナを張って楽しんでチャレンジしてほしい」「地域の方々とのつながりを大切に」「世界を旅してそこの国の農業を見てほしい。農業はかっこいいんです。」などなど、先輩からの熱いメッセージに参加した生徒はかなり刺激されたようです。
分科会の後は全体会。各分科会の報告。そして兵庫県立農業大学校や森林大学校の紹介、そしてひょうご就農支援センターより、新規就農に向けた兵庫県のサポート体制などの紹介がありました。そして最後は参加者全員で、FFJの歌(全国の農業高校生が歌える歌)を歌い、つどいは終了です。
参加したみなさん。充実した1日となりましたか。将来の進路実現にの参考にしてください。運営を担当していただいた播磨農業高校の皆さん。ありがとうございました。
人と自然科「クラインガルテン」2学期その5 収穫
今回は10月中旬から11月上旬に実施した内容を紹介します。
本年の秋は、いつまでも続く高温傾向が続いています。野菜は暖かい=生育は早いではなく、
ある程度の寒さに当たることが必要なものがあります。蕾を食用とするブロッコリーも花蕾の
生育には15~20℃程度が良い条件とされています。例年より少し遅れてようやく収穫で
す。また、ミズナも寒さに当たった方が軟らかくなるのですが、少し茎葉が硬かったようで
す。
ダイコンも生育バランスの崩れや乾湿の差が激しく、裂根のものもありましたが、まずまずの
大きさのものを収穫することができました。
問題はハクサイです。アオムシやバッタなどの大量発生によりかなりの被害を受けて
しまいました…。授業受講生のハクサイも残念ながら食害により収穫できない事態に
なりました。急遽、1年生が管理していたハクサイで収穫することとしました。
1年生の皆さん、丁寧な管理をありがとう。
一般の方と一緒に授業をするのもあと2回。受講生の皆様も宜しくお願い
します。
人と自然科 ひとはく連携セミナー6回目 未来に残したい農業や農村の持つ魅力について学ぶ
11月1日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第6回目となるひとはく連携セミナーが実施されました。(秋の農業祭や修学旅行など学校行事が続き、ご報告が遅れすみませんでした。)
有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。前回第5回目も『種子散布の生態学』をテーマに、藤井俊夫研究員より、植物が生息域を広げていく技ついて学びました。
ひとはく連携セミナー5回目 植物の移動方法について学ぶ に関する記事はこちら
第6回目となる今回は『未来に残したい農業や農村の持つ魅力』をテーマに、衛藤 彬史研究員より講義をいただきました。棚田やかばたのような農村風景、また生活文化とともにある食や行事など、農業や農村にはその地に根づいた様々な魅力があります。時代の移り変わりとともに失われつつあるそのような価値や美しさを次世代に継承していくための工夫や取り組みを紹介いただきました。
まずは大豆に見る和食の今について説明いただきました。日本人食文化を考えるうえで味噌や醤油などの使用される大豆は和食の要です。しかしこの大豆のほとんどは海外から輸入されておりその自給率は20%で、ほとんどをアメリカやカナダから輸入しています。日本産の大豆は値段が海外と比較し高いですが大豆の文化を守るために、量より質を高める工夫を行っています。日本産の大豆の生産の減少が続けば、加工や調理に関する文化が引き継げなくなることが予想されます。
次に農業を英語に翻訳した単語『Agriculture』の意味について考えてみました。『Agriculture』は『Agri-culture』つまり直訳すると『農-文化』です。ユネスコが選定する『世界無形文化遺産』に日本の和紙が2014年に、日本の和食が2023年に登録されました。和食は先ほど紹介した大豆などの生産と直結していますし、和紙についても原料はコウゾ・ミツマタ・ガンピなどが主に使用されています。その和紙の生産におけるコウゾの国産比率は5%程度といわれており、現在文化財の補修に使用する和紙も外国産が使われているのだそうです。(ちなみに絹の国産比率も0.2%以下という状況だそうです)このように日本の文化を守ることと農業は直結していることが分かります。
そして多様な農村景観を守る取組みについても学びました。学校での授業でも学んでいますが、近年農業就業人口が減少し、農業は衰退しています。その結果美しい農村景観も失われつつあります。先生からは兵庫県別宮の棚田や徳島県にし阿波の傾斜地農業、静岡県伊豆市の水わさび伝統栽培など全国のユニークな取組みを紹介いただきました。
最後に先生から『農業はクリエイティブだ』という言葉をいただきました。農作物の加工や調理で『家庭科』や『科学』を学び、生産をとおして『食育』を学び、地域のことを学ぶことで『社会・歴史』を学び、栽培をとおして『理科・生物』を学び、収量を分析することで『経済』や『数学』を学びます。他にも気象学や地質学・動物学・獣医学・・・このように農業とは『総合学習』なのです。
『農業を学ぶではなく農業で学ぶ』このことばがとても印象的で、まさに人と自然科が目指していることを先生に改めて再確認させていただけた内容でした。衛藤先生、興味深い講義をありがとうございました。次回のひとはく連携セミナーは、『人とのかかわりから見た三田盆地周辺の地形と地質』をテーマに、加藤 茂弘究員より講義をいただく予定です。地元三田市の環境が学べるよい機会となりそうですね。
修学旅行 <最後に>
郷の音ホールに到着しました!
3泊4日、お疲れ様でした。
生徒の皆さんは、家に帰り緊張が解けると、修学旅行中に忘れていた疲れがドッと訪れるかもしれません。しっかりと体を休めてください。
今回の修学旅行で得た経験、学んだことを、これからの生活の中で活かしてほしいと思います。
また、今回の修学旅行が実施できたのは、保護者の方や、様々な人の支えがあってこそだということを自覚し、感謝の気持ちを持ってください。
月曜日、2学年はお休みです。火曜日から元気に学校で出会えることを願っています。
最後になりましたが、ブログをご覧になってくださった皆様、本当にありがとうございました。
拙い文章で読みづらい箇所も多々あったかと思いますが、生徒たちの様子が少しでも伝わっていれば幸いです。
また、家の方で子供たちの修学旅行での話を聞いてあげてください。
4日間、本当にありがとうございました。
78回生修学旅行 引率団
78回生修学旅行<大阪伊丹空港 出発>
大阪伊丹空港に到着し、バスに乗車しました!
約1時間バスに乗り、郷の音ホールへと向かいます。
78回生修学旅行<那覇空港・解団式>
那覇空港に到着しました!
那覇空港にて解団式を行いました。
修学旅行委員が代表し、JTBの方やカメラマンさん、看護師さんにお礼を伝えてくれました。
この後は往路と同様に飛行機にて約2時間30分のフライトの後、大阪伊丹空港へ到着する予定です。
思い出深い沖縄から飛び立ち、兵庫へと帰ります。
修学旅行 総合学科12<沖縄タクシー研修>
沖縄タクシー研修です。
各班毎にタクシーを貸し切り、沖縄を観光します。
各班、事前に考えていたプランに沿って研修を行いました。
修学旅行の最終日に、沖縄を満喫できたのではないでしょうか。
この後は各班毎に那覇空港に集合し、飛行機にて兵庫県へ帰ります!
78回生人と自然科修学旅行その13 那覇国際通り商店街で昼食&ショッピング楽しみました
人と自然科です。サトウキビ収穫体験&黒糖づくり体験を終え、最後の研修先は那覇国際通り商店街での班別自由研修です。
昼食をとった後は旅の楽しみ。もちろんショッピングです。お世話になった家族やおじいちゃんやおばあちゃん、部活の後輩へのお土産を選びましょう。もちろん自分へのご褒美(お土産)も忘れません。
皆さん買い忘れはありませんか?悔いはないですか?
さて、大満足の時間を過ごしたところで那覇空港に向かいましょう。そして総合学科と合流し、兵庫に帰りましょう。
以上で人と自然科オリジナルプログラムの報告を終わり、本体からの報告にバトンタッチします。ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
78回生人と自然科修学旅行その12 サトウキビの収穫&黒糖づくりを通して農業の6次産業を体験しました 加工編
人と自然科です。サトウキヒの収穫を終え、屋内作業場に戻ってきました。
まずはとれたてサトウキビをかじらせていただきました。カマで切って水洗いし、口の中で噛んだ瞬間、自然な優しい甘さが口いっぱいに広がります。
次は収穫したサトウキビを押し切り機で切って、お土産で持って帰ります。自分たちで収穫したサトウキヒを家族にもかじってもらって、この甘さを感じてもらおうね。
いよいよ黒糖づくりです。しぼり機でサトウキビをしぼります。甘い汁が出てきました。その汁を煮つめて出来るのが黒糖です。ちなみに搾りかすも畑に有機質肥料として戻すのだそうです。
煮詰めた汁を鍋で煮て、氷を入れ、100%サトウキビジュースを試飲させていただきました。委員長号令の元、クラス全員で乾杯です。学校で栽培しているスイートコーンの香りが少しする天然のジュースは最高の味でした。
さて、搾り汁はカマで煮詰めていきます。焦げ付かないように混ぜ続けます。
そしてサンゴカルシウムを加え、再び混ぜてプレートに流し込むと固まっていきます。釜に付いていた黒糖を少し味見させていただくと、口の中に自然な甘さが広がり、一気に元気になりました。
固まった黒糖はヘラで均等に切っていき、
パックに詰めて記念のラベルを貼り、お土産として持ち帰りました。
体験を通して亜熱帯地域の農業、そして6次産業化について楽しく学ぶことができました。
最後は三線の音色でお見送りして下さいました。
『ニライカナイ』の皆様。ご協力いただきました農家様。楽しい時間をありがとうございました。
さて、いよいよ最後のプログラム。沖縄国際通りにて、昼食&ショッピング自由研修です。最後まで楽しく学びましょう。
78回生人と自然科修学旅行その11 サトウキビの収穫&黒糖づくりを通して農業の6次産業を体験しました 収穫編
人と自然科です。全員元気です。ビーチで集合写真撮りました。
お世話になった『ホテルみゆきビーチ』を出発です。
最終日の人と自然科オリジナルプログラムは、体験施設『ニライカナイ』でのサトウキビの収穫&黒糖づくり体験です。授業で学んだ農業の6次産業化と亜熱帯地域の農業について体験を通して学びます。
さっそくサトウキビ畑に入っていきます。全長約3メートルのサトウキビ。近くで見ると結構迫力ありますね。
説明を受けた後、早速オノやカマを使ってサトウキビを刈ります。今回は地元農家の方の全面バックアップの下、サトウキビ畑のいいとこらを確保していだだき体験を行いました。
そしてサトウキビ専用の二股のカマで葉を落として行きます。
さすが普段から農業実習で体験しているだけあって、手慣れていますね。葉を刈ったサトウキビは軽トラックに積みましょう。
収穫楽しかったですか?それでは屋内作業場に戻って黒糖に加工しましょう。続きは加工編で。
78回生修学旅行<朝食>
おはようございます。最終日の朝です。
本日総合学科は各班毎での沖縄タクシー研修、人と自然科はサトウキビ畑へ行くプランがあるため、生徒のテンションも高いように感じました。
朝食・部屋の整理をし、施設の方に挨拶を済ませた後、移動となります。
78回生修学旅行<夕食・学年レク>
本日の夕食はBBQでした!
各グループでお肉や野菜を焼きながら夕食を楽しみました。
その後、学年レクリエーションを行いました!
修学旅行委員を中心に、学年の有志の発表など、盛り上がった時間でした。
レクリエーションの最後には、修学旅行期間中に誕生日を迎えた2人のサプライズお祝いをしました!学年全体で協力してお祝いできました。
この後は室長会議を行い、就寝となります。
修学旅行総合学科<コース③ホテルマリン体験・琉球村>号外編
体験コース③は、ホテルでのマリン体験と、琉球村での文化体験ができるコースでした。
まずはウェットスーツを着てシュノーケリング。
魚の餌をもらったら周りにたくさん魚たちが集まってきました。
次はドラゴンボート。
ボートに引っ張られたみんなは、あっという間に海の向こうに消えていきました。
最後は心地よい疲れの中、ビーチフラッグが始まりました。
笛の音と共に砂浜をダッシュする子ども達。
みんないい笑顔でした!
午後からは琉球村に行きました。
各々体験と買い物を楽しんできました!
なかなかできない体験の数々に大満足でした!
修学旅行 総合学科11<選択別体験活動>
選択別体験活動を行いました!
【ナガンヌ島マリン体験コース】
【慶良間ダイビング体験コース】
【ホテルマリン体験+文化体験コース】
【マングローブカヌー体験+文化体験コース】
【文化体験+沖縄観光コース】
各コース、充実した時間を過ごせたと思います!
78回生人と自然科修学旅行その10 『クイナの森』でヤンバルクイナに出会いました
人と自然科です。お世話になった『やんばる学びの森』ともお別れです。修学旅行委員からお礼の言葉を伝え、出発です。
そして本日最後の体験プログラム会場『クイナの森』に到着です。
クイナの森は、ヤンバルクイナの生態や環境のについて学ぶことができる施設で、環境を再現し、保護目的で飼育している個体を観察出来るブースがあります。今回は学芸員の方と地域活性化センターの事務局長の方から説明をいただきました。
ヤンバルクイナは国の指定天然記念物・希少種で、絶滅危惧IA類。世界中でやんばるにしか生息していない鳥。鳥インフルエンザ対策で靴底を消毒し、いよいよヤンバルクイナのクー太くんとご対面です。
実際では目にすることさえ難しいヤンバルクイナ。午前中のトレッキングでは出会えなかったので目の前で見ることができて感動です。男子班では滅多に見られない木に登る姿を、女子班では餌を食べる様子を見ることができました。
学芸員からの説明では、翼が短くて丸く、体重に比べて面積も小さく、翼を動かす筋肉も発達していないため、ほとんど飛ぶことができません。そして胸から腹にかけての白と黒のしま模様と、真っ赤なくちばし、目、足が特徴です。
また、野生のヤンバルクイナは、エサは土のなかの小動物をほじくり返して食べ、カタツムリなどの固い殻も割って中身を食べるそうです。また硬い殻を割るために小石を飲み込むこともあるそうです。
さすが普段人と自然の博物館などで研修や見学が多い人と自然科の生徒。メモをとりながらお話を聞いていました。
さらに事務局長の方からはヤンバルクイナと保護活動の関わりについてお話しいただきました。
ヤンバルクイナをマングースなどから保護するために16ヘクタールの面積を囲むフェンスを設置したこと、そしてヤンバルクイナの保護をきっかけに、世界自然遺産登録に繋げたこと、最近では交通事故でひかれて傷ついている個体が増えていることなど、丁寧に教えていただきました。
今回訪れたやんばる地域には、ヤンバルクイナをはじめ、ここにしか住んでいない「固有種」が多く生息しており、やんばるの森が失われてしまえば、地球上から姿を消してしまいます。環境保全について考えさせられる貴重な機会となりました。クイナの森の皆様ありがとうございました。
最後にドローンで空中撮影して集合写真を撮りました。
沖縄本島北部での活動はこれにて終了。これより再びホテルみゆきビーチに戻り、総合学科と合流します。
次回の人と自然科からの報告は、4日目の午前中のプログラム、サトウキビ収穫体験です。今夜は学年全体のBBQ&学年レクです。楽しんでくださいね。
78回生人と自然科修学旅行その9 世界自然遺産『やんばるの森』をトレッキングしました
人と自然科です。3日目最初のプログラムは『やんばるの森トレッキング』です。
やんばる地域は、世界でも貴重な希少種・固有種の保全に重要な地域、また生物の多様性が評価され、「奄美大島、徳之島、沖縄本島北部および西表島」として世界自然遺産に登録されています。そして沖縄本島北部のことを地元では「やんばる(山原)」と呼ばれていることが名前の由来だそうです。今回はその森に実際に入り、独特な生態系を自分の目で確かめに行きました。
出発前の気温は25度。湿度85%。少し雨が強かったのでみんなカッパを着て集合です。ガイドさんから事前にやんばるの生態系や見つけたい動物や植物を教えていただき、晴れを祈って早速出発です。
まずはセンター近くで、シークワーサーやゲットウ、サキシマフヨウなどの沖縄ならでわの植物を見つけました。匂いを嗅いだらとってもいい香りがしました。
自然豊かな亜熱帯の森に入って行きます。別名ブロッコリーの森と呼ばれているそうです。常緑樹のため紅葉もなく、スダジイなどドングリの木が多いそうです。入口には森の中に外来植物の種子を入れないように、足の裏の土を落として入ります。
森の中に入っていくと、シマサルナシやキクラゲ、ヤマヒハツなど、食べられる植物を発見。専門家の指導のもと、味見させていただきました。
少し歩くと今度は動物が多く出てきました。シリケントカゲやキノボリトカゲです。
途中から天候が回復。木漏れ日からさす光が幻想的でした。
地表面にも、コモウセンゴケやミズスギ、ナンバンキセルなどの植物を発見。ナンバンキセルは葉がなく、近くの植物に寄生してそだつのだそうです。
中には外来の植物も生息しており、アメリカハマグルマやギンネム、コバナヒメハギなどが発見されました。戦後アメリカ軍が緑化のために持ち込んだものもあるようで、今は少し厄介者になっているようです。
生徒はガイドさんの話を聞きながら、植物や動物の姿をカメラに収めていました。
あっと今に2時間が過ぎ、トレッキングば終了です。残念ながらヤンバルクイナは見られませんでしたね。ガイドの皆様、丁寧な説明ありがとうございました。
天気も回復したので、高台から集合写真を撮りました。
午後からは『クイナの森』。先ほど見られなかった国の天然記念物であるヤンバルクイナに出会いに行きます。楽しみですね。
78回生人と自然科修学旅行その8 『やんばる学びの森』にて3日前の朝を迎えました
おはようございます。人と自然科です。
3日目の朝を迎えました。天候は小雨がパラついていますが、やんばるを堪能するには最適かもしれません。
昨日のナイトハイクですっかりやんばるの森に魅了されたメンバーは早朝から担任の先生の引率て早朝ハイクに行ったようです。鳥の鳴き声を聞きながら、森の匂いを感じながら、探索しました。
さて、軽い運動の後はレストランに集合です。体調不良者もおらず全員元気です。
今日も様々な活動が予定されています。しっかり食べておきましょう。
本日最初のプログラムは『やんばるの森トレッキング』です。昨夜体験したナイトハイクとは違った、昼間のやんばるの森の姿を見に行きましょう。ヤンバルクイナやケナガネズミニにあえるかな?
78回生人と自然科修学旅行その7 世界自然遺産『やんばるの森ドキドキナイトハイク』に行ってきました
人と自然科です。夕食が終わったらすぐに次のプログラムへ。『やんばるの森ドキドキナイトハイク』です。
みんなで懐中電灯を持ち、ガイドさんの指示に従いながら夜の森へ飛び出します。どんな生きものと出会えるのでしょうか。
懐中電灯を照らしながら進むと早速ザトウムシを発見。千と千尋の神隠しの釜じいのモデルになった虫です。他にもたくさんの昆虫が見つかりました。
他にもヤンバルヤマナメクジやヤンバルクロギリスなど最近見つかった、まだ正式なに前もついていないような貴重な生き物を発見しました。
さらに爬虫類ではリュウキュウカジカガエルやオキナワアオガエル、さらにはヒメハブにも遭遇。この地方固有の生き物がたくさん発見されました。
また歩いていくと、エンビのパイプを発見。これはマングースの駆除装置だそうで、散策路には溝に生き物が落ちた時に上がりやすいような工夫もみられました。島全体で貴重種を守っていることが伝わってきました。
最後に出会ったのは蛍です。懐中電灯を消すとあちこちで光が見えました。オキナワスジボタル、そしてオキナワマゴボタルだそうで、ともに固有種でした。
残念ながらヤンバルクイナには出会えませんでしたが、他にもこの地域が米軍基地の跡ということがわかる、外来の植物や塹壕跡など、ざまざまな内容が学べた約1時間のドキドキナイトハイクは無事終了です。お疲れさまでした。
宿に戻ったらすぐ室長会議です。
これにて本日の日程は終了です。明日は午前中、昼間のやんばるの森トレッキング、午後からは『クイナの森』を訪れ、今回のナイトハイクで会えなかった国の天然記念物であるヤンバルクイナに出会いに行きます。明日に備えてゆっくり休みましょう。おやすみなさい。
78回生人と自然科修学旅行その6 今夜の宿泊先『やんばる学びの森』に到着しました
人と自然科です。今夜の宿泊先『やんばる学びの森』の到着です。
この施設はやんばる国立公園内にあり、自然体験や野外活動ができる豊かな自然に囲まれた宿泊施設です。
荷物を整理したらすぐ夕食です。今夜も豪勢ですね。一日マリン体験をしたので心配していましたが、体調不良者もおらずみんな元気です。
夕食後、部屋には戻らずみんなで玄関に集合。
人と自然科はまだまだ終わりません。この後はやんばるの夜の世界をみんなで見に行きましょう。