研修の様子
7月12日(金)ⅢC1201 (高)国語科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 「読むこと」の授業を問い直す
-いま求められている「読むこと」の授業とは-
講 師 岡山大学 教授 宮本 浩治
演習・協議 生徒が主体的に古典を読み深めるための授業づくり
・言語活動の充実
〔受講者の感想〕
- 古文の授業は現代語訳を中心に据えてしまいがちなので、今日の研修で学んだことを活かして、言語活動を取り入れた楽しい授業へ改善していきたいです。
- 教員が説明する時間が長くなり、生徒が主体的に読む時間が不足していた気がします。問いを工夫して生徒に委ねる時間を設けたいと思いました。
- 授業を作る際に、前提となる知識・技能はどのようなものか、何を学ばせたいのか、時間的に無理がないか等の話し合いを通して、授業づくりの観点の視野がひらけました。
7月10日(水)ⅢC1114 (小中)「特別の教科 道徳」授業実践講座
(研修の概要)
講 義
考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業をめざして
―対話的な学びを通して児童生徒が感銘を受けるとは―
兵庫教育大学大学院 谷田 増幸 教授
発表・協議
考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業実践
加古川市立野口小学校 大門 裕 教諭
演習
「特別の教科 道徳」における授業改善につながる評価の在り方
(受講者の感想)
・講義では具体的に小・中学校の教材を用いて授業の組み立て方を学ぶことができた。特に、中心発問を設定するにあたり、どのように教材分析に向き合えばよいかについて学ぶことができた。子どもたちと共に考え、対話し、学べる学習集団を創っていきたい。また、互いの声を聞き合えるような学級づくりも大切にしたい。
・道徳授業で心がけていることは「中心発問でしっかり話し合いをさせること」「ねらいに迫る補助発問を効果的に入れていくこと」だ。今後は、深まりのある授業をめざして、さらに問い返しや補助発問を吟味し、子どもたちと楽しく道徳授業ができるようにしたい。また、評価の在り方についても、子どものワークシートだけでなく、授業中の姿や発言等から多面的に子どものよさや学習状況を把握していきたい。
・講義を経て、教材との対話・自分との対話・子どもとの対話・子ども同士の対話等様々な対話の仕方があることを学んだ。また、個人内評価については、価値の押し付けや一面的な見取りに陥ることなく、根拠を基に、認め励ます姿勢を大切にしていきたい。今日の学びを実践していきたい。
7月17日(水) ⅢF1306 Google Workspace実践講座a
(研修の概要)
講義・演習 Google Workspaceの各アプリケーションの効果的な使い方
発 表 児童生徒によるGoogle Workspaceの授業での活用
たつの市立龍野東中学校
教頭 杉山 誠人先生
演 習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
・アプリケーション連携
(受講者の感想)
・知らないことがたくさんありました。新しくなったFigJam使うのが楽しみです。2学期でどう使ったらいいのか考えることもできてよかったです。様々な学校種の方と過ごせて刺激になりました。
・クラウドサービスを利用することで、生徒一人一人の意見を吸い上げることができるだけでなく、意見をクラス全員に情報を共有するができる。生徒が様々な意見に触れうことで、多角的な考えや視野に立って物事を判断することにつながると感じました。
7月16日(火)ⅢE1103 震災に学ぶ防災教育講座
(研修の概要)
講義・演習 地域の災害特性等を踏まえた防災教育
・ハザードマップから災害特性等を理解する
・児童生徒が身に付ける知識や技能について考える
演習 学校組織の実践力を高める避難訓練
-地域、専門機関等との連携を通して-
佐用町立南光小学校 教諭 䕃山 康彦
演習 児童生徒が災害から自らの生命を守るため主体的に判断して実践する力の育成
・副読本等の効果的な活用
三田市立つつじが丘小学校 教諭 杉森 美香
(受講者の感想)
・今日の研修でクロスロードを初めて体験しました。正解のない問題に「イエス」か「ノー」か答え、理由を説明することにより、主体的に考え、表現する力を養えるとともに、他者の意見を聴き自分の考えを振り返ったり、深めたりするきっかけになると感じたので、是非、学校に持ち帰って共有したいです。
・避難訓練をしたとしても、これまでは一時避難までの訓練だったので、その後の対応についても全職員で対応のシミュレーションが必要であると強く感じました。防災マニュアルの周知が進まずに困っていましたが、役割ごとの個別のマニュアル作りが大変参考になりました。
・防災学習はしているが各々の実践になってしまっているので、学校全体として系統立てて学習できるように年間指導計画を立てたいと思いました。また、教科学習と関連付けて防災学習をするという視点も、今までになかった視点なので学校全体で共有したいと思いました。
7月11日(木)ⅢC1214 (高)情報科教育講座B
(研修の概要)
演 習 情報デザイン
・情報をデザインすることの意味
・デザインの一連の流れ(プロトタイプの作成)
演 習 情報通信ネットワークの仕組みと情報セキュリティ
・実機を使ったネットワーク構築
・パケット通信の流れ
・通信の暗号化(暗号化の仕組み、無線LANの暗号化技術)
(受講者の感想)
・IPアドレスやデフォルトゲートウェイなど、言葉は知っていても、どの用語がどの部分までネットワーク構成にかかわってるかが曖昧だったが、学校のネットワークをイメージしながらパケットトレーサーを使うことで、段階的によく理解できました。
・今回の研修で学んだことを生かして、生徒の資質能力をより高める実習を行っていきたいです。
7月5日(金)ⅢF1312 先端技術活用講座 -STEAM教育の推進(ドローン)-
(研修の概要)
講 義 授業における先端技術の活用
演 習 ドローンの活用
・ドローンの操作方法
・ドローンプログラミング
演習・協議 STEAM教育における先端技術の活用
(受講者の感想)
・生徒も実際動くものにプログラミングすることで、興味をもつと感じました。ドローンに興味を持つことでプログラミングの基礎を学ぶことができると感じました。
・新しい技術は勝手に難しいと思い込んでいました。生徒が意欲的に学習するためには、自分自身も楽しいと思える教材を使って、授業改善を行っていきたいと思いました。
7月5日(金)ⅢF1311 先端技術活用講座 -STEAM教育の推進(3Dプリンタ)-
(研修の概要)
講 義 授業における先端技術の活用
演 習 3Dプリンタの活用
・3Dデータ編集ソフトの操作方法
・3DCADの操作方法
・3Dプリンタの操作方法
演習・協議 STEAM教育における先端技術の活用
(受講者の感想)
・立体の構図の作成や3Dプリンタを使用した立体物の作成をしてみると、上手くいかないことも何度かありました。そこから創意工夫を行い、改善策を考え、その中で楽しさを実感しました。トライ&エラーを繰り返し、より良くなるように考えることが学びにつながると思うので、今日の演習は今後の指導のための大きな学びとなりました。
・3Dプリンタを現在使用している課題研究の授業だけでなく、イメージを形にして伝えることや、サンプルを作成させることなどを他の授業でも行っていきたいです。
7月3日(水) ⅢF1307 Office365基礎講座
(研修の概要)
講義・演習 クラウドサービスの授業での活用
演 習 Office365の各アプリケーションの使い方
演 習 Office365を活用した学習場面づくり
・授業の中での効果的なアプリケーションの活用
(受講者の感想)
・これまでアナログに頼っていた部分を一部でもデジタル化することで、時間短縮につながるだけでなく生徒の協働学習の質も高くなることを実感しました。複線型の授業を意識して、生徒たちが学ぶことが楽しいと感じられる授業実践をしたいです。
・自分自身がこれまでにワークシートやノートを使って行ってきた授業実践の中に、クラウドサービスをうまく取り入れることができれば、学習が得意な生徒・苦手な生徒、両者にとって良い学びを提供できるのではないかと思いました。
・今の自分の授業を振り返ると教員側の作業が多くなっており、「生徒の活動をどれだけ取り入れられているか?」と反省する機会となりました。教科の特性もあるので、デジタルに特化してしまうのではなく、アナログという側面の必要性についてもあらためて考え、ハイブリッドな授業実現をめざしたいと思います。
6月27日(木)ⅢC1213 (高)情報科教育講座A
(研修の概要)
演 習 プログラムの考え方や読み解き方
・アルゴリズムの表現
・制御構造
・配列、関数、WebAPIを用いたプログラム
演 習 シミュレーションによる問題解決
・モデルを数式で表現し、プログラミングを行う
(受講者の感想)
・生徒に教える際の工夫や新しいアプリケーションなどを学ぶことができたので、今後の授業に生かしていきたいと思いました。
・研修で学んだプログラミングを実際にやってみて、自分自身がとても楽しく学ぶことができました。
6月19日(水) ⅢG1402 基礎的な障害理解と自立活動の指導充実講座
(研修の概要)
講 義 「障害特性の理解と個に応じた指導の工夫」
「個に応じた教育課程の編成と自立活動の指導」
演習・協議 「個に応じた指導の工夫」
・主体的・対話的で深い学びの実現と自立活動の充実
・自立活動の指導に関する教材・教具
(受講者の感想)
・具体的なシチュエーションや手立てを示していただき、クラスの児童を思い浮かべながら講義を受けることができました。明日からの支援に活かしたいと思うお話ばかりでした。中でも、「こうあるべき」という気持ちが怒りを生む原因になっているというお話を聞いて、まさに私のことだと反省しました。許容範囲を広げる努力をしてきたいと思います。
・特別の教育課程は、児童生徒が自分の力を可能な限り発揮していくために必要だと分りました。個別の指導計画をどのように作成しようかと不安に思う部分もありましたが、学習指導要領の例や流れ図を見せていただいたので、相互に関連づいているかチェックしながら作成しなければと思いました。
・それぞれの学校での取組で、視覚的な支援や事前にどのようなことができるかがとても参考になった。ぜひ真似して取り入れてみたい。